JPS5925786B2 - 2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−Δ↑1−ピロリン及びその製法 - Google Patents
2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−Δ↑1−ピロリン及びその製法Info
- Publication number
- JPS5925786B2 JPS5925786B2 JP41076A JP41076A JPS5925786B2 JP S5925786 B2 JPS5925786 B2 JP S5925786B2 JP 41076 A JP41076 A JP 41076A JP 41076 A JP41076 A JP 41076A JP S5925786 B2 JPS5925786 B2 JP S5925786B2
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- Japan
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- amino
- pyrroline
- cyanopropyl
- pyrrolidone
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明よ2−アミノピロリンの新規誘導体(その互変異
性体を含む)及びその製法、更にまた前記新規誘導体か
らのピロリドンー2の製造に関する。
性体を含む)及びその製法、更にまた前記新規誘導体か
らのピロリドンー2の製造に関する。
力ス伏塩化水素または臭化水素の存在下にN−置換アミ
ノブチロニトリルを加熱すると相当する置換イミノピロ
リジンが生成されることは既知である。
ノブチロニトリルを加熱すると相当する置換イミノピロ
リジンが生成されることは既知である。
今般、塩化水素及び臭化水素の存在を必要とせずγ−ア
ミノブチロニトリルを加熱することにより2−アミノピ
ロリンの新規誘導体を得ることができることが判明した
。
ミノブチロニトリルを加熱することにより2−アミノピ
ロリンの新規誘導体を得ることができることが判明した
。
本発明の誘導体は2−(N−γ−シアノプロピル)−ア
ミノー△1−ピロリンであり、次の式を有する。
ミノー△1−ピロリンであり、次の式を有する。
H2C−CH2
H2CC−N−CH2−CH2−CH2−CN\ /1
前記アミノニトリルの加熱は750乃至160℃の温度
で行うのが望ましいが、より高温、たとえば250℃ま
での温度を用いてもよい。
前記アミノニトリルの加熱は750乃至160℃の温度
で行うのが望ましいが、より高温、たとえば250℃ま
での温度を用いてもよい。
製造はたとえば大気圧にて行う。加熱工程時にアンモニ
アが分離し、新規な2−アミノピロリン誘導体の他に2
−アミノ−△1−ピロリンが副生物として生成される。
本発明の方法は溶剤、たとえばブタノール、トルエン、
ピロリドンー2、またはピリジンの存在下に行う。
アが分離し、新規な2−アミノピロリン誘導体の他に2
−アミノ−△1−ピロリンが副生物として生成される。
本発明の方法は溶剤、たとえばブタノール、トルエン、
ピロリドンー2、またはピリジンの存在下に行う。
溶剤の選択により前記副生物の生成程度が定まる。溶剤
としてブタノールを用いれば、ピリジン、ピロリドンー
2、またはトルエンを用いる場合よりも多くの副生物が
生成される。前記新規誘導体及び副生物は簡単に蒸留に
より分離することができる。本発明の方法において得ら
れる新規なアミノピロリン誘導体はよく知られたナイロ
ンー4の出発物質であるピロリドンー2に加水分解する
ことができ、従つて前記副生物を生成することができる
。この加水分解において2モルのピロリドンー2を1モ
ルの前記新規誘導体から理論的には生成できる。次に本
発明の実施例を提供する。
としてブタノールを用いれば、ピリジン、ピロリドンー
2、またはトルエンを用いる場合よりも多くの副生物が
生成される。前記新規誘導体及び副生物は簡単に蒸留に
より分離することができる。本発明の方法において得ら
れる新規なアミノピロリン誘導体はよく知られたナイロ
ンー4の出発物質であるピロリドンー2に加水分解する
ことができ、従つて前記副生物を生成することができる
。この加水分解において2モルのピロリドンー2を1モ
ルの前記新規誘導体から理論的には生成できる。次に本
発明の実施例を提供する。
実施例 I
γ−アミノブチロニトリル84グラム(1モル)を窒素
雰囲気下に攪拌器付きフラスコ中で100℃に加熱した
。
雰囲気下に攪拌器付きフラスコ中で100℃に加熱した
。
反応混合物をこの温度に4時間維持し、次いでアンモニ
アの発生が停止することにより示唆されるまで反応を完
了せしめた。反応混合物を室温にまで冷却し、液体を減
圧下に蒸留して2留分を得た。
アの発生が停止することにより示唆されるまで反応を完
了せしめた。反応混合物を室温にまで冷却し、液体を減
圧下に蒸留して2留分を得た。
すなわち、留分I:95−100℃4關Hflにて得ら
れた生成物25.2g留分…:113−120℃0.3
mmH9に得られた生成物45.3f!1留分1は冷却
して固化し、ベンゼンから再結晶した。
れた生成物25.2g留分…:113−120℃0.3
mmH9に得られた生成物45.3f!1留分1は冷却
して固化し、ベンゼンから再結晶した。
融点74.5−75.5℃を有する無色の針状結晶21
.89(収率26%)が得られた。前記生成物は次の構
造を有するものであつた。留分を再蒸留し生成物40,
89(収率54%)を得た。
.89(収率26%)が得られた。前記生成物は次の構
造を有するものであつた。留分を再蒸留し生成物40,
89(収率54%)を得た。
この生成物は冷却して固化した。この生成物の融点は3
0−32℃で次の構造を有していた。2−(N−γ−シ
アノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン 前記新規生成物のピロリドン−2への加水分解2−(N
−γ−シアノプロピル)−アミノ―へ2−ピロリン15
.19(0.1モノ(ハ)と水359との混合物を21
0℃にて2時間閉鎖して鋼製管の中で加熱した。
0−32℃で次の構造を有していた。2−(N−γ−シ
アノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン 前記新規生成物のピロリドン−2への加水分解2−(N
−γ−シアノプロピル)−アミノ―へ2−ピロリン15
.19(0.1モノ(ハ)と水359との混合物を21
0℃にて2時間閉鎖して鋼製管の中で加熱した。
室温へ冷却し、反応混合物には16.29のピロリドン
−2が含まれていることが判明した。これは95.5%
の収率に相当した。実施例ピリジン459に溶解したγ
−アミノ−ブチロニトリル59を攪拌器及び還流冷却器
付きフラスコ中で窒素雰囲気下に120℃にて20時間
加熱した。
−2が含まれていることが判明した。これは95.5%
の収率に相当した。実施例ピリジン459に溶解したγ
−アミノ−ブチロニトリル59を攪拌器及び還流冷却器
付きフラスコ中で窒素雰囲気下に120℃にて20時間
加熱した。
冷却し、生成反応混合物はγ−アミノ−ブチロニトリル
0.759,2−アミノ−△1 −ピロリン1.359
及び2−(N−γ−シアノプロピル)アミノ一Δ1−ピ
ロリン2.59からなることが判明した。γ−アミノ−
ブチロニトリルの転化量のうち、32%が2−アミノ−
Δ1−ピロリンに転化し、65%が2−(N−γ−シア
ノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン−転化した。
0.759,2−アミノ−△1 −ピロリン1.359
及び2−(N−γ−シアノプロピル)アミノ一Δ1−ピ
ロリン2.59からなることが判明した。γ−アミノ−
ブチロニトリルの転化量のうち、32%が2−アミノ−
Δ1−ピロリンに転化し、65%が2−(N−γ−シア
ノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン−転化した。
実施例
ピリジンの代わりに溶剤としてn−ブタノールを用いた
以外には実施例の方法を繰り返した。
以外には実施例の方法を繰り返した。
生成反応混合物にはγ−アミノ−ブチロニトリルは含ま
れていなかつた。該混合物には2−アミノ−Δ1−ピロ
リン3.659(収率73%)及び2一(N−γ−シア
ノプロピル)−△1−ピロリン0.189(収率4%)
が含まれていることが判明した。実施例 溶剤としてのトルエン459に溶解したγ−アミノ−ブ
チロニトリル59の混合物を閉鎖した鋼製管中で6時間
160℃に加熱した。
れていなかつた。該混合物には2−アミノ−Δ1−ピロ
リン3.659(収率73%)及び2一(N−γ−シア
ノプロピル)−△1−ピロリン0.189(収率4%)
が含まれていることが判明した。実施例 溶剤としてのトルエン459に溶解したγ−アミノ−ブ
チロニトリル59の混合物を閉鎖した鋼製管中で6時間
160℃に加熱した。
室温へ冷却し、反応混合物にはγ−アミノブチロニトリ
ル0.79,2−アミノ−Δ1−ピロリン0,959及
び2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−△1−ピ
ロリン1.959が含まれていることが判明した。転化
したγ−アミノブチロニトリルの22%が2−アミノ−
△1−ピロリンに転化し、55%が2−(N−γ−シア
ノプロピル)−アミノ−Δ1 一ピロリンへ転化した。
実施例 V 5O9のピロリドン−2に溶解したγ−アミノブチロニ
トリル8.49を窒素雰囲気中にて攪拌器及び還流冷却
器付きフラスコ中で20時間120℃にて加熱した。
ル0.79,2−アミノ−Δ1−ピロリン0,959及
び2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−△1−ピ
ロリン1.959が含まれていることが判明した。転化
したγ−アミノブチロニトリルの22%が2−アミノ−
△1−ピロリンに転化し、55%が2−(N−γ−シア
ノプロピル)−アミノ−Δ1 一ピロリンへ転化した。
実施例 V 5O9のピロリドン−2に溶解したγ−アミノブチロニ
トリル8.49を窒素雰囲気中にて攪拌器及び還流冷却
器付きフラスコ中で20時間120℃にて加熱した。
冷却し、生成反応混合物には2−アミノ−Δ1−ピロリ
ン1.939及び2−(N−γ−シアノプロピル)−ア
ミノ−Δ1 −ピロリン4.09が含まれており、γ−
アミノ−ブチロニトリルは含まれていないことが判明し
た。γ−アミノブチロニトリルの23(fl)が2−ア
ミノ−Δ1−ピロリンに転化し、53%が2−(N−γ
−シアノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン−転化し
た。本発明の他の実施の態様としては次のものがある。
ン1.939及び2−(N−γ−シアノプロピル)−ア
ミノ−Δ1 −ピロリン4.09が含まれており、γ−
アミノ−ブチロニトリルは含まれていないことが判明し
た。γ−アミノブチロニトリルの23(fl)が2−ア
ミノ−Δ1−ピロリンに転化し、53%が2−(N−γ
−シアノプロピル)−アミノ−Δ1−ピロリン−転化し
た。本発明の他の実施の態様としては次のものがある。
特許請求の範囲に記載の化合物を加水分解することから
なるピロリドン−2の製法。
なるピロリドン−2の製法。
Claims (1)
- 1 2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−△^1
−ピロリン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41076A JPS5925786B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−Δ↑1−ピロリン及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41076A JPS5925786B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−Δ↑1−ピロリン及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5283461A JPS5283461A (en) | 1977-07-12 |
JPS5925786B2 true JPS5925786B2 (ja) | 1984-06-21 |
Family
ID=11473018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41076A Expired JPS5925786B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−(N−γ−シアノプロピル)−アミノ−Δ↑1−ピロリン及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925786B2 (ja) |
-
1976
- 1976-01-01 JP JP41076A patent/JPS5925786B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5283461A (en) | 1977-07-12 |
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