JPS5925918Y2 - 高荷重用硬質ロ−ル - Google Patents
高荷重用硬質ロ−ルInfo
- Publication number
- JPS5925918Y2 JPS5925918Y2 JP9974579U JP9974579U JPS5925918Y2 JP S5925918 Y2 JPS5925918 Y2 JP S5925918Y2 JP 9974579 U JP9974579 U JP 9974579U JP 9974579 U JP9974579 U JP 9974579U JP S5925918 Y2 JPS5925918 Y2 JP S5925918Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- organic material
- material layer
- rubber
- hard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高荷重用硬質ロールの改良に関するものである
。
。
一般に高荷重用硬質ロールの使用条件としては例えば製
紙用スーパーキャレンダーに適用した場合、線圧300
kg/cm、回転数30Or 、p、m、温度60゜
Cに耐えうるものが要求されている。
紙用スーパーキャレンダーに適用した場合、線圧300
kg/cm、回転数30Or 、p、m、温度60゜
Cに耐えうるものが要求されている。
耐して従来高荷重用ロールとしては、次の如き構造から
なっているものが出現されている。
なっているものが出現されている。
(1)高硬度のゴムまたは合成樹脂によりロールを成型
し、この表面をパフかけして平滑にする。
し、この表面をパフかけして平滑にする。
(2)コツトンロール、ウールンロール等の積層ロール
を長時間に亘り慣し運転を行って表面を平滑にする。
を長時間に亘り慣し運転を行って表面を平滑にする。
(3)ゴムまたは合成樹脂ロールの表面にゴムまたは合
成樹脂の溶液を塗布し、その表面を平滑にする。
成樹脂の溶液を塗布し、その表面を平滑にする。
然しなから、上記の方法によるもロールの表面の平滑度
は不十分であり、平滑なものをうろことが出来ない。
は不十分であり、平滑なものをうろことが出来ない。
また上記(2)の場合には、発熱が大となると共に高価
である。
である。
更に上記(3)の方法による場合には表面材料の強度が
不十分であった。
不十分であった。
また、ゴムロールの表面に金属膜を被着した金属ライニ
ングロール(特公昭37−9332号公報)がある。
ングロール(特公昭37−9332号公報)がある。
このロールにおいて金属膜を設ける理由はゴムロール本
来の弾性を失うことなく艶出しに必要な弾力性を保有し
表裏共に美麗な光沢を有する板を簡単に製造しうるとい
うものであり、ロール表面を平滑にしているものではな
い。
来の弾性を失うことなく艶出しに必要な弾力性を保有し
表裏共に美麗な光沢を有する板を簡単に製造しうるとい
うものであり、ロール表面を平滑にしているものではな
い。
また、高荷重には耐えることが出来ない、例え金属膜を
平滑にし得たとしてもロールが通常の弾性の加硫ゴムか
らなっているため、大きな圧力をかけて艶出しを行う場
合、ロールのニップ部において大きく変形し、上記金属
膜はその金属の弾性限界以上の伸びを生ずることがあり
、かかる場合加硫ゴムと金属膜とに間隙部を生じてロー
ルとしての機能を失うものであった。
平滑にし得たとしてもロールが通常の弾性の加硫ゴムか
らなっているため、大きな圧力をかけて艶出しを行う場
合、ロールのニップ部において大きく変形し、上記金属
膜はその金属の弾性限界以上の伸びを生ずることがあり
、かかる場合加硫ゴムと金属膜とに間隙部を生じてロー
ルとしての機能を失うものであった。
この欠点を解消するものとして多数の気泡を含有する弾
性加硫ゴムロールの外周に金属膜を設けた艶出し加工用
ゴムロール(実公昭49−17728号公報)がある。
性加硫ゴムロールの外周に金属膜を設けた艶出し加工用
ゴムロール(実公昭49−17728号公報)がある。
しかしこの構成では大きな圧力はかけられない。
本考案はかかる欠点を改善するために鋭意研究を行った
結果、表面平滑にしてしかも圧力が加わるも大きな変型
することのない高荷重用硬質ロールを見出したものであ
る。
結果、表面平滑にしてしかも圧力が加わるも大きな変型
することのない高荷重用硬質ロールを見出したものであ
る。
即ち本考案は外層に三次元結合を有し且つ硬度がショア
ーD65°以上を有する硬質ゴムまたは熱硬化性樹脂の
有機材料層を設け、その外周に金属膜を施したことを特
徴とするものである。
ーD65°以上を有する硬質ゴムまたは熱硬化性樹脂の
有機材料層を設け、その外周に金属膜を施したことを特
徴とするものである。
本考案の一例を図面にもとづき詳細に説明する。
図において1はロール軸、2は鉄芯、3は硬質のゴムま
たは熱硬化性樹脂からなる有機材料層、4は金属膜であ
る。
たは熱硬化性樹脂からなる有機材料層、4は金属膜であ
る。
本考案において硬質のゴムまたは熱硬化性樹脂の有機材
料層を設ける理由は高い圧力をうけるも変型することが
少く且つ十分な反撥弾性を必要とするためである。
料層を設ける理由は高い圧力をうけるも変型することが
少く且つ十分な反撥弾性を必要とするためである。
かかる特性を有するものとして三次元結合を有し且つ硬
度がショアーD65°以上に限定したものである。
度がショアーD65°以上に限定したものである。
従ってこれらの数値未満のもの即ち熱可塑性の樹脂また
は硬度がショアーD65°未満のものを使用した場合に
は、高い圧力を加えることにより該有機材料層は大きく
変形し、大きなニップ部を生成して高荷重用ロール例え
ば製紙用スーパーキャレンダロールに使用出来ないもの
である。
は硬度がショアーD65°未満のものを使用した場合に
は、高い圧力を加えることにより該有機材料層は大きく
変形し、大きなニップ部を生成して高荷重用ロール例え
ば製紙用スーパーキャレンダロールに使用出来ないもの
である。
なお、上記の硬質ゴムとしては例えばゴムに多量の硫黄
を添加したエボナイトを使用するものであり、また熱硬
化性樹脂としてはポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂等を使用するもので゛ある。
を添加したエボナイトを使用するものであり、また熱硬
化性樹脂としてはポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂等を使用するもので゛ある。
而して、上記の有機材料層を形成することにより高い圧
力にて艶出しを行った場合、ロールの変形率が極めて少
く、ロールに大きなニップを生成することなく、円滑に
操業することが出来うるものであるが、該有機材料層の
表面は微細な凹凸部を形成するため、優れた艶出し面を
うろことが出来ないと共に静電気の発生のおそれがある
。
力にて艶出しを行った場合、ロールの変形率が極めて少
く、ロールに大きなニップを生成することなく、円滑に
操業することが出来うるものであるが、該有機材料層の
表面は微細な凹凸部を形成するため、優れた艶出し面を
うろことが出来ないと共に静電気の発生のおそれがある
。
更に伸びが極端に少いため、事故発生時に破片がとびち
り、人身事故が予想されるものである。
り、人身事故が予想されるものである。
従って、本考案においては、該有機材料層の外周に優れ
た平滑面を有する金属被膜を設けたものである。
た平滑面を有する金属被膜を設けたものである。
この金属被膜としては、特に限定するものではないが硬
質なものとして通常銅、ニッケル等が使用され、これら
の金属をメッキまたは蒸着等により厚さ約0.3mmに
施すものである。
質なものとして通常銅、ニッケル等が使用され、これら
の金属をメッキまたは蒸着等により厚さ約0.3mmに
施すものである。
このように表面が金属被膜からなり、その内側の有機材
料層を硬質のゴムまたは熱硬化性樹脂にて構成するため
次の如き効果を有する。
料層を硬質のゴムまたは熱硬化性樹脂にて構成するため
次の如き効果を有する。
(1)表面の平滑性を極限まで可能にすることが出来る
。
。
従って艶出しロールとして優れたものをうる。
(2)有機材料層に高い圧力をうけるも変型が少いため
該金属被膜との間に間隙部を形成することがないためロ
ールの機能を十分に発揮することが出来る。
該金属被膜との間に間隙部を形成することがないためロ
ールの機能を十分に発揮することが出来る。
(3)ロールに破損を生じたとしても、表面が金属被膜
にて覆われているため人身事故をおこすことがない。
にて覆われているため人身事故をおこすことがない。
(4)表面が導電性の金属からなるため静電気の発生が
なく且つ静電気の除去が可能である。
なく且つ静電気の除去が可能である。
図面は本考案高荷重用硬質ロール1例を示す断面図であ
る。 1・・・・・・ロール軸、2・・・・・・鉄芯、3・・
・・・・有機材料層、4・・・・・・金属膜。
る。 1・・・・・・ロール軸、2・・・・・・鉄芯、3・・
・・・・有機材料層、4・・・・・・金属膜。
Claims (1)
- 外層に三次元結合を有し且つ硬度がショアーD65°以
上を有する硬質ゴムまたは熱硬化性樹脂の有機材料層を
設け、その外周に金属膜を施したことを特徹徴とする高
荷重用硬質ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9974579U JPS5925918Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 高荷重用硬質ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9974579U JPS5925918Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 高荷重用硬質ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5619599U JPS5619599U (ja) | 1981-02-20 |
JPS5925918Y2 true JPS5925918Y2 (ja) | 1984-07-28 |
Family
ID=29332483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9974579U Expired JPS5925918Y2 (ja) | 1979-07-19 | 1979-07-19 | 高荷重用硬質ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925918Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59103799U (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-12 | 山内ゴム工業株式会社 | カレンダ−・ロ−ル |
-
1979
- 1979-07-19 JP JP9974579U patent/JPS5925918Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5619599U (ja) | 1981-02-20 |
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