JPS5921481B2 - 孔心合せ探触子 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、孔心合せ探触子、特に、熱交換器のバッフル
、管支持板、管板にある孔の心合せ状態、即ち心外れを
指示する探触子に関するものである。

改良された管支持板及び流れ分配バッフルを具備する蒸
気発生器の製造に当たつて、管を据え付ける際に、管板
に穿孔された孔の振れ、管支持板又はバッフルの曲がり
、第１バッフルと管板との間の短かい距離などを含む様
々な要因の組合せに基づく問題に出会う。以下に述べる
探触子は、バッフルと管板との心合せを行い、また、あ
る孔を皿もみ又は端ぐりによつて逃げ取りできるように
それらの孔の心外れの程度を識別し測定するのに使用さ
れるものである。間隔をとつて配置されている板の孔の
心合せ状態、即ち心外れを測定する本発明の孔心合せ探
触子は、孔よりも僅かに小さい直径であつてかつ板とほ
ぼ同じ間隔で隔置された少なくとも２つの大径部を持つ
細長い棒を具備している。

この細長い棒は、さらに、２つの上記大径部の間に小径
部を持っ。細長い棒の小径部に、９００の間隔で離れた
少なくとも２つの歪計と、これ等の歪計に接続するケー
ブルとが配置されている。ケーブル通路が細長い棒に設
けられていて、大径部と該大径部に関連する孔との間の
嵌合を阻害することなくケーブルを大径部に通せるよう
になつている。歪計は細長い棒の曲がりを測定可能であ
るので、隣り合う板にある整列孔に探触子を挿入したと
き、孔と孔との間の心外れを歪計に記録される歪を測定
することによつて測定できる。次に、本発明の好適な実
施例について説明する。

図面、特に第３図を参照すると、熱交換器の管板又は板
７、バツフル板９、及び／若しくは管支持板１１ＩＩＣ
ある、又は整列孔を持つその他の装置にある整列孔５の
心外れ即ち誤整列を測定する探触子１及び３が示されて
いる。第１図及び第２図に最もよく示す探触子１は、心
合せを受ける整夕１１！ＦＬ５よりも直径が僅かに小さ
い少なくとも２つの大径部１４．１５及びこれ等の大径
部１４，１５の間に配置された小径部１７を有する。

少なくとも２つ、しかしながら、好ましくは４つの歪計
１９が、小径部１７上に９０まの間隔で一端近くに配置
されている。９００の間隔は、歪計が２つであろうと４
つであろうと必要である。

各歪計１９はケーブル２１を備え、このケーブルは、探
触子が孔５の心外れに起因して曲げられるときに歪計に
記録される歪を表示する計器２３に接続されている。探
触子１の後端にある大径部１５は、ケーブル２１が歪計
１９から出て計器２３へ導かれる際のケーブル通路とし
ての役を果たす複数の溝２４を有する。切換器２５は、
単独の歪計又は対峙する対の歪計からの読みを得るのに
利用できる。Ｔ形ハンドル２６その他の指示装置は、歪
計の方向が判るように、ｌ対の向かい合う歪計１９に整
列している。探触子の先端は、探触子を心外れしている
孔に挿入するのを助ける弾丸形の鼻部２７を有する。カ
ラーその他の止め具２８が探触子の後端に配置されてい
て、大径部を管板７、バツフル板９及び／又は管支持板
１１に整列させるのを助成している。第３図には、さら
に、探触子３が示されている。

この探触子は探触子１と類似しているが、しかし、３つ
の大径部３１．３３，３５と、２つの小径部３７．３９
とを有する。歪形１９は、後の小径部３７の後端近くに
配置されている。探触子３の他の諸要素は、探触子１の
ものと同様である。熱交換器ＶＣ｝いて心外れはありふ
れた問題であるので、しばしば、孔は、これをだ円形又
はその他の非対称な特別な形に作ることによつて逃げ取
りされた上で管を受け入れる。このような孔の整列を検
査するために、第４図に示されているように、特別な形
の孔に密着して嵌合するような形をした周面を持つスリ
ーブ４１は、探触子を受け入れるようになつた孔を中央
に有して形成されている。従つて、この特別な形の孔の
整列を他の規則的な形状に関して検査することができる
。この探触子の操作は次の通りである。

探触子１又は３を孔５に挿入したときに、大径部１４及
び１５又は３１，３３及び３５が板７，９又は１１と整
列するように、カラー又は止め具２８を大径部１５又は
３５に固定する。弾丸形鼻部２７は、探触子１又は３の
挿入中に、探触子１又は３が心外れ孔５ＶＣ入るのを助
ける。Ｔ形・・ンドル２６は、熱交換器の直交軸の１つ
に方向を合せられていて、探触子１又は３が挿入される
ときのカラー２８＆Ｃ対する歪計１９の方向が判るよう
にする。歪計１９からの信号は記録されかつ簡単な三角
法分析を利用して心外れの量と方向とを決定するために
校正曲線と比較される。探触子１は管板７ＶＣある孔５
１１Ｃ関するバツフル板９の孔５の整列を測定するのに
使用され、また、探触子３は管支持板１１、バツフル板
９及び管板７ＶＣある孔５の整列を測定するのに使用さ
れる。３枚の板全部の孔５の整列を測定するためには、
探触子１及び３の双方を、心合せを受ける孔の各組合せ
ごとに使用しなければならない。

探触子１は熱交換器の管板７側から挿入され、また、探
触子３は熱交換器の管支持板１１側から挿入される。探
触子１は、管板７ＶＣある孔に関するバツフル板９の孔
５の相対位置を測定する基準として、きわめて厚い管板
７を利用し、また、この測定結果と探触子３から得られ
たデータとを関連させることによつて全３つの整列孔の
相対的位置を測定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による孔心合せ探触子の正面図、第２
図は、第１図の線１−に沿う断面図、第３図は、この探
触子を含む熱交換器の部分断面図、第４図は、変形孔に
利用されるスリーブを示す斜視図である。 １，３：孔心合せ探触子、５：孔、７：熱交換器の管板
、９：バツフル板、１１：管支持板、１４，１５，３１
，３３，３５：大径部、１７．３７，３９：小径部、１
９：歪計、２１：ケーブル、２３：計器、２４：溝、２
５：切換器、２６：Ｔ形・・ンドル、２７：鼻部、２８
：止め具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 隔置された板にある孔同志の心合せ状態を測定する
   孔心合せ探触子であつて、上記板の孔よりも直径が僅か
   に小さく、しかも上記板と大体同じように隔置された少
   なくとも２つの大径部と、これ等の大径部間にある小径
   部とを有し、隔置された上記板にある孔に挿入され、該
   孔を通つて延びるようになっている細長い棒と、上記小
   径部に９０°離れて配置された少なくとも２つの歪計と
   、を備え、 上記細長い棒には、大径部と該大径部が関係する孔との
   嵌合を妨げないように、上記歪計から出て干渉する大径
   部の中を通るケーブルを受け容れる軸方向のケーブル通
   路があり、更に、上記歪計は細長い棒の曲がりを測定可
   能であつて、上記探触子を隔置された板にある整列孔に
   挿入し、上記歪計で記録された歪を測定することによっ
   て上記孔の心合せ状態を測定することができる孔心合せ
   探触子。