JPS59231187A - ベ−ン型コンプレツサ - Google Patents
ベ−ン型コンプレツサInfo
- Publication number
- JPS59231187A JPS59231187A JP10746083A JP10746083A JPS59231187A JP S59231187 A JPS59231187 A JP S59231187A JP 10746083 A JP10746083 A JP 10746083A JP 10746083 A JP10746083 A JP 10746083A JP S59231187 A JPS59231187 A JP S59231187A
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- JP
- Japan
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- refrigerant
- working chamber
- housing
- rotor
- discharge
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はベーン型コンプレッサに関し、特に自動車空調
装置に用いる冷媒圧縮機として有効である。
装置に用いる冷媒圧縮機として有効である。
一般にこの種のコンプレッサはロータ外周・ベーン側面
・ハウジング内面により作動室を形成し、その作動室の
容積変動に応じて冷媒の吸入・圧縮吐出を行なうように
なっている。即ち、第1図に示すようにハウジング8に
形成された吸入孔56より作動室内に冷媒を吸入し、作
動室の容積減少に伴い冷媒を圧縮し、その後ハウジング
8に形成された吐出孔9より吐出室に吐出する。
・ハウジング内面により作動室を形成し、その作動室の
容積変動に応じて冷媒の吸入・圧縮吐出を行なうように
なっている。即ち、第1図に示すようにハウジング8に
形成された吸入孔56より作動室内に冷媒を吸入し、作
動室の容積減少に伴い冷媒を圧縮し、その後ハウジング
8に形成された吐出孔9より吐出室に吐出する。
そして、吸入孔56と吐出孔9との間は、ロータ3がハ
ウジング内面8aと面接触することにより分離されてい
る。すなわち、作動室はロータ3とハウジングとの間の
シール面8bにより高圧側と低圧側とが隔離されている
。
ウジング内面8aと面接触することにより分離されてい
る。すなわち、作動室はロータ3とハウジングとの間の
シール面8bにより高圧側と低圧側とが隔離されている
。
しかしながら、このシール面8b近傍ではり−タ3外周
とハウジング内面8aとの間隙が極めて小さくなり、こ
のシール面近傍部の空・間を作動室(2) の作動に有効活用することはできながった。
とハウジング内面8aとの間隙が極めて小さくなり、こ
のシール面近傍部の空・間を作動室(2) の作動に有効活用することはできながった。
このことを第1図を用いて説明する。図中A点はシール
面8bの吸入行程側終了点で、この点Aより時計方向側
では、作動室の容積が増大する。
面8bの吸入行程側終了点で、この点Aより時計方向側
では、作動室の容積が増大する。
従って、吸入孔56はこのA点直後より開口するのが望
ましい。しかしながら、このA点直後の位置ではロータ
3外周とハウジング内面8aとの間隙Bがきわめて小さ
いためその部位にまで吸入孔56を延ばずことかできな
い。そのため、A点がら吸入孔56開ロ点Cまでの間は
作動室には冷媒がなんら供給されることなく容積増大す
ることになり、作動室が真空ダンパとして働いて、コン
プレッサの作動を阻害することになる。
ましい。しかしながら、このA点直後の位置ではロータ
3外周とハウジング内面8aとの間隙Bがきわめて小さ
いためその部位にまで吸入孔56を延ばずことかできな
い。そのため、A点がら吸入孔56開ロ点Cまでの間は
作動室には冷媒がなんら供給されることなく容積増大す
ることになり、作動室が真空ダンパとして働いて、コン
プレッサの作動を阻害することになる。
同様に吐出孔9側においてもシール面8bの終了点りと
吐出孔開口点Eとの間の空間が、冷媒を吐出することな
く容積減少し、冷媒の過圧縮を招きコンプレッサの作動
を阻害してしまう。
吐出孔開口点Eとの間の空間が、冷媒を吐出することな
く容積減少し、冷媒の過圧縮を招きコンプレッサの作動
を阻害してしまう。
本発明は」二記点に鑑みて案出されたもので、吸入孔も
しくは吐出孔の少なくともいずれか一方側において、冷
媒を吸入・吐出することなく容積変(3) 動する空間を減らし、コンプレッサの作動を効率良く行
なわずことを目的とする。
しくは吐出孔の少なくともいずれか一方側において、冷
媒を吸入・吐出することなく容積変(3) 動する空間を減らし、コンプレッサの作動を効率良く行
なわずことを目的とする。
そのため、本発明コンプレッサでは吸入孔・吐出孔の少
なくともいずれか一方の作動室側聞「1端をシール面側
に向けて延出形成するという構成を採用する。
なくともいずれか一方の作動室側聞「1端をシール面側
に向けて延出形成するという構成を採用する。
次に、本発明コンプレッサの一実施例を図に基づいて説
明する。
明する。
マスコンプレッサの構成部品を第2図に基づいて説明す
る。図中、5は駆動シャフト、3はこのシャツ15と一
体に形成されたロータで、シャフト50−タ3は鉄系金
属材料よりなる。ロータ3にはベーン溝2がその一端側
端面3aより十字形に形成されている。1はこのベーン
溝2に摺動自在に配設されるベーンで略コ字形状をして
おり、2つのベーンは十字形に組合されている。6はロ
ータ3の一端側端面を覆うロータカバーで、ロータ3に
形成されたねし穴にポル1を介して結合される。
る。図中、5は駆動シャフト、3はこのシャツ15と一
体に形成されたロータで、シャフト50−タ3は鉄系金
属材料よりなる。ロータ3にはベーン溝2がその一端側
端面3aより十字形に形成されている。1はこのベーン
溝2に摺動自在に配設されるベーンで略コ字形状をして
おり、2つのベーンは十字形に組合されている。6はロ
ータ3の一端側端面を覆うロータカバーで、ロータ3に
形成されたねし穴にポル1を介して結合される。
8はロータ3を収納するハウシングで、略円筒(4)
状をした内面8aを有する。このハウジング内面8aと
ロータ3り)面とベーン1とにより作動室Rを形成する
。9はハウジング8に形成された吐出孔、10はこの吐
出孔を覆う吐出弁、11はこの吐出弁10のカバーで、
吐出弁10. カバー11はビス12によりハウジング
8に固着される。
ロータ3り)面とベーン1とにより作動室Rを形成する
。9はハウジング8に形成された吐出孔、10はこの吐
出孔を覆う吐出弁、11はこの吐出弁10のカバーで、
吐出弁10. カバー11はビス12によりハウジング
8に固着される。
略円筒状をしたハウジング内面は第3図に示すように吐
出孔9の前方側及び後方側の周辺に吐出ガイド満9aが
形成されている。この吐出ガイド溝9aはシール面8b
の吐出孔側端りより時計方向に30°程度形成されてい
る。そして、この吐出ガイド溝9aの断面形状は円弧状
をしており、且つその最大深さHは2.5〜3.0 m
s程度となっている。
出孔9の前方側及び後方側の周辺に吐出ガイド満9aが
形成されている。この吐出ガイド溝9aはシール面8b
の吐出孔側端りより時計方向に30°程度形成されてい
る。そして、この吐出ガイド溝9aの断面形状は円弧状
をしており、且つその最大深さHは2.5〜3.0 m
s程度となっている。
一方、後述する吸入孔56の開口位置Cよりシール面8
b側にも吸入ガイド溝8mが形成されている。吸入孔5
6は後述するようにサイドハウジングに形成されている
ため、吸入ガイド溝8mはハウジング内面8aのうち尤
もサイドハウジング側の部位に形成されている。この吸
入ガイドa8(5) mはシール面8bの吸入孔側端Aより吸入孔側に向けて
、反時計方向に55°程度形成されている。
b側にも吸入ガイド溝8mが形成されている。吸入孔5
6は後述するようにサイドハウジングに形成されている
ため、吸入ガイド溝8mはハウジング内面8aのうち尤
もサイドハウジング側の部位に形成されている。この吸
入ガイドa8(5) mはシール面8bの吸入孔側端Aより吸入孔側に向けて
、反時計方向に55°程度形成されている。
そして、この吸入ガイド溝8mの断面形状も円弧状をし
ており、その最大深さHは2.5〜3.0 鶴程度とな
っている。
ており、その最大深さHは2.5〜3.0 鶴程度とな
っている。
尚、シール面8bは頂点Oより吐出孔側(D点)に20
°、吸入孔側(A点)に45°の長さにわたって形成さ
れている。又、吐出孔9は頂点OJ。
°、吸入孔側(A点)に45°の長さにわたって形成さ
れている。又、吐出孔9は頂点OJ。
り時針方向側に35゛の点を中心として形成されており
、一方眼入孔56は頂点0より反時計方向側に90°の
位置(0点)より15o°の位置(F点)まで開口して
いる。
、一方眼入孔56は頂点0より反時計方向側に90°の
位置(0点)より15o°の位置(F点)まで開口して
いる。
13は吐出弁IOを覆う吐出室ハウシングで弾性リング
14を介してハウジング8にボルト15によって固定さ
れる。16はハウジング8の一端側側面に0リング17
を介して配設されるサイドハウジングで、このハウジン
グ16には吐出室と連通ずる吐出通路18及び作動室R
と対向する位置に開孔するスラッシングボート19が開
孔している。又、ハウジング16にはベアリング38が
打(6) ち込まれ、このベアリング38により前記ロータカバー
6を回転自在に支持する。なお、22は吐出室ハウジン
グ13とサイドハウジング16の吐出通路18周囲との
間に介在され、シールを行なうOリングである。
14を介してハウジング8にボルト15によって固定さ
れる。16はハウジング8の一端側側面に0リング17
を介して配設されるサイドハウジングで、このハウジン
グ16には吐出室と連通ずる吐出通路18及び作動室R
と対向する位置に開孔するスラッシングボート19が開
孔している。又、ハウジング16にはベアリング38が
打(6) ち込まれ、このベアリング38により前記ロータカバー
6を回転自在に支持する。なお、22は吐出室ハウジン
グ13とサイドハウジング16の吐出通路18周囲との
間に介在され、シールを行なうOリングである。
尚、吸入孔9のうち吐出室13a側の開口端はQ、 5
+n程度の長さのテーバ部9kが形成されている(第
4図図示)。そして、このテーバ部9にの更に外周には
深さ0.5鶴程度のオイル溝9mが形成されている。こ
のオイル溝9mは吐出弁先端がハウジング8に直接衝突
するのを防止する作用、及びテーバ部9に外周でのハウ
ジング8と吐出弁10との当接面圧を上げる作用とを有
する。
+n程度の長さのテーバ部9kが形成されている(第
4図図示)。そして、このテーバ部9にの更に外周には
深さ0.5鶴程度のオイル溝9mが形成されている。こ
のオイル溝9mは吐出弁先端がハウジング8に直接衝突
するのを防止する作用、及びテーバ部9に外周でのハウ
ジング8と吐出弁10との当接面圧を上げる作用とを有
する。
20はサイドハウジング16にガスケット21を介して
配設されたオイルセパレータで、前記吐出通路18を介
して吐出室13aと連通ずる。このオイルでパレータ内
にはスラッシングバルブ23が配設され、このバルブ2
3はスプリング24と共にバルブ押え25によりビス2
6でサイドハウジング16に固定されている。なお、ス
ラ・2ジ(7) ングバルプ23は作動室R内圧力がオイルセパレータ2
0内圧力より、スプリング24の設定力以上高くなった
時開き、作動室R内が異常高圧となるのを防止するもの
である。又、バルブ押え25には給油通路27が形成さ
れ、この通路27は給油パイプ28を介し、オイルセパ
レータ20の下面に連通している。従って、オイルセパ
レータ20下方部に溜った潤滑油はその圧力差によって
給油通路27側へ押し」−げられ、給油通路27よりロ
ータ3一端面3a側へ供給される。なお、29はオイル
フィルタ、30はオイル逆止弁である。
配設されたオイルセパレータで、前記吐出通路18を介
して吐出室13aと連通ずる。このオイルでパレータ内
にはスラッシングバルブ23が配設され、このバルブ2
3はスプリング24と共にバルブ押え25によりビス2
6でサイドハウジング16に固定されている。なお、ス
ラ・2ジ(7) ングバルプ23は作動室R内圧力がオイルセパレータ2
0内圧力より、スプリング24の設定力以上高くなった
時開き、作動室R内が異常高圧となるのを防止するもの
である。又、バルブ押え25には給油通路27が形成さ
れ、この通路27は給油パイプ28を介し、オイルセパ
レータ20の下面に連通している。従って、オイルセパ
レータ20下方部に溜った潤滑油はその圧力差によって
給油通路27側へ押し」−げられ、給油通路27よりロ
ータ3一端面3a側へ供給される。なお、29はオイル
フィルタ、30はオイル逆止弁である。
31はオイルセパレータ20にOリング32を介して、
ポア1/ l・33によって取付けられた吐出パイプで
ある。34はこのパイプ31を封止する盲栓、49はパ
イプ31に取付けられた吐出サービスバルブである。吐
出室13aよりオイルセパレータ20に吐出された冷媒
は、オイルセパレータ20内で潤滑油を分離した後、吐
出パイプ31より吐出される。
ポア1/ l・33によって取付けられた吐出パイプで
ある。34はこのパイプ31を封止する盲栓、49はパ
イプ31に取付けられた吐出サービスバルブである。吐
出室13aよりオイルセパレータ20に吐出された冷媒
は、オイルセパレータ20内で潤滑油を分離した後、吐
出パイプ31より吐出される。
35はハウジングの他端側端面にOリング36(8)
を介して、取付けられるサイドハウジングで、このハウ
ジング35内にはベアリング37が打ち込まれ、このベ
アリング37により前記シャフト5を回転自在に支持す
る。又、このハウジング35には後述する吸入室と作動
室Rとを結ぶ吸入孔56が開孔している。
ジング35内にはベアリング37が打ち込まれ、このベ
アリング37により前記シャフト5を回転自在に支持す
る。又、このハウジング35には後述する吸入室と作動
室Rとを結ぶ吸入孔56が開孔している。
39はサイドハウジング35にガスケット40を介して
取付けられたフロントカバーで、内部に吸入室41及び
貯油室42を形成する。57はガスケット40をサイド
ハウジング35に正確に取付けるための位置決めビンで
ある。フロントカバー39の外周部にはボス部43が形
成されこのボス部に図示しない電磁クラッチが取付けら
れる。
取付けられたフロントカバーで、内部に吸入室41及び
貯油室42を形成する。57はガスケット40をサイド
ハウジング35に正確に取付けるための位置決めビンで
ある。フロントカバー39の外周部にはボス部43が形
成されこのボス部に図示しない電磁クラッチが取付けら
れる。
44はフロントハウジング39にOリング45を介して
、ボルト46で取付けられる吸入パイプ、47はこのパ
イプ44途中に設けられた吸入サービスバルブ、48は
このパイプ44を封止する盲栓である。
、ボルト46で取付けられる吸入パイプ、47はこのパ
イプ44途中に設けられた吸入サービスバルブ、48は
このパイプ44を封止する盲栓である。
50はシャフト5とフロントハウジング39との間のシ
ール行なうシャフトシールで、シャフト(9) 5と一体回転するカーボンリング51と、ハウジング3
9にOリング52を介して固定された固定リング53と
よりなる。
ール行なうシャフトシールで、シャフト(9) 5と一体回転するカーボンリング51と、ハウジング3
9にOリング52を介して固定された固定リング53と
よりなる。
上記フロントハウジング39−ガスケット4〇−サイl
:ハウジング35−ハウジング8−サイドハウジング1
6−ガスケット21−オイルセパレータ20は通しボル
ト55によって一体的に連結される。
:ハウジング35−ハウジング8−サイドハウジング1
6−ガスケット21−オイルセパレータ20は通しボル
ト55によって一体的に連結される。
次に上記構成よりなるコンプレッサの作動を説明する。
図示しない電磁クラッチが入り、自動車走行用エンジン
の回転力がシャフト5に伝達されるとシャフト5はベア
リング37.38によって支持され、ハウジング8内を
回転する。この回転に伴ない作動室Rが容積膨張する部
位では、冷凍サイクルのエバポレータより吸入室41内
に導入された冷媒を吸入孔56を介して作動室R内に吸
入する。
の回転力がシャフト5に伝達されるとシャフト5はベア
リング37.38によって支持され、ハウジング8内を
回転する。この回転に伴ない作動室Rが容積膨張する部
位では、冷凍サイクルのエバポレータより吸入室41内
に導入された冷媒を吸入孔56を介して作動室R内に吸
入する。
吸入された冷媒は作動室Rの容積減少と共に圧縮され、
吐出孔9より吐出室13aに吐出され、次いでオイルセ
パレータ20内で潤滑油を分離した(10) 後吐出パイプ31より冷凍サイクルのコンデンサ側へ吐
出される。
吐出孔9より吐出室13aに吐出され、次いでオイルセ
パレータ20内で潤滑油を分離した(10) 後吐出パイプ31より冷凍サイクルのコンデンサ側へ吐
出される。
そして、本例のコンプレッサでは吸入孔56よリシール
弁8b側の位置に吸入ガイド溝8mが形成されているた
め、作動室R(第3図中R1で示す作動室)がシール面
端部Aを通過した後直ちに作動室R1内に冷媒を導くこ
とができる。そのため、作動室R1が密封空間のまま容
積l11張して、真空ダンパとして働くことはない。換
言すれば、常に冷媒が供給される状態で作動室R1が容
積膨張し、冷媒を良好に吸入することができる。特に本
例では吸入ガイド溝8mと吸入孔56とが10゜程度に
よって重合しているため、吸入孔56から吸入ガイド溝
8mへの冷媒の流れが円滑に行なわれる。
弁8b側の位置に吸入ガイド溝8mが形成されているた
め、作動室R(第3図中R1で示す作動室)がシール面
端部Aを通過した後直ちに作動室R1内に冷媒を導くこ
とができる。そのため、作動室R1が密封空間のまま容
積l11張して、真空ダンパとして働くことはない。換
言すれば、常に冷媒が供給される状態で作動室R1が容
積膨張し、冷媒を良好に吸入することができる。特に本
例では吸入ガイド溝8mと吸入孔56とが10゜程度に
よって重合しているため、吸入孔56から吸入ガイド溝
8mへの冷媒の流れが円滑に行なわれる。
又、本例のコンプレ・ノサでは、吐出孔9の開口端にも
吐出ガイド溝9aが形成されているため、作動室R(第
3図中R2で示す)から吐出孔9への冷媒の流が良好に
行なわれる。すなわち、ガイド溝9aのうちシール面8
bとは反対側の部位9alがガイドとして働き、作動室
R2より吐出孔9への流に縮流が生じないようにしてい
る。
吐出ガイド溝9aが形成されているため、作動室R(第
3図中R2で示す)から吐出孔9への冷媒の流が良好に
行なわれる。すなわち、ガイド溝9aのうちシール面8
bとは反対側の部位9alがガイドとして働き、作動室
R2より吐出孔9への流に縮流が生じないようにしてい
る。
又、ガイド溝9aのうちシール面8b側の部位9a2に
より、吐出孔9とシール面8bとの間の冷媒を閉じ込め
ることなく、吐出孔9側へ導くようにしている。そのた
め、作動室が吸入孔9とシール面8bとの間で過圧縮す
ることがなくなり、過圧縮に伴う駆動馬力の損失も防ぐ
ことができる。
より、吐出孔9とシール面8bとの間の冷媒を閉じ込め
ることなく、吐出孔9側へ導くようにしている。そのた
め、作動室が吸入孔9とシール面8bとの間で過圧縮す
ることがなくなり、過圧縮に伴う駆動馬力の損失も防ぐ
ことができる。
更に、本例のコンプレッサでは第4図に示すように吐出
孔9の吐出室13a側端がテーバ形状に形成されている
ため、吐出孔9より吐出室13aに吐出される冷媒の流
れが急拡大を起ずことばない。それにより、流れ抵抗が
軽減できる。特に、本例のコンプレッサでは、吐出ガイ
ド溝9bを設けているため、この吐出ガイド溝9b及び
吐出孔9がゲットスペースとなってしまう。このため、
ゲットスペースをできるかぎり小さくする必要があり、
この要件を満たすためにも、吐出孔9の断面積は小さく
することが望まれる。このことは、換言すれば、吐出孔
9を流れる冷媒の流が早くなり、吐出室13a開口位置
での急拡大による流抵抗の影響が大きくなる。そのため
、特に本例のように吐出室側端にテーバ部を設けること
は望ましい。
孔9の吐出室13a側端がテーバ形状に形成されている
ため、吐出孔9より吐出室13aに吐出される冷媒の流
れが急拡大を起ずことばない。それにより、流れ抵抗が
軽減できる。特に、本例のコンプレッサでは、吐出ガイ
ド溝9bを設けているため、この吐出ガイド溝9b及び
吐出孔9がゲットスペースとなってしまう。このため、
ゲットスペースをできるかぎり小さくする必要があり、
この要件を満たすためにも、吐出孔9の断面積は小さく
することが望まれる。このことは、換言すれば、吐出孔
9を流れる冷媒の流が早くなり、吐出室13a開口位置
での急拡大による流抵抗の影響が大きくなる。そのため
、特に本例のように吐出室側端にテーバ部を設けること
は望ましい。
尚、この開口端のテーバ9には本例ではQ、 5 m+
+とじているが、本発明者等の実験によって0.5鶴以
上が望ましいことが確かめられている。
+とじているが、本発明者等の実験によって0.5鶴以
上が望ましいことが確かめられている。
第5図はこの実験結果を示すグラフで横軸にテーバ部の
長さを取り、縦軸に上記コンプレッサを1100Orp
で回転させるのに要する馬力を示す。
長さを取り、縦軸に上記コンプレッサを1100Orp
で回転させるのに要する馬力を示す。
なお、テーバ部長さとは第6図に示すようにテーパ面の
軸方向長さしを示す。そして、第5図より明らかなよう
にテーバ部がない状態では流の急拡大による抵抗のため
消費馬力が大きくその後、0゜5fi程度まではテーバ
部長さしを大きくするにつれ、消費馬力が減少する。そ
して、0.5 vsmmm程度費馬力の減少が飽和し、
それ以上テーバ部長さしを大きくしても消費馬力の低減
は得られない。
軸方向長さしを示す。そして、第5図より明らかなよう
にテーバ部がない状態では流の急拡大による抵抗のため
消費馬力が大きくその後、0゜5fi程度まではテーバ
部長さしを大きくするにつれ、消費馬力が減少する。そ
して、0.5 vsmmm程度費馬力の減少が飽和し、
それ以上テーバ部長さしを大きくしても消費馬力の低減
は得られない。
そして、テーバ部長さ■7をあまり太き(するのは吐出
室13aの拡大等を招き望ましくないため、(13) 本例では、テーバ部長さは0.5〜0.7 mm程度と
している。
室13aの拡大等を招き望ましくないため、(13) 本例では、テーバ部長さは0.5〜0.7 mm程度と
している。
起動時など、作動室内に冷媒が液化した状態で溜ってい
る場合には、そのまま回転させれば作動室R内の圧力は
異常に高くなってしまう。しかしながら、本例のもので
はスラッシングバルブ23が配設されているため、作動
室R内の異常高圧は逃がされる。
る場合には、そのまま回転させれば作動室R内の圧力は
異常に高くなってしまう。しかしながら、本例のもので
はスラッシングバルブ23が配設されているため、作動
室R内の異常高圧は逃がされる。
又、本例コンプレッサではオイルセパレータ20下方部
に溜った潤滑油が吸入通路27よりロータカバー6の端
面に給油され、その潤滑油は次いで圧力差によりロータ
外面からベアリング37側へ導かれる。そのため、ベア
リング37,38、ロータ3とハウジング8との間及び
シャフトシールへ十分な吸入がなされる。
に溜った潤滑油が吸入通路27よりロータカバー6の端
面に給油され、その潤滑油は次いで圧力差によりロータ
外面からベアリング37側へ導かれる。そのため、ベア
リング37,38、ロータ3とハウジング8との間及び
シャフトシールへ十分な吸入がなされる。
シャフトシール50により十分なシールがなされるが、
万一潤滑油がシャフトシール50より漏洩したとしても
その漏洩油は油止め58によって止められる。そして、
止められた漏洩油はフロントハウジング39に形成され
た廃油通路59より(14) 貯油室42に溜められる。従って、本例コンプレッサで
は、万一潤滑油が漏洩したとしても、その漏洩油がコン
プレッサ外方へ飛散することはなく、漏洩油によりコン
プレッサ周辺を汚損することはない。
万一潤滑油がシャフトシール50より漏洩したとしても
その漏洩油は油止め58によって止められる。そして、
止められた漏洩油はフロントハウジング39に形成され
た廃油通路59より(14) 貯油室42に溜められる。従って、本例コンプレッサで
は、万一潤滑油が漏洩したとしても、その漏洩油がコン
プレッサ外方へ飛散することはなく、漏洩油によりコン
プレッサ周辺を汚損することはない。
なお、上述の実施例ではベーン1がベーン溝2を貫通し
、その両端1cがハウジング内面8aと接触するように
していたが、必要に応じベーン1を2分割しその一端側
先端のみがハウジング内面8aと当接するようにしても
よい。
、その両端1cがハウジング内面8aと接触するように
していたが、必要に応じベーン1を2分割しその一端側
先端のみがハウジング内面8aと当接するようにしても
よい。
又、上述の例では、吸入孔56をサイドハウジング35
に形成したが、吸入室がハウジング8の側面にあるコン
プレッサではこの吸入孔56はハウジング8に形成され
る。逆に、吐出室13aがハウジング8の開口端部に形
成されるコンプレッサでは、吐出孔9はサイドハウジン
グ16に形成される。
に形成したが、吸入室がハウジング8の側面にあるコン
プレッサではこの吸入孔56はハウジング8に形成され
る。逆に、吐出室13aがハウジング8の開口端部に形
成されるコンプレッサでは、吐出孔9はサイドハウジン
グ16に形成される。
又、上述の例ではガイド溝9a、8mを吐出孔9と吸入
孔56との両方に用いたが、必要に応じていずれか一方
を廃止してもよい。さらに、上述の例では吐出孔9の吐
出室13a側開口端にテーパ部9kを0.5〜0.7
*va程度形成したが、形成場所がない場合等には必要
に応じて、このテーパ部9kを小さくしてもよい。
孔56との両方に用いたが、必要に応じていずれか一方
を廃止してもよい。さらに、上述の例では吐出孔9の吐
出室13a側開口端にテーパ部9kを0.5〜0.7
*va程度形成したが、形成場所がない場合等には必要
に応じて、このテーパ部9kを小さくしてもよい。
第1図は従来のコンプレッサを示す断面図、第2図は本
発明コンプレッサの一実施例を示す断面図、第3図は第
2図の■−■矢視断面図、第4図は第2図図示コンプレ
ッサの吐出孔部を示す断面図、第5図は吐出孔のテーパ
部長さと消費馬力の関係を示す説明図、第6図はテーパ
部良さを示す断面図である。 ■・・・ベーン、2・・・ベーン溝、3・・・ロータ、
5・・・シャフト、8・・・ハウジング、8m・・・吸
入ガイド溝、9・・・吐出孔、9a・・・吐出ガイド溝
、9k・・・テーパ部、16・35・・・サイドハウジ
ング、56・・・吸入孔。 代理人弁理士 岡 部 隆
発明コンプレッサの一実施例を示す断面図、第3図は第
2図の■−■矢視断面図、第4図は第2図図示コンプレ
ッサの吐出孔部を示す断面図、第5図は吐出孔のテーパ
部長さと消費馬力の関係を示す説明図、第6図はテーパ
部良さを示す断面図である。 ■・・・ベーン、2・・・ベーン溝、3・・・ロータ、
5・・・シャフト、8・・・ハウジング、8m・・・吸
入ガイド溝、9・・・吐出孔、9a・・・吐出ガイド溝
、9k・・・テーパ部、16・35・・・サイドハウジ
ング、56・・・吸入孔。 代理人弁理士 岡 部 隆
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11駆動力を受けて回転するシャフトと、このシャフ
トと一体回転する円筒状ロータと、このロータに形成さ
れたベーン溝と、このベーン溝内に摺動自在に配設され
たベーンと、前記ロータを収納し且つ前記ロータとシー
ル面にて面接触し、ロータ外周ベーンとの間で作動室を
形成するハウジングと、この作動室へ冷媒を供給する吸
入孔と、前記作動室より冷媒を吐出する吐出孔とを備え
、前記吸入孔もしくは前記吐出孔の少なくともいずれか
一方の前記作動室側開口端を、前記開口端より前記シー
ル面側に向けてシール面端部まで延出形成したベーン型
コンプレッサ。 (2)前記吐出孔の前記作動室と反対側の開口端は0.
5N以上の長さにわたりその断面積が漸増するテーパ形
状となっている特許請求の範囲第1項記載のベーン型コ
ンプレッサ。 (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10746083A JPS59231187A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | ベ−ン型コンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10746083A JPS59231187A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | ベ−ン型コンプレツサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59231187A true JPS59231187A (ja) | 1984-12-25 |
Family
ID=14459734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10746083A Pending JPS59231187A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | ベ−ン型コンプレツサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59231187A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003954B1 (ko) * | 2008-01-15 | 2010-12-30 | 인천대학교 산학협력단 | 일체형 구동축-베인이 구비된 로타리 압축기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851292A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロ−タリ−式流体機械 |
JPS5851288A (ja) * | 1981-09-05 | 1983-03-25 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 偏心ポンプ |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP10746083A patent/JPS59231187A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851288A (ja) * | 1981-09-05 | 1983-03-25 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 偏心ポンプ |
JPS5851292A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロ−タリ−式流体機械 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003954B1 (ko) * | 2008-01-15 | 2010-12-30 | 인천대학교 산학협력단 | 일체형 구동축-베인이 구비된 로타리 압축기 |
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