JPS5926246Y2 - 流量計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 面積流量計には、フロートを内蔵したテーパー管を計器
箱へ貫通せしめて取り付けた構造のものがある。

この構造のものは、第４，５図のごとく、−側開戊部に
横蓋２１ Ｃを有する計器箱２１の上板２１ａと底板２
１ｂへ孔２２ａ、２２ｂをあけ、これヘテーパー管２３
を貫通せしめて、テーパー管の外周と孔２２ａ、２２ｂ
の内周間の隙間をバッキング２４゜２４でシールしてい
るが、いかにシールしても、雨がシール部から計器箱内
に侵入し、計器箱内に設けた電気接点などの電気部品や
配線部を濡らし、これがために電気的に故障をもたらす
頻度が高い。

本考案は、テーパー管装着部から計器箱に雨水が侵入す
ることは決してなく、したがって計器内の電気部品や配
線部を漏水から保護できる流量計を提供できるようにし
た。

しかして本考案の流量計は、−側開成部に横蓋２をビス
等で着脱可能に取り付けたケース１の前記開成部と対向
する側板部１ａに、開成部側へ突出して内面が凹む縦方
向の溝条部３を前記側板部１ａと一体に形成して、この
溝条部３へ、浮子５を内蔵したテーパー管４を嵌め、こ
のテーパー管を、前記溝条開口部へビス等にて取り付け
た押さえ板７にて溝条部へ装着せしめて構造のものとし
である。

なお図示において、８ａおよび８ｂはテーパー管の両端
に取り付けた継手、９は浮子５内に設けた磁石、１０は
浮子の磁石と磁性材部１１が磁気結合して、浮子の昇降
に伴ない支軸１２まわりに正逆回転させられる追従レバ
ーで、先端に指針１０ ａを備え、この指針が指す目盛
板１３の目盛を読み取ることにより流量を測定できるよ
うになっており、１４はカバーガラスで゛ある。

またケース内には、図示は省略したが、レバーの回転角
を電気信号に変換して出力するための機構や電気部品そ
の他の電装部品を設けである。

上述したように、本考案の流量計は、計器箱用ケース１
の一側板部１ａに溝条部３を縦設して、この溝条部３へ
嵌め込んだテーパー管４を押さえ板７によりテーパー管
４をケースへ装着せしめるようにしてあって、テーパー
管装着用のためのケース内へ貫通する孔は一切あけられ
てないので、テーパー管装着部からケース内に雨水が侵
入するということはあり得す、ケース内の部品、特に電
気部品配線などの原木部品を保護できる。

また、ケースは、押さえ板７を外して側面の溝条部３を
テーパー管へ横から嵌め、次いで押さえ板７をビスで止
めることにより、テーパー管へ容易に取り付けることが
でき、テーパー管をケースへ貫通せしめて取り付ける従
来のものよりも、テーパー管への着脱を簡単に行なうこ
とができ、保守、点検が楽に行なえるという利点もある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る流量計の一例を示す斜視図、第２
図は同流量計の縦断側面図、第３図は第２図ＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ線横断平面図、第４図は従来のものの正面図、第５
図は同じ〈従来のものの一部破断側面図である。 図中、１・・・・・・ケース、１ａ・・曲−側板部、２
・・曲横蓋、３・・・・・・溝条部、４・・・・・・テ
ーパー管、５・・曲浮子、６・・・・・・ビス、７・・
曲押さえ板、８ａ、８ｂ・・・・・・継手、９・・・・
・・磁石、１ｏ・・曲追従レバー、１０ａ・・・・・・
指針、１１・・・・・・磁性材部、１２・・曲支軸、１
３・・曲目盛紙、１４・・・・・・カバーガラス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側開成部に横蓋をビス等で着脱可能に取り付けたケー
   スの前記開成部と対向する側板部に、開成部側へ突出し
   て内面が凹む縦方向の溝条部を前記側板部と一体に形成
   して、この溝条部へ、浮子を内蔵したテーパー管を嵌め
   、このテーパー管を、前記溝条開口部へビス等にて取り
   付けた押さえ板にて溝条部へ装着せしめてなる流量計。