JPS59220342A - 合成樹脂球体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 木発ＦＪｌは、成形サイクルが短く成形容易で、内部が
均質な合成樹脂球体の製造方法に関するものであり、特
にゲートボール競技用ボール等の競技用球体の製造に実
施して好適々ものである。

球体の如き厚内成形品を通常の射出成形法により成形す
ると、通常の場合、成形品内部に気泡が発生して均質な
ものができないというだけではなく、強度も低下し、成
形品表面に陥没面所閘ヒケが発生して寸法精度や外観を
悪くする。

この為、射出速度、射出圧力、−原料溶融温度等の選定
と共に射出された原料樹脂の金型内での保圧時間、冷却
時間を長く保ち乍ら同化させる必要があり、特公昭３９
−１８２５号公報、特開昭５７−１１５３３０号公報記
載の方法も知られている。

即ち、特公昭３９−１８２５号公報記載の方法では成形
物の一部に突出部を形成するようになし、加圧成形中に
放て冷却効果が未だ成形物のＴ；局部にまで波及せざる
時期忙該突出部を加圧し、未固化樹脂に成形外圧とけ別
に内圧を加えてこれを芯層部全体に強制圧入する方法で
あるが、突出部から内圧を加える為の油圧プランジャー
装置及び加圧のエネルギーと加圧の時間が余分に必要で
あるという欠点がある。

また、特開昭５７−１１５３３０号公報記載の方法によ
れｄ１保田又は冷却中に金型型窩内に充填された樹脂の
冷却固化に伴う体積収縮に合わせて別途設けられたスラ
イド部が充填樹脂を押圧することにより気泡やヒケの発
生を防ぐ方法である。然し乍らこのような方法では、体
積収縮中の冷却固化に時間を要し、充填樹脂の厚内部が
急冷しないように金型型窩の一部を加熱したり押圧する
為のエネルギーも必要であるという欠点がある。

本発明は上記従来の欠点を解消し、成形サイクルを短縮
させると共に余分の装置やエネルギ、−を要せず、気泡
やヒゲのない均質方春ＦＩＬ樹脂球体の製造方法に関す
るものである。

次Ｋ、本発明方法罠よりゲートボール競技用ボールを製
造する態様を図面を参照し乍ら説明する。

＠ｉ図に放て、１は球体ｊが赤道面１１によって２分割
されたＡＢＳ樹脂製の一方の半球芯で、射出成形法によ
って成形されている。その頂部の平面部１２にはビン孔
１３が設けられ、分割面１４には連続した略十字形の凹
溝１５．１５が形成され、凹溝１５．１５の端部は半球
芯ｌの周縁の球面上の４個所に開口され、また凸部１７
及び凹部１６が分割面１４の平面上に設けられている。

第２図に放て、２は球体が分割された他方の半球°芯で
、同様にＡＢＳ樹脂からなり、射出成形法により成形さ
れている。半球芯２の頂部の平面部２２にはビン孔２３
が設けられ、分割面２４　Ｋは半球芯１の凹溝１５．１
５に対応する。

位置に凹溝２５．２５が形成され、凹溝２５．２５の端
部は半球芯２の周縁の球面上に開口され、半球芯１の凸
部１７に嵌合し得る凹部２６と半球芯１の四部１６に嵌
合し得る凸部２７が分割面２４の平面上に投けられてい
る。

また、半球芯２の分割面近くの表面には後述の外皮層の
厚さに等しい長さの突起２８．２８・・・が放射状に複
数個設けられている。

一対の半球芯１．２が射出成°形法により成形された後
、完全に冷却されないうち、即ち金型から離型された直
後に、第３図に示すよう忙、半球芯１．２の凹部１６と
凸部２７、凸部１７と凹部２６とを夫々嵌合して、半球
芯１．２を接合し略球状の、芯球３とする。

該芯球３けこの状態のま＼で放冷されると各半球芯１．
２が夫々凸部１７．２７と凹部１６゜２６とが通帯る方
向に収縮するのであるが各半球芯１．２の冷却状態は等
しくない為に半球芯１の凸部１７と凹部１６の間の収縮
量と半球芯２の凸部２７と凹部２６の同の収縮量は等し
くない。その為、これら凸部１７，２７０側面と凹部２
す、１６の内壁面及び凸部２７の側面を四部１６の内壁
面との間には対向する方向に圧接力を生じ、冷却後は各
凸部と各四部とが緊密に１合し容易ＫＩＩＩ脱しな、く
なり、２個の半球芯１．２＃ｉ強固に接合される。また
、半球芯１の内部は未だ完全に固化せず半ば溶融状態に
ある為、凸部１７．２７が凹部１６．２６に嵌合される
と、凸部１７．２７先端と凹部１６．２６奥部の接する
面は弱い溶着状態となり半球窓同志の接合を一層強くす
る。

２個の半球芯１．２０分割面に形成された十字形の凹溝
１５．１５と２５．２５とは相対する位ＷＩ／ｃ設けら
れているので接合された後は芯球３を十字形に貫通する
連続した樹脂道５．５を形成する。

次に、第４図に示されるように、固定ピン４１．４１′
と支持ピン４２．４２′を裏面に有し、後述の外皮層の
樹脂とは色逮いのＡＢＳｔ＃脂製の数字択一、４′の固
定ピン・４１．４１′がビン孔１３．２３に嵌入されて
数字板４．４′は芯球３の平面部１２．２２に取着され
る。−このとき数字板４、４′の表面は外皮層成形用金
型９０球面状型面忙密接し得る球面となされている。数
字板４．４′が取着された芯球３は所望のゲートボール
競技用ボールに対応する型窩を有する成形用金型９の固
定金型６内に突起２８．２８・・・のある半球芯２を下
にし、且つ数字板４′が最下位と々るように載置される
と、突起２８．２８・・・は固定金型６の型面に当接、
し、芯球３は固定金型６の中央に保持され、数字板４′
によって固定金型６の底面からも突起２８．２８・・・
の長さと等しい距離に支持されるので、移動金！Ｍ７が
閉合されて型締めされると芯球３の表面と金型９の型面
との間には一定の型窩１０が形成される。この後、ゲー
ト８．８から外皮層形成用樹脂が注入されると該樹脂は
芯球３の樹脂道５．５に入り乍ら芯球３の表面と金型９
の型面との間の型窩にも入り、最終的にはすべての間隙
が樹脂で充填される。数字板４．４′表面は金型９の型
面に密−接している為、外皮成形用樹脂と色違いの歓字
面はそのま＼成形されたゲートボール競技用ボールの表
面に表われる。

上記実施例に放ては、２個の半球芯１．２の各分割面Ｋ
）ヒ成された凹溝１５．２５は互いに対応する位置に設
けられているので半球芯１．２の接合後は両方の凹゛溝
１５．２５は相対して樹脂道を形成するのであるが、第
５図に示すように両方の凹溝１５’、２５′を別々の形
状、位置に設け、半球芯の接合後は各凹溝１５’、２５
’は相対することなく配置されているものでもよく、第
６図に示すよう忙一方の半球芯１０分割面のみに凹溝１
５”が設けられたものでもよい。

芯球、数字板、外皮層に用いられる合成樹脂はＡＢＳ［
脂の他、硬質塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂も使用できる。

本発明によれば、２個の半球芯を接合した芯球の周囲に
外皮層を形成するものであるから、−挙に球体を射出成
形する場合のように内部に気泡が発生することがなく均
質なものを得ることができる。

又、半球芯の分割面にけ凹溝を設け、外皮層成形時には
凹溝内にも樹脂を充填するので、半球芯の分割面にヒケ
が生じていてもヒ２によって生じる空隙に凹溝からの樹
脂が充填され、ヒゲによる空隙はなくなり、均質な球体
が製造できる。

本発明方法は叙上のように１成形品内部に気泡が発生す
るのを防ぐ為に余分の熱や高圧を加えたり、金型内で冷
却に時間をかける必要もないので成形ザイクルが短縮で
きる。

本発明方法忙よれば叙上のように内部に気泡のない均質
な中実球体が得られるので例えばゲートボール競技用ボ
ールのような競技用球体の製造に実施して好適である。

【図面の簡単な説明】 第１図、第２図は夫々本発明方法に使用する金型に装填
し球体を成形する態様を示す断面図、第５図、第６図は
芯球の他の例を示す斜視図である。 １・２・・・半球芯、１４・２４・・・分割面、１５・
１５’・１５″・２５・２５′・２５“・・・凹溝、１
６・２６・・・凹部、１７・２７・・・凸部、５・５′
・５“・・樹脂道、６・・・固定金型、　７・・・移動
金型。 特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者　籐　沼　基　利 第１図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　球体が＃′１ｙ赤道面で分割された形状を有し、夫
   々射出成形法で製された２個の半球芯の少くとも一方の
   半球芯の分割面には凹溝が設けられ、該凹溝の端部は半
   球芯の球面上に開口され、２個の半球芯を各々の分割面
   に於いて接合して芯球とし、該芯球を射出成形用金型内
   に装填し、該芯球表面と金型型面との間に外皮層成形用
   型窩を形成させ、型窩内に溶融樹脂を注入して、前記芯
   球表面上に樹脂外皮層を形成させると共に、前記凹溝内
   に樹脂を充填することを特徴とする合成樹脂球体の製造
   方法。 ２　分割面の対応する位置に凸部と凹部が設けられた２
   個の半球芯が射出成形された後、完全に冷却されないう
   ちに凸部と四部とを嵌合して２個の半球芯を接合し、徐
   冷することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の合
   成樹脂球体の製造方法。