JPS5923452B2 - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPS5923452B2 JPS5923452B2 JP3047779A JP3047779A JPS5923452B2 JP S5923452 B2 JPS5923452 B2 JP S5923452B2 JP 3047779 A JP3047779 A JP 3047779A JP 3047779 A JP3047779 A JP 3047779A JP S5923452 B2 JPS5923452 B2 JP S5923452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- lead wire
- voltage lead
- transformer
- high voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/02—Casings
- H01F27/04—Leading of conductors or axles through casings, e.g. for tap-changing arrangements
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は７５０ｋＶ、１０００ｋＶなどのようにＵＨＶ
送電用に使用される変圧器に係り、特に高圧ブッシング
と巻線から導出された高圧リード線との接続方法を改良
して耐電圧特性を改善することにより信頼性を向上する
ようにした変圧器に関する。
送電用に使用される変圧器に係り、特に高圧ブッシング
と巻線から導出された高圧リード線との接続方法を改良
して耐電圧特性を改善することにより信頼性を向上する
ようにした変圧器に関する。
最近、電力系統が増大して１０００ｋＶ級のＵＨＶ送電
の実現が待たれているが、従来のように、単純な高圧リ
ード線の構成では、中身を収納するタンクサイズの増大
によつて輸送限界への適応が満足できなかつたり、油量
増加の不経済が生ずることになる。
の実現が待たれているが、従来のように、単純な高圧リ
ード線の構成では、中身を収納するタンクサイズの増大
によつて輸送限界への適応が満足できなかつたり、油量
増加の不経済が生ずることになる。
従つて、高圧リード線及び高圧ブッシング充電部まわり
には複雑な絶縁構成を採用してタンクサイズの縮小を計
ることになる。タンクサイズの縮小には、１０００ｋＶ
級の電圧により拡大基調にある油隙の細分化が有効であ
り、高圧リード線の外周に施こす多重バーリヤ絶縁の他
高圧ブッシング充電部にも多重の絶縁物によるバーリヤ
を設ける構造が採用されることになる。
には複雑な絶縁構成を採用してタンクサイズの縮小を計
ることになる。タンクサイズの縮小には、１０００ｋＶ
級の電圧により拡大基調にある油隙の細分化が有効であ
り、高圧リード線の外周に施こす多重バーリヤ絶縁の他
高圧ブッシング充電部にも多重の絶縁物によるバーリヤ
を設ける構造が採用されることになる。
又、この多重バーリヤ絶縁の効果を最大限引き出すため
にはその組合せ精度を向上させることが必要である。一
方、こうした施策にもかかわらず、変圧器中身となる鉄
心や巻線と高圧ブッシングの間の絶体寸法は大きくなり
、高圧リード線の長さもその分長くなる事はさけられな
い。本発明の目的は長大化する高圧リード線の支持を確
実、容易にすると共に複雑化する高圧ブツシ・ シダ下
部の充電部用絶縁バーリヤ類の組合せ精度を向上して信
頼性の高い変圧器を得ることにある。
にはその組合せ精度を向上させることが必要である。一
方、こうした施策にもかかわらず、変圧器中身となる鉄
心や巻線と高圧ブッシングの間の絶体寸法は大きくなり
、高圧リード線の長さもその分長くなる事はさけられな
い。本発明の目的は長大化する高圧リード線の支持を確
実、容易にすると共に複雑化する高圧ブツシ・ シダ下
部の充電部用絶縁バーリヤ類の組合せ精度を向上して信
頼性の高い変圧器を得ることにある。
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第１
図及び第２図において、鉄心１とこの鉄心１に巻装され
た巻線２および巻線２から導出さ・ れ高圧ブッシング
４に接続される高圧リード線５から構成される中身はタ
ンク３に収納される。高圧リード線５は絶縁強度向上の
ためリード線５ａの外周が多重バーリヤで包まれている
。又高圧ブッシング４の下部に設けられた油中シールド
４ａフ の外周にも多重バーリヤが取付けられている。
この構成は充電側の電界一を緩和するためのものである
。さらに高圧ブッシング４の下部充電部とタンク壁や鉄
心１との油隙を細分化する目的で絶縁筒６ａ〜６ｃを高
圧ブッシング４を中心にした同心５ 状に配置する。こ
の絶縁筒６ａ〜６ｃは自立し、高圧リード線５、油中シ
ールド４ａを支持する厚さ（たとえば３〜５１１）で構
成され、下部は支持絶縁物７で支持固定される。
図及び第２図において、鉄心１とこの鉄心１に巻装され
た巻線２および巻線２から導出さ・ れ高圧ブッシング
４に接続される高圧リード線５から構成される中身はタ
ンク３に収納される。高圧リード線５は絶縁強度向上の
ためリード線５ａの外周が多重バーリヤで包まれている
。又高圧ブッシング４の下部に設けられた油中シールド
４ａフ の外周にも多重バーリヤが取付けられている。
この構成は充電側の電界一を緩和するためのものである
。さらに高圧ブッシング４の下部充電部とタンク壁や鉄
心１との油隙を細分化する目的で絶縁筒６ａ〜６ｃを高
圧ブッシング４を中心にした同心５ 状に配置する。こ
の絶縁筒６ａ〜６ｃは自立し、高圧リード線５、油中シ
ールド４ａを支持する厚さ（たとえば３〜５１１）で構
成され、下部は支持絶縁物７で支持固定される。
第３図乃至第５図はその絶縁筒６の単体の図を例示した
もので、正面に見える丸穴は高圧リード線５を貫通させ
支持するものである。
もので、正面に見える丸穴は高圧リード線５を貫通させ
支持するものである。
第３図の場合は軸方向にすり割りが１個所あり、取付け
時にはここで高圧リード線の分だけ開いて組み立てる。
又第４図の場合は軸方向に２個所のすり割りがあり、２
分割されており組み立て作業性が良い。第３図、第４図
の場合共にすり割り位置は比較的接地側との間の電気的
ストレスの低い位置、たとえば第１図の矢印位置０Ａ″
″６Ｂ゛″に配置する。第５図の場合は完全な円筒形で
作り、高圧リード線との関係でＵ字形の切り込みをつけ
て当て板８を締結材９で塞ぎ継いだものである。これら
の絶縁筒６は単独又は組み合せて多重に配置される。次
にこの絶縁筒６ａ〜６ｃで高圧ブツシング４の下部の油
中シールド４ａ及びその外周に配置されるバーリヤ１０
の支持のための構成例を第６図及び第７図で説明する。
第６図は第７図の１Ｘ″″゛Ｘ″″断面図である。油中
シールド４ａは従来高圧ブツシング４側に固定されてい
たが、本発明では絶縁筒６ａで支持する。油中シールド
４ａ１高圧リード５の外側を包んでいるバーリヤ１０は
円筒方向に分散配置されたスペーサ１１ａ，１１ｂで保
持され、スペーサ１１ｂは絶縁筒６ａに固定される。尚
、油中シールド４ａの電位は高圧リード線５ａから接続
線にて確保する。上記の構成によれば、高圧リード線５
の支持を高圧ブツシング４の下部周囲に配置した絶縁筒
６５で確保することが出来るので、電気的ストレスの高
い高圧ブツシング４の下部において従来使用していた柱
、リード支え等の体積の大きい部材を使用する必要がな
くなり、これらの絶縁物を介した鉄心１やタンク壁への
絶縁破壊を防止することが可能となる。
時にはここで高圧リード線の分だけ開いて組み立てる。
又第４図の場合は軸方向に２個所のすり割りがあり、２
分割されており組み立て作業性が良い。第３図、第４図
の場合共にすり割り位置は比較的接地側との間の電気的
ストレスの低い位置、たとえば第１図の矢印位置０Ａ″
″６Ｂ゛″に配置する。第５図の場合は完全な円筒形で
作り、高圧リード線との関係でＵ字形の切り込みをつけ
て当て板８を締結材９で塞ぎ継いだものである。これら
の絶縁筒６は単独又は組み合せて多重に配置される。次
にこの絶縁筒６ａ〜６ｃで高圧ブツシング４の下部の油
中シールド４ａ及びその外周に配置されるバーリヤ１０
の支持のための構成例を第６図及び第７図で説明する。
第６図は第７図の１Ｘ″″゛Ｘ″″断面図である。油中
シールド４ａは従来高圧ブツシング４側に固定されてい
たが、本発明では絶縁筒６ａで支持する。油中シールド
４ａ１高圧リード５の外側を包んでいるバーリヤ１０は
円筒方向に分散配置されたスペーサ１１ａ，１１ｂで保
持され、スペーサ１１ｂは絶縁筒６ａに固定される。尚
、油中シールド４ａの電位は高圧リード線５ａから接続
線にて確保する。上記の構成によれば、高圧リード線５
の支持を高圧ブツシング４の下部周囲に配置した絶縁筒
６５で確保することが出来るので、電気的ストレスの高
い高圧ブツシング４の下部において従来使用していた柱
、リード支え等の体積の大きい部材を使用する必要がな
くなり、これらの絶縁物を介した鉄心１やタンク壁への
絶縁破壊を防止することが可能となる。
又、充電部の絶縁耐力向上を目的とした油中シールド４
ａと多重絶縁リード５及びバーリヤ１０の相対位置は、
組立精度やタンク等の製作誤差によつてずれやすい高圧
ブツシング４と切り離してブツシング取付前に組み合せ
調整しておくことが容易になるため、その組立精度が改
善されることになる。絶縁筒６の支持絶縁物７は、変圧
器中身から支持して中身と共に高圧リード５を組み立て
た上タンクに釣り入れる事ももち論可能である。以上説
明したように本発明によれば、ＵＨ吸の変圧器の高圧リ
ード線と高圧ブツシング充電部の多重バーリヤ絶縁の支
持に関する組立が容易になり、しかも精度良く組み立て
ることができるので信頼性の高い変圧器を得ることが出
来る。
ａと多重絶縁リード５及びバーリヤ１０の相対位置は、
組立精度やタンク等の製作誤差によつてずれやすい高圧
ブツシング４と切り離してブツシング取付前に組み合せ
調整しておくことが容易になるため、その組立精度が改
善されることになる。絶縁筒６の支持絶縁物７は、変圧
器中身から支持して中身と共に高圧リード５を組み立て
た上タンクに釣り入れる事ももち論可能である。以上説
明したように本発明によれば、ＵＨ吸の変圧器の高圧リ
ード線と高圧ブツシング充電部の多重バーリヤ絶縁の支
持に関する組立が容易になり、しかも精度良く組み立て
ることができるので信頼性の高い変圧器を得ることが出
来る。
第１図及び第２図は本発明による変圧器の全体を示す平
面図及び側面図、第３図、第４図及び第５図はそれぞれ
本発明による絶縁筒の単体を示す斜視図、第６図及び第
７図は本発明による高圧ブツシング下部を詳細に示した
平面図及び断面図である。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・巻線、３・・・・
・・タンク、４・・・・・・高圧ブツソング、４ａ・・
・・・・油中シールド、５・・・・・・高圧リード線、
６・・・・・・絶縁筒、７・・・・・・絶縁筒支持材、
８・・・・・・当て板、９・・・・・・締結材、１０・
・・・・・バーリヤ、１１・・・・・・スペーサ。
面図及び側面図、第３図、第４図及び第５図はそれぞれ
本発明による絶縁筒の単体を示す斜視図、第６図及び第
７図は本発明による高圧ブツシング下部を詳細に示した
平面図及び断面図である。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・巻線、３・・・・
・・タンク、４・・・・・・高圧ブツソング、４ａ・・
・・・・油中シールド、５・・・・・・高圧リード線、
６・・・・・・絶縁筒、７・・・・・・絶縁筒支持材、
８・・・・・・当て板、９・・・・・・締結材、１０・
・・・・・バーリヤ、１１・・・・・・スペーサ。
Claims (1)
- １ 鉄心、この鉄心に巻装された巻線及びこの巻線から
導出された高圧リード線を備えた変圧器中身をタンク内
に収納し且つ前記高圧リード線の接続端部をブッシング
に接続してなる変圧器において、前記ブッシングの下部
にそれぞれ周面に穴又は切込み部を有する多重の絶縁筒
を配置し、これら各絶縁筒の前記穴又は切込み部に前記
高圧リード線を貫通させて支持し、さらに高圧リード線
用絶縁物および高圧ブッシング下部に配置されるブッシ
ングの油中シールドを前記多重絶縁筒の内側にスペーサ
を介して支持する構成としたことを特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3047779A JPS5923452B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3047779A JPS5923452B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55123107A JPS55123107A (en) | 1980-09-22 |
| JPS5923452B2 true JPS5923452B2 (ja) | 1984-06-02 |
Family
ID=12304924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3047779A Expired JPS5923452B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923452B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5453675B2 (ja) * | 2010-05-11 | 2014-03-26 | 三菱電機株式会社 | 絶縁バリアおよびそれを備えた油中シールド装置の製造方法 |
-
1979
- 1979-03-15 JP JP3047779A patent/JPS5923452B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55123107A (en) | 1980-09-22 |
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