JPS5922080Y2 - 導液針用回転切換弁 - Google Patents

導液針用回転切換弁

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JPS5922080Y2
JPS5922080Y2 JP3146679U JP3146679U JPS5922080Y2 JP S5922080 Y2 JPS5922080 Y2 JP S5922080Y2 JP 3146679 U JP3146679 U JP 3146679U JP 3146679 U JP3146679 U JP 3146679U JP S5922080 Y2 JPS5922080 Y2 JP S5922080Y2
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JPS55131997U (ja
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恒彦 那須
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は導液針用回転切換弁に関するものである。
逆さに吊した薬液瓶の密封ゴム膜に1本の導液針を突き
差すことによって、瓶内に空気を送り込む空気流入路と
共に、瓶内薬液を外部に導出する薬液導出路を同時に形
成する導液針は従来周知である。
また薬液瓶内に他の薬液を混注可能とするため逆流防止
弁機構を組み込むことも、よく知られている。
しかし、従来の逆流防止弁機構では、導液針自体が小さ
なものであるため、逆流防止弁機構も極く小さいものと
なり、従ってこれを組み込むのに比較的手数を多く要し
、確実な作動も達成できずに薬液が空気流入路から漏出
するといった不都合を生じ易かったし、また、混注圧力
が高くないと弁が開いてくれなかった。
このような訳、で゛複数個の薬液瓶を導管で相互に連通
しても液の移動が行なわれなかったのである。
本考案はそこで、組立に手間がかからず、しかも非抵抗
をほとんどなくして、上記した欠点を払拭できる導液針
用回転切換弁を提供せんとするものである。
本考案の構成を図面に示す実施例によって説明すると、
つぎのとおりである。
第1図には、針状先端部1を有する外筒体2の内側に内
筒体3を嵌挿することにより、空気流入路4と薬液導出
路5とを形成した導液軒構造が示されている。
通常、下部には点滴筒嵌着用の成形バッキング6が取付
く。
空気流入路4は内筒体3の表面に形成した凹溝7と外筒
体2内面とにより、また薬液導出路5は内筒体3の内側
によって構成されること、第2図に示すとおりで、それ
ぞれは針状先端部1に穿設した連絡開口8,8.8と連
絡される。
ところで本考案は、かかる導液針に、以下のような構造
の回転切換弁を設けた点に、その特徴がある。
先ず外筒体2は、前記した空気流入路4と連通する透孔
9が枝管10中心に対して偏心した位置にあるよう、該
枝管10は外筒体2と一体成形されて突出している。
この枝管10の外周面には2個の突起11.11 (第
3図参照)が近接して突設される。
枝管10端面には環状エヤフィルター12を設け、以下
に詳しく述べる筒状弁体13を枝管10に嵌着すること
により該フィルター12は枝管10と筒状弁体13間に
介装されることになる。
つぎに、筒状弁体13は、外鍔部分14と、外鍔部分1
4と同心状のコツプ状筒体部分15、並びにコツプ状筒
体部分15の後方にのびる内面テーパー管部分16の三
つの部位から成る。
外鍔部分14は、その内側に突起11挿通用の切欠18
を形成した環状膨出部19がある。
環状膨出部19の内径は枝管10の外周面に嵌合し得る
大きさをもつ。
環状膨出部19の後方には突起11が回動可能な円弧状
空間20が形成されておる。
円弧状空間20の両端はそれぞれ端面21,21’で終
っている。
従って突起11が何れかの端面21.または端面21′
と当接する迄は回動できるが、当接後はそれ以上廻らな
くする。
こうして筒状弁体13の右又は左の終端位置が定まる訳
で、第3図と第6図はその状態を示している。
コツプ状筒体部分15は、枝管10の内孔面と密着する
円筒面に空気導入用の凹溝22が全長にわたって設けら
れると共に、第4図に明らかにしたように、外筒体2と
密着する端面23には環状遮断帯24と中心遮断帯24
′を連続して形成する。
凹溝22がある環状遮断帯240個所は切欠されること
になる。
凹溝22と反対側であって中央遮断帯24′と環状遮断
帯24とで囲まれている端面23個所には貫通孔17が
穿設される。
内面テーパー管部分16のテーパーは注射筒先端のテー
パーと適合するものとし、末端開口はキャップ26を着
脱自在に取付け、内部にほこり等が入らないようにする
図示の例では、外鍔部分14の外面に指針25を突設し
て筒状弁体13の回動を外部から確認するに便ならしめ
ている。
つぎに作動の説明をする。
外気は外鍔部分14の環状膨出部19に形成した切欠1
8を通り、突起11.11間の間隙を経て、常時、環状
エヤフィルター12並びに凹溝22と連通している。
いま、第1図の如く、凹溝22と透孔9とが連絡すれば
、透孔9は空気流入路4と連がっているから、瓶内に空
気を送りこむことができ、しかもこのとき、瓶内の液は
コツプ状筒体部分15の両遮断帯24.24’が外筒体
2の面と密着して漏液を許さないから、貫通孔17を経
て外部へ漏出するといったことはない。
また、筒状弁体13を回動させ、貫通孔17と透孔9と
を連絡さすと(第5図参照)、貫通孔17を経て、他の
薬液の混注が可能で、しかもこのとき、上記のとおす遮
断帯24.24’が外筒体2の面と密着して漏液を許さ
ないから、凹溝22を経て外部へ漏出するといったこと
はない。
以上の説明から明らかなよ・うに、本考案の構成によれ
ば、枝管10と筒状弁体13とは共に成製品として得ら
れ、組立は切欠18を突起11に合わせて挿入後に少し
廻わしてやれば完成し、また、使用は空気導入が混注か
で、その筒状弁体13を何れかの端面21,21’に当
って止る所まで廻わしてやれば、それで足りるという極
めて簡便なものである。
何れの場合でも遮断帯24.24’の働きで漏液させな
くする。
特に第5図および第6図に示した混注状態にあっては弁
抵抗をすこぶる小とできる。
従って第7図に示したとおり、例えば三本の異なった薬
液瓶を逆さに吊し、それぞれに本考案の回転切換弁を備
えた導液針を突き差し、図の如くゴム管で連絡すると共
に、一番右端の切換弁は空気導入状態に、残りの切換弁
は混注可能な状態にセットすれば、弁抵抗がすこぶる小
であるため、注射筒で注入しなくても済むといった便利
さがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案要部を示す断面図、第2図は第1図のII
−II線に沿い切断し矢印方向に見た断面図、第3図
は第1図のlll−III線に沿い切断し矢印方向に見
た断面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿い切断し
矢印方向に見た断面図、第5図は第1図の筒状弁体をほ
ぼ180°回転したときの断面図、第6図は第5図のV
I−VI線に沿い切断し矢印方向に見た断面図、第7図
は本案装置の使用態様を示す説明図で゛ある。 2・・・・・・外筒体、4・・・・・・空気導入路、9
・・・・・・透孔、10・・・・・・枝管、11・・・
・・・突起、12・・・・・・環状エヤフィルター、1
3・・・・・・筒状弁体、14・・・・・・外鍔部分、
15・・・・・・コツプ状筒体部分、17・・・・・・
貫通孔、18・・・・・・切欠、19・・・・・・環状
膨出部、20・・・・・・弧状空間、21.21’・・
・・・・端面、22・・・・・・凹溝、23・・・・・
・端面、24・・・・・・環状遮断帯、24′・・・・
・・中央遮断帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気導入路4と連通する透孔9を穿設した外筒体2と一
    体に枝管10を形成して該透孔9を枝管10の内側の偏
    心位置にあらしめ、該枝管10外周面に嵌合する外鍔部
    分14と該枝管10内孔面に密着するコツプ状筒体部分
    15とから威る筒状弁体13でもって、該枝管10端面
    に設けた環状エヤフィルター12を取り囲むようになし
    、該外鍔部分14には枝管10外周面に突設した突起1
    .1;11が挿通できる切欠18を設けた環状膨出部1
    9と該環状膨出部19の後方に突起11.11回動用の
    弧状空間20を二つの端面21,21’間に形成し、該
    コツプ状筒体部分15には枝管10内孔面と密着する円
    筒面の全長にわたって空気導入用の凹溝22を設けると
    共に、外筒体2と密着する端面23には環状遮断帯24
    と中央遮断帯24′を連続して形成し、凹溝22と反対
    側であって両遮断帝24.24’とで囲まれている端面
    23個所に貫通孔17を設け、突起11が一方の端面2
    1と当接するとき環状エヤフィルター12を通過した汁
    気が凹溝22を経て透孔9と連絡し、突起11が他方の
    端面21′と当接するとき貫通孔17が透孔9と連絡す
    るようにしてなる導液針用回転切換弁。
JP3146679U 1979-03-12 1979-03-12 導液針用回転切換弁 Expired JPS5922080Y2 (ja)

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JP3146679U JPS5922080Y2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 導液針用回転切換弁

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JP3146679U JPS5922080Y2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 導液針用回転切換弁

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JPS55131997U JPS55131997U (ja) 1980-09-18
JPS5922080Y2 true JPS5922080Y2 (ja) 1984-07-02

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JP3146679U Expired JPS5922080Y2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12 導液針用回転切換弁

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