JPS5922530B2 - 容積ポンプ - Google Patents

容積ポンプ

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JPS5922530B2
JPS5922530B2 JP51030703A JP3070376A JPS5922530B2 JP S5922530 B2 JPS5922530 B2 JP S5922530B2 JP 51030703 A JP51030703 A JP 51030703A JP 3070376 A JP3070376 A JP 3070376A JP S5922530 B2 JPS5922530 B2 JP S5922530B2
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fluid
pump
plunger
block
gate
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JP51030703A
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ジヨン・ア−サ−・ジエンキンス
オ−リス・エイチ・フラツテン
オスカ−・エマニユエル・ハイマン
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Imed Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は患者の静脈に流体を投与する時に使用される容
積ポンプに関する。
本ポンプは静脈投与以外の目的に対して流体を送出す場
合にも使用し得るものであるが、本発明は患者に対して
流体の投与を行う場合について説明する。
患者に対して流体の静脈投与を行う場合には、投与を行
う時の流量およびこのように投与される流体の全量を正
確に制御することが望ましい。
このような流体を投与する最も普通の方法は標準の静脈
注入用流体投与セットを使用する方法であり、この方法
においては投与すべき流体を含むびんが高い位置に吊架
され、患者に対する流体の投与は重力の作用によって受
動的に行われる。
高い位置にあるびんから出た流体は滴下室を通り、投与
すべき流体の流量は1分当りの滴下数によって大体制御
される。
看護人は滴下流量およびびん内の残留流体量を屡物理的
に検査し、必要に応じ滴下流量を手動的に調節し、適量
の流体が患者に投与された時に、該流体の投与を停止さ
せねばならぬ。
看護人が屡検査を行うには時間を要し、かつ滴下室を使
用して投与流体の流量を手動的に制御することは正確を
期し難い。
看護人によって調節される滴下室を使用して静脈注入用
流体の投与を行う場合に発生する種々の問題を解決する
ために、患者に対する流体の投与を制御する種々のポン
プが提案されている。
このような型のポンプは電子装置を使用し、滴下室内の
滴下流量を検出し、かつこの検出された流量にしたがっ
て滴下流量を自動的に制御するようになっている。
この型のポンプはなおりム状部材を備え静脈注入用管に
信号を送給し、患者に投与されつつある流体を積極的に
送出させるようになっている。
この型のポンプは高い位置にあるびんおよび重力による
静脈注入用流体投与セットを使用する方法に比して改良
はされているが、患者に対して送出される流体の流量お
よび制御された容積の精度に関してなおいくつかの制限
がある。
在来提案されている他の型のポンプは高い位置に配置さ
れる流体びんは使用せず、流出すべき流体の充填された
大きな容積室を使用するようになっている。
次に複数の方法の任意の一つによって室全体が徐々に空
にされ、この時空にする速度が適当に調節されて患者に
対する静脈注入用流体の投与を制御するようになってい
る。
この型のポンプは標準の静脈注入用びんおよび投与セッ
トを使用し得す、注入すべき流体を特別の高価な室に充
填せねばならぬと言う欠点を有している。
もしこの室を使いすてのものとすれば、所要の流体を充
填する特別の大きな室に対する費用は標準の静脈注入用
びんおよびセットに比して相当高くなり、もしまた前記
室を使いすてにしなければ使用した度びにこれを掃除し
て消毒せねばならぬ。
さらに注入量が少な過ぎる場合には、大きな容積室から
出るこのような小さな注入流量を正確に制御することは
困難となる。
本発明の目的は静脈注入用流体を投与する在来の方法に
伴う多くの欠点を除去することであり、特に患者に対し
所定量の静脈注入用流体が投与されるまで、ポンプによ
り正確に制御された流量で該流体を積極的に供給し、し
かも複数の安全装置を設け、所定の状態が起こった時に
前記ポンプの送出しを停止せしめまたは非常に小さな流
量が得られるようになるまで減少させることである。
たとえば管内に空気の存在することが検出された場合に
はポンプを停止せしめ、管内空気状態が解除されるまで
はポンプが再始動されないようにする。
電池の充電量が低下した場合にはポンプが作動していて
も警報が発せられるようにする。
電池の充電量がポンプを駆動し得ないようなレベルまで
低下した場合には電池が再充電されまたは交換されるま
で、あるいは充電器が電池に接続されて該電池を充電す
ると共にポンプを駆動するための電力を供給するように
なるまでポンプは停止せしめられる。
静脈注入用管がポンプ能力を超過する程度まで閉塞すれ
ば閉塞警報が発生し、この警報状態が解除されるまでポ
ンプは停止せしめられる。
最後に所定量の流体が患者に注入された時は注入完了警
報が発生し、かつ看護人がポンプをオフに切換えて静脈
注入用流体投与セットを取外すか、または新規な流体供
給源を取付けて患者に追加流体量を供給するようにポン
プをセットするまで、ポンプの送出し流量を非常に低い
値まで減少させる。
本発明の容積ポンプによれば標準の静脈注入用流体投与
セットを使用して流体を制御された態様で送出すことが
でき、該投与セットは高い所に位置する流体びんから使
いすて容積カセットの中に流体を送給するようになって
いる。
特に前記カセットは注射器型のもので所定容積の室とプ
ランジャピストンとを有し、該プランジャピストンはカ
セットがポンプに結合され、かつ該ポンプによって駆動
される時に室を空にするようになっている。
前記ポンプはプランジャの底部に連結された駆動シャツ
トルを有し、所定の流量で前記カセットから送出される
流体を制御するようになっている。
この場合は特にステップモーターが使用され、該モータ
ーに与えられるパルスの数および割合にしたがって前記
プランジャを制御された速度で駆動するようになってい
る。
カセット内の室の容積は、患者に注入するためにポンプ
によって送出される常態の流体容積に比して比較的小さ
い。
たとえばカセットの容積は5立方糎となすことができ、
一般的には患者に注入すべき流体の容積は5立方糎の倍
数である。
たとえば患者は500立方糎または1000立方糎の流
体を受入れ、したがって患者に注入すべき流体を送出す
ためには前十カセットを多数回にわたって充填しかつ少
なくとも部分的に空にする必要がある。
前記カセットは寸法が小さいから比較的安価であり、流
体の注入を行う度びに新しく消毒されたカセットを使用
し、注入が終了した時にこれを廃棄することができる。
ポンプ自体は患者に注入される流体と決して接触しない
ように設計され、使用後にこれを消毒する必要がないよ
うにされている。
したがって流体と接触するポンプおよびカセットの組合
せ部分は安価な使いすてカセットだゆである。
一般的に言って前記カセットはポンプ上の位置決め装置
によつで支持され、ポンプの駆動シャツトルがカセット
プランジャの延長部分と係合し、かつ流体びんから延び
た管が使いすて容積カセットの入口に連結されるように
なっている。
使いすてカセットから延びた出口管は管内空気センサを
通って延び、次に患者に注入を行うように連結される。
前記ポンプは予じめセットし得ろダイヤルを有し、該ダ
イヤルは注入すべき流体の量および前記量が注入される
時の流量に対して調節される。
管内の空気がカセットにまたは該カセットから一掃され
、流体びんから患者までの管の中に流体だけが残こるよ
うになった時にポイズが始動され、カセットのプランジ
ャを駆動して所定量の流体が注入されるまで所定の流量
で流体を注入するようになっている。
流体の流入が行われる間にカセットは多数回にわたって
少く共部分的に所定の量だけ空にされかつ再充填され、
各再充填が行われる間にプランジャはポンプ送出方向と
反対の方向に敏速に作動される。
カセット室を再充填する時の時間部分は該室を空にする
場合の時間に比して比較的短いが、注入に対する送出し
が正確な流量で行われるようにするために、カセット室
を再充填するに要する時間を検出し、かつプランジャを
駆動するステップモーターが次の配送行程において追加
パルスを送給し、カセット室の再充填時に失われた時間
を補償するようにされる。
したがって本発明による容積ポンプは安価な、消毒済み
の使いすてカセットを使用して作動し、前記カセットが
正確な断面積を有する容積室を備え、患者に所定量の流
体を注入する前に、前記室が数回にわたって少なくとも
部分的に空にされるようになっている。
注入されつつある流体の流量はカセット室内のプランジ
ャを、駆動するステップモーターを使用して正確に制御
され、カセットの再充填時に失われた時間は前記ステッ
プモーターに追加補償パルスを送給することによって補
償される。
前記室の断面積の精度は流体配送の精度を制御し、該室
の容積の不精密は注入流量に影響しない。
本発明による容積ポンプは以上に大体説明したような多
くの安全特性を有している。
ポンプは送出す流体の量および送出し流量に関して正確
に作動することが重要であるが、患者に対する流体の流
動が連続していない時に流体を送出すことによって患者
の健康を損ねることのないようにすることも重要である
たとえば本発明の容積注入ポンプは患者に至る管内の空
気を検出するための管内空気検出器を備えている。
管内に空気の存在することが検出されればポンプは直ち
に停止し、該空気が患者に注入されるのを阻止するよう
になっている。
たとえばびんが空になった場合には空気が流体管に入り
、患者の方に移動するようになる。
この時は警報器が作動してポンプが停止せしめられ、空
気が患者に注入されるのを阻止する。
びんが空になった場合の他の状態も管内に空気を入れる
ことがあり、または静脈注入用管が空気検出器内に適当
に位置決めされない場合もある。
このようなすべての状態においてポンプは停止し、該ポ
ンプが再始動する前に、これらの状態を解除せねばなら
ぬ。
本ポンプはなお電池警報装置を備え、電池の残りの充電
量によるポンプの運転可能時間がほぼ1時間となった時
に警報信号を発生するようになっている。
最初この警報が発生すればポンプは停止する。
しかしながらもしポンプが充電器に対する接続を行うこ
とな(前記警報時間を越えて作動した場合には、最終的
には電池は放電され、ポンプを駆動する力がなくなり、
この状態は電池警報の他に閉塞警報を発生させる。
電池警報は電池に充電器を接続することによって解除さ
れ、これより短時間後にポンプは該充電器を通して作動
されるようになり、同時に電池の充電も行われる。
本ポンプはさらに閉塞警報装置を備え、静脈注入用管が
予じめセットされたポンプ能力を越えて閉塞した時、ま
たは電池の力がポンプを駆動し得ないようになった時に
これを操作員に知らせるようになっている。
このような警報状態を発生させる主な原因の一つは患者
が管の上に横わることによって肢管を閉塞することであ
る。
さらに前記管がベッドのレール等によってはさまれ、フ
ィルタが閉塞しまたはびんから延びる管のクランプが開
かれていないような場合も閉塞の原因となる。
閉塞警報を解除するためには、ポンプを始動するように
リセットする前に閉塞の原因を除去せねばならぬ。
本発明の容積ポンプはなお注入完了警報装置を備え、該
警報装置は患者に注入すべき量を操作員が予じめセット
し得るようになっており、かつ患者に対して前記量が配
送された時に警報を発生する。
特に注入すべき量はカウンタダイヤルを使用してポンプ
の表面においてセットすることができる。
このポンプは1立方糎の増分で配与される量を自動的に
カウントし、注入すべき残余の量をポンプの量ダイヤル
上に表示する。
ポンプが予じめセットされた所要の流体量を全部配与し
た時にはダイヤルは零を示し、かつ注入完了警報が発生
する。
注入完了警報が発生した時には器具は遮断されないが、
ポンプから送出される流量は1時間当り1立方糎程度の
非常に少い開放維持流量となるように減少せしめられる
流量がこのように著しく低下すれば、操作員が注入完了
警報を解除する処置を行う前に静脈穿刺カニュールが閉
塞するおそれもな(なる。
この警報を解除するためにはポンプを停止せしめまたは
11注入すべき量+1ダイヤルに新規な流体量をセット
し、かつ必要に応じ他の流体供給源を取付ける必要があ
る。
以上の説明によって明らかな如(、本発明によれば非常
に正確な容積ポンプにおいて、患者に注入すべき流体の
量を、標準の静脈注入用流体投与セットおよび流体びん
を使用して正確に制御された流量で注入し得るようにな
った容積ポンプの得られることが分かる。
本ポンプは使用後に廃棄し得る小さな使いすて容積カセ
ットを有している。
本発明をより良く理解し得るようになすために、次に添
付図面によって好適な実施例を説明する。
第1図は本発明によるポンプの透視図で、1対のクラン
プ12,14によって柱10に装着された状態を示す。
びん16を含む標準静脈注入用流体投与セットも柱に配
着されている。
前記びん16は管20を通してポンプに流体を配与する
ポンプは吸引力によって流体を引出すものであるから、
前記びん16は必ずしもポンプの上方に位置決めする必
要のないことは分かる。
クランプ部材22はびん16からポンプに至る流体の流
動を制御するためのものである。
本発明の容積注入ポンプは使いすての容積カセット24
を使用し、管20を該カセット24の入カブラグ26に
連結することによってこの管20から流体を受入れるよ
うになっている。
前記容積カセット24はプランジャ軸28を有し、該軸
はプランジャシャツトル30と嵌合する端部を有してい
る。
このプランジャシャツトル30はポンプから延び、かつ
前記プランジャ軸28を垂直方向に駆動してカセットに
出入する流体の流量を制御するようになっている。
なお1対の位置決めピン32がポンプのパネルから延び
かつ前記カセット24はピン32上にスナップ嵌めされ
る孔34を有している。
°弁モーター軸36もポンプからカセットの弁部分38
に延び、該弁を通ってカセットに流出入する流体を制御
し、患者に流体を注入する時に、カセットを充填しかつ
部分的に空にするようになっている。
カセット24の出力は出カブラグ40から取出され、次
に延長管42を通して患者に結合され、この患者に注入
を行うようになっている。
前記延延管42はなお管内空気検出器44内に位置し、
患者に結合された管内に空気が入っているか否かを検出
するようになっている。
ポンプ制御機構と組合わされる管内空気検出器44およ
びカセット24については本明細書の後半において詳述
する。
本発明の容積ポンプはポンプの正面パネルおよび後面パ
ネルに複数の作動機構および警報表示器を有している。
たとえば第1図に示される如く複数の出力表示器46−
52は特定の警戒状態に対する警報を表示する。
特に警報表示器46は管内空気警報表示器である。
警報表示器48は電池警報表示器である。
警報表示器50は閉塞警報表示器であり、かつ警報表示
器52は注入終了警報表示器である。
注入すべき液体の容積およびこの液体の注入液量の制御
はダイヤル機構54,56を使用して予じめセットされ
る。
特にダイヤル機構54は注入すべき量ダイヤルであり、
所定容積の液体が注入される時にカウントダウンする出
力表示器を有している。
ダイヤル56は流量ダイヤルであり、患者に注入される
液体に対する所要の注入流量を予じめセットし得るよう
になっている。
押ボタン58は一掃スイッチで液体を患者に注入する前
に最初管内の空気を追放するためのものである。
スイッチ60はオン−オフスイッチであり、かつ押ボタ
ン62は操作ボタンであり、オンオフスイッチがオン位
置に切換えられた後にポンプの動作を制御するためのも
のである。
第4図に示される如(容積ポンプの後方パネルは可聴警
報装置64と、該可聴警報装置のオン−オフを制御する
ためのスイッチ66とを有している。
遠隔位置にある看護人等に、ポンプに警戒状態が起こっ
たことを知らせる出力信号を送給するためにソケット6
8が使用される。
電池用ソケット70はポンプ駆動用の電池を充電する時
に使用され、蓋72は充電器を含むポンプの格納部分を
被覆するために使用される。
第2図および3図はカセット24と組合わされるポンプ
部分の構造を示すもので、このポンプ部分はカセットの
プランジャ軸28を運動せしめかつカセットの弁機構3
8を作動し、入ロブラグ26からカセット24を通って
出ロブラグ40に至る流体の流動を制御するようになっ
ている。
前述の如くカセット24の孔34はポンプ内のピン32
にスナップ嵌めされ、カセットを定位置に錠止するよう
になっている。
弁モーター軸36はカセットの弁構造内に触座し、モー
ター74の動作にしたがって弁の位置を制御するように
なっている。
弁38は三方弁型のものであり、入ロブラグ26から入
った流体を容積室76に流入せしめ、該弁38の第1位
置に対応して室の充填を行うようになっている。
弁38の第2位置は前記室76から出ロブラグ40を通
して患者に流体をポンプ送出する位置である。
したがってモーター74を交互に制御して軸36の位置
を制御すれば、弁機構38はカセット室76の充填と、
該室から患者に対する流体の送出しとを交互に行わせる
ようになることが分かる。
室76に対する流体の実際の充填および排除は該室内の
プランジャ78の運動にしたがって行われる。
プランジャ軸28はプランジャ78の端部に位置し、プ
ランジャシャツトル30に連結されている。
二つの位置の間における弁38の運動は二つの方向にお
けるプランジャ78の運動と同期し、室76の充填およ
び排除を行うようになっている。
プランジャシャツトル30は軸部材82によって駆動さ
れる摺動部材80に連結されている。
軸部材82はさらにステップモーター84によって回転
せしめられる。
軸部材82は親ねじおよびナツト86を通して摺動部材
80を駆動し、プランジャシャツトル30を正確に運動
させるようになっている。
なお複数の溝孔90を有する円板部材88が軸82に連
結され、かつ夫々光源および光線感知器によって形成さ
れた二つの検出器92゜94が該検出器を一つの溝孔が
通る度びに軸820回転を検出するようになっている。
溝孔付き円板部材88および検出器92,94はモータ
ー84の停止を検出することによって管の閉塞を検出す
るために使用される。
第2図および3図によって明らかな如く、モーター84
がステップパルスによって駆動されれば、軸82が回転
して摺動部材80およびプランジャシャツトル30を垂
直に運動させる。
これはさらに容積室76内のプランジャ78を垂直に運
動せしめ、弁33の一つの位置においては室76内の流
体を送出し、かつプランジャ78を上方に向って低速度
で動かし、または弁38の第2位置においては室76内
に流体を引入れ、かつ前記プランジャ78を下方に向っ
て高速度で移動させる。
プランジャ78の運動によって室76に対し流体の高速
充填および低速送出しを交互に行わせれば、所定量の流
体が注入されるまで、正確に制御された流量で患者に流
体を注入することができる。
第5図および6図は第1図に示された管内空気検出器4
4の詳細を示す。
第5図および6図に示される如く、この管内空気検出器
は第1図に示された管42を受入れる通路96を有して
いる。
前記通路96の上方には1対の光源98,100が位置
決めされ、管42を通して光エネルギーを供給するよう
になっており、特に前記各光源は管42の外側から鎖管
の内径の接点を通して光線を供給する。
光源98は管42の後半分内の空気を検出し、かつ光源
100は鎖管42の前半分内の空気を検出する。
1対の検出器102,104は管内の流体成分を通って
屈折した光線の存在および欠除を検出するように位置決
めされている。
流体を含む管の合成屈折率は比較的一定しているが、空
気を含む管の屈折率とは相当異なり、検出器102.1
04は前記二つの状態を区分する出力信号を発生する。
本発明の容積ポンプは普通看護人または他の病院従事員
によって次の如き態様で作動される。
最初オン−オフスイッチ60を“オン“位置に動かす前
に流量ダイヤル56を零にセットする。
この時管内空気警報表示器46は活性化され、管42が
空気検出器44内に位置しかつ該管42内の空気が装置
から一掃されるまで点灯状態に止る。
一掃スイッチ58を押下げかつ弁モーター軸36の端部
に設けられた溝孔が左方45度の角度にくるまで前記押
下げ位置を維持する。
これは第2図に示された弁モーター軸36の位置である
次に容積カセット24をカセット位置決めピン32上の
定位置にステップ嵌めし、かつ弁38が弁モーター軸3
6の端部に設げられた溝孔の中に錠止されるようにする
次に延長管42を空気検出器44内に位置決めし、かつ
カセットの出ロブラグ40に連結する。
管20を有する静脈注入用流体投与セットは鎖管20を
カセットの入ロブラグ26に連結する前に、流体びん1
6からの流体によって充填する。
クランプ22は開放位置に維持され、かつカセツト24
および延長管42かも該延長管の端部に設けられた静脈
穿刺カニュールに至るまでの間の空気がな(なるまで一
掃スイッチ58を押下げ、ポンプを一掃モードで作動さ
せる。
次に患者の静脈を穿刺し、流体びん16から出た流体が
本発明のポンプによって制御された状態で患者に注入さ
れるようにする。
次に流量ダイヤル56を立方糎/時で表わした所要の流
量にセットする。
続いて“1注入すべき量゛ダイヤル54を、患者に注入
すべき流体の所望量にセットする。
操作ボタン62を押下げれば患者に対する流体の注入が
開始される。
本発明の容積ポンプが作動する時には複数の警報状態が
起こり、かつこの警報状態にしたがってポンプの動作を
制御することにより、患者の安全を保証するようにポン
プが設計されている。
警報状態を敏速に解除するために警報はそれの発生した
理由を可視的に識別し得るようになっている。
特定の警報状態が起こった時には表示器の特定のものが
点灯するが、可聴警報オン−オフスイッチ66によって
制御されるようにすれば、任意の警報状態をスピーカ6
4による可聴警報によって知らせるようになすことがで
きる。
特定の警報状態は管内空気充電量低下、閉塞および注入
完了である。
管内空気警報はびん16が空になった場合、カセットの
出力側の空気を患者の方に移動させるような他の何等か
の状態が起こった時、または静脈注入用管42が空気検
出器44内に置かれなかった時に発生される。
このような警報状態が起こればポンプは遮断されかつ出
力ランプ46が付勢される。
ポンプは管内空気状態が解除されるまでは再び始動され
ない。
管内空気状態が一旦解除されれば、作動ボタン62を押
下げることによってポンプを再び始動させることができ
る。
電池警報は電池充電量の残りの運転時間がほぼ1時間と
なった時に発生される。
この警報は出力警報表示器48の出力によって表示され
るが、ポンプの運転は継続される。
しかしながらもし電池を充電するために充電器にプラグ
を差込むことなく1時間以上ポンプを運転すれば電池は
放電してポンプを駆動し得ないようになり、これはさら
に閉塞警報を発生させる。
電池警報状態は充電器にプラグを差込み、短時間、たと
えば2−3分間充電が行われるようにし、しかる後作動
ボタン62を押下げることによって解除することができ
る。
この時ポンプは電池を充電しつつある充電器を通して作
動される。
閉塞警報は静脈注入用管がポンプに対して予じめセット
された器具の能力を越えて閉塞した時、または電池が放
電してポンプを駆動し得ないようになった時に発生する
閉塞警報を発生させる他の原因は患者が管の上に横わる
ことによって肢管が閉塞した時、管がベッドのレールに
はさまった時または管が他の物理的要素によって閉塞さ
れた時に起こる。
なお静脈注入用セットのフィルタが詰まったり、びん1
6の先きの管クランプ22が閉じたりすることがある。
この閉塞警報を解除するには閉塞の原因を消除し、しか
る後ボタン62を作動する必要がある。
注入完了警報は所定量の流体が患者に注入された時に発
生する。
この警報は係員が注入すべき流体の量を予じめセットし
、かつ該流体の送出しが終了した時に発生する。
パ注入すべき量“1ダイヤル54は投与すべき所望量に
セットされ、かつ流体が患者に注入されつつある時にポ
ンプが患者に投与された量を自動的にカウントし、注入
すべき残余の量をダイヤル54上に表示する。
ダイヤルの目盛りが零となれば、器具は表示器52を作
動させることによって警報状態を表示し、次に注入流体
の流量を非常に低い開放維持流量(1立方糎/時)に減
少させる。
この開放維持流量は係員がポンプを操作するまで、静脈
穿刺カニュールの詰まるのを阻止する。
注入完了警報を解除するためには゛注入すべき量“ダイ
ヤル54に新らしく流体量をセットし、もし必要であれ
ば他の流体供給源、たとえば新らしいびん16を取付げ
ねばならない。
予じめセットされた条件にしたがって患者に流体を投与
するためのポンプの動作は、ポンプの電子部分によって
制御され、該電子部分は普通の印刷回路板の形でポンプ
ケーシング内に収められている。
このポンプ電子部分の機能線図は第7図においてアルフ
ァベットA−ZおよびAA−DDによって表示された一
連のブロックにより示されている。
第8−24図には特定の機能を与えるに必要な回路が示
されており、同様にA−ZおよびAA−DDによって表
わされた点線ブロックは第7図に示されたブロックに対
応している。
第8−24図に示された回路の詳細を念頭に置きつつ第
7図に示された各ブロックの機能について一般的に説明
する。
ブロックAは回転制御装置である。
ブロックAの機能はステップモーター84の回転方向を
決定する指令を受入れることである。
ステップモーター84はシャツトル30を駆動し、該シ
ャツトルはさらにカセット24内のプランジャ78を1
駆動する。
このブロックAはなお一掃制御装置機能を含んでいる。
ブロックBは1196で割る11機能を有し、図におい
てもこのように表示されている。
ブロックBの回路はモーター駆動パルスをカウントする
ために使用され、かつパルスが96個累算された時にこ
のブロックBから一つのパルス信号が発生し、該信号は
ブロックCに送給される。
ブロックCの機能は所定のカウンタに対して駆動パルス
を発生することであって、該カウンタは1′注入すべき
量11ダイヤル54(第1図)を有している。
ブロックDDは所定カウンタ自体を示す。
前述の如くこの所定カウンタは1′注入すべき量“1ダ
イヤル54を有し、該ダイヤルは患者に注入すべき流体
量をセットするために使用される。
本発明のポンプにおいてはモーターパルス96個が患者
に投与されている流体1立方糎に等しく、したがってブ
ロックBが96パルスをカウントする度びにドライバC
は所定のカウンタDDを1づつカウントダウンする。
ダイヤル54はなお出力表示器を有し、該表示器はポン
プが作動して患者に流体を投与する時に零までカウント
ダウンを行い、患者に注入すべき流体の残量を常時可視
的に表示するようになっている。
所定のカウンタDDが零までカウントダウンを行った時
、ポンプの常態動作は停止せしめられかつポンプは前述
の如く開放維持状態に移動し、この状態においてはポン
プは非常に低い流量で投与を行う。
ブロックDDは注入の終了したことを表わす接点閉鎖装
置を有している。
ブロックにの機能はモーター停止検出器回路を提供する
ことであってこのブ呂ツクにはモーター84(第2図)
が停止した時を決定する二つの停止センサからパルスを
受入れる。
特に停止センサから受入れたパルスはブロックに内に位
置するカウンタをリセットするために使用される。
ブロックOによって表わされたステップモータードライ
バはステップパルスにしたがってブロックZによって表
わされるステップモーターを駆動する。
前記段階パルスはステップモーター84が前進する時に
モーター停止検出回路に内に累算される。
第2図に示される如くステップモーター84の軸上に設
けられた小さな円板88は停止感知パルスを形成するた
めに使用され、このパルスは溝孔90が光検出器を通る
度びに停止検出回路に内のカウンタを帰零する。
もしモーター停止検出回路Kが停止感知リセットパルス
を受入れる前に、カウンタ内に累算されるより多いモー
ター駆動ステップパルスを受入れれば、このブロックK
から出力信号が発生される。
この出力信号はモーターステップパルスがモーター84
に供給されているが、軸82は回転せずかつポンプを停
止させねばならぬことを表示する。
ブロックLはステップモーター駆動論理回路で、この回
路はモーターを時計方向に回転させるべきかまたは反時
計方向に回転させるべきかを夫々表わす出力信号を発生
する。
これらの信号はステップモーター駆動回路Oに交互に供
給される。
ブロックPは故障およびセンサ出力回路に対するラッチ
であり、このブロックPは第1図のポンプの正面に示さ
れたLED表示器の如き表示器を単独に付勢するために
使用される。
特にLED表示器は表示器46−52として示されてお
り、これら表示器はポンプの作動時に生じる問題に関し
て可視的警報を発生する。
ブロックXとして表わされた表示器46−52はブロッ
クVによって表わされたLEDドライバによって駆動さ
れる。
種種の警報状態を表わすブロックPの出力信号はなおブ
ロックTによって表わされる故障および表示器制御装置
に供給される。
このブロックTは警報状態にしたがってポンプの動作を
制御する。
ブロックWは看護人呼出しリレードライバを表わし、該
ドライバは看護人呼出しソケット68(第4図)に看護
人呼出し出力信号を送給する。
ブロックDは発振器、特に211.11ヘルツ発振器を
表わす。
この発振器はブロックGによって表わされるパルス幅制
御回路にパルスを送給する。
ブロックGの出力パルスはさらにブロック■によって表
わされる3個の十進流量スケーラを駆動する。
ブロックI内のスケーラはブロックBBによって表わさ
れるデジタルスイッチによって制御され、該スイッチは
流量ダイヤル56(第1図)によって形成されている。
流量ダイヤル56を形成するスイッチは正しい周波数で
モーター駆動ステップパルスを発生させるようにセット
され、患者に対する流体の投与が所定の流量で行われる
ようにする。
ブロックJは再充填時流量補償回路を表わし、該回路は
プランジャ78を逆方向に動かしてカセット室76を再
充填する時にパルスを累算するために使用される。
流体を送出すためにプランジャが再び前方に動きはじめ
れば、ブロックJはモーター駆動パルスに、再充填時に
累算された追加パルスを加えることにより損失時間を補
償し、流体を投与する時の流量の精度がカセット室を再
充填するためのポンプの周期的停止によりそこなわれな
いようにする。
ブロックMは可聴およびLED周期タイマを表わし、か
つ第4図に示された可聴警報装置64に対する警笛およ
び表示器46−52の点滅を行わせる。
ブロックNによって表わされた低電池検出回路は最初警
報表示器48をオンに切換え、たとえ該表示器が低電池
状態を表わすようになっても、所定の時間たとえば1時
間にわたってポンプが作動するようにする。
電池が放電しそれによってポンプを駆動し得ないように
なった時は、器具はオフに切換えられかつ前記表示器4
8の他に閉塞表示器50が付勢されるようになっている
したがってブロックNは電池が弱り、しかもポンプを運
転する程度の力を有している状態を検出し、表示器48
によって低電池警報表示を行わしめ、かつポンプが動作
を継続して患者に流体を投与し得るようにする。
第2段階は電池の充電状態がポンプを駆動し得ないよう
になるまで低下した状態で、この時点においては閉塞表
示器50が追加的に付勢される。
ブロックQはパワーオンリセット回路を表わし、電力を
最初オンにした時にはブロックQの出力はすべての回路
が適当な状態にセットされたことを表わす。
ブロックQは最初作動ボタンを押さなければポンプが作
動しないようにし、またはこれを付勢しなければ他の望
ましからざる動作が起こらないようにする。
ブロックRは前進逆進論理を表わし、このブロックRの
出力は直流モーター74(第2図)の回転方向の決定に
応答し、該モーターはカセット内の弁38を作動するた
めに使用される。
ブロックRは直流モーター制御論理から入力を受入れか
つブロックSによって表わされる回路を駆動する。
特にブロックSは1対の位置センサを有し、上方および
下方位置における摺動部材80の位置を検出するように
なっている。
これら位置の検出によってモーター84の方向の反転の
必要なることと、モーター84を調節してカセット内の
弁の位置を制御せねばならぬこととが明らかとなる。
前記位置センサは第2図に示される如く2対の発光装置
および検出器150,152を有している。
ブロックUは管内空気、または空気による塞栓を検出す
るための発光装置−検出器組合せ体を示す。
これらセンサの構造は第5図および6図に示されている
前述の如くブロックTは故障および表示器制御装置を表
わし、かつこのブロックTは警報状態において行われる
作用を決定する符号化回路を有している。
特にポンプは警報状態にある間は開放維持流量状態に維
持されまたは完全に遮断された状態にある。
なお最初の低電池警報状態においてはポンプは作動状態
に維持される。
開放維持流量は注入完了後も維持されるが、管内に空気
が存在する時、管が閉塞している時または電池が放電し
電圧が下っている時は開放維持流量は維持されない。
ブロックAAは充電器を示し、第4図に示されたぜん受
70を通して電池を充電する時に使用される。
第8−24図は第7図に示されたブロックを形成する回
路の詳細を示すものであり、かつ第7図に示されたブロ
ックの連結部分を表わす。
第8−24図においては第7図に示されたブロックに対
応する回路の種々の部分は点線によって囲繞され、かつ
この線によって囲繞された部分は第7図のブロックに使
用された同じアルファベット記号によって表わされてい
る。
発振器ブロックDは第8図に示されており、かつ一対の
インバータ200,202を有している。
抵抗器204および分圧計206を含む可変抵抗回路は
インバータ間の接続点と、抵抗器208およびコンデン
サ210間の接続点との間に結合されている。
インバータ200,202の対はコンポンプ210を通
る電位の極性を交番せしめ、該コンデンサの充電方向を
交番させるようになっている。
たとえばコンデンサ210が一つの方向に充電されてい
る時にはその充電方向にしたがってインバータ2000
Å力における電圧は正または負の電圧となる。
これはインバータ202の出力に同様に正または負の電
位を与え、コンデンサ210の他の側における極性が充
電の方向を反転させるようになる。
したがってコンデンサの充電は発振器りから振動電圧パ
ルス出力を発生させるように交番することが分かる。
この発振器の振動電圧出力は基本的基準信号で、ポンプ
の電子部分に使用され、211.11ヘルツの周波数を
有するものとし得る。
発振器りから出たパルス信号は第10図に示されたパル
ス幅制御ブロックGに対する入力として使用される。
特に前記パルス信号はカウンタ除算器212に送給され
る。
このカウンタ除算器は普通の+8で割るI+ 4段のジ
ョンンンカウンタとなすことができる。
このカウンタはクロック入力に加えられる正のパルス信
号によって前進せしめられる。
クロック出力の4個はスイッチ214と共に使用され、
一つの出力信号を発生し、この出力信号はスイッチ21
4の位置にしたがう四つの出力位置の次のパルス位置に
よって示される如き所望のパルス位置を有している。
カウンタ除算器の出力信号はセット入力としてラッチ回
路216に加えられ、かつ図示の如きパルス位置を有す
るカウンタ除算器212の出力の他のものはリセット入
力としてラッチ回路216に加えられる。
ラッチ回路216に対するセット入力およびリセット入
力の差は、前記スイッチ214の位置にしたがってラッ
チ回路216から種々のパルス幅を有する信号を発生さ
せる。
このカウンタ除算器212はRCAのCD4022型の
如き普通の単一構造シリコンデジタル集積回路となすこ
とができる。
ラッチ回路216はRCAのCD4043型の如き単一
構造シリコンテジタル集積回路内に含まれる複数のラッ
チの一つとなすことができる。
したがってカウンタ除算器212は8個の入力パルス信
号よりなる各サイクルが行われる度びに1度特定パルス
位置を有する出力信号を発生し、この出力信号はラッチ
回路をセットするために使用される。
ラッチ回路は各サイクル毎にリセットされ、インバータ
218に出力信号を送給する。
この出力信号はパルス幅制御ブロックGに対する入力信
号1/8の周波数を有している。
この出力信号のパルス幅はスイッチ214によって選択
される所要のパルス幅にしたがって決まる。
特に特定のパルス幅は個々の基準によって選択され、ス
テップモーター84を1駆動するに適したパルス幅を与
えるようになっている。
これはある種のステップモーターを駆動するためには他
の場合よりもパルス幅の大きな信号が必要とされるため
である。
パルス幅制御ブロックGの出力信号は十進流量スケーラ
を含むブロックI(第16図)に送給される。
十進流量スケーラは3個の十進カウンタ220.222
,224を含み、送出される流体の流量制御の1,10
,100に対して使用される。
流量の操作員制御はデジタルスイッチBBによって行わ
れ、該スイッチはポンプの正面パネル上に設けられた流
量スイッチ56によって形成されている。
特にこのスイッチ56は1,10.および100に対す
るスイッチ226,228゜230を含み、かつポンプ
操作員に対する可視表示はデシマル特性を有するもので
あるか、これらスイッチはブロック■に示される如<十
進流量スケーラにBCD(2進化10進法)入力を与え
るようになっている。
ポンプ操作員がスイッチ226,228゜230を、投
与すべき流体の所要流量、十進カウンタ220,222
,224に対するBCD入力および入力線クロック信号
制御装置に対して調節すれば、十進流量スケーラは前記
スイッチ226゜228.230のセット状態にしたが
って単位時間当りのパルスレートを有する出力信号を発
生する。
ブロック■内に示される如き十進流量スケーラに対する
BCD入力信号をバイアスさせるためには複数の抵抗器
群232,234,236が使用される。
スイッチ226,228,230に対する入力信号はイ
ンバータ237を通して加えられ、かつこのインバータ
に対する入力は最終送出し信号である。
ナントゲート244と共に複数のノアゲート238,2
40,242が使用され、正面パネルダイヤル56にお
いてすべてのスイッチ226,228,230が零にセ
ットされた時はじめてポンプによる空気の一掃が確実に
行われるようになっている。
ブロックI内に示される如き十進流量スケーラの出力信
号はモーター駆動パルスであり、該パルスは第8図に示
された回転制御ブロックAおよび第17図に示された反
転時流量補償回路ブロックJに加えられる。
特にこの反転時流量補償回路ブロックJに加えられるモ
ーター駆動パルスは一つの入力としてアンドゲート24
6に加えられる。
このアンドゲート246に対する他の入力は非前進信号
である。
したがってアンドゲート246からは、ポンプが前進方
向にない時は出力信号が発生する。
アンドゲート246のこの出力信号はオアゲート248
の入力として使用され、該オアゲ−)248の出力はク
ロック入力として1対のカウンタ250,252に加え
られる。
このカウンタはクロック入力、キャリーイン入力、停止
入力、アップ−ダウン入力およびプリセット可能化入力
を含む4段アップ−ダウンカウンタとなすことができる
このカウンタはなお出力としてキャリーアウト信号を有
している。
前記アップ−ダウンカウンタは普通の型のものとなすこ
とができ、たとえば単一構造シリコンデジタル集積回路
(RCAのCD4029型)となすことができる。
前記カウンタ250,252はプリセット可能化信号と
してポンプから出た非イオン信号が低い時は、オアゲー
トからのパルスを累算するだけである。
カウンタはアップ−(゛ラン信号が高い時はカウントア
ツプし、アップ−ダウン信号が低い時はカウントダウン
する。
前記アップ−ダウン信号は非前進信号によって形成され
、かつこの非前進信号はポンプがカセットを再充填しつ
つある時はカウントアツプする程度に高く、ポンプがカ
セットを空にしつつある時はカウントダウンする程度に
低い。
したがってポンプがカセットを再充填しつつある時は出
力パルスはカウンタ250,252によって累算され、
カリポンプがカセットを空にしつつある時はこれらパル
スはカウントダウンされる。
カウンタの出力信号はナントゲート256を通してフリ
ツプーフロツゾ254に加えられる。
このナントゲートはポンプが前進方向にありかつ周期タ
イマブロックMから信号がくる時だけ、カウンタの出力
を7リツプーフロツゾ254に加えるようにする。
フリップ−フロップ254はパルス幅制御ブロックGの
出力信号によってクロックされ、該パルス幅制御ブロッ
クGからのクロックパルスが正の方向に推移する時に“
I D If大入力現われる論理レベルと反対の論理レ
ベルがQ出力に転送されるようにする。
フリップ−フロップ254の出力はカウンタ224に対
する入力として使用され、すべてのパルスがカウンタ2
50,252によってカウントダウンされるまで、フリ
ップ−フロップのクロッキングにしたがってステップモ
ーターに対する出力パルスのレートを、周期的に高いレ
ートに調節するようになっている。
フリップ−フロップ254の出力信号はなおアンドゲー
ト25Bに対する入力信号として使用され、該アンドゲ
ートは前進信号と関連してオアゲート248に第2の入
力信号を加える。
オアゲート248の出力信号はカウンタ250,252
に対するクロック入力であり、かつポンプが前進動作を
行う時にこのクロック入力は累算されたパルスをカウン
トダウンする。
ステップモーターを駆動するパルスレート信号は第8図
に示されたナントゲート260に対する一つの入力とし
て加えられる。
ナントゲート260に対する第2人力は前進信号であり
、かつ該ナントゲートに対する第3人力は始動−作動ラ
ッチ回路ブロックFからくる信号である。
作動スイッチ62を適当な順序で作動すれば、Re回路
262が騒音を消除し、かつラッチ回路264がリセッ
トされる。
ラッチ回路264は前述のラッチ回路と同じ型のものと
なすことができ、特にRCAのCD4043型集積回路
に含まれるラッチ回路の一つとなすことができる。
前記ランチの出力はインバータ266を通ってナントゲ
ート268に加えられる。
このナントゲート268の出力は前記ナントゲート26
0に対する入力の一つとなる。
ランチ2640セツト入力はリセットまたは作動停止論
理ブロックHによって制御される。
特にこのブロックHの回路はナントゲート270を有し
、該ナントゲートはブロックFのラッチ264をセット
すべき時を決定する状態を表わす3個の入力を含んでい
る。
ナントゲート260の出力は第2ナントゲート272に
加えられ、かつこのナントゲート272の出力はモータ
ー駆動信号である。
ナントゲート272は回転制御ブロックAの動作にした
がってモーター駆動信号を発生する。
この回転制御ブロックAの動作については後で説明する
ナントゲート272の出力はなお第9図に示された+1
96で割る+11回転プロツクに結合される。
ブロックBの回路は1対のカウンタ除算器274゜27
6を有している。
第1カウンタ除算器274は6による除算を行い、第2
カウンタ除算器は16による除算を行う。
これら除算器の組合わせによって96による除算が行わ
れ、かつ本発明のポンプにおいては96個のモーター駆
動パルスは流体1立方糎の送出しを表わす。
除算器274は“8で割る〃回路の適当な出力を使用す
ることによって形成することができる。
たとえばこの除算器274は前述の118で割る114
段のジョンソンカウンタとなすことができ、このカウン
タはRCAのCD4022となすことができる。
CE大入力クロック可能化入力であり、この入力は徐算
器可能化ナントゲート278の出力によって与えられる
ナントゲート278に対する入力は前進信号および非充
填信号であり、この非充填信号はポンプが前方に向って
作動しつつあり、かつカセットの充填を行っていないこ
とを表わす。
除算器274の出力は前述の普通のラッチ回路280に
対するセット入力およびリセット入力となる。
ラッチ回路280は除算器274にしたがってセットお
よびリセットされ、交互基準によって零から6パルスま
でカウントする。
このランチ280は6個のクロックパルスをカウントし
た度びに除算器274のクリヤーとリセットとを行うた
めに使用される。
特にランチ280の出力はインバータ282を通してナ
ントゲート284に送給され、非パワーオンリセット信
号およびインバータ282の出力信号を受入れるこのナ
ントゲートにしたがって除算器274に対するリセット
信号を送給するようになっている。
除算器274の出力信号の一つはクロック入力として除
算器276に送給され、かつ除算器274が6個のパル
スを受入れる度びに除算器276は1個のパルスを受入
れる。
除算器276は前述の型の二進カウンタ(RCAのCD
4029型)となすことができる。
除算器276のキャリーアウト信号は出力信号として使
用され、該除算器276に対する入力パルス16個毎に
1個発生する。
除算器276の出力は所定のカウンタ(ブロックDD内
に含まれる)に対するドライバを形成するブロックCに
加えられる。
+196で割る11回路ブブロックの出力はインバータ
288に対する微分入力として、コンデンサ286を通
り抵抗器290に接続される。
この抵抗器290はなおインバータ288に対する入力
信号を適当にバイアスさせる。
インバータ288の出力は抵抗器292を通してドライ
バトランジスタ2940ベースに接続される。
ダイオード296はトランジスタ294のコレクタにお
ける誘導スパイクを阻止する。
トランジスタ294の出力は所定のカウンタDDに結合
され、該カウンタはブロックDDに示された11注入す
べき量″ダイヤル54を有している。
前記カウンタはポンプ操作員がポンプの正面においてダ
イヤル54の握りを、患者に注入すべき流体の全量(立
方糎)に調節することによってセットされる。
ブロックB内の1196で割る11回路が96個のモー
ターパルスをカウントする度びに所定のカウンタが1デ
ジツトだけカウントダウンし、1立方糎の流体が患者に
投与されたことを表わし、かつダイヤル54の表示器は
1デジツトだけ減少する。
カウンタが零に達すればスイッチ298が閉じ、カウン
タブロックDDから出力信号を発生させる。
次に第8図に示されたブロックA、すなわち回転制御回
路について説明する。
ブロックAの回路はモーターの駆動速度を算終的に制御
する信号を発生する。
たとえばポンプが一掃モードで動作する場合には、モー
ターは前進方向、続いて逆進方向に向って高速度で駆動
され、カセットを敏速に充填し、次に該カセットから流
体を高速度で送出し、管中の空気−掃が行われるように
なっている。
ポンプの常態作業が行われる時にはモーターは所定の速
度で前進方向に駆動され、流量ダイヤル56の部分を形
成する第16図のスイッチ226゜228.230の予
じめ選択された位置によって制御され、流体の投与を行
うようになっている。
適当な速度におけるモーター駆動パルスはナントゲート
260に対する3個の入力の一つである。
このナントゲート260に対する他の入力は前進方向に
おけるモーターを表わす信号と、作動スイッチ62の動
作を表わす始動・作動ラツチブロツりFからの出力とで
ある。
ナントゲート260の出力はナントゲート272に加え
られ、かつナントゲート272の出力はポンプが常態作
動方式で作動している時のモーター駆動信号である。
一掃スイッチ58は常態では、該スイッチが押下げられ
て一掃または充填位置を取るようにならない限りは開放
位置にある。
スイッチ58が一掃位置にある時は、このスイッチはナ
ントゲート300に一つの入力を与える。
このナントゲートに対する他の入力はナンドゲー)30
2,304からくるものである。
ナントゲート304は充填および非充填信号によって制
御される。
その理由はナントゲート304に対する第1人力はイン
バータ306を通った充填信号であるが故である。
ナントゲート304に対する第2人力はランチ308か
らインバータ310を通って該ナントゲート304に達
する出力信号である。
ランチ308のセット入力は非充填信号である。
この回路部分は、ポンプが非充填位置にある限りは一掃
信号がナントゲート300を通らないようにする。
モーターが逆進駆動されてカセットの充填を行う状態を
表わす前進停止信号はランチ308をリセットするため
に使用される。
1対の抵抗器312゜314は電圧供給源に接続され、
一掃および充填信号をバイアスさせるようになっている
ナントゲート300の出力はフリップ−フロップ316
に対するデータ入力として使用され、かつこのフリップ
−フロップはRCAのCD4013型の如ぎ普通の二重
型フリップ−フロップとなすことができろ。
データ入力の信号レベルは、クロック信号が正に推移す
る時に“Q“出力に転送される。
フリップ−フロップ316に対するクロック入力は同じ
型の第2フリップ−フロップ318のII Q I+比
出力ら得られる。
フリップ−フロップ318はブロックDに示された発振
器から出た基準発振器信号によって制御される。
フリップ−フロップ316の°゛Q“°出力はナントゲ
ート320に対する一つの入力として使用される。
ナントゲート320に対する他の入力はフリップ−フロ
ップ318からの“Q“′出力である。
ナントゲート320の出力はナントゲート272に対す
る第2人力として使用され、ナントゲート272からモ
ーター駆動出力信号を発生させるようになっている。
ブロックMから出たモーター駆動出力信号は入力信号と
してブロックL(第11図)に加えられる。
このブロックLはモーター駆動論理回路である。
特にモーター駆動出力信号はクロック入力信号として1
対のフリップ−フロップ322゜324に加えられる。
これらフリップ−フロップ322.324はデータ型フ
リップ−フロップとなすことができ、この場合データ入
力における信号のレベルは、クロック信号が正に推移す
る時に“IQ°1出力に転送される。
前記フリップ−フロップ322,324は共にRCAの
CD4013型の如きデジタル集積回路の中に含めるこ
とができる。
前進および非前進信号は入力としてアントゲ−)326
,328に加えられ、かつ該アンドゲートの出力はオア
ゲート330に加えられる。
アンドゲート326.328およびオアゲート330の
組合わせはアンド−オア選択ゲートを形成し、かつこの
3個のゲートはRCAのCD4019型の如きデジタル
集積回路の部分となすことができる。
NおよびNとして表示されたフリップ−フロップ324
の出力はなおアンドゲート326,328に対する入力
として使用される。
したがってフリップ−フロップ322に対する入力はモ
ーター駆動に対する前進または非前進状態を表わす信号
である。
前進および非前進信号はなお1対のアントゲ−)332
,334に加えられ、該アンドゲートの出力はオアゲー
ト336に加えられる。
アンドゲート332,334およびオアゲート336は
前述のものと同じアンド−オア選択ゲートを形成し、か
つRCAのCD4019型の如き集積回路の部分となす
ことができる。
アンドゲート332゜334に対する他の入力はフリッ
プ−フロップ322の出力であり、これらの出力ばMお
よびMによって表わされている。
前記4個の出力信号M、M、NおよびNはステップモー
ター駆動ブロック0(第15図)に対する入力信号とし
て使用され、特に駆動モーター84を適当な方向に適当
な速度で駆動するために使用される。
第15図に示される如くステップモーター駆動ブロック
Oは信号N、N、MおよびMを複数のナンドゲー)33
8−344に対する入力信号として使用する。
これら4個のナンドゲー)338−344はRCAのC
D4011型の如き集積回路の部分となすことができる
ナントゲート338−344に対する他の入力は第12
図に示された超過流量検出回路ブロックEからの出力信
号である。
ナントゲート33B−344の出力はインバータ346
−352を通して複数のトランジスタ354−360に
接続されている。
トランジスタ354−360はステップモーター84に
対する複数の入力として使用され、入力信号にしたがっ
てステップモーターを特定の方向に特定の速度で駆動す
るようになっている。
ステップモーターは普通の型のものとなすことができ、
たとえばHayden製造会社製のR86201型とな
すことができる。
インバータ346−352の出力信号とトランジスタ3
54−360との接続は抵抗器362−368を通して
行われる。
トランジスタ354−360に対する電力の供給は正電
圧供給源から各トランジスタに対する抵抗器−ダイオー
ドの組合わせ370−376を通して行われる。
トランジスタ360はなおその入力として、超過流量検
出回路ブロックE(第12図)から抵抗器378を通し
て接続された出力信号を受入れる。
ブロックEによって表わされた超過流量検出回路は流体
の注入流量を表わす入力信号を有し、前記注入流量はポ
ンプの正面パネル上のダイヤル56によってセットされ
る。
特に前記入力信号は2進表示カウンタ220,222,
224から取出され、かつ1に対する最上位デジット、
10に対するすべてのデジットおよび100に対する二
つのデジットを表わす。
これは全部で7個の信号を形成し、これらは全体が38
0によって表わされた7個のダイオードおよび全体が3
82によって表わされた7個の抵抗器を使用して合計さ
れる。
ポンプ操作員によって予じめセットされた流量を表わす
電圧を有する出力信号が形成される。
合計回路網の出力信号は電圧バイアスRC回路384お
よびインバータ386を通して接続され、第15図のブ
ロック0内に示されたトランジスタ360に対する入力
信号を形成する。
ブロックAから出たモーター駆動信号はダイオード38
8と、1対の抵抗器およびコンデンサを含むRC回路3
90とを通してインバータ392に接続されている。
このインバータからの出力は抵抗器394を通して接続
され、ダイヤル56からの電気入力と合計されるように
なっている。
モーター駆動信号を、ダイヤル56内に予じめセットさ
れた電気入力情報から絶縁するために1対のダイオード
396,398が使用される。
モーター駆動信号はなおインバータ400を通してナン
トゲート402に接続され、かつ非フルオン信号はナン
トゲートに対する第2人力として使用される。
ナントゲート402の出力、すなわちモーター駆動パル
スを表わす出力はなおブロックO内に示されたナントゲ
ート338−344に対する入力として使用される。
ナントゲート402から出た信号はさらにダイオード3
98を通して合計点に送給される。
モーター駆動パルスが特定の量だけ流量超過しなげれば
、インバータ386の出力信号は流量超過状態を表わさ
ない。
第11図に示されたブロックにはモーター停止検出回路
であり、モーター駆動パルス速度とステップモーター8
4の実際の速度とを比較する。
特に第2図および21図に示された1対の停止センサ9
2,94は抵抗器404,406を通してナンドゲー)
408,410に入力信号を送給する。
ナンドゲー)408,410の出力はナントゲート41
2に加えられ、該ナントゲート412の出力はモーター
がポンプを駆動する時の速度に順応する。
ナントゲート412の出力はフリップ−フロップ414
に加えられ、このフリップ−フロップ414に対するク
ロック入力として使用される。
フリップ−フロップ414は前述の型のものとなすこと
ができ、特にRCAのCD4013型となすことができ
る。
フリップ−フロップ414の出力Qおよび頁はナンドゲ
ー)408,410の第2人力として使用される。
フリップ−フロップ414の出力党はなお同じフリップ
−フロップに対するデータ入力として使用される。
ナントゲート412の出力はなおコンデンサ418を通
してナントゲート416に対する入力として送給される
このナントゲート416に対する第2人力は第22図に
示されたブロックR1すなわち前進−逆進論理′回路か
らくる。
ナンドゲ−)416の出力はカウンター除算器420に
対するリセット信号として使用される。
モーター駆動パルス信号はクロック信号としてカウンタ
除算器420に加えられる。
カウンター除算器420は5段ジョンソン十進カウンタ
となすことができ、該カウンタはリセット入力およびク
ロック入力の比較器として使用される。
特にこのカウンター除算器420はRCAのCD401
7型の如きデジタル集積回路となすことができる。
カウンター除算器420に対するクロック入力として使
用されるモーター駆動パルス信号は、クロック可能化入
力が低い時には、モーター駆動パルス信号によって正の
クロック推移が行われる度びに、カウンター除算器が1
カウントだけカウントするようにする。
このカウンタの出力の一つがクロック可能化入力に加え
られることが分かる。
もしカウンタがカウンタ出力によって与えられた値まで
カウントアツプすれば、クロック可能化信号は犬となり
、モーターが停止状態にあることを表わすようになる。
しかしながらもしナントゲート416の出力が周期的ベ
ースで起こり、カウンタ420をリセットするようにな
れば、該カウンタ420の出力は決して犬とはならず、
それによってモーターが適当に作動しつつありかつ停止
していないことを表わす。
ブロックには本質的には電気機械的比較器である。
その理由は停止センサからの信号は該センサによって検
出されたモーター84の軸の実際の運動に関連し、かつ
この機械的運動が前記モーター84を駆動するために使
用された電気パルス信号と比較されるからである。
カウンタ420の出力は第18図に示された故障および
センサ出力回路ブロックPに対するラッチの入力として
使用される。
第18図に示されたブロックPは故障およびセンサ出力
に対するラッチであり、種々の故障および警報状態を表
わす複数の入力信号を受入れるものとして示されている
このブロックPは4個の4ラッチ回路422,424,
426,428を有している。
これらラッチ回路はすべてRCAのCD4043型の如
き単一集積回路の部分となすことができる。
ラッチ422はその入力信号として管内空気センサの出
力を受入れ、該センサは第5図、6図および21図に示
された発光装置98,100および光検出器102,1
04によって形成されている。
前記発光装置は抵抗器430を通して正電圧源から電流
を受入れる。
光検出器102,104の出力は直列に接続されかつ抵
抗器432を通してラッチ422に供給される。
ラッチ424に対する入力は前述の如くモーター停止検
出器回路Kから(るもので、モーター停止状態(常態で
は流体管の閉塞を表わす)を表わす信号である。
ブロックKに対する入力は停止センサ92,94から送
給され、該センサは出力信号を並列に発生する。
この停止センサの発光部分は抵抗器434を通して正電
圧供給源から電流を受入れる。
ラッチ426は流体注入の完了を表わすブロックN内の
所定のカウンタ54から入力信号を受入れる。
特に第9図に示されたスイッチ298は前記カウンタ5
4の読みが零に達した時に閉じる。
この時点においてカウンタ54の出力信号が抵抗器43
6を通してランチ426に加えられる。
最後にランチ428は第18図に示された低電池検出器
ブロックNからの低電池信号を表わす入力信号を受入れ
る。
この低電池検出器ブロックNは電池の電圧レベルが所定
の値以下となった時を検出する。
特に電池電圧は抵抗器438および分圧計440を含み
、該分圧計440を通して並列に接続されたツェナーダ
イオード442を有する分圧器を通して適用される。
分圧計440の腕から取出された該分圧計の出力は閾値
調節に使用され、かつこの出力信号はインバータ444
および抵抗器446な通して接続され、第2インバータ
448に対する入力信号として使用される。
なお電池電圧とインバータ448に対する入口との間に
はコンデンサ450が接続されている。
このインバータ448の出力は電池の電圧レベルを表わ
す信号であり、該電池のレベルが分圧計440の調節自
在腕の位置によって決定される所定値以下となった時に
、ブロックN内に示される如き低電池検出器がブロック
P内のランチ428を制御する信号を発生する。
ブロックP内に示されたラッチ422−428の出力は
第18図および19図に示された故滝および表示器制御
ブロックTに供給される。
ブロックTの回路は複数のインバータ452−458を
有し、これらインバータは第19図に示された看護人呼
出しリレードライバブロックWに出力信号な供給する。
第19図に示されたブロックTの部分はなお論理回路を
有し、所定量の流体の配送が終了したことを表わす出力
信号を発生すると共に、その後の流体の配送を最小限に
制御するようになっている。
第18図に示されたブロックTの部分においてはインバ
ータ452−458の出力は複数のインバータ460−
466に接続されている。
これらインバータの出力はLED46,4B、50゜5
2を駆動するために使用され、該LEDはポンプの正面
パネルに設けられた出力表示器な表わし、かつ第18図
のブロックXに表示されている。
ブロックX内に示されたLED46−52および作動L
ED62に対する実際の電力は第17図に示されたLE
Dおよび可聴タイマ回路ブロックMと、LEDドライバ
ブロックVとによって与えられる。
特にブロックMの回路においては速い速度を有するパル
ス信号が除算器468に供給され、このパルス信号は第
1速度段階信号と同様にブロック■内に示された除算器
224から供給することができる。
前記除算器468はたとえばRCAのCD4022型の
如き118で割るI+ 4段のジョンソンカウンタとな
すことができる。
この除算器468の特定出力は、該除算器に加えられた
パルス信号がカウントダウンされ、かつこれら出力信号
かノアゲート470,472に接続されるように使用さ
れる。
たとえばノアゲート472は零出力および4個の出力を
表わす信号を受入れ、一方ノアゲート470は零出力、
2個の出力および5個の出力を表わす入力を受入れる。
したがってノアゲート470,472の出力は除算器4
68に対する入力信号より低速度のパルス信号である。
ノアゲート472の出力は抵抗器474を通して、ブロ
ック■を形成するトランジスタ476に加えられる。
このトランジスタ476は交互電位を供給してブロック
X内に示されたLEDを駆動し、かつスイッチ66が第
19図に示される如き閉鎖位置にある時は可聴ホーン6
4を駆動するようになっている。
ノアゲート470の出力はノアゲート478に対する一
つの入力として使用され、該ノアゲートに対する他の入
力は除算器468に対する入力である。
ノアゲート478の出力はブロックJ内に示されたナン
トゲート256に対する入力として接続される。
ブロックX内に示されたLEDはフラッシュ速度と、ブ
ロックV内に示されたトランジスタ476の出力信号の
パルス速度を有する可聴警報とによって駆動される。
第19図に示されたブロックWは看護人呼出しリレード
ライバで、その入力としてはブロックTかものすべての
警報状態を受入れ、これら入力はノアゲート480およ
びインバータ482に加えられる。
特に低電池故障信号だけがインバータ482に供給され
、他の故障信号はノアゲート480に供給される。
ノアゲート480およびインバータ482の出力はナン
トゲート484に対する入力として使用される。
低電池信号は別として、ノアゲート480から接続され
た他の故障状態は非故障信号を形成するために使用され
、この非故障信号は第8図に示されたリセットすなわち
停止論理ブロックHの部分をなすナントゲート270に
対する入力信号として使用される。
したがってもし故障が起こればポンプは停止する。
もし電池の再充電を行うことなく十分な時間にわたって
低電池状態が継続すれば、ポンプを駆動する力が不十分
となり、これは第15図にZで示すモーター84を停止
させる。
この状態は停止センサによって検出され、ノアゲート4
80がリセット停止論理ブロックHを制御する信号を発
生し、電池から十分な電力が得られなくなった時にポン
プを停止させる。
この状態は停止センサによって検出され、ノアゲート4
80がリセット停止論理ブロックHを制御する信号を発
生し、電池から十分の電力が得られな(なった時にポン
プを停止させるようになる。
ナントゲート484の出力は1対の並列インバータ48
6,488に加えられ、看護人呼出しリレー490およ
び可聴警報装置64を制御するようになっている。
前記リレー490はダイオード492を通して正電圧供
給源から電力を受入れる。
可聴警報装置64は抵抗器494およびダイオード49
6な通してブロックWに接続されている。
何等かの警報状態が起これば、看護人呼出しリレー49
0が付勢され看護人呼出しソケット68に出力信号が送
給され、かつもしスイッチ66が閉じればブロックXに
示されたLEDの適当な一つが作動されるばかりでなく
可聴警報が鳴る。
第19図のブロックTの部分に示される如く、警報信号
、特に注入完了、管内空気および閉塞を示す信号は最終
配送信号および非最少配送信号を発生するために使用さ
れる。
特に注入が終了した時にはノアゲート498に信号が加
えられ、該ノアゲートはインバータ500を通してナン
トゲート502に出力信号を送給する。
前記インバータ50−00出力は最終配送信号である。
管内空気および閉塞を表わす二つの警報信号はノアゲー
ト504に接続され、該ノアゲートはなおナントゲート
502に対する入力信号を発生する。
ナントゲート502の出力は非最少配送信号であり、前
述の如く所定量の流体の配送が終了した後に、ポンプは
毎時1立方糎程度の非常に少ない流量で最少配送を行う
ようになる。
しかしながら管内空気または閉塞を表わす故障状態が起
こっていない時にこのような最少配送を行うようになる
ことは望ましくない。
ポンプの正面パネルにおけるLEDを表わすブロックX
はポンプが作動しつつある時に作動ボタン62内に光を
与えるLEDな有している。
第20図に示される如く非イオン信号はインバータ50
6を通してオン信号な発生するように接続されている。
なおインバータ506の出力はインバータ508を通し
て、抵抗器510から信号を発生するように接続され、
ブロックX内に示されたLEDのLED62部分および
作動ボタン62の動作を制御するようになっている。
第22図に示されたブロックRは前進−逆進論理であり
、第2図に示された弁モータ軸36を作動する直流モー
ター740回転方向を決定するためのものである。
弁モータ軸36は第3図に示されたカセット24の弁3
8の動作を制御する。
1対の光検出器506,503は第18図に示されたブ
ロックYを形成し、該検出器506,508は第2図に
も示されている。
前記検出器506゜508は前進非停止位置および逆進
非停止位置を表わす出力信号を発生する。
電力供給源は抵抗器510に接続され、光検出器506
,508の発光部分に電力を供給するようになっている
第2図に示される如く溝孔514を有する円板部材51
2を光検出器506,508と共に使用し、弁38の位
置を表わす出力信号を発生するようになすことができる
光検出器506,508から出た信号およびこれら信号
の論理的反対語ならびに第8−24図に示されたシステ
ムの電子部分内に発生した他の信号は前進−逆進論理プ
ロツクRに対する種々の入力として使用される。
特に逆進および前進信号はノアゲート516に加えられ
、第8図に示されたブロックAの部分をなすフリップ−
フロップ316の入力として使用される出力信号を発生
するようになっている。
ノアゲート516の出力はインバータ518を通ってノ
アゲート520に対する入力信号となり、かつブロック
にすなわちモーター停止検出回路内に示されたナントゲ
ート416の入力として使用される信号な発生する。
非逆進弁停止信号および前進信号はノアゲート522に
対する入力信号として使用され、かつノアゲート522
の出力はラッチ回路524に対するリセット信号として
使用される。
逆進停止信号はインバータ526を通してナントゲート
528に対する入力として送給され、かつ非電力前進信
号はナントゲート528に対する入力として送給される
ナントゲート528の出力はラッチ530に対するセッ
ト入力として使用され、かつ前進停止信号はラッチ53
0に対するリセット入力として使用される。
ラッチ530の出力はインバータ532を通って弁、駆
動前進信号を発生し、かつインバータ532の出力は第
2インバータ534を通って弁駆動逆進信号となる。
インバータ534の出力はナンドゲ−)536に対する
入力として使用される。
インバータ532の出力は直接ナントゲート538に対
する入力として使用される。
非パワーオンリセット信号はナントゲート536,53
8に対する第2人力として使用される。
ナントゲート536の出力はラッチ524に対するリセ
ット入力として使用される。
ラッチ524の出力は1対のインバータ540.524
を通って逆進信号な発生する。
前進弁停止信号およびブロックJ内に示されたフリップ
−フロップ254のクロック信号はナントゲート544
に対する入力として使用される。
抵抗器546は前記前進弁停止信号と同じ入力位置にお
いてナントゲート544に正の電圧な加える。
ナントゲート544の出力はノアゲート548に対する
一つの入力として使用され、かつインバータ542の逆
進信号はノアゲート548の第2人力として使用される
ノアゲート548の出力はランチ550に対するリセッ
ト人力として使用される。
ラッチ550に対するセット入力はナントゲート538
から(る。
ラッチ550の出力はインバータ552を通って非前進
信号を形成し、かつ第2インバータ554を通って前進
信号を形成する。
第24図のブロックSはカセット内の弁38を作動する
直流モーター74を制御するための直流モーター制御論
理および駆動回路を示す。
第22図に示されたブロックRの弁駆動前進信号および
弁駆動逆進信号はナンドゲー)556,558の入力と
して使用される。
ナストゲ−)556゜558に対する他の入力はブロッ
クR内のノアゲート520からくる。
ナントゲート556の出力は直接ナントゲート560に
接続され、かつ1対のインバータ562,564および
抵抗器556を通してトランジスタ568のベースに接
続されている。
ナントゲート558の出力はナントゲート560に対す
る他の入力として使用され、かつ1対のインバータ57
0,572および抵抗器574を通してトランジスタ5
760ベースに接続されている。
トランジスタ568,576のコレクタはダイオード5
78,580を通して接地され、かつその出力はダイオ
ード578,580を通して直流モーター74に対する
入力信号として使用される。
ナントゲート560の出力はコンデンサ582と、並列
抵抗器−ダイオード回路584を通して、同様に並列に
接続された1対のインバータ586゜588に送給され
る。
インバータ586,588の出力はソレノイド巻線59
0を駆動し、直流モーターの発電制動を行うスイッチ5
92を制御するようになすために使用される。
ダイオード594はソレノイド巻線590を通して接続
されている。
なお1対のトランジスタ596,598は直流モーター
74、特に該モーターの回転方向を制御するために使用
される。
前記モーター74の回転はさらにカセット24内の弁3
8の位置を制御する。
トランジスタ596,598のコレクタはダイオード6
00,602を通して正の電圧源に接続されている。
トランジスタ598のベースは抵抗器604を通してト
ランジスタ596のコレクタに接続され、かつトランジ
スタ596のベースは抵抗器606を通してトランジス
タ598のコレクタに接続されている。
トランジスタ568が第°1方向の弁駆動信号に応答し
て導通している時は、トランジスタ598は導通し、ト
ランジスタ596がオフに切換えられている間に電流通
路を閉成させるようになっている。
逆進状態はトランジスタ576が第2方向における弁駆
動信号に応答して導通した時に起こる。
ソレノイド590は直流モーターの発電制動な行う時に
使用される。
前進停止および逆進停止光検出器150゜152は第2
2図に示されたブロックR内で使用される前進停止およ
び逆進停止信号な形成するために使用され、かつ該光検
出器はなお第21図に示されたブロックRの第2部分と
して示されている。
抵抗器608は光検出器’150,152の発光部分に
電力を供給するために使用される。
光検出器150,152の出力は並列であり、第14図
に示された1対の抵抗器610,612に供給され、該
抵抗器は正電圧源に接続されている。
抵抗器610を通った出力は1対のナントゲート614
.616を通して接続され、前進停止信号を形成するよ
うになっている。
第8−24図に示されたシステムの種々の部分に使用さ
れるパワーオンリセット信号な形成するには第23図に
示されたブロックQが使用される。
作動スイッチの出力はノアゲート618に対する一つの
入力として使用される。
ノアゲート618に対する第2の入力は正の電圧源から
くるもので、抵抗器620およびインバータ622を通
して加えられる。
インバータ622に対する入力は抵抗器−コンデンサ並
列組立体624を通して得られる。
インバータ622の出力はパワーオンリセット信号であ
り、かつ非パワーオンリセット信号を表わす出力はイン
バータ6220入力として使用される信号である。
ノアゲート618の出力は非パワーオンリセット信号で
あり、この信号はインバータ626によって反転された
時にパワーオンリセット*信号となる。
パワーオンリセット信号はブロックP内のラッチ回路に
対するリセット入力として使用される。
第13図においてブロックAAとして示された電池充電
器628は線路プラグを通して110線路電圧に接続さ
れている。
この充電器は普通の型のものとなすことができ、かつそ
の出力はポンプの後部に設けられたプラグ70に接続さ
れ、電池630に充電電流を供給するようになっている
電池630はポンプに対する主電力源である。
電池の充電をヒユーズするためにヒユーズ632が使用
され、ポンプの正面パネルに設けられたスイッチ60は
ポンプ内の種々の回路に加えられる電池供給電圧を制御
するために使用される。
ポンプの普通動作においては、該ポンプの始動は電池充
電オン−オフ回路、すなわちブロックAA内のスイッチ
60を使用して電力をオンに切換えた時に起こる。
電力をオンに切換えれば、パワーオンリセットブロック
Qが信号を発生し、ポンプ内のすべての回路なリセット
し、ポンプはカセット24の充填を行うように準備され
る。
カセットの充填が終わればスイッチ226,228゜2
30を含むリセットダイヤル56がすべて零にセットさ
れる。
この零状態はナントゲート244の出力によって表わさ
れる。
前記ナントゲート244はその入力信号としてノアゲー
)238゜240.242の出力信号を受入れる。
ナントゲート244の出力信号は一掃スイッチを可能化
するために使用され、ナントゲート244から出力信号
が来ない場合には一掃スイッチ58が作動しないように
なっている。
方向性回転制御回路ブロックAはモーター駆動論理回路
りを制御し、モーター84に対する適当な方向および速
度を表わす出力信号を発生するようになっている。
このブロックしの出力信号N。N牡ステップモータ駆動
ブロックOに与えられ、更にブロック0の論理回路を経
て、ステップモータ84を表わすブロック2に与えられ
る。
ポンプに至る管および患者に至る管の空気−掃が行われ
た後、ポンプの操作員はブロックBBに示された流量ダ
イヤル56に所要の注入流量をセットする。
ブロックI内に示された十進流量スケーラは所望の注入
流量にしたがって出力パルスを発生し、該十進流量スケ
ーラはブロックDに示された発振器によりパルス幅制御
ブロックGを通して駆動される。
特に十進流量スケーラブロックエに対する入力として発
生されたパルスはカウントダウンされ、かつ流量ダイヤ
ル58および特にスイッチ226,228,230によ
ってセットされた特定の点にしたがって前記十進流量ス
ケーラはその内容を復号する点を選択し、1立方糎の1
/96に等しい一つのパルスに関連スるパルスな発生し
、これらパルスは所要の注入流量に対応している。
ブロックDD内に示された所定のカウンタ54は注入す
べき流体の全所要量に対してセットされる。
この時点においてはカセット内のプランジャは上方に駆
動され患者に流体を注入するようになっており、上方局
限および下方局限におけるプランジャの位置はブロック
R内に示された光センサによって検出される。
前進および逆進停止点は最終的にはブロックAに送給さ
れ、モーターに対する駆動方向を復号するようになって
いる。
モーター駆動パルスがモーター84を駆動するために使
用されれば、これらパルスは1196で割る′1回路、
すなわちブロックBによって集積される。
96個のパルスがカウントされる度びに一つのパルスが
所定のカウンタブロックBに対するドライバに送給され
る。
このカウンタブロックは所定のカウンタブロックDDを
1カウントだけカウントダウンするために使用される。
ブロックDD内に示された所定のカウンタ54が零まで
カウントダウンすれば、これは前記流体量の注入が終了
したことを表わし、ポンプを完全に停止させる代りに、
ポンプが1時間当り1立方糎の開放維持流量を有するよ
うにする。
モーター停止検出器回路ブロックにもモーター駆動パル
スを集積し、かつモーター軸の実際回転に関するパルス
信号を受入れ、管の閉塞またはモーターの停止を検出す
るようになっている。
これら状態の何れかが起こればポンプはオフに切換えら
れる。
特にステップモーター上の円板は6個の溝孔を有する符
号化車輪を備え、モーターを1/6回転前進させるに要
するパルス数を、停止センサ92,94によって検出さ
れる符号化車輪の実際の回転数と比較するようになって
いる。
もしモーターが停止し、または閉塞が起こってモーター
がポンプを駆動し得ないようになれば、ブロックには次
の溝孔が検出される前に、所望数より多いモーター駆動
パルスを受入れ、この時点においてはポンプはオフに切
換えられかつ閉塞警報が発せられる。
他の警報状態としては空気塞栓警報があり、この警報は
管内の空気の存在を検出し、ポンプを再始動させると共
に警報を発生させる。
さらに低電池および注入完了警報は前述の如き態様で制
御される。
再充填時流量補償回路ブロックJは、カセット24を充
填するためにプランジャが底部位置に復帰する場合の時
間に起因して生じる精度の損失を補償する。
一般的に言ってこの時間はほぼ5秒であり、かつ注入流
量が犬なる場合にはこの時間はモーター駆動パルスに相
当の損失を生ぜしめ、それによって注入流量の精度に損
失が生じる。
ブロックJ内に示された回路はカセット充填時にモータ
ー駆動パルスを累算し、次にこれらパルスを正規のモー
ター駆動パルスと共に徐々に加え直すようになっている
したがっである時間の間は前記流量はブロック■内に示
された十進流量スケーラによって発生される流量よりわ
ずかに犬となる。
したがってブロックJの回路は一定の時間にわたって追
加流体を徐々に投与し、カセット充填時に生じた精度の
損失を補償するようになっている。
前進逆進論理ブロックRはモーター74の前進および逆
進動作を制御する信号を発生し、該モーターγ4はカセ
ット24内の弁38を制御する。
この弁は患者に流体を注入する時は第1位置を占め、プ
ランジャがカセットを空にした後、該カセットの再充填
を行う時には第2位置にくるように制御せねばならぬ。
第7図に示されたブロックを形成する種々の回路は第8
−24図によって詳細に説明した。
なお論理ゲート、フリップ−フロップ、カウンタ等は前
に説明した以外の追加的な参照文字を有していることが
分かる。
特にZではじまるZ12,18゜32等は特定の集積回
路を表わすものである。
たとえば第11図のブロックL内に示される如く、4個
のアンドゲートおよび2個のオアゲートはすべて参照文
字Zli有している。
これは前記ゲートのすべてか同じ集積回路内に位置して
いることを表わす。
場合によって使用される第2の参照文字はたとえば°’
21B”によって表わされたアンドゲートおよびオアゲ
ート内に示されている。
4019の如き4デジツトの数である。
この参照文字はRCAによって市販されているCDシリ
ーズの如き特定の型の集積回路を表わし、同様に参照文
字4019はRCAのCD4019を表わす。
他の会社も同様な普通の集積回路を製造しているが、本
願を説明するためには便宜上全般的にRCA型を使用し
た。
たとえばブロックしにおいては1対のフリップ−フロッ
プ322,324は共に219および4デジツトの数4
013によって表わされている。
これはフリップ−フロップ322.324が共にZ19
なる同じ集積回路の部分であり、かつRCAのCD40
13型であることを表わす。
たとえばフリップ−フロップ322内の特定の入力線お
よび出力線の近くに示された他の数字および文字はRC
A型の集積回路に使用される標準の入力および出力線を
表わす。
前記便宜的な表示は本発明の特別の動作を明瞭にするた
めに用いられたもので、本発明はこれら特定の表示に制
限されるものではない。
以上本発明な特定の実施例について説明したが、本発明
は特許請求の範囲内において種々の変型を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による容積ポンプの前方透視図である。 第2図はカセットを受入れるポンプ部分の展開図で、該
部分はカセットプランジャに連結するためのドライバシ
ャツトルを有している。 第3図は本発明のポンプと共に使用する使いすて容積力
士ットの詳細図である。 第4図は本発明によるポンプの背面図である。 第5図は流体管内の空気を検出するための管内空気検出
器の第1の図である。 第6図は管内空気検出器の第2の図である。第7図は本
発明による容積ポンプの電子的制御部分の機能図である
。 第8図−第24図は本発明による容積ポンプの電子的制
御部分の回路な図によって詳細に示したもので、特に第
7図の機能ブロックを詳細に説明するだめのものである
。 図において10は柱、12,14はクランプ、16はび
ん、20は管、22はクランプ、24はカセット、26
は入ロブラグ、28はプランジャ軸、30はシャツトル
、32は位置決めピン、34は孔、36は弁モーター軸
、38は弁、40は出ロブラグ、42は延長管、44は
管内空気検出器、46は管内空気警報表示器、48は電
池警報表示器、50は閉塞警報表示器、52は注入完了
警報表示器、54は“注入すべき量“ダイヤル、56は
流量ダイヤル、58は一掃スイッチ、60はオン−オフ
スイッチ、62は操作ボタン、64は可聴警報装置、6
6はスイッチ、68はソケット、70は電池用ソケット
、72は蓋、74はモーター、76は容積室、78はプ
ランジャ、80は摺動部材、82は軸、84はステップ
モーター、86は親ねじおよびナツト、88は円板部材
、92,94は検出器、96は通路、98゜100は光
源、102,104,150,152は検出器、200
,202はインバータ、204は抵抗器、206は分圧
計、208は抵抗器、210はコンデンサ、212はカ
ウンタ除算器、214はスイッチ、216はラッチ回路
、218はインバータ、220,222,224は十進
カウンタ、226,228,230はスイッチ、232
,234,236は抵抗器群、237はインバータ、2
38,240,242はノアゲート、244はナントゲ
ート、246はアンドゲート、248はオアゲート、2
50.252はカウンタ、254はフリップ−フロップ
、256はナントゲート、258はアンドゲート、26
0はナントゲート、262はRC回路、264はラッチ
回路、266はインバータ、268,270゜272は
ナントゲート、274,276はカウンタ除算器、27
8はナントゲート、280はラッチ回路、282はイン
バータ、284はナンドゲ−)、286はコンデンサ、
288はインバータ、290.292は抵抗器、294
はドライバトランジスタ、296はダイオード、298
はスイッチ、300,302,304はナントゲート、
306.308はインバータ、312,314は抵抗器
、316,318はフリップ−フロップ、320はナン
トゲート、322,324はフリップ−フロップ、32
6,328はアンドゲート、330はオアゲート、33
2,334はアンドゲート、336はオアゲート、33
8−344はナントゲート、346−352はインバー
タ、354−360はトランジスタ、362−368は
抵抗器、370−376は抵抗器−ダイオードの組合せ
、378は抵抗器、380はダイオード、382は抵抗
器、384は電圧バイアスRC回路、386はインバー
タ、388はダイオード、390はRC回路、392は
インバータ、394は抵抗器、396,398はダイオ
ード、400はインバータ、402はナントゲート、4
04゜406は抵抗器、408,410,412はナン
トゲート、414はフリップ−フロップ、416はナン
トゲート、418はコンデンサ、420はカウンタ除算
器、422−428はラッチ回路、430−438は抵
抗器、444はインバータ、446は抵抗器、448は
インバータ、450はコンデンサ、452−466はイ
ンバータ、468は除算器、470,472はノアゲー
ト、474は抵抗器、476はトランジスタ、478゜
480はノアゲート、482はインバータ、484はナ
ントゲート、486,488はインバータ、490は看
護人呼出しリレー、492はダイオード、494は抵抗
器、496はダイオード、498はノアゲート、500
はインバータ、502はナントゲート、504はノアゲ
ート、506.508はインバータ、光検出器、510
は抵抗器、516はノアゲート、518はインバータ、
520,522はノアゲート、524はラッチ回路、5
26はインバータ、528はナントゲート、530はラ
ッチ、534はインバータ、536.538はカントゲ
ート、540,542はインバータ、544はナントゲ
ート、546は抵抗器、548はノアゲート、550は
ラッチ、552はインバータ、556,558,560
はナントゲート、562,564はインバータ、556
は抵抗器、568はトランジスタ、570゜572はイ
ンバータ、574は抵抗器、576はトランジスタ、5
78,580はダイオード、582はコンデンサ、58
4は抵抗器−ダイオード回路、586,588はインバ
ータ、590はソレノイド、592はスイッチ、594
はダイオード、596,598はトランジスタ、600
゜602はダイオード、608,610,612は抵抗
器、614,616はカントゲート、618はノアゲー
ト、620は抵抗器、622はインバータ、620は抵
抗器、622はインバータ、624は抵抗器−コンデン
サ並列組立体、628は充電器、630は電池、632
はヒユーズである。 DEL・・・・・・配送、DVF・・・・・・弁駆動前
進、DVR・・・・・・弁駆動逆進、FAULT・・・
・・・故障、FD・・・・・・最終配送、FORCE・
・・・・・電力、F、REV・・・・・・前進−逆進、
FULL・・・・・・フルオン、FVS・・・・・・前
進弁停止、FWD・・・・・・前進、LOAD・・・・
・・充填、MINDEL・・・・・・最少配送、ON・
・・・・・オン、POR・・・・・・パワーオンリセッ
ト、FORCFFWD・・・・・・電力前進、PURG
E・・・・・・追放、REV・・・・・・逆進、RVS
・・・・・・逆進非停止、5TOP・・・・・・停止。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 患者と流体源との間で流体を予め選択された量の流
    体がポンプ送りされる迄、予め選択された制御された割
    合でポンプ送りするための容積ポンプであって、 送出し管と、 流体源から流体を受は流体を送出し管に供給する容積装
    置であって、流体源からの流体の量の小部分であり送出
    し管にポンプ送出される流体の小部分である、予め定め
    られた容積を排出量として有する室を含む前記容積装置
    と、 前記室内を運動し得、前記室内を第1の方向に運動して
    前記室を充たし、前記室内を第1の方向と逆の第2の方
    向に運動して前記室を空にするプランジャと、 前記プランジャに結合され前記プランジャを第1の方向
    に駆動して前記室を充たし、前記プランジャを前記第2
    の方向に駆動して前記室を空にする結合装置と、 各ステップ動作が特定の距離を表す動作を行うように構
    成されたステップモータと、 前記ステップモータを含み、前記結合装置に作動的に結
    合され、前記プランジャを第1の方向に駆動する前記結
    合装置の動作及び前記プランジャを第2の方向に駆動す
    る前記結合装置の動作を得る制御装置と、 患者と流体源との間に供給されるべき流体の予め選択さ
    れた量を表す表示を与える装置と、前記制御装置による
    、前記プランジャを第2の方向に駆動する結合装置の各
    動作に応答して、そのような各動作の数を計数し、流体
    源と患者の間に転送された液体の量を決定する装置と、
    患者と流体源との間に転送された流体の量を表す前記各
    動作の計数に応答し、そのような流体の量が予め選択さ
    れた計数に対応する場合に患者と流体源との間の流体の
    供給を中断する装置と、を有する容積ポンプ。 2、特許請求の範囲第1項に記載の容積ポンプであって
    、前記容積装置及び前記プランジャはカセットを形成し
    、前記容積ポンプはもどり止め手段を備えたカセット取
    付は用のパネルを有し、前記制御装置は、ステップモー
    タにより作動され、前記結合装置を介して制御された割
    合で順次カセットを満たす制御及びカセットを少く共部
    分的に空にする制御を行う駆動機構と、第1及び第2の
    動作状態を有し第1の動作状態において流体源からカセ
    ットへの流体の供給を制御し、第2の動作状態において
    カセットから送出し管への流体の送出を制御する弁制御
    機構とを有する前記容積ポンプにおいて、前記カセット
    は、 手動的に操作され前記結合装置を介して前記駆動機構に
    結合されかつ前記弁制御機構に結合するように構成され
    た単位ハウジングと、 前記・・ウジングに固定的に置かれ単位長当り予め定め
    られた容積を持つ室であって、前記の予め定められた容
    積は流体源の流体の小部分であり、かつ流体源と患者と
    の間で転送される流体の小部分である前記室と、 前記室内を互に逆の第1及び第2の方向に夫々線形に運
    動し得るプランジャであって、ハウジングの手動位置決
    めに従って前記結合装置を介して前記駆動機構に結合さ
    れ、プランジャの第1の方向への線形の各運動に従って
    前記室を少く共部分的に流体で充たし、プランジャの第
    2の方向への線形の各運動に応じて予め定められた量の
    流体を排出するように前記室を少なくとも部分的に空に
    し、前記プランジャは該プランジャを前記結合装置と結
    合し前記駆動装置によるプランジャの互に逆の第1及び
    第2の方向への線形の各運動を与える手段を含む前記プ
    ランジャと、 前記ハウジングに、前記室と通ずるように固定的に置か
    れた第1及び第2の管であって、第1の管は弁制御機構
    の第1の動作状態において流体源と通ずるように置かれ
    、第2の管は弁制御機構の第2の動作状態において送出
    し管と通ずるように置かれる前記第1及び第2の管と、 前記弁制御機構と協同動作して第1及び第2の動作状態
    を与え、前記ハウジング上に第1及び第2の管の間に固
    定的に置かれ第1及び第2の管及び前記室と通ずる弁機
    構であって、ハウジングの手動位置決めに従って弁制御
    機構に結合され、弁制御機構の第1の動作状態において
    流体源を前記室に結合しかつ前記室と送出し管との結合
    を妨げ、弁制御機構の第2の動作状態において前記室を
    送出し管に結合し前記室と流体源との結合を妨げる弁機
    構と、 カセットに含まれるもどり止め手段であって、前記パネ
    ル上のもどり止め手段に係合し前記パネルへの固定され
    た関係でのハウジングの手動位置決めに従ってカセット
    を前記駆動機構及び前記弁制御機構に係合し、カセット
    を介しての流体のポンプ送出を得るようにした前記もど
    り止め手段と、を有する容積ポンプ。
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