JPS592290B2 - 透明性および柔軟性にすぐれた共重合ポリアミドの製造法 - Google Patents

透明性および柔軟性にすぐれた共重合ポリアミドの製造法

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JPS592290B2
JPS592290B2 JP3429976A JP3429976A JPS592290B2 JP S592290 B2 JPS592290 B2 JP S592290B2 JP 3429976 A JP3429976 A JP 3429976A JP 3429976 A JP3429976 A JP 3429976A JP S592290 B2 JPS592290 B2 JP S592290B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、柔軟性、透明性にすぐれたフィルム形成能を
有する共重合ポリアミドの製造法に関する。
ナイロン6、66および12等は機械的強度、耐摩耗性
および硬さ等にすぐれているため、産業資材として使用
されているが、反面高融点であるため、成型加工時、空
気中の酸素やポリマー中に含まれている水によつて熱分
解、加水分解等を起しやすく、そのためポリマーの品質
低下が問題となる。
また、これらナイロンは、高結晶性であるために外観が
乳白色を帯び透明性に欠ける難点を有する。
そのため、一部では、ポリマーに添加剤を加えて、透明
性を改良させたり、成型加工時に白濁しないように押出
後、冷却速度を早めるなどによつて白化を防いでいるが
、本質的な解決とならない。さらにこれらナイロンは、
高結晶性、高融点という他に、ポリマーが硬く、耐衝撃
性に難点を有するため、フィルムまたは包装資材とした
場合、被包装材、被覆面とフイツトせず、シワ、ねじれ
が生じやすい。また、ホットメルト型の接着剤として使
用する場合、高結晶性のために、融点に達したところで
、急激に溶融が起るため、その作業性溶着も十分でない
これらの欠点を改良するためにスルフォンアミド系の可
塑剤が使用されているが、可塑剤のブリードによる長期
保存の問題や衛生上の点からも、本質的な解決となつて
いない。従つて、上記理由により、ナイロン6、66お
よび12等は繊維、小型成型部品などの一部の用途を除
いて、使用範囲が極めて限られているのが現状である。
かかる、問題点を解決すべく、ε一カプロラクタム、ラ
ウリンラクタム、ナイロン66塩、610塩、612塩
等の組合せによる非晶性、透明な低融点型ポリアミド、
例えばナイロン6/66、ナイロン6/66/612等
の二元、三元系のポリアミドが開発されている。
しかし、これらポリアミドは、硬くて且つ親水性溶媒に
対して弱いという欠点を有する。
従つて、これらのポリアミドは、ホトレジスト用を除け
ば、耐水性を問題としながらも他にすぐれたものがない
ため、一部接着剤分野で少量であるが使用されている。
本発明者らは、従来のポリアミドが有する上記欠点を解
決するためになされたものである。
本発明によつて得られる共重合ポリアミドは、可塑剤を
添加することなしに、柔軟でしなやかなフイルムに形成
される性能を有し、そして更に下記のごときすぐれた諸
特性を兼ね備えている。(イ)融点が比較的低く、一般
に180℃以下の範囲内にある。(ロ)溶融接着性が良
好で接着力が大きい。
(ハ)透明性、光沢性にすぐれている。(ニ)成形され
たフイルムは、ヒートシール性にすぐれている。
(イ)耐水性、耐薬品性にすぐれている。
(へ)流れがよく加工性にすぐれている。
上記のごときよくバランスのとれた各種特性を兼備する
共重合ポリアミドは従来知られていない。
本発明法による共重合ポリアミドは、上記各種特性の故
に汎用に供することができる。例えば、アルミ箔、軟鋼
、銅等の金属、木材、紙、繊維などの同種または異種の
複合材料または接着芯地、ワツペン等の衣料分野のホツ
トメルト型接着剤として使用できる。また、単体フイル
ムとしての使用の他、該共重合ポリアミドをナイロン6
、66、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプロピ
レンなどのヒートシールの困難なフイルムに押出コーテ
イング等の方法によりラミネートして、または前記ナイ
ロン6、66、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン等に予め該共重合ポリアミドをプレンドして各種
、産業資材、食品などの包装材料とするなど良好な性能
を有する材料を提供することができる。
その他上記特性を活かして種々の用途に使用することが
できる。本発明法およびその好ましい態様について以下
にさらに説明する。
本発明で重縮合反応に付される成分は、囚(1)炭素数
4〜15の脂肪族および/または脂環族ジアミンと(2
)炭素数6〜20の脂肪族および/または脂環族ジカル
ボン酸とからなる混合物またはそのナイロン塩、5(1
)上記囚のジアミンと(2)炭素数16〜22のエチレ
ン性不飽和脂肪族モノカルボン酸を重合して得られる二
量体を少なくとも90%含有する重合性脂肪酸とからな
る混合物またはそのナイロン塩、0炭素数6〜12のラ
クタムを所定モル比で混合して得られる混合物である。
本発明において使用される炭素数4〜15の脂肪族およ
び脂環族ジアミンとしては、ヘキサメチレンジアミン、
ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカ
メチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、トリメチ
ルヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、イソボロンジ
アミン、ビス一(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス
一(4−アミノシクロヘキシル)メタン等があげられる
。これら脂肪族ジアミンまたは脂環族ジアミンは、それ
ぞれ2種以上混合して使用してもよい。炭素数6〜20
の脂肪族および脂環族ジカルボン酸としては、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、ヘキサデ
カンジオン酸、ヘキサデセンジオン酸、エイコサンジオ
ン酸、エイコサジエンジオン酸、2・2・4および2・
2・4−トリメチルアジピン酸、キシリレンジカルボン
酸、ビス一(カルボキシルメチル)シクロヘキサン等が
あげられる。これら脂肪族ジカルボン酸または脂環族ジ
カルボン酸はそれぞれ2種以上混合して使用してもよい
。本発明において使用される重合性脂肪酸とは、炭素数
16〜22のエチレン性不飽和脂肪族モノカルボン酸、
例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸等をカツプ
リングすることによつて得られる二量体を少なくとも9
0%以上含有し、単量体が3%以下、三量体が7%以下
のものである。
単量体の含量が多すぎると得られるポリマーの分子量が
抑制されるので好ましくなく、一方、三量体の含量が多
すぎると得られるポリマーの柔軟性が失なわれるばかり
か、ポリマーが着色するので好ましくない。本発明を実
施するに当つては、エメリ一社のダイマー酸(商品名、
エンポール1010、1014)、ゼネラルミルズ社お
よび第一ゼネラル株式会社のダイマー酸(商品名、バー
サダイム 108Sおよび240)等の使用が好ましい
。炭素数6〜12のラクタムとしては、ε一カプロラク
タム、ω−ラウリンラクタム等があげられ、これらラク
タムは2種以上混合して使用してもよい。
本発明で使用する原料混合物中、1A1(1)脂肪族お
よび/または脂環族ジアミンと(2)脂肪族および/ま
たは脂環族ジカルボン酸とからなる混合物またはそのナ
イロン塩は、多くとも80モル%、13)(1)上記囚
のジアミンと(2)炭素数16〜22のエチレン性不飽
和脂肪族モノカルボン酸を重合して得られる二量体を少
なくとも90%含有する重合性脂肪酸とからなる混合物
またはそのナイロン塩は10〜90モル%、そして〔ラ
クタムは10〜90モル%の範囲内である。
これら範囲を外れると所期の良好な特性を有する共重合
ポリアミドが得られない。ここで、前記範囲内で得られ
る共重合ポリアミドをさらに詳しく説明すると、〔が1
0〜40モル%の場合、囚および8は、各々O〜80モ
ル%、10〜90モル%の範囲を変動させることが可能
で、この場合、得られる共重合ポリアミドの特性は、前
記特性のうち、特に柔軟性、透明性、ヒートシール性に
一段とすぐれた性質を有しており、従つて、ラミネート
フイルム、高分子改質剤、工業用および衣料用接着等へ
の用途として好適である。
0が41〜60モル%の場合、囚および8は、各々0〜
49モル%、10〜59モル%の範囲を変動し、得られ
る共重合ポリアミドは前記特性のうち、任意の組合せに
おいて、すべて150℃以下の低融点型で、柔軟性にす
ぐれたものが得られ、感熱および溶剤型接着剤、感熱型
粘着剤として好適である。
0が61〜90モル%の場合、囚および5は各各がO〜
29モル%、10〜39モル%の範囲を変動し、得られ
る共重合ポリアミドはこの場合、殆んど囚のジカルボン
酸の種類によらず、ラクタムのホモポリマーより著しい
融点効果を有し、かつ前記特性のうち特に、透明性、ヒ
ートシール性にすぐれており、包装用材料、工業用接着
剤として好適である。
本発明によつて得られる共重合ポリアミドは、既知の共
重合ポリアミドに比べて、耐水性で、さらに低融点であ
るがさらに耐水性、低融点をのぞむ場合は囚成分のうち
ジカルボン酸およびジアミンの炭素数が12以上また0
成分は炭素数11以上のラクタムを使用することが好ま
しい。
上記重縮合反応に付されるそれぞれの成分の効ノ果を述
べると、囚は特に、融点制御、柔軟性附与に作用し、8
は特に、柔軟性、光沢、接着性附与として、0は特に、
柔軟性、接着性附与の効果がある。
囚と8のみの組合せでは融点が囚の増大と共に単調増加
すると同時に柔軟性が失われてくる。
又囚と0では低融点のものは得られるが柔軟性、透明性
、接着性に劣る。一般的に、囚成分の量が81モル%を
越えると、融点が高くなりすぎて加工性が低下するばか
りでなく、柔軟性および透明性が失われ、溶融接着力も
劣るので好ましくない。
8成分の量が91モル%を越えると、得られる共重合ポ
リアミドの融点が低く柔かすぎてべとつきやすいため、
加工性および溶融接着力が低下するので好ましくない。
0成分の量が91モル%を越えると、得られる共重合ポ
リアミドの融点が高くなりすぎて加工性が低下するばか
りでなく、柔軟性および透明性が失なわれるので好まし
くない。
しかし、これらのモル比は、共重合ポリアミドの所望の
用途に応じ適宜選択することができる。特に好ましい範
囲は、囚成分5〜75モル%、8成分10〜80モル%
、0成分15〜85モル%である。上記原料混合物の重
縮合反応は、ポリアミド製造のための常法によることが
できる。
すなわち、混合物を不活性雰囲気下に100〜250℃
まで加熱し、ナイロン塩の生成および縮合によつて離脱
する水を除去しつつ、それがほぼなくなるまでに至らし
める。初めに少量の水、例えば原料混合物の合計量に対
して、1〜15モル%程度の水を添加しておくことは、
反応初期の系内の熱伝導性を高め、均質な共重合ポリア
ミド製品を得るのに有効である。重縮合反応に際し、系
内にラグラムの開環を促進させるためにアルカリ触媒を
添加してもよく、また、必要に応じて少量の粘度安定剤
、帯電防止剤、酸化防止剤、耐光剤、顔料等を添加して
もよい。以下、実施例によつて本発明をさらに具体的に
説明するが、これによつて本発明の範囲が限定されるも
のではない。
尚、物性値は下記の方法によつて測定した。還元粘度:
絶乾ポリマー0.5fを精製メタクレゾール100aに
溶解し、30℃にて測定融点:厚さ10μ以下の極細片
のポリマーをカバ−グラス間に挾持し、微小融点測定器
(柳本製作所製)にて光を透過させた状態で測定柔軟性
゜ 鉛筆硬度一ポリマーペレツトに鉛筆を立て、その時のペ
レツトのキズまたは芯の進入状態を鉛筆の硬度で判定透
明性:ASTM−D−1003に準拠し、ヘイズ(%)
を測定剥離強度:ASTM−D−1876に準拠(接着
方法は、溶融加熱法により、ポリマーの融点+20〜3
0℃の温度で行なつた。
)洗濯テスト:洗濯試験条件は0.8%石けん水に接着
織布を入れて50℃で30分間洗濯し、次いで50℃の
水で10分間、水洗を2回くり返し、脱水後、80℃で
乾燥してから、剥離強度保持率により判定した。
尚、実施例および比較例において使用する重合性脂肪酸
は、ことわりのない限りエンポール1010(亜麻仁油
、桐油、脱水ヒマシ油から得られる炭素数16〜22の
エチレン性不飽和脂肪族モノカルボン酸を重合して得ら
れる二量体を主成分とするものである。
分析値:単量体0.1%、二量体99%、三量体0.5
%、その他0.4%)である。実施例 1 ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩20モ※哀ル%
、ヘキサメチレンジアミン−重合性脂肪酸塩30モル%
、ε一カプロラクタム50モル%および水5モル%(原
料混合物の合計量に対して)をオートクレーブに仕込ん
で系内を完全に窒素置換後、180℃(外温)で1時間
加熱した。
次いで、外温を250℃に昇温し、内圧を7kg/dに
保ちながら2時間後に大気圧になるように水を系内から
除去した。その後、1時間常圧で加熱を続け、漸次系内
を減圧(30muHg)とし、この状態を1時間保持し
た後、生成ポリマーを水中に押出した。
得られたポリマーは、無色透明で光沢にすぐれ、還元粘
度0.63d1/7、融点107℃、鉛筆硬度5B以下
で柔軟性が良好であつた。
次いで、このポリマーを、140℃、5kg/dで3分
間プレス成形し、厚さ50μのフイルムを得た。このフ
イルムのヘイズは、0.8%で透明性は良好であつた。
実施例2〜7、比較例1〜4ヘキサメチレンジアミン−
アジピン酸塩、ヘキサメチレンジアミン−重合性脂肪酸
塩およびε一カプロラクタムの仕込組成を第1表のごと
く変えた以外は、実施例1と同様の方法で重縮合反応さ
せた。
得られたポリマーを実施例1と同様な方法でフイルム化
し、厚さ50μのフイルムを得た。結果を第1表に示す
。実施例 8 ヘキサメチレンジアミン−ドデカンジオン酸塩25モル
%、ヘキサメチレンジアミン−重合性脂肪酸塩60モル
%、ε一カプロラクタム15モル%および水5モル%(
原料混合物の合計量に対して)を実施例1と同様の方法
で重縮合反応させ、還元粘度0,42d1/V、融点1
36℃、鉛筆硬度5B以下の柔軟性のすぐれたポリマー
を得た。
このポリマーを136℃+20〜30℃の温度で溶融し
、フラツト式ダイスにより冷却面に押出し、厚さ60μ
のフイルムを得た。フイルムの透明性は、0.78%で
あつた。次いで、このフイルムを厚さ0.15mmの2
枚のアルミニウム箔の間に挟持させ、166℃、3分間
、1kg/dで加圧してその剥離強度を測定したところ
、6.2k9/25mmであつた。
また、このフィルムを木綿織物同志の間に挟持させ、1
60℃で2分間、アイロンで加熱した。得られた接着織
物の剥離強度は、3.8kg/15m71Lであつた。
実施例 9実施例8において、ヘキサメチレンジアミン
−ドデカンジオン酸塩40モル%、ヘキサメチレンジア
ミン−重合性脂肪酸塩40モル%、ε一カプロラクタム
20モル%とした以外は、実施例1と同様の方法で重縮
合反応させた。
得られたポリマーは、還元粘度0.67a/y1融点1
45℃、鉛筆硬度5B以下で柔軟性にすぐれていた。
このポリマーを実施例8と同様の方法(成形温度170
℃)でフイルム化したところ、透明性は0.92%であ
つた。次いで、このフイルムを実施例8と同様に、2枚
のアルミニウム箔の間に挟持させ、175℃、3分間、
1kg/Crilで加圧してその剥離強度を測定したと
ころ、5.41<g/25mmであつた。
実施例 10実施例8において、ヘキサメチレンジアミ
ン−ドデカンジオン酸塩30モル%、ヘキサメチレンジ
アミン−重合性脂肪酸塩30モル%、ε一カプロラクタ
ム40モル%とした以外は、実施例1と同様の方法で重
縮合反応させ、還元粘度は0.51d1/7、融点12
1℃、鉛筆硬度4Bの柔軟性のすぐれたポリマーを得た
このポリマーを実施例8と同様の方法(成形温度 14
5℃)でフイルム化したところ透明性は1.20%であ
つた。次いで、このフイルムを実施例8と同様に、2枚
のアルミニウム箔の間に挟持させ、150℃、3分間、
1kg/C7ilで加圧接着してその剥離強度を測定し
たところ、4.81<g/25m71Lであつた。実施
例 11ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩5モル
%、ヘキサメチレンジアミン−重合性脂肪酸塩10モル
%、ω−ラウリンラクタム85モル%および水5モル%
(原料混合物の合計量に対して)を実施例1と同様の方
法で重縮合反応させ、還元粘度0.41d1/V1融点
115℃、鉛筆硬度4Bの柔軟性にすぐれたポリマーを
得た。
このポリマーを、145℃、5kg/0dで3分間プレ
スし、厚さ50μのフイルムを得た。
得られたフイルムの透明性は2.7%であつた。実施例
12 ヘキサメチレンジアミンーエイコサンジオン酸塩30モ
ル%、ヘキサメチレンジアミン−重合性脂肪酸塩45モ
ル%、ω−ラウリンラクタム25モル%および水5モル
%(原料混合物の合計量に対して)を実施例1と同様の
方法で重縮合反応させ、還元粘度0.51d1/f1融
点121℃、鉛筆硬度5Bの柔軟性にすぐれたポリマー
を得た。
このポリマーを150℃、5kg/cnlで3分間加圧
し、厚さ50μのフイルムを得た。得られたフィルムの
透明性は3.0%であつた。実施例 13 へキサメチレンジアミン50モル%とピペラジン50モ
ル%とからなるジアミンとアジピン酸の混合物30モル
%、ヘキサメチレンジアミン50モル%とピペラジン5
0モル%とからなるジアミンと重合性脂肪酸の混合物3
5モル%、ε一カプロラクタム35モル%および水5モ
ル%(原料混合物の合計量に対して)を実施例1と同様
の方法で重縮合反応させ、還元粘度0.6 3dl/f
7、融点119℃、鉛筆硬度5Bの柔軟性にすぐれたポ
リマーを得た。
このポリマーを、150℃、5kg/cnlで3分間加
圧し、厚さ50μのフイルムを得た。
得られたフィルムの透明性は1.13%であつた。実施
例 14 実施例8において、へキサメチレンジアミンーヨドデカ
ンジオン酸塩およびヘキサメチレンジアミン−重合性脂
肪酸塩の代りに、ドデカンジアミンードデカンジオン酸
塩およびドデカンジアミン−重合性脂肪酸塩を使用した
以外は実施例8と同様の方法で重縮合反応させた。
得られたポリマーを実施例8と同様の方法でフイルム化
した。これらの結果を第2表に示す。実施例 15 実施例8において、ε一カプロラクタムの代りに、ω−
ラウリンラクタムを使用した以外は実施例8と同様の方
法で重縮合反応させ、実施例8と同様にフイルム化した
結果を第2表に示す。比較例 5 実施例8において、へキサメチレンジアミン−重合性脂
肪酸塩の代りに、ヘキサメチレンジアミンーアジピン酸
塩を使用した以外は、実施例8と同様に重縮合反応させ
、実施例8と同様にフイルム化した。
この結果を第2表に示す。実施例 16 ヘキサメチレンジアミン一重合性脂肪硫塩90モル%、
ω−ラウリンラクタム10モル%および水5モル%(原
料混合物の合計量に対して)を実施例lと同様の方法で
重縮合反応させ、還元粘度0.5 8 dl/ y)融
点70℃、鉛筆硬度5B以下の柔軟性にすぐれたポリマ
ーを得た。
このポリマーを130℃、5kg/(V7fで3分間プ
レス成形し、厚さ50μのフイルムを得た。
このフイルムのへイズは、1.9 0%であつた。実施
例 17ヘキサメチレンジアミン一重合性脂肪酸塩10
モル%、ω−ラウリンラクタム90モル%および水5モ
ル%(原料混合物の合計量に対して)を実施例1と同様
の方法で重縮合反応させ、還元粘度0.55d1/7、
融点120℃、鉛筆硬度5Bの柔軟性にすぐれたポリマ
ーを得た。
このポリマーを145℃、51<g/dで3分間プレス
成形し、厚さ50μのフイルムを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 〔A〕(1)炭素数4〜15の脂肪族および/また
    は脂環族ジアミンと(2)炭素数6〜20の脂肪族およ
    び/または脂環族ジカルボン酸とからなる混合物または
    そのナイロン塩の多くとも80モル%、〔B〕(1)上
    記〔A〕のジアミンと(2)炭素数16〜22のエチレ
    ン性不飽和脂肪族モノカルボン酸を重合して得られる二
    量体を少なくとも90%含有する重合性脂肪酸とからな
    る混合物またはそのナイロン塩10〜90モル%、およ
    び〔C〕炭素数6〜12のラクタム10〜90モル%と
    からなる混合物を重縮合反応に付することを特徴とする
    透明性および柔軟性にすぐれた共重合ポリアミドの製造
    法。
JP3429976A 1976-03-31 1976-03-31 透明性および柔軟性にすぐれた共重合ポリアミドの製造法 Expired JPS592290B2 (ja)

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