JPS59211957A - ボタン型電池用負極缶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ボタン型電池用負極缶の形状に関し、更に前
記負極缶を使用したボタン型電池に関する。

掟来技術 負極缶の強度を増加させる加工方法及び形状については
、種々の方法があるが、たとえば、外径高さ、等の規制
寸度内で強度を上げることは、かなり固辞である０強度
の向上を計るためには、負極缶の板厚を上げる等、電池
として見た場合寥は、内容積減少等逆効果が出てしまう
。更に強度を上げる他の方法として、負極缶を加工する
時に繰り返し加工による加工硬化で、強度の向上が計ら
れる事は、知られている・だが、通常負極缶材料として
使用されている、クラツド材に於ては、基本金属の上に
薄くＯｕ層をはり合せてあり、加工硬化を繰り返すこと
により、このＯｕ層が、基本金属（例８ＵＦ３材）から
ハクリ、ハガレ９割れが生じてしまい、電池とした場合
に不具合が生じる・更に上記の様な、従来技術で加工を
することにより負極缶が加工圧力に耐えられず、変形す
ることがあり１、漏５液の発生圧もつながっていた。

発明の目的 本発明は、従来技術での上記欠点を除去し所望する強度
を持った負極缶を得ることと、更に前記□ 負極缶を使用した耐漏液性の優れたボタン型電池を得る
ことを目的とする。

発明の構成 第１図は、本発明の一実施例を示す負極缶の斜視図、第
２図は、負極缶の断面図である。

本発明は、負極缶の折り返し部１の底部１α及び外周部
１ｂを除いた立上り部３　ａ　、折曲部３、上部３ｈに
、波あるいはヒダ２の加工を行うことにより従来の板厚
に行なえば、より強度のある負極缶が得られ、又従来の
板厚から薄い材料に行なえば、従来の板厚の負極缶強度
と比較しても同等以上の強度が得られる様にし、上記欠
点を除失したものである・更に、波あるいはヒダ２の加
工に於て種々の試験の結果上記立上り部３αと上部３ｂ
の中間である折曲部３の周辺のみに加工を行っても同等
の効果を得られることも見い出した。

又、本発明に於てボタン型電池に上記２種の負極、缶を
使用した場合に耐漏液性の向上が得られ、厚みの薄い材
料を使用した場合には容量の増加し得ることが出来た◇ 作用効果 本発明の負極缶形状を、従来と同等の板厚で加工を行っ
た場合に強度の増加に伴い電池として組込んだ場合に、
耐漏液性の優れた電池となる。

更に、板厚の薄い材料を使用して負極缶の加工を行った
場合、従来例に比較して内容積の増大に伴い電池として
の容量を増加することが出来る。

尚、ガスケットと接する負極缶折返部、底部は耐漏液性
確保のため平滑面が要求されるので波あるいはヒダを設
けることができない。

実施例−１ 通常負極缶の加工に於ては第５図に示すようにパンチ６
、ダイアの径方向寸度に於て、前もって板厚分又は板厚
より負あるいは正のクリアランスをもうけて所望する形
状に絞り加工を行う０この際、パンチ及びダイの一部形
状を波型にすることにより、第１図に示すように１１２
ケ所のヒダ２を有する負極缶を作った。ひだの深さは０
．３１１Ｂ。

ヒダの位置は、第２図３に示した肩の折曲部であり、負
極缶板厚は０．３１１）である。

前記負極缶を用いて通常の方法にて、外径Ｚ８謡、高さ
３．５１１６の、ボタン型酸化銀電池を作った。

尚、比較のために・従来例−１としてヒダのない負極缶
（板厚０．　！Ｉ　ＩｌＩ＆）を用いて実施例−１と同
様にして同寸度のボタン型酸化銀電池を作った。

実施例−２ 板厚０．２　！ｉ　ａｓの材料を用いて、実施例−１と
同様にしてヒダ２のある負極缶を作り・この負極缶を用
いてボタン型酸化銀電池を作った・負極缶板厚以外は、
実施例−１と同じである・従来側御２として板厚０２３
ｓの材料を用いて、従来例−１と同じように負極缶、電
池を作った０ 負極缶板厚以外は、実施例−１と同じである。

実施例−２、従来例−２は、実施例−１、従来例−１に
比較し、板厚が薄い分、負極缶内容積が約１０襲増大し
た設計となっている。

実施例−３ 板厚０．２３ｍ５の材料を用い、ヒダの数を変えて８種
類の負極缶を作った。ヒダの数取外は、実施例−２と同
じである０これらの負極缶を用いて実施例−２と同様に
してボタン型酸化銀電池を作りた。ヒダの数、ゼロは、
従来例−２にヒダの数１２は実施例−２に相当する〇 発明の効果 前述の実施例、従来例の電池を、各々１００ケ耐漏液性
試験として温度６０℃、相対湿度９０％の恒温湿度環境
中に４０日間保存後、！液の発生率を調査した。また各
１２ケについて放電容量を調べ、た。、調査した結果を
第−表に表す。

第−表に示すように、負極缶にヒダをつけた本発明の、
実施例−１は、従来例−１に比較して漏液不良率、は、
はぼ１０分の１になっている。　　　１また負極缶の板
厚を薄くして、ヒダをつけた実施例−２では設計的にも
、また実際も放電容量が大きく、耐漏液性も従来例−１
より優れている。従来形状のままで、板厚を薄くした従
来例−２では放電容量は大きいが、耐漏液性が非常に悪
くなってしまう。

第６図に、ヒダの数を変えた負極臼を用いた電池（実施
例−３）の耐漏液試験の結果を示す。

試験方法は、第−表に示したものと同じである。

ヒダの数２ヶまではほとんど効果がないが、ヒダの数３
ヶ以上で顕著な効果が衷われる。

第７図に示すように負極臼１１をホルダー１０で保持し
、加圧端子９で垂直方向に荷重を加えて強度を測定した
。従来例、実施例をこの方法にて測定した・調査測定結
果の平均値を第二衣に示す０（各１０ケの平均値） 第　　　二　　　表 第二衣に示す様に、負極臼にヒダをつけた本発明の実施
例−１，実施例−２は、従来例−１，従来例−２に比較
して優れた結果を示している。

以上詳細に述べた様に、負極臼の肩の折曲げ部にヒダ加
工を行うことにより負極缶強度が増大し電池とした場合
の袋漏液性が大巾に向上し、またその分負極缶板厚を薄
く出来るので放電容量を増した設計とすることが出来る
。

負極臼に対し、波あるいはヒダの加工を行う本発明は、
簡単な方法でボタン型電池の耐漏液性を向上させること
が出来る工業的価値極めて大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の負極臼の斜視図である。 第２図は、負極臼の一部断面図である。第３図は、従来
の負極臼で構成されているボタン型電池の断面図である
。第４図は、本発明の負極臼で、かつ板厚の薄い方を使
用したボタン型電池の断面図である。第５￥ｌ！Ｊは、
本発明の負極臼を加工する時のパンチとダイにより加工
されている負極臼を示す断面図である。第６図は、本発
明の効果を示すグラフである。第７図は、缶強度を測定
する方法を示す正面図である。 １：折り返し部　　　１α：底部 １ｂ：外周部　　　　２：波あるいはヒダ３：折曲部　
　　　　３ａ：立上り部 ３６ｊ上部　　　　　４：従来の負極臼４ａ：負極合剤 ５８本発明の負極臼でかつ板厚の薄い負極臼５ａ：負極
合剤　　　６：パンチ ７：ダイ ８：加工されている負極臼 ９：測定用加圧端子 １０：測定用負極臼ホルダ １１：測定されている負極臼 以　　上 出願人　　　株式会社仙台精密材料研究所代理人　　弁
理士　最　上　務 ３°）−２７Ｃ 第１図 第３図 第５図 第２図 第６圀 第７図 ヒフ゛の秋→

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）折り返しを有するボタン型電池用負極缶に於て底
   部及び外周部を除く部分に３ケ所以上の波あるいはヒダ
   をもうけたことを特徴とするボタン型電池用負極缶。
2. （２）立上り部と上部との折曲部に、波あるいはヒダを
   もうけたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   ボタン型電池用負極缶。　　　　□