JPS592168B2 - デンキキキ - Google Patents
デンキキキInfo
- Publication number
- JPS592168B2 JPS592168B2 JP12569875A JP12569875A JPS592168B2 JP S592168 B2 JPS592168 B2 JP S592168B2 JP 12569875 A JP12569875 A JP 12569875A JP 12569875 A JP12569875 A JP 12569875A JP S592168 B2 JPS592168 B2 JP S592168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- capacitor
- volume resistivity
- capacitor element
- breakdown
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コンデンサの改良に関する。
近年、電気機器の高電圧化、小型化に伴ない、その絶縁
材料としてプラスチック材料と絶縁油が複合されて用い
られるようになった。
材料としてプラスチック材料と絶縁油が複合されて用い
られるようになった。
しかし、従来から紙との複合絶縁材料として用いられて
来た絶縁油を用すているため、プラスチックの本来の絶
縁特性を発揮することが出来ない。
来た絶縁油を用すているため、プラスチックの本来の絶
縁特性を発揮することが出来ない。
特に、コロナ開始電圧および破壊電圧がコンデンサ素子
にした場合、フィルムだけを試験した場合の1/4程度
゛しか発揮することが出来なかった。
にした場合、フィルムだけを試験した場合の1/4程度
゛しか発揮することが出来なかった。
本発明は、このような従来からの問題点に対処してなさ
れたものであり、プラスチック材料の本来の特性を充分
発揮させた電力密度の高い、さらに信頼性のあるコンデ
ンサを供給せんとするものである。
れたものであり、プラスチック材料の本来の特性を充分
発揮させた電力密度の高い、さらに信頼性のあるコンデ
ンサを供給せんとするものである。
すなわち、少なくとも1対の電極とプラスチックフィル
ムから構成されているコンデンサ素子に、体積固有抵抗
が20°Cにおいて105〜101゜Ω・篩の液体絶縁
体を含浸したものである。
ムから構成されているコンデンサ素子に、体積固有抵抗
が20°Cにおいて105〜101゜Ω・篩の液体絶縁
体を含浸したものである。
次表に本発明品の一例と従来品を示す。
球−平板電極でフィルムに一定電圧を印加して絶縁破壊
にいたるまでの時計と上記と同じ電位傾度の電圧をフィ
ルムのみを誘電体として構成されるコンデンサ素子に印
加して破壊までにいたる時間との関係を第1図に示す。
にいたるまでの時計と上記と同じ電位傾度の電圧をフィ
ルムのみを誘電体として構成されるコンデンサ素子に印
加して破壊までにいたる時間との関係を第1図に示す。
Eは定格電圧である。明らかに、体積固有抵抗が大きく
なるに従がって特に1010Ω・ぼを超える値ではフィ
ルム状の場合と実際の素子にした場合の絶縁耐力の差が
非常に大きくなった。
なるに従がって特に1010Ω・ぼを超える値ではフィ
ルム状の場合と実際の素子にした場合の絶縁耐力の差が
非常に大きくなった。
また第2図は、液体絶縁体の体積固有抵抗と第1図と同
じコンデンサ素子のコロナ開始電圧および昇圧破壊電圧
の関係を示しだものである。
じコンデンサ素子のコロナ開始電圧および昇圧破壊電圧
の関係を示しだものである。
明らかに体積固有抵抗が大きい値から105Ω・儂まで
は小さくなるほどコロナ開始電圧は高くなり、破壊とほ
とんど同時であった。
は小さくなるほどコロナ開始電圧は高くなり、破壊とほ
とんど同時であった。
しかし、10”Ω・ぼ未満では電流損失が大きくなり、
発熱現象が起きて絶縁耐力が低下し、1010Ω・ぼを
超える値でもコロナ開始電圧が非常に低くなり不適当で
あった。
発熱現象が起きて絶縁耐力が低下し、1010Ω・ぼを
超える値でもコロナ開始電圧が非常に低くなり不適当で
あった。
第3図は、液体絶縁体の体積固有抵抗とコンデンサの絶
縁抵抗CR特性のの関係を示す。
縁抵抗CR特性のの関係を示す。
体積固有抵抗が105Ω・篩よりも小さくなるとCRが
非常に低くなりすぎ、電流損失が大きくなって電気回路
その他電気機器の設計に色々な支障をきたすだめに不適
当であった。
非常に低くなりすぎ、電流損失が大きくなって電気回路
その他電気機器の設計に色々な支障をきたすだめに不適
当であった。
以下具体的実施例をもって説明する。
実施例 1
ポリプロピレンフィルムのみを誘電体とするコンデンサ
素子にアルキルナフタレン+アクリデン(10%)の混
合液体絶縁油を含浸してコンデンサを作製し、上記と同
様なコンデンサ素子に、鉱物油を含浸して作製したコン
デンサを同時2倍の定格電圧の交流波形に、4倍定格電
圧のパルス波形を不連続に重ね合せた電圧を印加して寿
命試験を行なったところ、従来の油を含浸したものは、
5分程度で破壊し、本発明品は、100時間以上でも、
満足に動作した。
素子にアルキルナフタレン+アクリデン(10%)の混
合液体絶縁油を含浸してコンデンサを作製し、上記と同
様なコンデンサ素子に、鉱物油を含浸して作製したコン
デンサを同時2倍の定格電圧の交流波形に、4倍定格電
圧のパルス波形を不連続に重ね合せた電圧を印加して寿
命試験を行なったところ、従来の油を含浸したものは、
5分程度で破壊し、本発明品は、100時間以上でも、
満足に動作した。
実施例 2
実施例1と同様なコンデンサ素子にトリクレジールホス
ヘート+フェノール(20%)の混合液体を含浸してコ
ンデンサを作製し、さらに同様なコンデンサ素子にアル
キルナフタレンを含浸してコンデンサを作製し、定格の
2倍の電圧を印加し、寿命試験を行なった。
ヘート+フェノール(20%)の混合液体を含浸してコ
ンデンサを作製し、さらに同様なコンデンサ素子にアル
キルナフタレンを含浸してコンデンサを作製し、定格の
2倍の電圧を印加し、寿命試験を行なった。
その結果は、従来品は24時間で破壊したが、本発明品
は1000時間以上でも満足に作動した。
は1000時間以上でも満足に作動した。
以上の実施例からも明らかなように本発明によれば、コ
ロナ開始電圧、昇圧破壊電圧とも高い。
ロナ開始電圧、昇圧破壊電圧とも高い。
したがって寿命の永いコンデンサを提供することができ
るものであり、その産業性は犬なるものである。
るものであり、その産業性は犬なるものである。
第1図は球−平板電極法による破壊時間とコンデンサ素
子による破壊時間との関係を示す図、第2図は体積固有
抵抗に対するコロナ開始電圧と昇圧破壊電圧との関係を
示す図、第3図は体積固有抵抗とコンデンサの絶縁抵抗
との関係を示す図である。
子による破壊時間との関係を示す図、第2図は体積固有
抵抗に対するコロナ開始電圧と昇圧破壊電圧との関係を
示す図、第3図は体積固有抵抗とコンデンサの絶縁抵抗
との関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 少なくとも1対の電極とプラスチックフィルムかう
構成されているコンデンサ素子に、体積固有抵抗が20
°Cにおいて105〜1010Ω・篩の範囲の液体絶縁
体を含浸したことを特徴とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12569875A JPS592168B2 (ja) | 1975-10-17 | 1975-10-17 | デンキキキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12569875A JPS592168B2 (ja) | 1975-10-17 | 1975-10-17 | デンキキキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5249452A JPS5249452A (en) | 1977-04-20 |
JPS592168B2 true JPS592168B2 (ja) | 1984-01-17 |
Family
ID=14916486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12569875A Expired JPS592168B2 (ja) | 1975-10-17 | 1975-10-17 | デンキキキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592168B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125684A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Led保持装置 |
-
1975
- 1975-10-17 JP JP12569875A patent/JPS592168B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125684A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Led保持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5249452A (en) | 1977-04-20 |
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