JPS5926125Y2 - 上下2段ギャボックスの給油装置 - Google Patents
上下2段ギャボックスの給油装置Info
- Publication number
- JPS5926125Y2 JPS5926125Y2 JP13850179U JP13850179U JPS5926125Y2 JP S5926125 Y2 JPS5926125 Y2 JP S5926125Y2 JP 13850179 U JP13850179 U JP 13850179U JP 13850179 U JP13850179 U JP 13850179U JP S5926125 Y2 JPS5926125 Y2 JP S5926125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- bearing
- bearing block
- upper chamber
- gear box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Details Of Gearings (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はギヤボックス内が上下2段の室に分けられた上
下2段ギヤボックスの給油装置の改良に関する。
下2段ギヤボックスの給油装置の改良に関する。
たとえば連続鋳造設備におけるモールド振動装置におい
ては、第1図に示すごとく減速機付き駆動モータ1によ
り回転させられる駆動軸2の回転を上下2段ギヤボック
ス3を介して従動軸4に伝達し、さらに該従動軸4の回
転によって、モールド振動枠5の四隅に配設された振動
部6を作動させて、モールド振動枠5を上下動させるも
のである。
ては、第1図に示すごとく減速機付き駆動モータ1によ
り回転させられる駆動軸2の回転を上下2段ギヤボック
ス3を介して従動軸4に伝達し、さらに該従動軸4の回
転によって、モールド振動枠5の四隅に配設された振動
部6を作動させて、モールド振動枠5を上下動させるも
のである。
従来知られている上下2段ギヤボックス3の構成は次の
ようになっている。
ようになっている。
すなわち第2図において、7はギヤボックス本体であっ
て、隔壁8により上下2段の室9a、9bに分けられ、
上記隔壁8の中央を貫通する孔10内にはベアリング1
1を介して中間軸12を挿通してあり、該中間軸12の
上下端部には、駆動軸2に固定された駆動傘歯車13と
従動軸4に固定された従動傘歯車14とにそれぞれ噛合
する中間傘歯車15を固定しである。
て、隔壁8により上下2段の室9a、9bに分けられ、
上記隔壁8の中央を貫通する孔10内にはベアリング1
1を介して中間軸12を挿通してあり、該中間軸12の
上下端部には、駆動軸2に固定された駆動傘歯車13と
従動軸4に固定された従動傘歯車14とにそれぞれ噛合
する中間傘歯車15を固定しである。
かかる構成において、下室9bにオイルを溜めて、いわ
ゆるオイルバス化することは容易であるが、上室9a内
にオイルを溜めようとしても、ベアリング11内を通っ
てオイルが逃げることからオイルバス化は困難である。
ゆるオイルバス化することは容易であるが、上室9a内
にオイルを溜めようとしても、ベアリング11内を通っ
てオイルが逃げることからオイルバス化は困難である。
そこで隔壁8と中間軸12との間とのシールをおこなう
ことが考えられるが、単にシールしただけでは鉄粉など
の塵埃がベアリング11内に溜りやすくなり、このベア
リング11が破損させられるおそれがある。
ことが考えられるが、単にシールしただけでは鉄粉など
の塵埃がベアリング11内に溜りやすくなり、このベア
リング11が破損させられるおそれがある。
そこで従来では、図示するごとく隔壁8に上下両室9a
。
。
9bを互いに連通させる孔16を形成し、下室9b内の
オイルをポンプ17により上室9a内に送り込んで強制
循環させているが、これでは上記ポンプ17が必要であ
り、経費のかかるものである。
オイルをポンプ17により上室9a内に送り込んで強制
循環させているが、これでは上記ポンプ17が必要であ
り、経費のかかるものである。
本考案はかかる問題点を解消した装置を提供するもので
ある。
ある。
以下本考案の一実施例を第3図に基づいて説明する。
なお第1図および第2図に示すものと同一物品のものに
ついては同一品名を用いて説明を省略する。
ついては同一品名を用いて説明を省略する。
20は隔壁8の中央に形成された孔21内に挿入固着さ
れたベアリング11を有する軸受ブロック、22はベア
リング11の下方において中間軸12に外嵌するスリー
ブ、23は該スリーブ22と中間軸12との間に配設さ
れたOリング、24は上記スリーブ22の外周面に接当
する一対のオイル落下防止用オイルシールであって、軸
受ブロック20の下面に固定されたホルダー25の環状
溝内に嵌入している。
れたベアリング11を有する軸受ブロック、22はベア
リング11の下方において中間軸12に外嵌するスリー
ブ、23は該スリーブ22と中間軸12との間に配設さ
れたOリング、24は上記スリーブ22の外周面に接当
する一対のオイル落下防止用オイルシールであって、軸
受ブロック20の下面に固定されたホルダー25の環状
溝内に嵌入している。
26はベアリング11の上方において中間軸12に接当
する鉄粉などの塵埃の防止用オイルシールであって、軸
受ブロック20の上面に固定されたホルダー27の環状
溝内に嵌入している。
する鉄粉などの塵埃の防止用オイルシールであって、軸
受ブロック20の上面に固定されたホルダー27の環状
溝内に嵌入している。
上記3つのオイルシール24.26によって上下両室9
a、9bは完全に分離されている。
a、9bは完全に分離されている。
28は軸受ブロック20の上面からこのブロック20内
を通ってベアリング11の中央まで形成されたL字形の
オイル供給路、29は下端ねし部を該供給路28の開口
部にねじ込んで、上室9a内に立設したオーバーフロー
パイプであって、上室9a内に溜められたオイルの上澄
みが該パイプ29の上端からこのバイブ29内にオーバ
フローしてベアリング11に供給されるものである。
を通ってベアリング11の中央まで形成されたL字形の
オイル供給路、29は下端ねし部を該供給路28の開口
部にねじ込んで、上室9a内に立設したオーバーフロー
パイプであって、上室9a内に溜められたオイルの上澄
みが該パイプ29の上端からこのバイブ29内にオーバ
フローしてベアリング11に供給されるものである。
30は一端が上記オーバーフローパイプ29の途中に連
通連結されると共に他端がギヤボックス本体7を貫通し
て外部へのび、さらに上記オーバーフローパイプ29の
上端よりも上方へのびるオイル供給パイプであって、こ
のパイプ30を介してベアリング11にオイルを供給す
ることができるし、さらに上室9a内にもオイルを供給
することができる(もちろん上記オイル供給パイプ30
とは別個に、上室9a内にオイル供給するためのオイル
供給パイプを設けてもよい)。
通連結されると共に他端がギヤボックス本体7を貫通し
て外部へのび、さらに上記オーバーフローパイプ29の
上端よりも上方へのびるオイル供給パイプであって、こ
のパイプ30を介してベアリング11にオイルを供給す
ることができるし、さらに上室9a内にもオイルを供給
することができる(もちろん上記オイル供給パイプ30
とは別個に、上室9a内にオイル供給するためのオイル
供給パイプを設けてもよい)。
31はオイル供給パイプ30の上端開口部に取り付けた
キャップ、32は軸受ブロック20の上面からこのブロ
ック20内を通ってベアリング11の中央まで形成され
たL字形のエア抜き路、33は下端ねし部が該エア抜き
路32の開口部にねじ込まれると共に上端がギヤボック
ス本体7を貫通して上方へのびるエア抜きパイプ、34
は一端のねじ部がギヤボックス本体7のねし孔にねじ込
まれた上室9aの下部に連通するオイルドレンパイプ、
35は軸受ブロック20の側面からこのブロック20内
を通ってベアリング11の下まで形成されたオイル排出
路、36は一端のねじ部が該オイル排出路35の開口部
にねじ込まれると共に他端がギヤボックス本体7を貫通
して外部へのびるオイルドレンパイプ、37は両オイル
ドレンパイプ34.36の開口端に取り付けたキャップ
、38は一端のねじ部がギヤボックス本体7のねし孔に
ねじ込まれた下室9bの上部に連通ずるオイル供給パイ
プ、39は該パイプ38の上端開口部に取り付けられた
キャップである。
キャップ、32は軸受ブロック20の上面からこのブロ
ック20内を通ってベアリング11の中央まで形成され
たL字形のエア抜き路、33は下端ねし部が該エア抜き
路32の開口部にねじ込まれると共に上端がギヤボック
ス本体7を貫通して上方へのびるエア抜きパイプ、34
は一端のねじ部がギヤボックス本体7のねし孔にねじ込
まれた上室9aの下部に連通するオイルドレンパイプ、
35は軸受ブロック20の側面からこのブロック20内
を通ってベアリング11の下まで形成されたオイル排出
路、36は一端のねじ部が該オイル排出路35の開口部
にねじ込まれると共に他端がギヤボックス本体7を貫通
して外部へのびるオイルドレンパイプ、37は両オイル
ドレンパイプ34.36の開口端に取り付けたキャップ
、38は一端のねじ部がギヤボックス本体7のねし孔に
ねじ込まれた下室9bの上部に連通ずるオイル供給パイ
プ、39は該パイプ38の上端開口部に取り付けられた
キャップである。
上記構成において、上室9a内にオイル供給パイプ30
または別個のオイ2し供給パイプを介してオイルを供給
し、この供給されたオイルの上面がオーバーフローパイ
プ29の上端よりも高くなると、このバイブ29内にオ
ーバーフローし、ベアリング11に自動給油されるもの
である。
または別個のオイ2し供給パイプを介してオイルを供給
し、この供給されたオイルの上面がオーバーフローパイ
プ29の上端よりも高くなると、このバイブ29内にオ
ーバーフローし、ベアリング11に自動給油されるもの
である。
そしてこの場合ベアリング11内のエアはエア抜きパイ
プ32を介して外部へ排出されるものである。
プ32を介して外部へ排出されるものである。
また下室9bには従来どうりオイル供給パイプ38を介
してオイルを供給するものとする。
してオイルを供給するものとする。
以上述べたごとく本考案の上下2段ギヤボックスの給油
装置によれば、軸受ブロックの下部とギヤ付き軸との間
にオイル落下防止用オイルシールを配設しであるから、
ギヤボックス本体内の上下画室を完全分離することがで
き、これによって従来、τイルバス化しにくいとされて
いた上室内をオイルバス化することができるものである
。
装置によれば、軸受ブロックの下部とギヤ付き軸との間
にオイル落下防止用オイルシールを配設しであるから、
ギヤボックス本体内の上下画室を完全分離することがで
き、これによって従来、τイルバス化しにくいとされて
いた上室内をオイルバス化することができるものである
。
したがってこれにより従来必要とされていたオイル強制
循環用のポンプが不必要となり、経済的である。
循環用のポンプが不必要となり、経済的である。
また上室内にオイルを供給するだけで、ベアリングにも
オーバフローパイプおよびオイル供給路を介してオイル
を供給することができるものであり、ベアリングに給油
する構造がきわめて簡単である。
オーバフローパイプおよびオイル供給路を介してオイル
を供給することができるものであり、ベアリングに給油
する構造がきわめて簡単である。
また単に上室内のオイルをベアリングに供給すると、オ
イル中の鉄粉などの塵埃がベアリング内に溜りやすくな
り、このベアリングが破損させられるおそれがあるが、
本考案によれば、上室内に溜められたオイルの上澄みだ
けがベアリングに供給されることから、かかる問題は生
じない。
イル中の鉄粉などの塵埃がベアリング内に溜りやすくな
り、このベアリングが破損させられるおそれがあるが、
本考案によれば、上室内に溜められたオイルの上澄みだ
けがベアリングに供給されることから、かかる問題は生
じない。
第1図はモールド振動装置の一例を示す概略平面図、第
2図は従来例を示す概略縦断面図、第3図は本考案の一
実施例を示す縦断面図である。 3・・・・・・上下2段ギヤボックス、7・・・・・・
ギヤボックス本体、8・・・・・・隔壁、9a・・・・
・・上室、9b・・・・・・下室、11・・・・・・ベ
アリング、12・・・・・・中間軸(ギヤ付き軸)、2
0・・・・・・軸受ブロック、24・・・・・・オイル
落下防止用オイルシール、26・・・・・・塵埃防止用
オイルシール、28・・・・・・オイル供給路、29・
・・・・・オーバーフローパイプ、30・・・・・・オ
イル供給パイプ、32・・・・・・エア抜き路、34.
36・・・・・・オイルドレンパイプ。
2図は従来例を示す概略縦断面図、第3図は本考案の一
実施例を示す縦断面図である。 3・・・・・・上下2段ギヤボックス、7・・・・・・
ギヤボックス本体、8・・・・・・隔壁、9a・・・・
・・上室、9b・・・・・・下室、11・・・・・・ベ
アリング、12・・・・・・中間軸(ギヤ付き軸)、2
0・・・・・・軸受ブロック、24・・・・・・オイル
落下防止用オイルシール、26・・・・・・塵埃防止用
オイルシール、28・・・・・・オイル供給路、29・
・・・・・オーバーフローパイプ、30・・・・・・オ
イル供給パイプ、32・・・・・・エア抜き路、34.
36・・・・・・オイルドレンパイプ。
Claims (1)
- ギヤボックス本体内を上下2段の室に分ける隔壁に形成
された孔内に、ベアリングを有する軸受ブロックを挿入
固着し、上記ベアリング内にギヤ付き軸を挿通し、上記
ベアリングを挾んで、軸受ブロックの上部とギヤ付き軸
との間に塵埃防止用オイルシールを配設すると共に軸受
ブロックの下部とギヤ付き軸との間にオイル落下防止用
オイルシールを配設することにより上下画室を完全分離
し、軸受ブロックにベアリングまでたつする供給路を形
成し、下端が該オイル供給路の開口部に接続されると共
に上端が上室内の所定高さまでのびて上室内に溜められ
たオイルの上澄みがベアリングに供給されるのを許容す
るオーバフローパイプを設け、軸受ブロックにベアリン
グまでたつするエア抜き路を形成し、上室内にオイルを
供給するためのオイル供給パイプを設けたことを特徴と
する上下2段ギヤボックスの給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850179U JPS5926125Y2 (ja) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | 上下2段ギャボックスの給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850179U JPS5926125Y2 (ja) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | 上下2段ギャボックスの給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5655152U JPS5655152U (ja) | 1981-05-14 |
JPS5926125Y2 true JPS5926125Y2 (ja) | 1984-07-30 |
Family
ID=29369851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13850179U Expired JPS5926125Y2 (ja) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | 上下2段ギャボックスの給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926125Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5484714B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2014-05-07 | 株式会社マキタ | ギヤ室のシール構造 |
JP5615745B2 (ja) | 2011-03-16 | 2014-10-29 | 住友重機械工業株式会社 | 減速装置、及び減速装置のシリーズ |
-
1979
- 1979-10-06 JP JP13850179U patent/JPS5926125Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5655152U (ja) | 1981-05-14 |
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