JPS5921458Y2 - 照明器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は用途に応じて照射方向を容易に可変とする照明
器具に係るものである。

従来、電気スタンド等においては灯具の支持体は基板に
固定されているため、灯具の可動範囲が小さく、光源か
らの遮光角度や光源からの照射面までの距離等が哨づと
限定され、充分な照明効果が得られない欠点が有る。

この欠点を解消するには、従来は支持体の中間部に可動
軸を設けたりするいわゆる可動アームスタンドがあるが
、可動部の構成が大がかりで複雑なものになるため、コ
ストの１昇が著しいものである。

本考案は、上記欠点を解消し低価格で照射方向を容易に
可変とする照明器具を提供せんとするものであり、以下
その一実施例について図面とともに説明する。

図において１は灯具で、シェード２とランプ３と支持具
４を有し、一対の平行線材からなる支持体５は支持具４
にねじ６とつまみねし６′により支持体５の端部に設け
た支持具７で回動可能に取付される。

支持体５は中間部に折曲部５′を有し、基部に連結部８
を有する。

９はパイプでありこのパイプ９の外周には円筒状の取付
筒１０が取付され、パイプ９との回動及び上下可動で、
固定用ノブ１０′により容易に固定される様になってい
る。

前記取付筒１０の中間部には段部１１が設けられ、その
上面に一対の平行溝１２．１２を有する。

また、取付筒１０の上部にはねじ部１３を有し、ねじ部
１３の両側面は平面部１４．１４を形成する。

支持体５は平面部１４．１４をはさむよう通過され、平
行溝１２．１２に沿ってガイドされるように収まる。

１５はワッシャー、１６は締付リングで、ねじ部１３に
締付されると、その下面がワッシャー１５を介して、支
持体５を押えるようになる。

第２図と第３図は支持体５の相異なる取付状態を示し、
第２図は広範囲を照射する場合に適し、第３図は狭い範
囲を照射するのに適する。

前記二様の取付を変換するには、締付リング１６をゆる
めてから支持体５を移動し、望む照射方向になるように
してから締付リング１６を締付るとよい。

なお、第３図の状態は支持体５を大幅にスライドできる
。

以上のような本考案は、支持体５と取付筒１０との位置
関係を大幅に変更することにより使用用途に応じて適切
なる配光を得ることが可能であり、第２図の状態では、
支持体５の連結部８により、支持体５の平行溝１２．１
２からの脱落を防止しうるため安心して使用でき、第３
図では折曲部５′により支持体５の可動範囲が決まるた
め、灯具１の重量によるバランスをくずさない範囲で可
動となるので、やはり安心して使用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の要部分解斜視図、第２図は組
立時後方斜視図で、第３図は、第２図と異なる使用状態
の後方斜視図である。 １・・・・・・灯具、２・・・・・・シェード、３・・
・・・・ランプ、４・・・・・・支持具、５・・・・・
・支持体、５′・・・・・・折曲部、６・・・・・・ね
じ、６′・・・・・・つまみねじ、７・・・・・・支持
具、８・・・・・・連結部、９・・・・・・パイプ、１
０・・・・・・取付筒、１０’・・・・・・固定用ノブ
、１１・・・・・・段部、１２．１２・・・・・・平行
溝、１３・・・・・・ねじ部、１４・・・・・・平面部
、１５・・・・・・ワッシャー、１６・・・・・・締付
リング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パイプと、このパイプの外周に取付され上部にねし部を
   有し、中間部に一対の平行溝を有する段部を設けた取付
   筒と、前記平行溝に沿ってガイドされ中間部に新曲部を
   もつとともに基部に連結部をもつ一対の平行線材からな
   る支持体と、この支持体の端部に設けられた灯具と、前
   記ねし部に螺合され下面により前記支持体を押える締付
   リングを備え、前記取付筒は前記パイプに対して回動お
   よび上下可動が可能である照明器具。