JPS5921334Y2 - 安全バルブ - Google Patents
安全バルブInfo
- Publication number
- JPS5921334Y2 JPS5921334Y2 JP1288481U JP1288481U JPS5921334Y2 JP S5921334 Y2 JPS5921334 Y2 JP S5921334Y2 JP 1288481 U JP1288481 U JP 1288481U JP 1288481 U JP1288481 U JP 1288481U JP S5921334 Y2 JPS5921334 Y2 JP S5921334Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- stem
- valve stem
- sealed container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密封容器に装着されて、アキュムレータ等の密
封容器が加熱された際1こ、内圧を開放して異常な内圧
の上昇による事故を防止する安全バルブに関するもので
ある。
封容器が加熱された際1こ、内圧を開放して異常な内圧
の上昇による事故を防止する安全バルブに関するもので
ある。
本考案に関する先行技術としては第1図に示すものと類
似する安全バルブが実開昭55−6599号公報に開示
されている。
似する安全バルブが実開昭55−6599号公報に開示
されている。
第1図の密封容器はセル4の内部空室内にゴム状弾性材
製のブラダ6が配設され、このブラダ6内に高圧ガスが
封入され、ブラダ6の外周面とセル4の内周壁との間に
セル4に連通ずる配管から圧力流体が導かれる構造(図
示省略)を有し、セル4のブラダ6取付溝に安全バルブ
1が配置されているものである。
製のブラダ6が配設され、このブラダ6内に高圧ガスが
封入され、ブラダ6の外周面とセル4の内周壁との間に
セル4に連通ずる配管から圧力流体が導かれる構造(図
示省略)を有し、セル4のブラダ6取付溝に安全バルブ
1が配置されているものである。
この安全バルブ1は、構成部品として、中央部にガス注
入孔2を設けたバルブ本体8を備え、このバルブ本体8
のガス注入孔2のセル内部側には中心に貫通孔を有する
ばね押え金具7が装着され、ガス注入孔2の大気側に、
ガス注入孔2にスライド自在に嵌合してばね押え金具9
に支持されたばね10により押圧されているバルブステ
ム5が挿入されている。
入孔2を設けたバルブ本体8を備え、このバルブ本体8
のガス注入孔2のセル内部側には中心に貫通孔を有する
ばね押え金具7が装着され、ガス注入孔2の大気側に、
ガス注入孔2にスライド自在に嵌合してばね押え金具9
に支持されたばね10により押圧されているバルブステ
ム5が挿入されている。
このバルブステム5には中心方向に貫通孔が穿たれ、こ
の貫通孔を塞ぐことに、加熱により溶融するプラスティ
ック材製のパツキン7が固着されて、火災等の非常事態
発生持に、溶融して容器内の圧力ガスを放出させるよう
に構成されている。
の貫通孔を塞ぐことに、加熱により溶融するプラスティ
ック材製のパツキン7が固着されて、火災等の非常事態
発生持に、溶融して容器内の圧力ガスを放出させるよう
に構成されている。
バルブステム5に対するばね10の押圧によりパツキン
7がバルブ本体8の弁座3に圧接してガス注入孔2を閉
塞している。
7がバルブ本体8の弁座3に圧接してガス注入孔2を閉
塞している。
上記した従来技術のバルブにおいてはセル4内の高圧を
受けているバルブステム5をプラスティック材製のバッ
キング7が直接弁座3に当接して支持する態様となって
いるため、パツキン7がへたり密封性が悪いという問題
を惹起していた。
受けているバルブステム5をプラスティック材製のバッ
キング7が直接弁座3に当接して支持する態様となって
いるため、パツキン7がへたり密封性が悪いという問題
を惹起していた。
一方、耐圧性がありへたらない材料として低融点合金を
用いることが考えられるが、弁座とのなじみ性から密封
性が悪い。
用いることが考えられるが、弁座とのなじみ性から密封
性が悪い。
一方、良好な密封性を達成する態様として、第1のバル
ブステム5内に設けた貫通孔にゴム状弾性材製パツキン
と低融点合金を併用するものを考えたが、この種のもの
においては流体の噴出時にゴム状弾性材製パツキンが流
路を閉す危険を有していた。
ブステム5内に設けた貫通孔にゴム状弾性材製パツキン
と低融点合金を併用するものを考えたが、この種のもの
においては流体の噴出時にゴム状弾性材製パツキンが流
路を閉す危険を有していた。
本考案の技術的課題はパツキンによる密封性が確保され
、しかも流体噴出時に流路が閉されることのないバルブ
構成とすることである。
、しかも流体噴出時に流路が閉されることのないバルブ
構成とすることである。
本考案者はこの技術的課題を解決する技術的手段として
、バルブステム弁座側に開口する有底円筒形状であり、
その円筒部に密封容器内と外部とを連通ずる流通路を形
成しており、また、シール手段はバルブステム内に挿入
され、軸方向端部に形成し環状のリップが弁座に密封接
触している略円筒形状のゴム状弾性材製パツキンと該パ
ツキン内を充填している低い融点材料とより戊る構成を
採用した。
、バルブステム弁座側に開口する有底円筒形状であり、
その円筒部に密封容器内と外部とを連通ずる流通路を形
成しており、また、シール手段はバルブステム内に挿入
され、軸方向端部に形成し環状のリップが弁座に密封接
触している略円筒形状のゴム状弾性材製パツキンと該パ
ツキン内を充填している低い融点材料とより戊る構成を
採用した。
そして、本考案に係る安全バルブは通常は密封容器内の
圧力によりバルブステムがバルブ本体の弁座側に押圧さ
れ、パツキンのリップが弁座と密封接触して密封容器内
の流体がバルブステムに設けられた流通路を通って外部
に漏洩することを防止している。
圧力によりバルブステムがバルブ本体の弁座側に押圧さ
れ、パツキンのリップが弁座と密封接触して密封容器内
の流体がバルブステムに設けられた流通路を通って外部
に漏洩することを防止している。
雰囲気温度が異常に高温となった際は、パツキン内の低
融点材料が溶融する。
融点材料が溶融する。
ついで、パツキンは容器内圧力により内方に変形される
ことにより流路を形成する。
ことにより流路を形成する。
この結果、容器内の流体はパツキンによりその流出を阻
止することなく外部へ流出できる。
止することなく外部へ流出できる。
また、バルブステムがうける内部圧力はバルブステムの
端面またはパツキン内に充填された低融点材料により支
持しているため、ゴム状弾性材料製パツキンがへたるこ
とがない。
端面またはパツキン内に充填された低融点材料により支
持しているため、ゴム状弾性材料製パツキンがへたるこ
とがない。
本考案の安全弁は上記した構成を備えていることにより
下記する特有の効果を奏する。
下記する特有の効果を奏する。
■ 流体通路を閉塞するパツキンがゴム状弾性材料をも
ってステムとは別体に製せられていることにより、シー
ル性に優れた構造とできた。
ってステムとは別体に製せられていることにより、シー
ル性に優れた構造とできた。
■ パツキンリップの弁座に対する過度の圧接がステム
及びヒユーズメタルの端面の弁座に対する当接により制
止される構造を備えていることにより、リップに対する
押圧が適切な程度に保たれるため、パツキンの長期間安
定したシール性能が維持できる。
及びヒユーズメタルの端面の弁座に対する当接により制
止される構造を備えていることにより、リップに対する
押圧が適切な程度に保たれるため、パツキンの長期間安
定したシール性能が維持できる。
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す断面図である。
4は密封容器に一部断面であり、この密封容器4にバル
ブ本体11が取付部材12を介して取付けられる。
ブ本体11が取付部材12を介して取付けられる。
この取付部材12には軸方向に貫通する流体流路13b
が設けられており、この流体通路13bが設けられてお
り、この流体通路13 bの一部が段部を形成してばね
座14を提供している。
が設けられており、この流体通路13bが設けられてお
り、この流体通路13 bの一部が段部を形成してばね
座14を提供している。
取付部材12はバルブ本体11とねし係合により結合し
、取付部材12の流体通路13bとバルブ本体11の流
体通路13aとが連通ずるようにされて、密封容器4の
内外を連通ずる流体通路13が形成されている。
、取付部材12の流体通路13bとバルブ本体11の流
体通路13aとが連通ずるようにされて、密封容器4の
内外を連通ずる流体通路13が形成されている。
バルブ本体11の流体通路13 aは大気側が小径にな
る段部に形成されて弁座15を提供している。
る段部に形成されて弁座15を提供している。
バルブ本体11の流体通路13 aに移動自在に嵌合し
て一端が弁座15に当接するステム16は、ばね座14
に支持されているばね手段18によって、弁座15側に
押圧されている。
て一端が弁座15に当接するステム16は、ばね座14
に支持されているばね手段18によって、弁座15側に
押圧されている。
ステム16には外周に軸方向に沿って複数の溝が設けら
れ流通路19を威し、更にこの流通路19は弁座15側
の端面に径方向に走る溝状の連通路19と連通している
。
れ流通路19を威し、更にこの流通路19は弁座15側
の端面に径方向に走る溝状の連通路19と連通している
。
ステム16の内周側には有底孔が設けられ、この孔にゴ
ム状弾性材製の有底円筒状のパツキン21が嵌着してい
る。
ム状弾性材製の有底円筒状のパツキン21が嵌着してい
る。
このパツキン21は弁座15側の連通路19を径方向に
仕切る如くなして、弁座15に密封的に当接するリップ
22を有している。
仕切る如くなして、弁座15に密封的に当接するリップ
22を有している。
パツキン21の内周には円筒状の共晶合金のヒユーズメ
タル23が嵌着してリップ22の内周側を支持している
。
タル23が嵌着してリップ22の内周側を支持している
。
更に、パツキン21とヒユーズメタル23とに保持され
た押棒24は大気側の流体通路13内に突出している。
た押棒24は大気側の流体通路13内に突出している。
この押棒24、ヒユーズメタル23、パツキン21及び
ステム16によって構成されたバルブステム25がばね
手段18に押圧されてパツキン21のリップ22により
流体通路13を遮断している。
ステム16によって構成されたバルブステム25がばね
手段18に押圧されてパツキン21のリップ22により
流体通路13を遮断している。
第4図はバルブステム25の他の実施態様であり、この
バルブステム25は押棒24のヒユーズメタル23の接
触部分外周上に凹所26を配設して溶融したヒユーズメ
タルが凹部26内に収容されるごとくなしたものである
。
バルブステム25は押棒24のヒユーズメタル23の接
触部分外周上に凹所26を配設して溶融したヒユーズメ
タルが凹部26内に収容されるごとくなしたものである
。
ヒユーズメタル23は5n−cdの共晶合金で176゜
Cで溶融を開始するものが使用され、この他にPb5n
共晶合金及び弗素樹脂やナイロン等の合成樹脂等が使用
できる。
Cで溶融を開始するものが使用され、この他にPb5n
共晶合金及び弗素樹脂やナイロン等の合成樹脂等が使用
できる。
このように構成された本考案の実施例は次のような作動
を威すものである。
を威すものである。
まず、密封容器内に圧力ガスを封入するときには、押棒
24をばね手段18に抗して押下げて、流体通路13を
開通することによって圧力ガスを注入する。
24をばね手段18に抗して押下げて、流体通路13を
開通することによって圧力ガスを注入する。
次に密封容器4が外熱等により加熱された場合には、あ
る温度に達するとヒユーズメタル23は第5図に示すよ
うに急速に溶融するから、(Sn−Cd共賞合金を使用
した場合。
る温度に達するとヒユーズメタル23は第5図に示すよ
うに急速に溶融するから、(Sn−Cd共賞合金を使用
した場合。
)パツキン21のリップ22は密封容器4内の圧力を保
持できず、密封容器4内の圧力流体は流体通路13 b
と流通路19を通す、リップ22を径方向内方に押倒し
て、大気側の流体通路13に流出することができ、容器
4が安全に保たれる。
持できず、密封容器4内の圧力流体は流体通路13 b
と流通路19を通す、リップ22を径方向内方に押倒し
て、大気側の流体通路13に流出することができ、容器
4が安全に保たれる。
第1図は従来のガスバルブの断面図、第2図は本考案の
一実施例を示す安全バルブステムの断面図、第3図は第
2図のバルブステムの他の実施態様を示す断面図、第4
図はヒユーズメタルとしての5n−Cd共晶合金の硬さ
と温度との変化線図、第5図はヒユーズメタルとしての
5n−Cd共晶合金の硬さと温度との変化線図である。 4・・・密封装置、22・・・バルブ本体、12・・・
取付部材、13・・・流体通路、13a・・・バルブ本
体の流体通路、13b・・・取付部材の流体通路、14
・・・ばね棒、15・・・弁座、16・・・ステム、1
8・・・ばね手段、19・・・流通路、21・・・パツ
キン、22・・・リップ、23・・・ヒユーズメタル、
24・・・押棒、25・・・バルブステム、26・・・
凹所。
一実施例を示す安全バルブステムの断面図、第3図は第
2図のバルブステムの他の実施態様を示す断面図、第4
図はヒユーズメタルとしての5n−Cd共晶合金の硬さ
と温度との変化線図、第5図はヒユーズメタルとしての
5n−Cd共晶合金の硬さと温度との変化線図である。 4・・・密封装置、22・・・バルブ本体、12・・・
取付部材、13・・・流体通路、13a・・・バルブ本
体の流体通路、13b・・・取付部材の流体通路、14
・・・ばね棒、15・・・弁座、16・・・ステム、1
8・・・ばね手段、19・・・流通路、21・・・パツ
キン、22・・・リップ、23・・・ヒユーズメタル、
24・・・押棒、25・・・バルブステム、26・・・
凹所。
Claims (1)
- 密封容器に取付1すられ、流体流通路と弁座とを備えた
バルブ本体、該バルブ本体内に軸方向移動可能に挿入さ
れたバルブステム及び該バルブステムに保持され前記弁
座と協働して前記流体流通路を閉塞している低融点材料
製シール手段とよりなる安全バルブにおいて、前記バル
ブステムは前記弁座側に開口する有底円筒形状であり、
その円筒部に前記密封容器内と外部とを連通ずる流通路
を形成しており、前記シール手段は前記バルブステム内
に挿入され、軸方向端部に形成した環状のリップが前記
弁座に密封接触している略円筒形状のゴム状弾性材製パ
ツキンと該部材内を充填している低融点材料とよりなる
ことを特徴とする安全バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288481U JPS5921334Y2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | 安全バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288481U JPS5921334Y2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | 安全バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57126671U JPS57126671U (ja) | 1982-08-06 |
JPS5921334Y2 true JPS5921334Y2 (ja) | 1984-06-22 |
Family
ID=29810984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1288481U Expired JPS5921334Y2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | 安全バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921334Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-30 JP JP1288481U patent/JPS5921334Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57126671U (ja) | 1982-08-06 |
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