JPS5922595B2 - オゾンによる廃水の処理方法 - Google Patents
オゾンによる廃水の処理方法Info
- Publication number
- JPS5922595B2 JPS5922595B2 JP12471376A JP12471376A JPS5922595B2 JP S5922595 B2 JPS5922595 B2 JP S5922595B2 JP 12471376 A JP12471376 A JP 12471376A JP 12471376 A JP12471376 A JP 12471376A JP S5922595 B2 JPS5922595 B2 JP S5922595B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ozone
- cyanide
- pressure mercury
- amount
- wavelength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はニッケル、銅、鉄などの金属イオンとシアン
の錯化合物を含む廃水のオゾンによる処理方法に関する
ものである。
の錯化合物を含む廃水のオゾンによる処理方法に関する
ものである。
めっき工場や写真現像所等から強い毒性をもつ廃水が排
出される。
出される。
これらの廃水の中には、毒性の強いフリーシアン以外に
、上記金属イオンと錯化合物を形成し、非常に安定化し
たシアンが含まれている。
、上記金属イオンと錯化合物を形成し、非常に安定化し
たシアンが含まれている。
シアンの錯化合物の中でも鉄との錯化合物例えばフェロ
シアン化鉄イオン、フェリシアン化鉄イオンはとくに安
定度が高く、強力な酸化力をもつオゾンを用いても、除
去速度が低く、シアンの排出規制値まで処理するのは困
難であった。
シアン化鉄イオン、フェリシアン化鉄イオンはとくに安
定度が高く、強力な酸化力をもつオゾンを用いても、除
去速度が低く、シアンの排出規制値まで処理するのは困
難であった。
ところが、このような安定したシアンの錯化合物を含む
廃水に可視光線を含む紫外線を照射しながらオゾンによ
るばつ気処理を行うと、オゾンによる単独処理よりもシ
アンの除去速度が促進され、十分に低濃度まで処理が可
能であることが明らかにされた。
廃水に可視光線を含む紫外線を照射しながらオゾンによ
るばつ気処理を行うと、オゾンによる単独処理よりもシ
アンの除去速度が促進され、十分に低濃度まで処理が可
能であることが明らかにされた。
これに基づいて、低圧水銀灯の主として254mμの紫
外線を照射しながらオゾン処理する方法が提案されてい
る。
外線を照射しながらオゾン処理する方法が提案されてい
る。
しかし、この方法は単位シアン量を処理するためのオゾ
ンの必要量が多いため、規制値以下まで処理するには大
量のオゾンを必要とする欠点があった。
ンの必要量が多いため、規制値以下まで処理するには大
量のオゾンを必要とする欠点があった。
この発明は、上記の欠点を改善することを目的とするも
ので、特定の波長の光を照射させながら行うオゾンによ
る廃水の処理方法を提供するものである。
ので、特定の波長の光を照射させながら行うオゾンによ
る廃水の処理方法を提供するものである。
すなわち、この発明はシアンの錯化合物を含む廃水を反
応槽に導入するとともに、オゾンを混入し、同時に31
0mμ以上の波長の光により照射させることにより、シ
アンの錯化合物の分解を促進させるようにしたものであ
る。
応槽に導入するとともに、オゾンを混入し、同時に31
0mμ以上の波長の光により照射させることにより、シ
アンの錯化合物の分解を促進させるようにしたものであ
る。
光源としては310mμ以下の波長を除去した高圧水銀
灯または310〜500mμ間の発光特性を持つ螢光灯
が適している。
灯または310〜500mμ間の発光特性を持つ螢光灯
が適している。
また、上記光源の位置は反応槽の内部または上部に設置
し、オゾンの廃液への混入はディフューザ方式、あるい
はエゼクタ方式のいずれでもよい。
し、オゾンの廃液への混入はディフューザ方式、あるい
はエゼクタ方式のいずれでもよい。
図は、シアンの錯化合物を含む廃水に対し消費されるオ
ゾン量を従来の方法と、この発明による方法との比較の
ために行った実験結果を示すもので、縦軸に残存シアン
量、横軸にオゾン消費量を示す。
ゾン量を従来の方法と、この発明による方法との比較の
ために行った実験結果を示すもので、縦軸に残存シアン
量、横軸にオゾン消費量を示す。
図において、1は波長254mμの光を主として放射す
るLowの低圧水銀灯を使用した場合、2は310mμ
以下の波長を含む100wの高圧水銀灯を使用した場合
、3は310mμ以下の波長を除外した100wの高圧
水銀灯を使用した場合を示し、シアンの錯化合物を含む
廃水としてはシアン濃度として47ppmのフェリシア
ン化カリ水溶液(pH7,o)3.111オゾンの混入
は47m9/lのオゾンを含有する酸素を毎分11の流
速で加えるようにした。
るLowの低圧水銀灯を使用した場合、2は310mμ
以下の波長を含む100wの高圧水銀灯を使用した場合
、3は310mμ以下の波長を除外した100wの高圧
水銀灯を使用した場合を示し、シアンの錯化合物を含む
廃水としてはシアン濃度として47ppmのフェリシア
ン化カリ水溶液(pH7,o)3.111オゾンの混入
は47m9/lのオゾンを含有する酸素を毎分11の流
速で加えるようにした。
その結果、同じ残存シアン量に達するまでに消費される
オゾン量は波長254mμの光を主とする低圧水銀灯の
場合1が最も多く、高圧水銀灯の場合2,3は低圧水銀
灯の場合1に比べ大幅に小さくなるが、とくに310m
μの波長を除去した高圧水銀灯の場合3は310mμ以
下の波長を含む高圧水銀灯の場合2の約%の量でよいこ
とを示している。
オゾン量は波長254mμの光を主とする低圧水銀灯の
場合1が最も多く、高圧水銀灯の場合2,3は低圧水銀
灯の場合1に比べ大幅に小さくなるが、とくに310m
μの波長を除去した高圧水銀灯の場合3は310mμ以
下の波長を含む高圧水銀灯の場合2の約%の量でよいこ
とを示している。
この理由としては、シアンの錯化合物が光の照射により
分解する吸収波長は一般に319mμ以上500mμ以
下であるため、波長254mμの波長を主とする低圧水
銀灯の場合は、シアンの錯化合物の分解に対して有効で
なく、またオゾンは波長310mμ以下の光の照射によ
り分解して酸素となるため、波長310mμ以下の波長
を含む高圧水銀灯の場合は消費されるオゾンが増加する
ことに基因するものと思われる。
分解する吸収波長は一般に319mμ以上500mμ以
下であるため、波長254mμの波長を主とする低圧水
銀灯の場合は、シアンの錯化合物の分解に対して有効で
なく、またオゾンは波長310mμ以下の光の照射によ
り分解して酸素となるため、波長310mμ以下の波長
を含む高圧水銀灯の場合は消費されるオゾンが増加する
ことに基因するものと思われる。
以上のように、この発明は照射する光の波長を310m
μ以上とすることにより、シアンの錯化合物を分解させ
る吸収波長に合致させることができ、同時にばつ気処理
用のオゾンを分解させる波長を避けるようにしたので、
消費されるオゾンの量を大幅に節減することができる。
μ以上とすることにより、シアンの錯化合物を分解させ
る吸収波長に合致させることができ、同時にばつ気処理
用のオゾンを分解させる波長を避けるようにしたので、
消費されるオゾンの量を大幅に節減することができる。
図は従来の方法と、この発明による方法において消費さ
れるオゾン量を比較するための特性図で、1.2は従来
の方法における特性図、3はこの発明の一実施例におけ
る特性図である。
れるオゾン量を比較するための特性図で、1.2は従来
の方法における特性図、3はこの発明の一実施例におけ
る特性図である。
Claims (1)
- 1 シアンの錯化合物を含む廃水にオゾンを混入させる
とともに、310mμ以上500mμ以下の波長を含み
310mμ以下の波長を除去した光を照射させて行うオ
ゾンによる廃水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12471376A JPS5922595B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | オゾンによる廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12471376A JPS5922595B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | オゾンによる廃水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5349857A JPS5349857A (en) | 1978-05-06 |
JPS5922595B2 true JPS5922595B2 (ja) | 1984-05-28 |
Family
ID=14892255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12471376A Expired JPS5922595B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | オゾンによる廃水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922595B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS645437Y2 (ja) * | 1983-07-01 | 1989-02-10 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4735728A (en) * | 1985-08-29 | 1988-04-05 | Environmental Tech America, Inc. | Method for pollution control in photographic processing |
US5178772A (en) * | 1991-11-15 | 1993-01-12 | Chemical Waste Management, Inc. | Process for destruction of metal complexes by ultraviolet irradiation |
-
1976
- 1976-10-18 JP JP12471376A patent/JPS5922595B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS645437Y2 (ja) * | 1983-07-01 | 1989-02-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5349857A (en) | 1978-05-06 |
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