JPS5923067B2 - アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ - Google Patents

アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ

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Publication number
JPS5923067B2
JPS5923067B2 JP410277A JP410277A JPS5923067B2 JP S5923067 B2 JPS5923067 B2 JP S5923067B2 JP 410277 A JP410277 A JP 410277A JP 410277 A JP410277 A JP 410277A JP S5923067 B2 JPS5923067 B2 JP S5923067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring sleeve
aluminum
crimping
connection
wires
Prior art date
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Expired
Application number
JP410277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5388984A (en
Inventor
昭 久保木
雅三 麻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Light Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Light Metal Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Light Metal Industries Ltd
Priority to JP410277A priority Critical patent/JPS5923067B2/ja
Publication of JPS5388984A publication Critical patent/JPS5388984A/ja
Publication of JPS5923067B2 publication Critical patent/JPS5923067B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミニウム電線接続用リングスリーブに関す
る。
詳しくは、屋内配線用として使用される細物アルミニウ
ム電線を接続するのに好適なリングスリープに関する。
従来、屋内配線用細物アルミニウム電線接続用のリング
スリーブとしては、亜鉛または錫メッキした銅製の筒状
体からなるリングスリープが使用されている。
銅電線の場合は、絶縁被覆を剥がした電線を同じく銅製
の筒状体であるリングスリープに挿入し、そのまま1ケ
所をペンチ等で圧着すれば充分な接続が行なわれていた
のに対し、アルミニウム電線の場合は、絶縁被覆を剥が
した電線を接続の直前にその表面をエメリー紙等で磨い
て酸化被膜を落とし、さらに爾後の酸化防止のため市販
のアルミニウム電線用接続コンパウンドを塗布した後、
リングスリーブに挿入し、2ケ所を圧着することが必要
とされていた。
しかして、この方法は線の磨き、コンパウンドの塗布が
厄介なうえ、圧着回数が余計となる。
また、とくに屋内配線の場所が隠蔽されるところである
ような場合、万一現場作業者のミスによりこれら手順の
不完全な実施、すなわち線の磨き忘れ、コンパウンド塗
布の忘れ、圧着個所の省略等で接続施工されてしまうと
施工検査が事実上不可能であるため、充分な接続の信頼
性が確保し難い他、工賃も銅電線の接続の場合よりもか
さむ不都合があつた。本発明者等は上述したような従来
技術の欠点を解消し、アルミニウム電線の接続において
最大のネックであつた電線の磨き、コンパウンドの塗布
および2ケ所の圧着という各作業のうち、いずれか1つ
を省略(圧着の場合は2ケ所を1ケ所に)しても所定の
信頼性を確保し得る方策を鋭意検討した結果、特殊なリ
ングスリープを使用することにより本目的が達成できる
ことを知見し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、純度99.50%以上、ビ
ッカース硬さ30〜45のアルミニウムからなるアルミ
ニウム電線接続用リングスリープに存する。
以下、本発明をさらに詳細に説明するに、アルミニウム
電線接続用リングスリーブ(以下単に「本発明スリーブ
」と略す)の純度は99.50重量%以上である。
これは本質的に、接続しようとするアルミニウム電線と
同じ材質を選択しようとする意図であつて、アルミニウ
ムの純度がこれより低いと、接続時の線の磨き、コンパ
ウンドの塗布、2ケ所の圧着等の各作業のうち、いずれ
か一つでも省略することは不都合になる。
また、本発明スリープの硬さは、ビッカース硬さ(Hv
)で30〜45、とくに圧着接続時のアルミニウム電線
の変形を大きくするために37〜45の範囲が最も好ま
しい。
ビツカース硬さが30以下であると軟らかすぎ圧着時の
変形の大部分がスリーブの聖性変形に偏v、アルミニウ
ム電線が変形を受けるのは僅少で接続性が低下する。
これとは逆に、ビツカース硬さが4.5以上であると硬
すぎて、圧着時にスリーブに割れが発生したり、圧着に
よる変形が不充分なため接続部の間隙が多くなり、通電
サイクル時の熱変形によつて容易に接続性が悪化する傾
向があるためである。上述したような組成および硬さか
らなる本発明スリーブは、例えば円筒、角筒のような筒
状体に形成されたものであるが、専ら円筒状体が好んで
使用される。
本発明のスリープを使用すれば、屋内配線用として使用
される細物アルミニウム電線の接続に銅製のスリープを
適用する場合に不可欠とされていた接続直前におけるア
ルミニウム電線の磨き、コンパウンドの塗布および2ケ
所圧着の各作業のうち、いずれか1つを省略しても、さ
らに圧着時の圧縮率を従来より低くしても所定の信頼性
の有る接続が行なえるのである。
以下、本発明のスリーブを実施例に基いて説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されないことは言うまでも
ない。
伺、実施例で使用する用語の説明は次のとおりである。
(比較事項) △T:25サイクル目の温度上昇(Deg)D:25サ
イクル目以降の最大温度上昇値と25サイクル目の値と
の差(Deg)B:試料(リングスリーブ)個数5個中
の焼損数注) 「焼損」とは温度上昇が200deg以
上となつた場合とする。
接続工法 1:線の磨き無し、 ケ所 :線の磨き有り、 ケ所 :線の磨き有り、 ケ所 :線の磨き有り、 コンパウンド塗布、圧着2 コンパウンド無し、圧着2 コンパウンド塗布、圧着1 コンパウンド塗布、圧着2 ケ所 判定基準 JISC−2810「屋内配線用電線コネクタ通則」に
定められた判定基準△T≦50deg D≦ 8deg 実施例 1 下記の条件およびJISC−2810[屋内配線用電線
コネクタ通則」に規定されたヒートサイクル試験に基い
て、アルミニウム製リングスリーブ(肉厚1]!11内
径4詣、長さ12.5詣)の組成の違いによる接続性能
の影響を調べた。
アルミ純度が99.50%未満のものを比較例として併
記した。
その結果を表−1に示した。
条件 接続対象線:35A(許容温度60℃の絶縁体を使用し
た絶縁電線)、125サイクル(1サイクル: 45分通電、45分放冷) 通電電流: 20龍φEC半硬アルミニウム線2本(A
l−1V・ビニル被覆)接続方法: 重ね合せ接続 圧縮率: 30% 表−1 2ケ所の圧着の各作業のうちいずれか1つを省略または
短縮しても、温度上昇△T≦50degとなり安定した
接続性能を有していることが分かる。
しかし、Al−0.6(f)Mg−0.35%Siや、
Al−0.401)Fe−0.2%Mg−0.15%C
u等の合金からなるリングスリーブは温度上昇△T〉5
0degとな9、所定の接続性能を満足していない。実
施例 2 実施例1と同一条件および同−JIS規定に基いて、ア
ルミニウム製リングスリーブのビツカース硬さ(Hv)
の違いによる接続性能の影響を調べた。
ビツカース硬さが本発明範囲外のものを比較例として併
記した。その結果を表−2に示した。
なお、使用したリングスリーブの組成はすべて99.5
0%Alである。
表−2により、ビツカース硬さ(Hv)が本発明の範囲
内であると、I,,のいかなる接続工法をとつても、つ
ねに温度上昇△Tが最も小さく、またその後の温度上昇
分Dも小さいことが分る。
実施例 3 実施例1と同−JIS規定に基いて、下記の条件にてア
ルミニウム製リングスリーブと市販の銅製リングスリー
プの接続性能の比較を行なつた。
その結果を表−3に示す。条件 接続対象線:2.0mmφEC半硬アルミニウム線2本
(Al−1V・ビニル被覆)通電電流 :35A,12
5サイクル 接続時の圧縮率: アルミニウム製リングスリーブ 一30% 市販銅製リングスリーブ 一45% 表−3から明らかなように、市販の銅製リングスリーブ
では、線の磨き、コンパウンド塗布および2ケ所の圧着
の各作業のうちいずれ1つでも省略すると焼損に至るも
のがある。
また、市販の銅製リングスリープでは、圧着時に45〜
55%もの圧縮率が要求されていたが、本発明のアルミ
ニウム製リングスリーブを、用いれば、30%の圧縮率
でも安定した接続性能が得られることがわかる。
これは、圧着時に現場作業者の負担を軽減できる意義が
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 純度99.50%以上、ビッカース硬さ30〜45
    のアルミニウムからなるアルミニウム電線接続用リング
    スリーブ。
JP410277A 1977-01-18 1977-01-18 アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ Expired JPS5923067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP410277A JPS5923067B2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18 アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ

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JP410277A JPS5923067B2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18 アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ

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Publication Number Publication Date
JPS5388984A JPS5388984A (en) 1978-08-04
JPS5923067B2 true JPS5923067B2 (ja) 1984-05-30

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ID=11575415

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JP410277A Expired JPS5923067B2 (ja) 1977-01-18 1977-01-18 アルミニウム電線接続用リングスリ−ブ

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JP7388626B2 (ja) * 2018-05-22 2023-11-29 古河電気工業株式会社 接続構造及び接続方法

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JPS5388984A (en) 1978-08-04

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