JPS5921358B2 - タ−ル状物質洗浄方法 - Google Patents

タ−ル状物質洗浄方法

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JPS5921358B2
JPS5921358B2 JP12355480A JP12355480A JPS5921358B2 JP S5921358 B2 JPS5921358 B2 JP S5921358B2 JP 12355480 A JP12355480 A JP 12355480A JP 12355480 A JP12355480 A JP 12355480A JP S5921358 B2 JPS5921358 B2 JP S5921358B2
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JP
Japan
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tar
cleaning
substances
carbon atoms
cleaning method
Prior art date
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Expired
Application number
JP12355480A
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JPS5749699A (en
Inventor
武三 園田
晃夫 中石
和男 越田
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタール状物質洗浄用組成物およびその使用法に
関する。
詳しく述べると本発明は、木炭、石炭またはピッチなど
の乾留によつてえられる乾留ガスの精製プロセスにおけ
る、充填塔その他の装置に付着蓄積するタール状物質の
洗浄除去に使用される洗浄用組成物およびその有効な使
用方法に関する。乾留ガスとくに石炭を乾留してえられ
る石炭ガスなどには、種々の炭化水素化合物、水素、窒
素、一酸化炭素、硫化水素、アンモニア、シアンなどが
含まれ、またタールを分離したのちも、微量のタール物
質が混入し、ガス精製プロセスにおける充填塔その他の
装置内に該残留タールが強固に付着し、蓄積しこれら装
置を閉塞しその除去には多大の費用が必要となつている
たとえば、コークス炉ガス中の硫化水素を湿式処理して
脱硫するプロセスとして、タカハツクス法、フマツクス
法、ストレツトフオード法などが知られ、これらは、ガ
ス中の硫化水素をアルカリ性脱硫液に吸収させ、レドッ
クス触媒の存在下分子状酸素で吸収された水硫化イオン
(HS−)を元素状イオウとかチオ硫酸イオンなどの水
溶性硫・ 黄化合物にまで酸化しもつてコークス炉ガス
を脱硫精製するプロセスであるが、吸収塔での吸収操作
を通常は充填塔で行なつている。
充填材としては、一般にプラスチック製の充填材(たと
えば「テラレット」として知られるものなど)あるいフ
は磁製の充填材(たとえばラシヒリングなど)さらに
木製またはプラスチック製の格子などが使用されている
。コークス炉ガス中のタール状物質は通常は電気集塵機
などにより大部分は除去され、50〜5200Wlf7
/Nd程度の含有量に減少されているが、吸収操作とし
てこのような充填材部にコークス炉ガスが吸収液ととも
に長期に接触することにより、タール状物質が固着し、
次第に蓄積していく傾向があり、ついには閉塞を起し、
吸収操作を不能にしてしまうほどの弊害をひき起こすこ
とになる。
同様のことが、上述の乾留ガスの精製プロセスにおいて
観察されいずれも固着したタール状物質の除去に多大の
コストを消費しているのが現状である。したがつて、こ
のようにして生成したタール状物質付着充填材は、充填
塔より取り出し、温水洗浄やら水蒸気洗浄などあるいは
タール状物質を溶解する溶剤による洗浄などの方策がと
られる。しかしながら、これらの方策は洗浄方法として
あるものは決して十分に洗浄除去しうるものでもなく、
あるいは設備およびその運転操作が危険であつたりして
、コストはきわめて高くつくことを避けえないものであ
る。本発明はしたがつて、タール状物質の洗浄力にすぐ
れた洗浄剤組成物を提供することを目的とするものであ
る。
さらに上述の如く強固に付着蓄積したタール状物質を工
業的に有利に洗浄除去する洗浄方法をも提供するもので
ある。そのほか本発明の目的とするところは以下の記述
によつて明らかにされる。本発明は、下記A成分および
B成分を含有してなるタール状物質洗浄組成物である。
A:炭素数8〜20の鎖状第2級アルコールの1種また
は2種以上の混合物に酸化エチレンを3〜20モル付加
してえられた非イオン系界面活性剤のうちの少なくとも
1種、B:アルカリ金属の硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、
オルトケイ酸塩、メタケイ酸塩、ケイ酸塩、トリポリリ
ン酸塩、ピロリン酸塩および炭素数3〜4を有する不飽
和カルボン酸のホモポリマーないしコポリマーで平均分
子量300〜15000の塩よりなる群から選ばれた少
くとも1種。
上記組成物中A成分は、非イオン系界面活性剤として従
来から知られていたものであるが、タール状物質を湿潤
し、ケン化したり、乳化したり、分散させるためには、
特定された範囲の物性であることが必要であることが判
明した。
またB成分は、A成分の洗浄作用を促進するのに有用な
もので、―般にビルダ一として公知のものの中から選ば
れたものであるが、とくに炭素数3〜4の不飽和カルボ
ン酸のホモポリマーまたはコポリマーで平均分子量30
0〜15000のアルカリ金属塩のものが分散能、キレ
ート化能の点ですぐれた性能を有し有用である。本発明
は、また上記洗浄用組成物の有効な使用方法、すなわち
タール状物質の洗浄除去方法を提供する。
洗浄用組成物は、好適には水溶液の形で使用される。除
去されるべきタール状物質量をあらかじめ想定し、その
量に対して上述A成分は、0.03〜5重量%、好まし
くは0.1〜2重量%、B成分は0.05〜5重量%、
好、ましくは0.05〜2重量%の範囲で含まれるよう
水溶液として調製される。そして洗浄液は、洗浄時にそ
のPHが10以上、とくに好ましくは12以上のアルカ
リ性とする必要がある。洗浄液のPH調整用には苛性ソ
ーダや苛性カリなどのアルカリ金属水酸化物が有利に使
用される。洗浄液中のA成分は0.1〜10重量%、B
成分は0.05〜10重量%の濃度で使用されるとよい
。洗浄液は、30〜100℃、好ましくは50〜70℃
に加温されて用いられる。加熱により充填材に強固に付
着したタール状物質の湿潤、ケン化、乳化、分散作用が
高まり、洗浄効果が高められるからである。洗浄方法と
しては、タール状物質の固着した充填材を塔内よりとり
出し、加温された洗浄液中に1〜10時間液循環下浸漬
処理することによつて洗浄してもよいし、塔内に充填し
たまま必要量の洗浄液を供給循環してタール状物質の洗
浄除去操作を遂行してもよい。以下、実施例および比較
例を示し、本発明をさらに詳しく説明する。実施例 1 ポリプロピレン製テラレツト(商品名)を吸収塔の充填
材として使用し、硫化水素、シアン化水素、アンモニア
などのほかタール状物質約60m9/イを含むコークス
炉ガスのタカハツクス法脱硫プロセスを運転したところ
、次第に塔内ガス圧損失の増大が生起し、吸収操作が困
難になつたので、停止し検査したところ充填材にタール
状物質の固着蓄積が認められた。
固着したタール状物質は、テラレツト表面を覆いテラレ
ツト充填層の空隙部の閉塞も起していた。
このテラレツトを吸収塔よりとり出し洗浄処理に供した
。加熱器を備えた201容量ビーカ一にタール付着した
テラレツト(外径95m77!で清浄なものは平均25
7であつた)を入れ、撹拌下洗浄液1.01にて60分
間洗浄しついで水洗処理した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 木炭、石炭およびピッチ類を乾留してえられる乾留
    ガスの精製プロセスにおいて使用される装置および部品
    に付着蓄積したタール状物質の洗浄方法において、下記
    A成分およびB成分とを含有してなる洗浄用組成物を、
    少なくとも30℃の洗浄温度かつPH10以上のアルカ
    リ性にて使用することを特徴とするタール状物質洗浄方
    法。 A:炭素数8〜20の鎖状第2級アルコールの1種また
    は2種以上の混合物に酸化エチレンを3〜20モル付加
    してえられた非イオン系界面活性剤のうちの少なくとも
    1種、B:アルカリ金属の、オルトケイ酸塩、メタケイ
    酸塩、ケイ酸塩、トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩およ
    び炭素数3〜4を有する不飽和カルボン酸のホモポリマ
    ーないしコポリマーで平均分子量300〜15000の
    塩よりなる群から選ばれた少くとも1種。
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JP6543829B2 (ja) * 2014-10-14 2019-07-17 ナルコジャパン合同会社 コークス炉ガス精製におけるタール汚れの抑制方法及びそのための組成物
JP6913902B2 (ja) * 2017-03-02 2021-08-04 株式会社片山化学工業研究所 タール汚れ洗浄剤及びタール汚れの洗浄方法
JP7360648B2 (ja) * 2019-06-24 2023-10-13 株式会社片山化学工業研究所 タール粘度低減剤、タール粘度低減剤を含むタール及びタール粘度低減方法

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