JPS59228846A - 体液処理剤 - Google Patents

体液処理剤

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Publication number
JPS59228846A
JPS59228846A JP58102811A JP10281183A JPS59228846A JP S59228846 A JPS59228846 A JP S59228846A JP 58102811 A JP58102811 A JP 58102811A JP 10281183 A JP10281183 A JP 10281183A JP S59228846 A JPS59228846 A JP S59228846A
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JP
Japan
Prior art keywords
group
ribopolysaccharide
tumor
treating agent
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP58102811A
Other languages
English (en)
Inventor
小玉 正智
徹 谷
水黒 知行
和雄 寺本
睦夫 村上
西海 四郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS59228846A publication Critical patent/JPS59228846A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、抗腫瘍作用を有する体液処理剤に関する。
(従来技術とその問題点) 先進国における死亡原因の第一は癌によるものであるが
、現在のところ、感染症に対り−る抗生物質のような強
力な制癌剤は見い出されていない。
ダラム陰性菌細胞壁由来のリボ多糖体は菌体内毒素、エ
ンドトキシンあるいはパイロジエンとも呼称されている
物質であって9発熱作用、シコヮルツマン活性、致死毒
性などの有害な作用を示すことで知られているが、一方
、悪性腫瘍に対り−る抗腫瘍効果を示づ物質としても知
られている。
悪性腫瘍に対する特効薬のない現在、抗腫瘍作用を有す
る物質は注目に値するが、該リボ多糖体の場合は、その
致死量と最小有効抗腫瘍作用量とが近いため、安全に使
用しえない。
(発明の目的) 該リボ多糖体の抗腫瘍作用を生かしつつ、致死毒性を減
弱すること。
(発明の構成) 本発明は、ダラム陰性菌細胞壁由来の、蛋白黄金m09
1%以上なるリボ多糖体を、非イオン性不溶性担体に固
定化してなる体液処理剤を提供するものである。
本発明でいうダラム陰性菌細胞壁由来のリボ多糖体とは
、 N eisseria  gonorrhoeae
で代表されるダラム陰性球菌、 p seuclomo
nas  aeruginosa。
Brucella abortus、  Bordet
ella  Pertussisなどで代表されるダラ
ム陰性好気性桿菌。
Escl+erichia  colt、 Salmo
nella typl+i。
S higella dysenteriae、  K
 lebsiellapneumoniac、  5e
rralja marcescens、  prote
usvulgaris、  Yersinia ent
erocolitica、  V 1bri。
choleraeなどで代表されるダラム陰性通性嫌気
性桿菌等のダラム陰性菌の細胞壁の外層に局在する脂質
・多糖類と蛋白質の複合体であって、該複合体中の蛋白
賃金ωが0.1%以上であるエンドトキシン活性を有す
る複合体を意味づ゛る。該リボ多糖体は、ダラム陰性菌
から既知の方法により抽出することができる。その方法
の代表例として、フェノール水で抽出する方法(Van
  otto  Westpbal  et  at、
、Z、  Naturforscb、、   7 B 
 :  1 48〜155 (1952))、t−リク
ロル酢酸で抽出する方法(A、 Boivin and
 L 。
M eserobeanu、、  Comp、  Re
nd、  S oc、 B iol。
、128 5 (1938))、ブタノールで抽出 。
ザる方法(D、 C,Morrison and L、
 Leive、。
J、 Biol 、 CC11e、  250 (8)
 2911 (1975))、および、エチレンジアミ
ン−N、N。
N’ 、N’−テトラ酢酸水で抽出する方法(L。
1、 eive他、  J、  Biol  、  C
hem、、  243 6384(1968))などを
あげることができる。該リボ多糖体のタンパク含聞は、
固定化物の安定性の点から、0.1〜50%とりわけ1
〜20%であることが好ましい。該リボ多糖体は会合性
があるので、その分子量は測定の方法および条件により
異なり1通常、数千〜数百万として観察される。
本発明でいう非イオン性担体とば、α−ハロゲン化アシ
ル基、ハロゲン化ペンシル基などで代表される活性ハロ
ゲン含有官能基、ジアゾニウム基およびオキシラン基な
どの蛋白質とカップリングできる官能基を有し、がっ、
カルボキシル基あるいはアミノ基あるいはスルホン酸基
等のイオン性基を保有せず、さらに、使用条件において
溶出物が無く、実質上、不溶性である担体を意味する。
本発明に用いる非イオン性不溶性担体の一例をあげると
、(1)ポリスチレンまたはスチレン・ジビニルベンゼ
ン共重合体にヨードアセチル基。
クロルメチル基またはジアゾニウム基を有する置換基を
芳香核置換基として導入したもの、(2)(1)のポリ
スチレンの代りにメチレン架橋またはスルホン架橋した
ポリスチレンを用いたもの。
(3)オキシラン基を有するアクリルアミド誘導体また
はアクリル?l導体とアクリルアミド・メチレンどスア
クリルアミド共重合体、(4)ブロムシアン化不溶性ア
ガロース、(5)ブロムシアン化ガラスピーズなどがあ
るが、これらのなかでも、ビニルポリマを幹ポリマとす
る担体、とりわけ、スチレン系ポリマを幹ポリマとする
担体が。
耐酸性や耐アルカリ性などに富むので、特に好ましく用
いられる。
また、不溶性担体の形状は、適度の表面積を有し、かつ
、使用時の外力に耐えうるに十分な機械的強度を有する
ものであるならば特に制限はなく。
通常9粒形状、繊維形状、中空糸形状、膜形状で用いら
れる。
本発明における不溶性担体へのリボ多糖体の固定化密度
はあまり小さすぎると多邑の担体が必要になるので9通
常、担体表面積1平方メートル当り。
10μ9以上のリボ多糖体を固定化するのが望ましい。
そのため、該不溶性担体は0.01〜1゜Q m2./
gの表面積を有することが好まし5り、また、該リボ多
糖体と反応し゛うる官能基を0.01ミリモル/g以上
、とりわ(プ、0.5ミリモル/g以上の密度で有する
ことが好ましい。
本発明の体液処理剤の調製は、水または有機溶剤にリボ
多糖体を溶解もしくは細かく分散せしめた溶液と、非イ
オン性不溶性担体を混合して1反応させたのち、固定化
されずに残っている過剰のリボ多糖体を溶剤または水ま
たは水溶液で完全に洗浄・除去することにより、あるい
は、さらに該生成物を希水酸化ナトリウム水溶液または
アルコール溶液で処理して1反応せずに残っているカッ
プリング用官能基を不活性化することにより達成できる
本発明の体液処理剤の使用方法としては9体外循環用の
カラムに充填して、全面または血漿と連続的もしくは断
続的に接触せしめる方法のほか。
注射器の内部に充填しておぎ、その中に全面または血漿
を吸引したのち、再び、その全面または血漿を体内に戻
す方法、または、該体液処理剤を体内に留置する方法な
どがある。
(発明の作用機構) 本発明の体液処理剤の抗腫瘍作用の機構は明確ではない
が、該血液処理が血液と接触したとき血液中に腫瘍を壊
死させる因子を生ぜしめるものと考えられ、この際、リ
ポ多糖体は担体上に固定されているため、致死毒性が出
ないと考えられる。
(発明の効果) 本発明の体液処理剤はリボ多糖体同様の抗腫瘍性を示す
とともに、致死作用を示さないことに特徴を有する。ま
た、該体液処理剤は非イオン性であるので、生体成分と
の適合性がよく、さらに。
リボ多糖体の蛋白質部分と担体をカップリングさせてい
るので、リボ多糖体の脱離が無い。
以下に実施例を示す。
実施例1 ポリプロピレン(三井゛ノーブレン” J 3 HG 
)50部を島成分とし、ポリスチレン(゛スタイロン”
666)46部、ポリプロピレン(住友゛ノーブレン”
WF−727−F)4部の混合物を海成分とする海島型
複合繊維(島数16.単糸繊度2.6デニール、引張強
度2. ’9 g/d 、伸度50%、フィラメント数
42)50(Iを、N−メチロール−α−クロルアセト
アミド50g、二1〜口ベンゼン4000.98%硫酸
4 ’OO(+およびパラホルムアルデヒド0.85g
からなる混合溶液中に浸し、20℃で1時間反応させた
。繊維を反応液から取り出し、0℃の氷水δσ中に投じ
て反応停止させたのら、水で洗浄し1次に、繊維に付着
しているニトロベンゼンをメタノールで抽出除去した。
この繊維を50℃で真空乾燥して、クロルアセトアミト
メデル化繊維71oを得た。このクロルアセトアミドメ
チル化繊維70(+を、ヨウ化カリウム70(+を溶解
した10%含水エタノール300n+Iに浸し、50℃
で3詩間加熱したのち。
wI組を水およびエタノールで洗浄して、ヨードアセチ
ル化繊維を得た。
上記ヨードアセチル化ポリスチレン繊維10゜を300
m1のジメチルスル小キサイドに一昼夜浸して、膨潤さ
せたのち、 E 5cherichia  Coli0
55:B、5のリボ多糖体(トリクロル酢酸抽出法、デ
ィフコ・ラボラトリーズ社製、蛋白黄金m10%)の1
mg/mlジメチルスルホキサイド溶液100+nlお
よび1N−水酸化ナトリウムメタノール溶n10m1と
混合し、室温で7日間振とうした。
つぎに、繊維を取り出し、直径45mm9!5の91」
マドカラムにつめて、2(lの水で洗浄することにより
、リポ多糖体固定化繊維を得た。 この繊維中のリボ多
糖体の量はアミノ酸分析の結果、2゜0mq/m1g5
B雌であった。ただし、アミノ酸分析は次のように行っ
た。まず、繊維試料30mg(乾燥重量)またはリボ多
糖体1mgを6N−塩酸3mlで加水分Wl(真空不融
DJ、110℃、24時間加熱)したのち、氷解液を蒸
発乾固し、 Q、 5mmの蒸留水に再溶解し、これを
日立835型アミノ酸分析J1で分析し、アミン糖成分
の割合を求めた。
実施例2 BALB/Cマウスにメチルコランスレンを接種させる
ことにより誘発させた繊維肉肝MC−81の腫瘍細胞を
5×105個とり、10週令のBAle/Cマウスの背
部皮下に接種することにより担癌マウスを調製した。腫
瘍は接種後5日経過後に2. 1mm、  10日経過
後に6.3mm、  12日経過後に9.9mmの直径
の大きさになった。
BALB/Cマウス血清60m1に実施例1で調製した
リポ多糖体固定化繊112リ (リボ多糖体4no+)
を加え、37℃で180分間振とうしたのち。
遠心分離して、上澄(活性化血清)を採取した。
腫瘍細胞接種後9日を経過した担癌マウスを21匹用意
し、これを7匹ずつの3群に分け、第1群については上
記活性化血清0.5mmを2.5mmの生理食塩水で希
釈したものを1日1回、5日間で5回静脈投与し、第2
群については、上記活性化血清Q、5mlを:2.5m
+の生理食塩水で希釈したものを2時間間隔で5回腹腔
内投与し、第3群については何ら処置せずに観察した。
その結果。
腫瘍細胞接種後9日および45日経過後の腫瘍平均直径
は、それぞれ、第1群では、4.9mmおよび22.9
mm、第2群では4.9mmおよび20゜Qmm、第3
群では4.8mmおよび29.3111mであリ、また
。腫瘍の縮少の認められたものは、第1群では7匹中2
匹、第2群では7匹中4凹、第3群では7匹中O匹であ
り、また、完全に治療したものは第1群および第3群で
は0匹で第2群では2四であった。
実施例3 BALB/Cマウスより採取した血清20Il11と実
施例3で調整しl〔リボ多糖体固定化繊維1.0g (
リボ多糖体2.O1l1g)を37℃で60分間混合・
振とうしたのち、遠心分離して、上澄(活性化血清)を
採取した。
実施例2と同様に調製した担癌マウスで、腫瘍細胞接種
vA91コを経過したものを301!l!!用意し。
これを10匹ずつの3群に分()、第1群については上
記活性化血清を2.5mlの生理食塩水で希釈したもの
を2時間間隔で5回腹腔内投与し、第2群については生
理食塩水3n+lを2時間間隔で5回腹腔内投与し、第
3群については何ら処置せずにvA察した。その結果、
腫瘍■胞接種後9日および45日経過後の腫瘍平均直径
は、それぞれ、第1群では4.9mmおよび18.0m
m、第2群では4゜7mmおよび21.2II1m、第
3郡では4.9mmおよび23’、8mmであり、まl
c、llIr8瘍の縮少の認められたものは、第1群で
Cよ1〇匹中5匹、第2群および第3群では100匹中
0であり、まIC1完全に治痩したものは第2群および
第3群では0匹であり、第1群では2匹でめった。
特許出願人   東  し  株  式  会  社−
26(

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ダラム陰性菌細胞壁由来の、蛋白質含量0.1%以上な
    るリボ多糖体を、非イオン性不溶性担体に固定化してな
    る体液処理剤。
JP58102811A 1983-06-10 1983-06-10 体液処理剤 Pending JPS59228846A (ja)

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JP58102811A JPS59228846A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 体液処理剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP58102811A JPS59228846A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 体液処理剤

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JPS59228846A true JPS59228846A (ja) 1984-12-22

Family

ID=14337422

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58102811A Pending JPS59228846A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 体液処理剤

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JP (1) JPS59228846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284535A (ja) * 2001-12-26 2010-12-24 Nihon Medi Physics Co Ltd エンドトキシン除去用組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284535A (ja) * 2001-12-26 2010-12-24 Nihon Medi Physics Co Ltd エンドトキシン除去用組成物

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