JPS5925267Y2 - 食卓覆い，幼児ほろかや等のろくろ体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、食卓覆い、幼児はろかや等のろくろに関する
ものである。

この種のほろかや等の従来の一般的な骨組拡張構成は、
第１図の一部断面の切欠き正面図に示すように、上ろく
ろ１に数本の主骨２を枢着して放射方向に配列集束し、
その下方に、上ろくろ１の中心の挿通孔１′を貫挿して
垂下した引紐３の下端に、昇降自在に連結した下ろくろ
４を設け、該下ろくろ４の下端部に、上記主骨２と同数
の受骨５を放射方向に配列連結して、その自由端を主骨
２の中間部に枢着したものである。

上記下ろくろ４は、軸筒４ａの内腔上部に弾性止め子６
を内装して、中間部の突出折曲げの掛止部６ａを軸筒４
ａの前側面に竪向きに穿設した長孔より、前方に張出し
た状態に嵌着している。

上記の如く構成された従来の上ろくろ１および下ろくろ
４とからなるろくろ体において、はろかや使用の骨組拡
張時には、引紐３を引きあげると、下ろくろ４は上昇し
て軸筒４ａが上ろくろ１の挿通孔１′内に嵌挿して、弾
性止め子６の掛止部６ａが上ろくろ１の頭部の上面に掛
止めする。

又、掛止部６ａを、弾性に抗して押し込み、軸筒４ａを
、上ろくろ１より下方に引き抜き、下ろくろ４を降下さ
せると、はろかやは折畳み状態になる。

斯様にして、従来のろくろ体は、骨組拡張時の上ろくろ
１に対する下ろくろ４を所定位置に固定、並びに折畳み
時の脱離は、下ろくろ４の軸筒４ａの前方に突出の弾性
止め子６によってなされたが該弾性止め子６の掛止が軸
筒４ａの上面の一個所に限定されるので、その作動が安
定せず、又脱離の際に指先で、弾性止め子６の掛止部６
ａを押込まねばならない手数があり不便である。

本考案は上記の問題点を解決するもので、その目的とす
るところは、上ろくろに内装の弾機の安定した作動によ
って下ろくろの固定並びに脱離が容易に実施できるろく
ろ体を提供するものである。

次に実施例を示す図面につき、本考案の構成作用並びに
効果を説明する。

第２図の一部断面の正面図、第３図の平面図に示す１１
は本考案の下ろくろでプラスチック材によって一体成形
し、軸筒部１２は上部に丸味をもった先端部１２ ａを
備え、そのやや下方の外周壁に周溝１２ｂを穿設し１、
下端部に底鍔１３を突設する。

１４は下ろくろ１１の軸心方向に貫通する内腔で、上部
に、引紐Ａを挿通する細経部１４ａを備え、第１０図の
縦断面図にて示すように、段付部１４ｂ。

に引紐Ａの下端を掛止する。

第１０図の縦断面図にて示す１５は上ろくろで、基筒１
６の上方内部に円板状の弾性止盤１８を内装し、上面を
円環状の押え環１９で、押圧すべく、キャップ体１７を
嵌着し固定する。

以下、上ろくろ１５の上記各部材を示す図面について説
明する。

第６図の一部断面図の正面図、第７図の平面図に示す基
筒１６は下端に底鍔部１６ ａを突設し、軸心方向に、
前記下ろくろ１１の軸筒部１２を挿通するための挿通腔
１６ｂを備え、胴筒部１６ Ｃを上方に延長して上部の
円形の皿部１６ｄの内部に突設し、皿部１６ｄの上端部
において、前記弾性正装１８を載置内装する。

第４図の一部断面の正面図、第５図の平面図に示すキャ
ップ体１７は、中心に上記基筒１６の挿通腔１６ｂと同
経の中心腔１７ ａを穿設し、内周壁下端に周縁１７ｂ
を突設して、基筒１６の皿部１６ｄの上部に同軸に嵌着
することにより、上ろくろ１５の上部に偏平球状の頭部
を形作る。

第８図の正面図、第９図の平面図に示す円板状の弾性正
装１８は中心に前記下ろくろ１１の上部外周壁に穿設の
前記周溝１２ ｂに弾嵌する弾腔１８ ａを穿設し後方
に弾力を誘起する細繊１８ｂを備え、前方は開口部１８
Ｃとなる。

上記のように構成された下ろくろ１１および上ろくろ１
５において、はろかや使用の骨組拡張時に、引紐Ａを上
方に引くと、下ろくろ１１は引き上げられ、軸筒部１２
が上ろくろ１５の挿通腔１６ｂ内を挿通して上昇し、丸
味をもった先端部１２ ａが、皿部１６ ｄの上端部に
装設の弾性正装１８の弾腔１８ａを弾力に抗して押拡げ
、周溝１２ｂ部において弾腔１８ａが弾縮して嵌着する
。

斯の如くして、第１０図の縦断面図にて示すように下ろ
くろ１１は、先端部１２ ａを少し上ろくろ１５の頭部
上端より突出した状態で、所定の位置に掛止される。

又はろかや折畳みの際には、上記突出状態の先端部１２
ａを指先で下方に押し込むと、弾性正装１８の弾腔１
８ ａは、周溝１２ｂの上縁部によって押し拡げられ掛
止が解かれ、同時に、はろかや張架の各主骨および受骨
の弾縮方向の弾力によって瞬時に、軸筒部１２が挿通腔
１６ｂ内を摺動して上ろくろ１５より離脱降下しほろか
やは折畳み状態になる。

上記の如く、本考案の上ろくろ１５および下ろくろ１１
とからなるろくろ体は、掛止用の弾性正装１８が上ろく
ろ１５の内部に完全に内装され、外部に露出するところ
が全くないので操作がスムーズに行なわれ、しかも下ろ
くろ１１に穿設の周溝１２ｂに対する弾性正装１８の掛
止は双方の周壁面によって行なわれるので、安定し、そ
の上骨組拡張および折畳みの掛止、離脱の操作が容易に
、瞬時にでき、又引紐Ａと下ろくろ１１の連結は、内腔
１４の段付部１４ｂにおいて係止できるので結え付けの
必要がなく便利である。

斯、本考案は実用上の効果大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はほろかや等の従
来のろくろ体を部分縦断面で示す、一部切欠き骨組全体
図、第２図より第９図までは本考案のろくろ体の各部材
を示し、第２図は下ろくろの部分断面の正面図、第３図
はその平面図、第４図はキャップ体の部分断面の正面図
、第５図はその平面図、第６図は基筒の部分断面の正面
図、第７図はその平面図、第８図は弾性正装の正面図、
第９図はその平面図、第１０図は本考案のろくろ体の嵌
着掛止の状態を示す縦断正面図である。 １１は下ろくろ、１２は軸筒部、１２ ａは先端部、１
２ｂは周溝、１３は底鍔、１４は内腔、１４ａは細経部
、１４ｂは段付部、１５は上ろくろ、１６は基筒、１６
ａは底鍔部、１６ ｂは挿通腔、１６ Ｃは胴筒部、１
６ｄは皿部、１７はキャップ体、１７ａは中心腔、１７
ｂは周縁、１８は弾性正装、１８ ａは弾腔、１８ｂは
細繊、１８ Ｃは開口部、１９は押え環。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軸心方向に挿通腔１６ｂを備えた上ろくろ１５の上部に
   、弾腔１８ ａを備えた弾性止盤１８を内装し、軸筒部
   １２の上部周壁に周溝１２ ｂを穿設する下ろくろ１１
   を、上記挿通腔１６ｂに挿通して、上記周溝１２ｂを前
   記弾性止盤１８の弾腔１８ ａに弾嵌し掛止して、上る
   くろ１５の定位置に下ろくろ１１を固定するように構成
   した、食卓覆い、幼児はろかや等のろくろ体。