JPS5924891B2 - バルジ加工方法 - Google Patents
バルジ加工方法Info
- Publication number
- JPS5924891B2 JPS5924891B2 JP51066103A JP6610376A JPS5924891B2 JP S5924891 B2 JPS5924891 B2 JP S5924891B2 JP 51066103 A JP51066103 A JP 51066103A JP 6610376 A JP6610376 A JP 6610376A JP S5924891 B2 JPS5924891 B2 JP S5924891B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processed
- plunger
- bulge
- pipe
- vibrator
- Prior art date
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- Expired
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はバルジ加工方法に関し、より詳しくは被加工
パイプの内側に充填した水を氷結させ、この氷により該
パイプの内側から圧力を加えることによりバルジ成形を
行うバルジ加工方法に関する。
パイプの内側に充填した水を氷結させ、この氷により該
パイプの内側から圧力を加えることによりバルジ成形を
行うバルジ加工方法に関する。
従来、パイプを素材としたバルジ加工方法には、液圧バ
ルジ加工法、ゴムバルジ加工法等があつたが、何れの方
法も不都合な点を有し、産業界の要請に充分に答えるこ
とはできなかつた。
ルジ加工法、ゴムバルジ加工法等があつたが、何れの方
法も不都合な点を有し、産業界の要請に充分に答えるこ
とはできなかつた。
すなわち、液圧バルジ加工法は、被加工パイプの内側に
水または油を入れ、内圧を加えながらパイプ端部を雌型
内に押し込みバルジを成形する方法であるが、この方法
は広範囲に使用できる反面、複雑な装置を必要とし、か
つパイプ内に封入した液体のシールの為に特別な考慮を
必要とする欠点があつた。また、ゴムバルジ加工法は被
加工パイプの内側にゴムの棒を挿入した後、パイプ端部
を雌型内に押し込み、圧縮されたゴムにより内圧を加え
バルジを成形する方法である。この方法によると機械装
置は従来のプレス等比較的簡単なもので良く、かつシー
ルに対する考慮も必要でないが、反面、加工後ゴムがバ
ルジ内部に引掛つて取り出しにくい・場合があり、また
ゴムが摩擦、圧力等により摩耗、破損し、加工回数を重
ねると加工精度が低下してしまい、さらに加工内圧の調
整ができず、結局この方法は形状が簡単でかつ精度を必
要としない物品にしか適用できなかつた。この発明は被
加工パイプ内の氷によつてパイプの内側から圧力を加え
ることにより前記液圧バルジ加工法およびゴムバルジ加
工法と同様な利点を有し、しかも両者の欠点を除去した
画期的な発明である。
水または油を入れ、内圧を加えながらパイプ端部を雌型
内に押し込みバルジを成形する方法であるが、この方法
は広範囲に使用できる反面、複雑な装置を必要とし、か
つパイプ内に封入した液体のシールの為に特別な考慮を
必要とする欠点があつた。また、ゴムバルジ加工法は被
加工パイプの内側にゴムの棒を挿入した後、パイプ端部
を雌型内に押し込み、圧縮されたゴムにより内圧を加え
バルジを成形する方法である。この方法によると機械装
置は従来のプレス等比較的簡単なもので良く、かつシー
ルに対する考慮も必要でないが、反面、加工後ゴムがバ
ルジ内部に引掛つて取り出しにくい・場合があり、また
ゴムが摩擦、圧力等により摩耗、破損し、加工回数を重
ねると加工精度が低下してしまい、さらに加工内圧の調
整ができず、結局この方法は形状が簡単でかつ精度を必
要としない物品にしか適用できなかつた。この発明は被
加工パイプ内の氷によつてパイプの内側から圧力を加え
ることにより前記液圧バルジ加工法およびゴムバルジ加
工法と同様な利点を有し、しかも両者の欠点を除去した
画期的な発明である。
従つてこの発明の目的は簡単な装置を用いて被加工パイ
プを製造でき、しかも常に加工精度が高く、かつ複雑な
形状の加工も可能なバルジ加工法を提供することである
。つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説明する。
プを製造でき、しかも常に加工精度が高く、かつ複雑な
形状の加工も可能なバルジ加工法を提供することである
。つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説明する。
1は断面円形等の被加工バイブであ、り、該被加工バイ
ブ1の一端にゴムまたはこれと同効の材料から成るキャ
ップ2を水密に嵌め込み、このキャップ2を下側にし、
被加工バイブ1内に水を満し、この水を氷結させ氷3と
する。
ブ1の一端にゴムまたはこれと同効の材料から成るキャ
ップ2を水密に嵌め込み、このキャップ2を下側にし、
被加工バイブ1内に水を満し、この水を氷結させ氷3と
する。
この氷結は内部に水を満した被加工バイブ1を、例えば
吊下型コンベヤ等で冷凍機の冷凍槽〔ブライン液槽〕内
を通過させることにより行い、冷凍の温度は零下25〜
40℃程度が適当である。氷結が完了したならばキャッ
プ2を取り外し〔キャップ2は氷3から比較的容易に取
外れる〕、次いで内部が氷3となつた被加工バイブ1を
第2図に示すバルジ加工装置4内にセットする。このバ
ルジ加工装置4はベッド5上を摺動でき、合わさつたと
き製品外形の空洞6を形成する分割雌形4a,4bを設
置してあり、また上部およびベッド5内に被加工バイブ
1を押圧挾持するブラシジヤ7,8を備えている。従つ
て氷3を有する被加工バイブ1をベッド5のプランジャ
8上に大体位置させ、次いで分割雌型4a,4bを油圧
装置またはテーパ面などで押圧摺動させて被加工バイブ
1の外周を外側から接合固定し、同時にベッド5のプラ
ンジャ8上に位置させる。続いて被加工バイブ1の上下
の端部を密閉するようにプランジャ7,8を被加工バイ
ブ1に向つて上下より圧力Pにより押込む。すると内部
の氷3は高圧が加えられるため部分的に融解して氷と水
の混合物となり、被加工バイブ1の内部にほぼ均等な内
圧を及ぼし、空洞6の内面に当るまで被加工バイブ1を
拡張変形する。拡張変形の際、この変形に対応して被加
工バイブ1は、分割雌型4a,4b内に押し込められる
ため拡張部の肉厚が薄くなることはなくほぼ一定に保た
れ、従つて肉厚が薄くなつて拡張変形中に破断するおそ
れはない。バルジ加工後プランジャ7,8を後退させれ
ば被加工バルブ1の内圧は1気圧となるので氷と水の混
合物は復氷して全体が氷となる。
吊下型コンベヤ等で冷凍機の冷凍槽〔ブライン液槽〕内
を通過させることにより行い、冷凍の温度は零下25〜
40℃程度が適当である。氷結が完了したならばキャッ
プ2を取り外し〔キャップ2は氷3から比較的容易に取
外れる〕、次いで内部が氷3となつた被加工バイブ1を
第2図に示すバルジ加工装置4内にセットする。このバ
ルジ加工装置4はベッド5上を摺動でき、合わさつたと
き製品外形の空洞6を形成する分割雌形4a,4bを設
置してあり、また上部およびベッド5内に被加工バイブ
1を押圧挾持するブラシジヤ7,8を備えている。従つ
て氷3を有する被加工バイブ1をベッド5のプランジャ
8上に大体位置させ、次いで分割雌型4a,4bを油圧
装置またはテーパ面などで押圧摺動させて被加工バイブ
1の外周を外側から接合固定し、同時にベッド5のプラ
ンジャ8上に位置させる。続いて被加工バイブ1の上下
の端部を密閉するようにプランジャ7,8を被加工バイ
ブ1に向つて上下より圧力Pにより押込む。すると内部
の氷3は高圧が加えられるため部分的に融解して氷と水
の混合物となり、被加工バイブ1の内部にほぼ均等な内
圧を及ぼし、空洞6の内面に当るまで被加工バイブ1を
拡張変形する。拡張変形の際、この変形に対応して被加
工バイブ1は、分割雌型4a,4b内に押し込められる
ため拡張部の肉厚が薄くなることはなくほぼ一定に保た
れ、従つて肉厚が薄くなつて拡張変形中に破断するおそ
れはない。バルジ加工後プランジャ7,8を後退させれ
ば被加工バルブ1の内圧は1気圧となるので氷と水の混
合物は復氷して全体が氷となる。
次いでベッド5に対する分割雌型4a,4bの固定を緩
め、この分割雌型4a,4bを分け、そこからバルジ成
形加工された所定のバイブを取り出し氷を溶かして除去
し製品となす。以上のバルジ加工方法においてベッド5
のプランジャ8には背面よりバネ9により押圧支持され
たピストン10を設けると、加工中に被加工バイブ1内
部の氷と水の混合物の圧力が所定の値より大となつたと
きピストン10を後退させて被加工バイブ1内の圧力が
必要以上に上昇しないように圧力を調整することができ
る。この場合、バルジ成形加工された所定のバイブを取
出した後、ピストン10が後退した部分の氷3a〔第3
図参照〕はスプリング9により押出され除去される。一
方、このバネ9とピストン10の圧力調整手段の代りに
第3図の想像線に示すようにプランジャ7内に外部に連
通する通路11を設けても同様の作用および効果を期待
することができる。以上の場合は7,8の2個のプラン
ジャを使用したが、製品形状によつては第5図のように
被加工バイブ1の一端をバルジ加工装置4の内部に突き
当てて支持し、該被加工バイブ1の他端からのみプラン
ジャ7で押圧してもよい。
め、この分割雌型4a,4bを分け、そこからバルジ成
形加工された所定のバイブを取り出し氷を溶かして除去
し製品となす。以上のバルジ加工方法においてベッド5
のプランジャ8には背面よりバネ9により押圧支持され
たピストン10を設けると、加工中に被加工バイブ1内
部の氷と水の混合物の圧力が所定の値より大となつたと
きピストン10を後退させて被加工バイブ1内の圧力が
必要以上に上昇しないように圧力を調整することができ
る。この場合、バルジ成形加工された所定のバイブを取
出した後、ピストン10が後退した部分の氷3a〔第3
図参照〕はスプリング9により押出され除去される。一
方、このバネ9とピストン10の圧力調整手段の代りに
第3図の想像線に示すようにプランジャ7内に外部に連
通する通路11を設けても同様の作用および効果を期待
することができる。以上の場合は7,8の2個のプラン
ジャを使用したが、製品形状によつては第5図のように
被加工バイブ1の一端をバルジ加工装置4の内部に突き
当てて支持し、該被加工バイブ1の他端からのみプラン
ジャ7で押圧してもよい。
この場合もプランジャ7には圧力調整手段のバネ9およ
びピストン10または圧力解放用の通路11を設けてお
く方がよい。この発明は以上のように実施されるので簡
単な手段を利用し精度の高いバルジを成形することがで
き、また氷を用いるので、被加工バイブの端部の密閉は
単に押圧するのみで充分であり、漏れると該被加工バイ
ブ内が1気圧になり復氷するからそれ以上の漏れを防ぎ
、さらにゴムバルジ加工法のようにゴムが摩耗すること
がないから常に同じ状態で成形することができる。
びピストン10または圧力解放用の通路11を設けてお
く方がよい。この発明は以上のように実施されるので簡
単な手段を利用し精度の高いバルジを成形することがで
き、また氷を用いるので、被加工バイブの端部の密閉は
単に押圧するのみで充分であり、漏れると該被加工バイ
ブ内が1気圧になり復氷するからそれ以上の漏れを防ぎ
、さらにゴムバルジ加工法のようにゴムが摩耗すること
がないから常に同じ状態で成形することができる。
また被加工バイブ内の内圧がほぼ均一に取れ、かつ加工
内圧の調整も可能なので複雑な形状の加工もできる利点
を有する。
内圧の調整も可能なので複雑な形状の加工もできる利点
を有する。
図はこの発明による加工方法の実施状態を示すもので、
第1図は円形横断面を有する被加工バイブの縦断面図、
第2図は被加工バイブがバルジ加工装置の分割雌型内に
置かれた縦断面図、第3図は被加工バイブの成形状態を
示す縦断面図、第4図は第3図の線■−■による断面図
、第5図は1個のプランジャを使用した場合の被加工バ
イブの成形状態を示す縦断面図である。
第1図は円形横断面を有する被加工バイブの縦断面図、
第2図は被加工バイブがバルジ加工装置の分割雌型内に
置かれた縦断面図、第3図は被加工バイブの成形状態を
示す縦断面図、第4図は第3図の線■−■による断面図
、第5図は1個のプランジャを使用した場合の被加工バ
イブの成形状態を示す縦断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被加工パイプ1の内部に水を満し、氷結させて氷3
とした後、該氷3を芯とし、被加工パイプ1を中心に、
分割雌型4a、4bを摺動させてベッド5上に接合固定
し、プランジャなどの押圧手段を用いて該被加工パイプ
1の一端または両端部を、分割雌型4a、4bの製品外
形の空洞6内に押込んで型成形することを特徴とするバ
ルジ加工方法。 2 前記プランジャなどの押圧手段のプランジャ7また
は8に背面からバネ9により押圧支持されたピストン1
0を備えた、被加工パイプ1の内圧調整手段を設けた特
許請求の範囲第1項記載のバルジ加工方法。 3 前記プランジャなどの押圧手段のプランジャ7また
は8に被加工パイプ1の内圧調整手段の通路11を設け
た特許請求の範囲第1項記載のバルジ加工方法。 4 前記プランジャ7に内圧調整手段の通路11、プラ
ンジャ8に内圧調整手段のバネ9とピストン10とを設
けた特許請求の範囲第1項記載のバルジ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51066103A JPS5924891B2 (ja) | 1976-06-08 | 1976-06-08 | バルジ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51066103A JPS5924891B2 (ja) | 1976-06-08 | 1976-06-08 | バルジ加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52149256A JPS52149256A (en) | 1977-12-12 |
JPS5924891B2 true JPS5924891B2 (ja) | 1984-06-13 |
Family
ID=13306205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51066103A Expired JPS5924891B2 (ja) | 1976-06-08 | 1976-06-08 | バルジ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924891B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539193Y2 (ja) * | 1985-04-19 | 1993-10-04 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009041919A1 (de) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Tyco Electronics Amp Gmbh | Elektrisches Kontaktelement für Hochstromsteckverbinder und Herstellungsverfahren |
-
1976
- 1976-06-08 JP JP51066103A patent/JPS5924891B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539193Y2 (ja) * | 1985-04-19 | 1993-10-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52149256A (en) | 1977-12-12 |
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