JPS5924636B2 - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents

誘導電動機の制御方法

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JPS5924636B2
JPS5924636B2 JP2481478A JP2481478A JPS5924636B2 JP S5924636 B2 JPS5924636 B2 JP S5924636B2 JP 2481478 A JP2481478 A JP 2481478A JP 2481478 A JP2481478 A JP 2481478A JP S5924636 B2 JPS5924636 B2 JP S5924636B2
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JP
Japan
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induction motor
frequency
speed
induction
inverter
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JP2481478A
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一幸 大出
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、1台のインバータで複数台の誘導電動機を
駆動する誘導電動機の制御方法に関するものである。
従来、電気車両の駆動用としては主に直流電動機が用い
られていたが、最近、半導体素子の急速な発展につれて
比較的軽量、小形で安定したインバータの製作が可能と
なり、整流子を必要としない保守の簡単な誘導電動機と
インバータの組み合わせによる電気車両の推進方式が出
現しつつある。
また、上記誘導電動機の速度制御方法としては、5 極
数変換法、2次抵抗制御法など種々あるが、電気車両の
場合には、電気車両が力行期間中は絶えず誘導電動機の
回転数より数Πz高い周波数を、ブレーキ期間中は誘導
電動機の回転数より数H2低い周波数の電圧を誘導電動
機に印加するすベリ周波10数制御法が制御性能、制御
効率において優れているので多く用いられている。とこ
ろで従来、第1図および第2図に示すように1台のイン
バータ1で複数台の誘導電動機2〜5に電源を供給し、
駆動する場合、1台の誘導電15動機(第1図では誘導
電動機2、第2図では誘導電動機2または3)のみの回
転数を速度センサ21で検出してすベリ周波数を制御し
、全誘導電動機2〜5を駆動していた。
なお、第1図は誘導電動機2〜5をインバータ1に並列
接続した場合20を、また、第2図は誘導電動機2、3
および4、5をそれぞれ直列接続してインバータ1に並
列接続した場合を示す。しかしながらこのような制御方
法では次のような欠点があつた。
すなわち、電気車両走行中に速25度センサ21を有す
る誘導電動機2が空転すると、インバータ1の出力周波
数は(誘導電動機回転数+すベリ周波数)を発生するよ
うになつているので、必要以上に高い周波数の電圧を発
生する。この結果、空転した誘導電動機2は負荷が軒く
なる30ので益々増速して空転が助長され、遂には空転
が止まらず、また、空転していない誘導電動機3〜5に
も高いすベリ周波数の電圧が印加されるので粘着を越え
た回転力が発生し、空転を続発させることになる。反対
に、上記誘導電動機2が滑走し35た場合には、空転の
場合と逆の現象となる。すなわち、ブレーキ期間中、イ
ンバータ1の出力周波数は(誘導電動機回転数−すベリ
周波数)を発生するようになつているので必要以上に低
い周波数電圧を発生する。この結果、滑走した誘導電動
機2のブレーキカは益々大きくなつて滑走が止まらなく
なり、また、滑走していない誘導電動機3〜5にも低い
すべり周波数の電圧が印加されるのでブレーキカが増大
する。このブレーキカが車輪の粘着によつて決まる許容
範囲を越えると滑走を続発するという欠点があつた。こ
の発明は上記のような欠点を除去するためになされたも
ので、誘導電動機の空転、滑走を有効に防止することが
できる誘導電動機の制御方法を提供することを目的とす
る。
以下第3図ないし第6図を参照してこの発明の実施例を
説明する。
第3図はこの発明による誘導電動機の制御方法を電気車
両に適用した回路の一例を示すプロツク図、第4図は同
じく他の例を示すプロツク図で、前者は各誘導電動機を
インバータに並列接続した場合を、また、第4図は誘導
電動機を直列接続したものをインバータに並列接続した
場合を示したものである。これら第3図および第4図に
おいて、1は可変周波数、可変電圧の3相インバータ、
2〜5は電気車両の車輪を駆動する3相誘導電動機、2
1〜51は上記車輪あるいは誘導電動機2〜5の速度(
回転数)センサ、6は速度(回転数)の平均値計算器
7は速度微分計算器である。すなわちこの発明は、1台
のインバータ1で複数台の誘導電動機2〜5を駆動する
場合において、少なくとも2台以上、ここでは全ての誘
導電動機2〜5の速度(回転数)を検出し、その平均値
によつてインバータ1の発生周波数、電圧を制御し、再
粘着特性を改善して空転、滑走を防止するものである。
また、速度微分計算器7を設けることにより、複数、例
えば全ての誘導電動機2〜5が空転あるいは滑走した際
、速度微分計算器7によつて短かい時間単位における速
度変動を検出し、正常の加減速度を越える場合にはすベ
リ周波数、従つて加速力、減速力を減小または零として
空転、滑走を止めるようにしたものである。以下この発
明の詳細について述べる。
すなわち、電気車両の駆動用に誘導電動機2〜5を使用
してすべり周波数制御を行うには、起動および加速期間
中は誘導電動機2〜5の回転数より絶えず数Hz高い周
波数(すべり周波数)の電圧を印加して誘ノ導電動機2
〜5に回転力を発生させる必要がある。
誘導電動機2〜5の回転力は、回転子電流とエアギヤツ
プの磁束との積によつて決まる。すなわち、T :誘導
電動機の発生トルク、 ΦAG:エアギヤツプの磁束 IR:回転子電流、 Va:固定子電圧f :固
定子周波数、 Fs:すべり周波数とした場合、T(
X(1)AG−1R・・・・・・(1)となり、またΦ
AG,IRはそれぞれIR(X(1)AG−Fs・・・
・・・(3)であり、(2)式を(3)式に代入すると
、となり、(2)式、(4)式を(1)式に代入すると
、2りとなる。
すなわち、この(5)式から分かるように、誘導電動機
2〜5の回転力はすベリ周波数Fsを可変することによ
り制御できる。ここで、いま、4極の誘導電動機2〜5
の回転数が900rpm(同期周波数30Hz)で印加
電圧の周波数が35Hz1すなわち5Hzのすベリ周波
数でバランス運転している場合に、従来方法では、速度
センサ21が付設された誘導電動機2が空転して120
0rpTBに速度上昇したと仮定すると、同期1乙υ1
W周波数fωは1200=?からfω=40HzとAな
り、これに5Hzのすべり周波数が加えられるのでf−
45Hzとなつてインバータ1の出力周波数は45Hz
に泡止昇する。
その結果、空転していない誘導電動機3〜5のすベリ周
波数は5Hzから15Hzとなるので3倍のトルクを発
生することになり、空転、過電流等を惹起する。一方、
この発明方法によると、上述従来方法の場合と同一条件
において、平均値計算器6の出力1ZUUf9UUf9
UUf′9UU回転数は 9
75rpmと120fωなり、同期周波数fωは975
−?からfω一32.5Zとなり、これに5Hzのすべ
り周波数が加えられるので、インバータ1の出力周波数
fは32.5Hz+5Hz=37.5Hzとなる。
従つて周波数の異常上昇値は従来方法の1/4の2.5
Hz(同様にして誘導電動機が8台ある場合には1/8
の1.25Hz)に抑えられるものである。ここで、誘
導電動機2〜5の速度は普通、電源の周波数fで決まる
同期速度以上にはならず、従つて上述空転誘導電動機2
の速度1200rpmと平均値計算器6の出力電源指令
周波数32.5Hz(誘導電動機速度換算975rpり
との間に差がでてくる。
そこで、第5図を参照して図示実施例回路の動作を以下
に詳述する。すなわち第5図において、電気車両速度が
バランスして誘導電動機2〜5が一定すべり周波数で運
転している時の同期速度は線A、電源周波数は線Bで示
され、一定である。また、速度センサ21が付設された
誘導電動機2が空転したときの速度変化は線C、平均値
計算器6によつて制御されるインバータ1の発生する出
力周波数(誘導電動機電源周波数)は線D、空転してい
ない誘導電動機3〜5の速度上昇特性は線Eで示される
。この第5図から分かるように、空転した誘導電動機2
の速度特性曲線Cは電源周波数の特性曲線Dを越えるこ
とはなく、両曲線C,Dの交叉するP点で空転している
誘導電動機2は、Fsが上記(5)式から零となるので
トルクも零となつて空転は止まり、再粘着して急速に空
転前の速度に回復する。
従つて空転した誘導電動機2の速度上昇限度を低く抑え
ることができると共に、他の誘導電動機3〜5が空転に
進展する余地は非常に少ない。なお、上記P点は(平均
値計算器6の出力周波数+すベリ周波数)=(空転した
誘導電動機2の同期周波数)であり、上述実施例の場合
には900rpmで運転中、1台の誘導電動機2が空転
した場合であるから約950rpmとなる。また、複数
、例えば全部の誘導電動機2〜5が空転した場合は、従
来方法と同一結果となつてしまうので、速度微分検出器
7を設け、これにより空転を検出してすべり周波数を減
小させ誘導電動機2〜5のトルクを減小させれば全誘導
電動機2〜5の空転を防止することができる。
第6図はこのような機能を有する回路の一例を示す要部
プロツク図で、図中1はインバータ、6は平均値計算器
、7は速度微分検出器である。
また、11および12はインバータ1の周波数発生回路
を構成する同期周波数発生器およびすべり周波数発生器
、13は速度微分検出器7によつて切換操作されるスイ
ツチである。なお、上述実施例では誘導電動機の空転の
場合について述べたが、滑走の場合についても上述とは
逆の動作によつて防止することができる。
また、上述実施例では、この発明を電気車両の駆動に適
用した場合について述べたが、これのみに限らず、1台
のインバータで複数台の誘導電動機を制御するものであ
れば、その用途は任意である。以上述べたようにこの発
明によれば、誘導電動機の空転、滑走を有効に防止する
ことができる。
特に、この発明を電気車両の駆動に適用した場合におい
て、電気車両の車輪径が摩耗によつて不均一になつた際
、誘導電動機の速度もそれぞれ車輪径によつて差を生ず
るので結果的に発生トルクにも大小が現われ、空転、滑
走の原因となり、従つて車輪径差を少なくするように車
輪削正をする必要が起こるが、この発明によればこのよ
うな場合に車輪径誤差を比較的大きい値まで許容できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来方法を電気車両の駆
動に適用した回路例を示すプロツク図、第3図はこの発
明による誘導電動機の制御方法を電気車両の駆動に適用
した回路の一例を示すプロツク図、第4図は同じく他の
例を示すプロツク図、第5図は第3図に示した4台の誘
導電動機を有する電気車両がバランス速度で運転中、1
台の誘導電動機が空転した場合のインバータの出力周波
数、誘導電動機の速度の特性図、第6図は第3図および
第4図に示したインバータの周波数発生回路部の一例を
示すプロツク図である。 1・・・・・・インバータ、2〜5・・・・・・誘導電
動機、6・・・・・・平均値計算器、7・・・・・・速
度微分検出器、21〜51・・・・・・速度(回転数)
センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1台のインバータで複数台の誘導電動機を駆動する
    誘導電動機の制御方法において、少なくとも2台以上の
    誘導電動機の回転数を検出し、その回転数の平均値によ
    つてインバータの発生周波数、電圧を制御するようにし
    、かつ速度微分検出器により誘導電動機の空転、滑走を
    検出し、誘導電動機に与えるすベり周波数を減小または
    零にして加速力、減速力を減小または零とするようにし
    たことを特徴とする誘導電動機の制御方法。
JP2481478A 1978-03-03 1978-03-03 誘導電動機の制御方法 Expired JPS5924636B2 (ja)

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JPS54116620A JPS54116620A (en) 1979-09-11
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