JPS5921808Y2 - 空気吸入装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電動空気ポンプ（コンプレッサを含む）に供
給する空気を浄化して吸入し、かつ、湯水の侵入を防止
する機能と、電源コードを支承し、かつ保護する機能を
持つ空気吸入装置に関するものである。

外気を取り入れて圧縮し、それを湯水中に気泡として噴
出させる例えば、浴中気泡発生器や気泡洗顔器などの電
気器具は、洗面所や浴室内など水を使う場所で使用され
るため、通常の空気吸入方法では上記ポンプやそれを収
納する容器の中にも水が侵入する危険がある。

そこで、少くとも外気を取り入れてそれを吐出する電気
器具は容器が密閉され、絶縁にも細心の注意が施こされ
ているが、従来のこの種の電気器具は容器の適所から空
気を直接取り入れているのが常であるため、万一の場合
、水が侵入するという事故に見舞われることがあり、以
後使用に供し得なくなるという不都合を生□した。

この考案は上記浴中気泡発生器や気泡洗顔器など安全性
が要求され、かつ、衛生対策が要求される機器の電源部
の絶縁と吸気の濾過を少くとも行ない得るようにするこ
とを目的とするもので、この考案は外気導入口に、電動
空気ポンプの電源コードの挿通が可能で、かつ、外気を
取り入れるに充分な空隙をもつ太さの空気吸入ホースを
接続し、同ホースの開口端に、上記電源コードの挿通孔
を軸心部に持つフィルタと、軸心部に当該電源コードの
挿通部を持ち、その回りにリブを放射状に配設し、かつ
、リブ相互間に空気通路を持つ本体およびスパイダと、
本体とスパイダのリブで上記フィルタの表裏両面を挟持
してなる空気吸入器を取り付けたことを特徴とするもの
である。

以下にこの考案の１実施例を添付図面に基いて説明する
。

第１図は、気泡洗顔器を示し、１は湯水を入れるボウル
、２は電動空気ポンプ３を収納する容器で、該ポンプか
ら吐出される空気がホース４を介して発泡盤５に供給さ
れ、該ボウル内に張った湯水中に気泡を発生させるもの
であることは公知のそれと変る処がない。

電動空気ポンプ収納容器２の底盤６の一端には外気導入
ロアが突設されており、空気吸入ホース８が外気導入ロ
アに嵌着されて、このホース８の中に、上記電動空気ポ
ンプ３に通電するための電源コード９が挿通されている
。

空気吸入ホース８の開口端８ａには、空気吸入器１０が
設けられている。

空気吸入器１０は本体１１とスパイダ２６と、フィルタ
２０とがらなり、本体１１は、その一端部にホース開口
端８ａを嵌着し、かつ、電源コード９を挿通するための
挿通部１２を軸心部に有し、また、段部１３を介して大
径部１４となる他端には外周鍔部１５を有している。

上記段部１３の内側には、放射状方向にリブ１６，１６
・・・・・・が形成されており、リブ１６，１６・・・
・・・の相互間は空気通路１７．１７・・・・・・とな
っている。

また、リブ１６は、突起１８．１８・・・・・・を有し
ていて、電源コード９を挿通する孔１９を軸心部に有す
るフィルタ２０を本体１１内に挿入すると、スパイダ２
６の後述する突起２９と共に該フィルタ２０を挾持する
ことができるようになっている。

スパイダ２６は内外の環体２２．２３を、突起２９を有
するリブ２４，２４・・・・・・で連結し、かつ、リー
ブ２４゜２４相互間を空気通路２５，２５・・・・・・
とするものであって、外環体２３の一端に外周鍔２７を
有し、本体１１の内周溝２１に該外周鍔２７を押圧嵌入
して組付けるようになっている。

内環体２２は前記本体１１の電源コード挿通部１２とフ
ィルタ１２の軸心孔１９と軸心が合致する通孔２８を持
ち、この通孔は電源コード９とほぼ同径であって、該電
源コード９の挿通を可能にすると共に、当該コードを保
持し、がつ保護する機能を持っている。

以上、この考案を実施例に基いて説明したが、この考案
の空気吸入装置は電動空気ポンプ収納容器の一部に外気
の導入口を設け、該外気導入口に、上記電動空気ポンプ
の電源コードの挿通が可能で、かつ、外気を取り入れる
に充分な空隙をもつ太さの空気吸入ホースを接続し、同
ホースの開口端に、上記電源コードの挿通孔を軸心部に
持つフィルタと、軸心部に当該電源コードの挿通部を持
ち、その回りにリブを放射状に配設し、がっ、リブ相互
間に空気通路を持つ本体およびスパイダと、本体とスパ
イダのリブで上記フィルタの表裏両面を挾持してなる空
気吸入器を取り付けたものであるから、この考案によれ
ば、一方では空気の導入に支障を与えることなく電源コ
ードを支承することができ、他方では当該電源コード回
りの広い空隙がら吸気し、放射状リブの間の空気通路が
ら抵抗なく空気を導入してフィルタで濾過することがで
きる。

また、この考案はフィルタによって空気吸入ホース内へ
の湯水の侵入を防止するものであるがら、少くとも電気
絶縁と空気の濾過の２面効果を発揮し、電動空気ポンプ
やコンプレッサを内蔵する浴中気泡発生器や気泡洗顔器
など、安全性が要求され、かつ、衛生対策が要求される
機器を、簡単に、・かつ、低コストで安全対策と衛生対
策を施すこと庁できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の１実施例を示すもので、第１図は空気
吸入器を省略して示した気泡洗顔器の側面図、第２図は
空気吸入器を中心にして気泡洗顔器の要部を拡大して示
した縦断側面図、第３図は空気吸入器を構成部を分解し
て示した縦断斜視図である。 ２・・・・・・電動空気ポンプ収納容器、８・・・・・
・空気吸入ホース、９・・・・・・電源コード、１０・
・・・・・空気吸入器、１２・・・・・・電源コード挿
通部、１６．２４・・・・・・リブ、１７゜２５・・・
・・・空気通路、１９・・・・・・電源コード挿通孔、
２０・・・・・・フィルタ、２６・・・・・・スパイダ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電動空気ポンプ収納容器の一部に外気の導入口を設け、
   該外気導入口に、上記電動空気ポンプの電源コードの挿
   通が可能で、かつ、外気を取り入れるに充分な空隙をも
   つ太さの空気吸入ホースを接続し、同ホースの開口端に
   、上記電源コードの挿通孔を軸心部に持つフィルタと、
   軸心部に当該電源コードの挿通部を持ち、その回りにリ
   ブを放射状に配設し、かつ、リブ相互間に空気通路を持
   つ本体およびスパイダと、本体とスパイダのリブで上記
   フィルタの表裏両面を挟持してなる空気吸入器を取り付
   けた空気吸入装置。