JPS5924374B2 - 浮力の測定装置 - Google Patents

浮力の測定装置

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JPS5924374B2
JPS5924374B2 JP556176A JP556176A JPS5924374B2 JP S5924374 B2 JPS5924374 B2 JP S5924374B2 JP 556176 A JP556176 A JP 556176A JP 556176 A JP556176 A JP 556176A JP S5924374 B2 JPS5924374 B2 JP S5924374B2
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JP
Japan
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float
pressure
buoyancy
diaphragm
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JP556176A
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JPS5289362A (en
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大伸 前田
久高 森
昭治 伊野
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高精度でかつ広範囲な測定を行うことのできる
浮力の測定装置に関する。
浮子の浮力を利用して液体の比重、濃度などを測定する
浮力測定装置は、従来から広い分野で利用されているが
、その原理は次に示す方程式に基づいている。
浮子を配装してなる浮力の測定装置。
F■ρx−V−W■ρx−V−ρm・但しρmは浮子の
密度、Vは浮子の体積、wは浮子の重さを示し、ρXは
測定する液体の比重、Fは装置内に設けられた浮力の測
定部に加わる力である。この浮力測定装置では、上式(
1)のFを測定するものであるが、このFの変化量は上
記測定部の機構上の制約によりー定の範囲F1〜F2に
制限される。
さらに該装置は、浮子に浮力の作用しているときにも常
に上記測定部に対して下方向の力(F<0)が加わるよ
うに、すなわち上式(1)において、w>ρx−V(ρ
m>ρx)なる条件を満足する状態で測定するように構
成されなければならない。第1図Iは上式(1)の関係
をグラフで表わしたものである。同グラフに示すように
、上記した装置の条件下において、浮子の容積をV、と
したときに測定しうる液体の比重値範囲はρx1〜ρx
2となる。ここで測定値の指示感度を大きくするには、
特殊な高感度の浮力測定器を開発する以外の方法として
浮子の容積Vを大とする手段がある。そこ■(ρx−ρ
m)・ V ・・・・・・・・・・・・・・・(1]で
浮子の容積をり、より大なV。とすると、上記比重値範
囲はρX3〜ρX4ときわめて細かい間の値を該装置で
測ることが原理的に可能である。処がw>ρx−Vの条
件を満足させるために浮子の重さwはきわめて大きな重
量とならなければならない。上記のように従来の浮力測
定装置は、浮子の容積Vを大にして測定値の指示感度を
大きくして精度の高い測定値をえようとすれば、浮子の
重さwが過大なものとなり浮力測定部の機構への負荷が
増し、浮子の容積Vを大として行なう浮子式浮力測定法
の伸展を著しくさまたげ、その結果その適用範囲もきわ
めて限定されるという欠点を有していた。またρm>ρ
X なる条件下で測定を行うため、大きな値の比重値を
測定する場合などには、それよりも大な密度を有する浮
子を必要とし、浮子の材質の選択が困難であつた。なお
、第1図■に示したグラフは、上記第1図Iに示した比
重値範囲ρx1〜ρx2およびρx3〜ρx4内にある
液体の比重値ρXの値と、この値に対する上記浮力測定
器からの出力信号sとの関係を示したものであり、たと
えば該信号sを0〜100(%)として表示しうるよう
にしておき、その表示値より上記比重値ρXに対する浮
力値を測定する。
同グラフに示すように浮子の容積をV1、V2(V1<
V2)とした場合における装置の測定可能比重値範囲は
それぞれρxl 〜ρX2およびρX3〜ρX4(ρx
l〜ρX2>ρX3〜ρX4)’T:あるからsなる測
定レンジ内で得られる測定結果は、容積V2なる浮子で
測定した場合の方がより精度の高い測定値を得ることが
できることは明らかである。本発明は、かゝる従来の浮
力測定装置のもつ問題点を解決したものであり、小さな
浮力差の測定値の指示感度を大きくし、かつ高精度の測
定を行うことができる浮力の測定装置を提供することを
目的とする。
すなわち、本発明に係る浮力の測定装置は、平衡圧室と
浮子室とこれら両室間を仕切る圧力応動゛部材とを備え
、上記平衡圧室は上記圧力応動部材に所定の気圧を負荷
しうるように構成し、一方上記浮子室には上記圧力応動
部材に連結する浮子を配装してなることを特徴としてい
る。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本発明を詳細に
説明する。
第2図は、本発明による浮力測定装置の一実施例を示し
たものである。
同図において1はハウジングであり、該ハウジング内は
圧力や変位に対して応動できる弾性隔膜2によつて平衡
圧室3と浮1r子室4とに仕切られており、これら両室
3,4の間は互に気密を保持している。5は上記平衡圧
室3の外側部に装着した浮力の測定部を示し、該測定部
の検出棒6はその基部を中心として所定角度上下動でき
得るように上記平衡圧室3内に突出し、かつこの突出部
先端はロツドTを介して上記隔膜2の上面中心部と連結
している。
8は浮子室4内に配装した浮子を示し、該浮子8はロツ
ド9を介して隔膜2の下面中心部に連結支持されている
なお10は平衡圧室3の頂部に設けた平衡圧カロ、11
および12は、各々浮子室4の上側部と最下部に設けた
液流出口と液導入口を示し、13はこの液導入口の直上
に位置する浮子室4内に配設した流動圧遮蔽板を示す。
上記構成の本発明装置において浮力廁定を行う場合には
、まず、平衡圧カロ10に接続されたポンプ(図示せず
)によつて平衡圧室3内の圧力を所定の大きさに設定し
、同時に液導入口12より被測定液体14を浮子室4内
に流入させる。
このとき、該液体14は、遮蔽板13によつてその流動
圧を浮子8に作用させることなく流入し、かつ浮子室4
上部の流出口11よりオーバーフローする。したがつて
流体14の液面と隔膜2の下面とは、常に一定の隙間を
保持している。上記において、いま浮子8の容積と密度
及び重さを各々v’、ρ霜、W’、比測定液体14の比
重をρ’x、平衡圧室3内の圧力をP、隔膜2の上面の
面積をAとすると、浮子8には前記第(1)式に基ずな
る力F’が作用し、この力F’が求むるべき浮力値であ
る。
このF’はロツド9を介して隔膜2の下面に作用し、一
方隔膜2の上面にはf=P−Aなる平衡圧室3内の圧力
Pによる力が負荷される。こゝでPは隔膜上部に加わる
気圧を示し、Aは隔膜の有効面積である。したがつてロ
ツド7を介して測定部5に加えられる力は次のように表
わすことができる。この式IIL式(a)に対してP−
Aなる項を加えることにより、浮子の重さの条件である
W’(=ρ霜・ V’)>ρ’x − V’を満足させ
なくても(即ち浮子が非常に軽くても)浮力測定が可能
であることを示すものでしかもPをある固定した値に可
変設定することにより測定範囲の移動が簡単に出来るこ
とを表わしている。
又この操作は測定装置の機構内部に手を触れない方法で
行なえるものである。第4図は上式(b)をグラフで表
わしたものである。
同図に示すように圧力をP−0としたときには、F =
F′となつて上式(a)のグラフと一致する。pこkで
上記測定部5の機能上より定まる測定可能範囲をFll
〜F′2とすると、P−0の場合において測定しうる液
体14の比重値範囲はρ′x1〜ρ′X2となる。
つぎに圧力Pを負圧(P〈0)として加えた場合を考え
ると、隔膜2の上面はP−Aなる力で上方向に引張され
るから隔膜2はロツド7を該力P−Aでもつて押し上げ
る。これをグラフでもつて表わすとP=Oの場合の直線
を上方に平行移動したことを意味している。同グラフに
示すようにP<Oなる圧力を作用させることによつてP
=0の状態では測定不可能であつたρ′X2よりも小さ
なρ″X3なる比重値をもつ液体に対してもこの装置を
適用できることがわかる。つぎにPを正圧(P>O)と
して隔膜2に作用させると、上記とは逆に該隔膜2はP
−Aなる力で押し下げられるから、ロツド7も該力Fで
下方に引張される。この状態はグラフ上においてP一0
の場合の直線を下方に平行移動したことを意味し、さら
にこれはP>Oなる圧力を隔膜上面に作用することによ
つて、P−0の状態では測定不可能(なぜならρくρ′
oなる条件下で測定することとなるからFIはF′〉0
となる。)であつたρ′X4〉ρ霜なる比重値をもつ液
体に対しても本装置を適用できることを示している。と
ころで測定の指示感度を高くするために浮子の容積V′
を大きく構成した場合、第5図に示すようにグラフの傾
斜が急となつて測定する比重値の範囲ρ′x1〜Dx2
は小さな値となる。
このことは比重の範囲ρ′)C1〜ρ″X2で生じる狭
い浮力差の測定が指示感度を大として行なえることを意
味している。又前記したように本発明の装置は上記圧力
P(P〉0またはP<O)を適宜連続的に調節変化する
ことによつてこの比重値範囲をρ(軸上で移動すること
ができるから、実質的に測定の可能な範囲はきわめて広
いものとなる。上記のように作用する本発明装置におい
て、測定器5で測定される力Fは、上記圧力Pによるp
力fを含んだ値であるから、正規な浮力値F′を得るた
めには、F −fなる演算処理を施す必要ゝ pがあ
る。
この場合Pの値は連結量(アナログ量)であるからきわ
めて精度よくかつ容易に得られるから、この演算処理に
よる精度低下は全くなく、しかも測定部5の測定範囲を
一且決めた後は測定部5の機構とは関係なしに測定範囲
の移動をする方法であるから精度の安定を保証しえるも
のである。本発明による装置は、上記のように浮力の測
定指示感度を大きく出米る上に比動値の異なる各種の液
体に対して巾広く適用することができ、かつ高精度の測
定値を得ることができる。
第3図は液体14の液面を隔膜2の下面に接触させた状
態で測定するようにした本発明装置のいま一つの実施例
を示したものである。この実施例の装置は、前記実施例
のものと同様の構成と作用をもつものであるが、液流出
口11′の位置の関係で・・ウジング1′のこの流出口
部分は前記実施例の・・ウジング1と多少形状を異にし
ている。この方式の装置では、隔膜2″の下面に変動を
伴つた液圧が作用するので、この変動液圧が測定値に影
響を与えないように適宜な補償手段を設ける必要がある
。この補償手段としては、たとえば液圧を空気圧力に1
:1の対応で変換する変換器(図示せず)を用い、この
変換器の出力圧を隔膜2の上面より負荷するようにすれ
ばよい。これによつて上記圧力は隔膜の上下両面間で相
殺され測定値への液圧による影響は除去される。なお、
上記実施例でぱ、浮子8に作用する力と圧力Pとを受け
る部材として、弾性を有する隔膜2を用いてあるが、こ
の部材は圧力に応じて作動するものであればよく、上記
のような隔膜に限定されない。
たとえば上記隔膜に代えてピストンなどを所定のストロ
ークだけ上下動できるように配装してもよい。本発明に
係る浮力の測定方法とその装置は、上記のように、比重
値の異なる各種の液体に対して巾広く適用することがで
き、かつ精度の高い測定を行うことができる。
また装置の調整を気圧によつてアナログ的に行なうので
、その操作は容易かつ精密に行え、さらに圧力応動部材
によつて液体側と測定器側とを什切るため、高粘度の液
体や腐触性液体、スラリ液体などの測定にも好適である
【図面の簡単な説明】
第1図1は、従来の浮力測定装置の動作を説明するため
のグラフ、同図は比重値範囲と浮力測定部の出力信号と
の関係を示したグラフ、第2図は本発明に係る測定装置
を概念的に示した縦断面図、第3図は本発明装置の他の
実施例を示した概念図、第4図は第2図の装置の動作を
説明するためのグラフを示し、第5図は、同装置におい
て、浮子の容積を大にした場合の動作を示すグラフであ
る。 1,1″・・・・・・・・ウジング、2,2″・・・・
・・隔膜、3・・・・・・平衡圧室、4・・・・・・浮
子室、5・・・・・・測定部、6・・・・・・検出棒、
7,r・・・・・・ロツド、8,8″・・・・・・浮子
、9,9′・・・・・・ロツド、10・・・・・・平衡
圧カロ、11,11ζ・・・・・液流出口、12・・・
・・・液導入口、13・・・・・・流動圧遮蔽板、14
,14′・・・・・・被測定液体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平衡圧室と浮子室とこれら両室間を仕切る圧力応動
    部材とを備え、上記平衡圧室は上記圧力応動部材に所定
    の気圧を負荷しうるように構成し、一方上記浮子室には
    上記圧力応動部材に連結する浮子を配装してなる浮力の
    測定装置。
JP556176A 1976-01-21 1976-01-21 浮力の測定装置 Expired JPS5924374B2 (ja)

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JP556176A JPS5924374B2 (ja) 1976-01-21 1976-01-21 浮力の測定装置

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JPS5289362A JPS5289362A (en) 1977-07-26
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JPH01108777U (ja) * 1988-01-18 1989-07-24
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JPH053338Y2 (ja) * 1988-01-18 1993-01-27
JPH0588679B2 (ja) * 1986-07-15 1993-12-24 Rorubeeru Kuruto

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