JPS5920841B2 - ピストン−シリンダ−機械 - Google Patents

ピストン−シリンダ−機械

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JPS5920841B2
JPS5920841B2 JP5417675A JP5417675A JPS5920841B2 JP S5920841 B2 JPS5920841 B2 JP S5920841B2 JP 5417675 A JP5417675 A JP 5417675A JP 5417675 A JP5417675 A JP 5417675A JP S5920841 B2 JPS5920841 B2 JP S5920841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポンプ、圧縮機、蒸気エンジンまたは内燃機関
等のピストン−シリンター機械に関するものである。
この種の機械の大部分は連結棒によってピストンに連結
された周知のクランク軸を用いており、このクランク軸
の回転によってピストンがシリンダー内で往復運動する
一方、揺動機構や斜板カム原理あるいはピストンをシリ
ンダー内で往復動させることによってピストン組立体と
シリンダー組立体とを回転させる原理に基づいて作動さ
れる機械も種々のものが既に知られている。
それらに関しては雑誌”TheAutocar ”の1
937年7月、第23号の11クランクを用いないエン
ジン°°及び英国特許第1102514号を参照された
い。
本発明が提供する機械はピストンとこのビストンを収容
して内部に室を形成する側面直線状のボアを有するシリ
ンダーとを含むピストン−シリンダー組立体と、回転部
材と、この回転部材を前記ピストンかシリンダーかに結
合してピストンかシリンダーかを相互に往復運動させる
ための継手手段とによって構成されており、前記往復運
動は継手手段が曲線経路に沿って運動することによって
行われ、前記ピストンの一部は前記の室の端部の少なく
とも一部を構成する様に前記の室内に露出しており且つ
少なくとも球面形状の一部を有するシール面を形成する
周縁部を備えている。
本発明の理解を助け、その実施方法を理解できるように
するために、以下添付図面を参照して実施例を説明する
図示した実施例の機械の基本的作動原理を第1゜2図に
よって説明する。
第1図に示した機械はハネジング1を備えており、この
ハウジング1内にはボール軸受組立体によってシャフト
2が回転自在に支持されている。
このシャフト2には2つの偏心部材3,4が固着されて
おり、各偏心部材は各々の軸線Yl 、Y2に対して対
称な軸受面3ay4aを備えている。
これら2つの軸線Yl 、Y2はシャフト2の回転軸線
Xと同一平面上にあるが傾斜していて、5と6の位置で
X軸線と交叉している。
偏心部材3,4の周囲にはボール軸受組立体7が固着さ
れており、各ボール軸受7の囲りにはピストン組立体8
が固着されている。
各ピストン組立体8は連結部材10によってシャフト2
の各横側(即ち、第1図の上と下に)に支持された2つ
のピストン9によって構成されており、ピストン9は連
結部材10に固着されている。
第1図の2つの上側ピストンは互に対面し且つ直線状シ
リンダー11内に収容されており、下側の2つのピスト
ンも互に対面し且つ第2の直鎖状シリンダー12内に収
容されている。
シリンダー11゜12、従ってピストン組立体8は図示
していない手段によってシャフト2と一緒には回転しな
いようになっている。
しかしシリンダーはシャフト2に対して所定の範囲内で
放射方向に動くことができる様になっている。
シャフト2が回転すると、軸線Yl 、Y2及びXlを
含む平面も回転する。
この運動はピストンがシリンダー内で往復運動すること
によって行われるということは理解できよう。
各シリンダー内に収容された2つのピストンは互に近づ
いたり離れたりして往復運動し、第1図の上側の2つの
ピストンは下側の2つのピストンの往復動位相と逆の位
相で往復動する。
即ち、上側の2つのピストンが最接近した時には下側の
2つのピストンは互に最も離れている。
この逆の時にはその逆になる。従って、ピストンの往復
運動によってシャフト2は回転させられる。
図かられかる様に、ピストンが往復動する場合、各ピス
トンはそれが結合されている2つの偏心部材4の一方の
軸線Y1又はY2が軸線Xを横切る点5又は6に曲率中
心を有する弓状経路に沿って移動する。
このような弓状運動を行うために、軸線Xと各ピストン
との間の垂直距離はピストンの往復運動につれて変化す
る。
そのためシリンダー11.12は軸線Xに対して放射方
向に移動できるようになっている。
ピストン−シリンダーと軸線Xとの間の垂直距離の変化
を最少にするために、同一偏心部材4に結合された6対
をなすピストンを2等分する平面Z内に前記の点5と6
がくるように設計する。
各ピストン9の外周には凹部15が形成されており、こ
の四部15内には弾性割りピストンリング14が収容さ
れている。
このリング14はピストン9の外周を取り囲んでピスト
ンの摺動面すなわちシリンダーのボア表面と摺動する面
を形成している。
ピストンリング14は第2図に示す様にその表面16が
シリンダー11,120ボアの半径Rに等しい球17の
一部を構成する様な形状になっている。
表面16によって規定される球面部には球面を2等分す
る平面Zとこの平面Zの両側の部分とが含まれ、ピスト
ンの往復運動中に、ピストンリングが表面16上で且つ
シリンダー軸線に垂直な平面を含み且つ球の外周を形成
する連続接触円形線を形成する点でシリンダーのボア表
面と接触を維持するようになっている。
即ち、各ピストンが弓状経路に沿って移動し、ピストン
の中心軸Pとピストンが往復動するシリンダーの軸線O
とのなす角度が第1図に示す範囲内で変化した場合にも
、ガスがピストンから漏れないようにピストンの囲つと
シリンダーのボア表面との間に連続シール接触状態が維
持できる様になっている。
リング14には公知の様にその外周の一端にスプリツt
14aが形成されていて、リングがシリンダーのボアに
向って外向きに伸長できる様になっている。
リングのスプリット部の両端部は単純な突き合せ接合で
なく、リングの片側が他方に対して矢印A方向に移動す
るのを防止するために互に係合し合った突起部14bと
凹部14cとを形成するのが好ましい。
ピストンと軸線Xとの間の距離の変化量は極めて小さい
ということは理解できよう。
従って、シリンダー11.12を軸線Xに対して放射方
向に移動可能にする必要は必ずしもない。
逆に、シリンダーを固定し、ピストンリング14を第3
,4図に示す様にピストン9に対して移動する様にする
こともできる。
即ち、ピストンリング14は球状表面にし且つピストン
9の外周の凹部15内に一係合させたまま、凹部15の
床の直径をピストンリングがシリンダー内にある時のピ
ストンリングの内径よりも小さくして、ピストンリング
全体がピストンに対して矢印Rの方向に移動できる様に
する。
ピストンリングはその弾性によってシリンダーのボア内
に当接させることもできるが、第3゜4図に示す様に、
リング14を中空にしてリング14と凹部15の床との
間に帯状バネ18を挿入し、このバネをリングの中空内
面と係合させてリングをシリンダーボアと弾性係合させ
る様にすることもできる。
リングとピストン90間にはカーボン等の自己潤滑材の
スラスト面を挿入するか、リング自体又はリング座を自
己潤滑材料で作ることもできる。
第1図の機械に適当なポートと弁とを取付けることによ
ってポンプ又は圧縮機を作ることができ、更に適当な燃
料供給装置と必要に応じて点火装置を取付けることによ
ってエンジンにすることもできる。
単一シリンダーおよび2つのピストンだけにすることも
、逆に、シャフトの囲りに適当な間隙をあけて2つ以上
のシリンダーを設け、それに対応するピストンを取付け
ることができるということも理解できよう。
また、シャフト2を回転自在にしないで固定し、逆にシ
リンダーピストン組立体をシャフトのまわりに回転させ
る様にしてもシャフトを回転した時と全く同一の往復動
効果が得られる。
ピストン−シリンダー組立体を回転させる場合にはシャ
フト20代りに軸線Yl 、Y2の一つと同軸に一対の
シャフト部材を取付けることができる。
この場合、シャフト部材の一方又は両方を回転自在にし
て出力駆動軸を構成するか、2つのシャフトを固定して
ピストン−シリンダー組立体から駆動力を取出すことも
できる。
ピストンの弓状運動に従う中心の変化をシリンダーが吸
収できる場合にはピストンリングを無くしてピストンの
外周に球状摺動面16を一体に形成することもできる。
軸線X、Y1 、Y2を全て同一平面上におく必要は必
ずしもない。
軸線X、Y1を含む平面は軸線X、Y2を含む平面に対
して軸線Xの囲りに回転することができる。
昏シリンダー内の2つのピストンが同時にシリンダー内
に最大距離進入するようにする代りに、2つのピストン
を完全位相同期からその前後にずらして、一方のシリン
ダーのピストンの一つがその中心から離れ始めた時に同
一シリンダー内の別のピストンがまだ内向き移動中にあ
るようにすることもできる。
このようにすることは、例えばシリンダー壁面に2つの
ポートを形成し、各々のポートをその端部近くに配置し
た場合に有利で、各ポートはピストンが往復運動するこ
とによって各ピストンによって被われたり、被われなか
ったりする。
このピストンの非同期運動は一方のポートを他方のポー
トと時間的にずれた位置で開けるために利用される。
以上で説明したように基本原理に基づいて作動する機械
の実施例を以下に説明する。
第5〜7図に示す2ストローク燃料噴射エンジンは鋳造
シリンダーブロック21にはその端部から端部に貫通し
ている5つの平行なボアが形成されている。
これらのボアの一つ22はブロックの中心に形成されて
いて、このブロックを貫通するシャフト2用の空間を構
成しており、残りの4つのボアはこのボアの囲りに互に
間隔をあけて配列されていてシリンダ用ボアを形成して
いる。
ブロック21の側面にはネジ25によって2つの皿形側
面カバー23,24が固着されている。
シャフト2は各側面カバー23,240力ラ一部に取付
けられたボール軸受組立体26とローラ軸受組立体27
に回転自在に取付けられている。
シャフト2に形成された2つのテーパ一部にはキーとス
ロット取付具28によって各偏心部材3,4が固着され
ている。
偏心部3,4は各軸線Y1 、Y2に同軸な軸受面3a
、4aを形成している。
軸線Y1 、Y2は同一平面上にあるがシャフト20回
転軸線Xに対して傾斜していて、軸線Xとは点5゜6で
交叉している。
2つの偏心部材3,4の最外部近くのシャフトの囲りに
は各成形カラー29がダボ30によってキー止めされて
いる。
シャフトの各端部のネジ部にはナツト31がネジ止めさ
れていて、軸受26.27、カラー29及び偏心部材3
,4を固定している。
偏心部材の囲りには2重レースボール軸受組立体7が固
定されており、これらのボール軸受組立体の囲りにはピ
ストン組立体8が固定されている。
各ピストン組立体8は4つのピストン9と一つの連結部
材10によって構成されている。
各連結部材10は各ボール軸受組立体7の囲りに環クリ
ップ32によって固定されている中心カラ一部と、各端
部にピストン9が固着されている放射状にのびる4本の
アームとを有している。
4つのシリンダボア内にはシリンダーライナー33が取
付けられており、各シリンダー内には各ピストン組立体
の4つのピストンが摺動自在に収容されていて、各シリ
ンダー内には2つのピストンが互に対向した状態で収容
されている。
シャフトが回転すると、対をなす各ピストンが点5,6
を中心とする弓状経路に沿って適当に近づいたり離れた
りしながら往復動する。
第1図に示す様に、各ピストンとシャフト2の軸線Xと
の間の垂直距離はピストンが往復動すると少し変化する
各シリンダーは固定されているが、軸線からピストンま
での距離の変化は第3,4図に記載した手段によって吸
収できる。
即ち、ピストンにはその外周凹部15内に中空のピスト
ンリング14が取付けられており、このリング14の内
径は凹部の床の直径よりも大きくなっていて、ピストン
に対して相対移動でき、各凹部15の床とピストンリン
グ14との間には成形されたバネ部材18が挿入されて
おり、ピストンリングを外向に押圧してシリンダーボア
との係合が維持されている。
第1〜4図と同様に、各ピストンの周辺摺動面16はシ
リンダーボアの半径と等しい半径の球の一部を形成して
いて、ピストンの往復運動中ピストンリングが連続円形
接触線に沿ってシリンダボア面との接触が維持されて、
ピストンとシリンダーの間の密封が達成される。
部材3,4の偏心度はシリンダーブロック21の中心ボ
ア22内に配置された対抗バランス部材34によってシ
ャフト2に対してバランスがとられている。
シャフト2、連結部材10及びピストン9内には軸受7
.26.27及びピストンリングに冷却兼潤滑オイルを
供給するための通路が形成されている。
第5図では下部右側のシリンダーと上部左側シリンダー
の2つが残りの2つのシリンダーライナージするための
圧縮シリンダーとして利用されている。
即ち、第5図では上部右側のシリンダーと下部左側のシ
リンダーがエンジンに駆動力を与えるための燃焼シリン
ダーとして利用されている。
各入口マニホルドポート35はリード人口弁36を介し
てシリンダーブロックの外部とチャージシリンダーとを
連通させている。
各リード弁36は穴の明いた裏板37と弾性金属板で作
られたリード板38とによって構成されており、リード
板38は前記の穴の上に載置されて裏板上に当接してい
て、この弁の裏板側の圧力がリード板側の圧力よりも高
(なった時にリード板が裏板37から離れて曲がって、
ガスが穴を通して導入されるようになっている。
弁のリード板側の圧力が高くなると、リード板は裏板3
7に強く押圧されて穴は閉じられる。
即ち、このリード板38は第5図の矢印39方向に大気
圧の空気をチャージシリンダーへと導入させるが、その
反対方向には空気が流れないようになっている。
各チャージシリンダー内の2つのピストンが離れ始める
と、各リード弁36を介して空気がシリンダー内に吸引
され、次いでこの2つのピストンが同時に移動を開始す
るとり一ド弁は閉じて、先きに吸引された空気を圧縮す
る。
各チャージシリンダーの別のポートも同様なり一ド弁3
6によって側面カバー24とシリンダーブロック21の
隣接側面によって形成される移送室41に連通している
リード弁36は空気を逆にシリンダーの外へのみ流す様
な構造になっている。
各燃焼シリンダーには2つのポートが形成されており、
各ポートはシリンダーの両端に配置されていてその内部
のピストンが往復動した時にピストン9の一つがそれを
通過する様になっている。
即ち、2つのピストンが最も離れた時に2つのピストン
の間のシリンダー内面と一対のポートとが連通ずる様に
なっている。
ポート42は前記の移送室41と連通していて、このポ
ート42がシリンダー内部と連通した時に空気が移送室
41からシリンダー内に流入する。
ブロック21の壁面には2つの燃料噴射器44が取付け
られていて、移送室41がら空気が流入した時に燃料を
燃焼シリンダー内に噴射できる様になっている。
同時に、このシリンダー内の前回の燃焼排ガスはポート
43から放出される。
この行程が一方の燃焼シリンダーで行なわれた後、シャ
フト2が更に回転すると、2つのピストン9がシリンダ
ー内で互に接近して燃料−空気混合物を圧縮する。
各燃焼シリンダー内に突出した点火プラグ45が2つの
ピストンが最も接近した時又はその近傍で圧縮燃料−空
気混合物に点火して2つのピストンを外向きに押圧し、
この運動がシャフト2に伝えられ、シャフト2が回転す
る。
2つのピストン9が再び各ポー)42,43を通過する
と、排ガスはポート43及び排気マニホールド46を通
ってエンジンの外へ放出され、同時にポート42等を通
って燃料−空気混合物が燃焼シリンダー内に吸引される
シリンダーライナー33の囲りのシリンダーブロック2
1には水路47が形成されていて冷却水がこの通路を通
ってエンジン内を流れる。
軸受7.26.27は環状ラビリンス軸受シール48に
よってエンジンケーシング内部から遮断されている。
シリンダーブロック内のシャフト用ボアはネジ50によ
ってシリンダーブロックにシャフト2と同軸状に固着さ
れている環状板49によって密封されモいる。
偏心部材4は環状板490所までのびていてこの環状板
49とシャフト2とを密封しており、偏心部材4に形成
された凹部52内には環状カーボン製面シール51が取
付けられている。
この凹部52の基部とカーボン面シール51との間には
カーボンシール51を環状板49に押圧するバネ53が
取付けられている。
カーボンシール51にはエンジンの固定部材から回転シ
ャフト2及び偏心部材3,4内の前記オイル供給通路へ
オイルを送るための孔が形成されている。
オイルは第7図に示す導路54からエンジンに入り、そ
こから環状板49に形成された環状溝55内に送られる
この環状溝55はカーボンシール51に当接した環状板
490表面に開口している。
カーボンシール51内の孔を介して偏心部材4内の凹部
52の底部へ送られたオイルは次いでシャフト2と偏心
部材4内の通路56へと送られる。
偏心部材4内の通路を介してオイルはそれに固定された
軸受組立体7及びピストン組立体8内の油通路57へと
送られてピストン9へ供給されると同時に、油の一部は
これらの通路を通ってピストンリング14の外部へと送
られる。
油は偏心部材4と組合されたピストンから更に他の通路
を通って軸受7へ戻され、次いでシャフト2内の通路5
8を通って側面カバー24とこの側面カバーにネジ61
に固定されたドーム形板体600間に形成された空間5
9へと送られる。
オイルは次いでこの空間59から油出口管路62を通っ
て抜き取られる。
油は更にこの空間59からシャフトの軸受27に送るこ
ともできる。
また、オイルは凹部52からシャフト2内の通路63を
通って偏心部材3と組合わされたピストン組立体8及び
軸受7へ、またシャフトの軸受26へ送られ、オイル出
口管路64へ送られる。
ピストンは固定シリンダー内に収容されているのでシャ
フト2と一緒にピストン組立体8が回転することはない
ということは明らかであるが、シリンダー組立体を単に
ピストン組立体の回転防止手段と考えた場合には、この
回転しようとする傾向によって特にエンジンに高トルク
が加えられた場合、例えば加速時にピストンとシリンダ
ーの間に横向き負荷が生じる。
そのため付加的にトルク反動手段を設けてピストン組立
体が回転しようとする傾向を防止する。
このトルク反動手段は第5゜7図に示してあり、これは
各ピストン組立体の連結部材10の横方向延長部材65
によって構成されており、この延長部材65には偏心部
材3,4の一つの軸線と平行な軸線を有するボア66が
形成されている。
また、このボア66の各々に対向する固定シリンダーブ
ロックにはボア67が形成されている。
これら互に対向するボア66.670間にはクランク棒
部材68がのびており、この棒部材の両端と各ボアの間
にはボール軸受が挿入されていて、各棒部材68がシリ
ンダーブロック21及び横方向延長部材65に対して回
転できると同時にこれらの部材21.65に対してボア
66.670軸線方向に直線状に移動できるようになっ
ている。
この各クランク棒部材は定速トルクリアクターを構成し
て、シャフトの回転及びピストンの往復運動はこのクラ
ンク棒の回転及び往復動と一緒に行なわれる。
第8〜11図に示すエンジンは2つのシリンダー11
、12を備えており、一方のシリンダー11は燃焼シリ
ンダーとして用いられており、一方第9図の下側のシリ
ンダー12はチャージ用シリンダーとして用いられてい
る。
このエンジンはカップ状の鋳物80とこの鋳物80の開
口端部にアレンネジ82で固定された皿形側面カバー8
1とによって構成されている。
カップ状鋳物の基部からエンジン内にのびているシャフ
ト2はボール軸受組立体83によって支持されており、
その内側端部は側面カバーの近くまで達している。
側面カバー81と鋳物800基部には各々偏心部材3゜
4が固定されており、これらの偏心部材は鋳物の内部に
のびて同一平面上にあるがシャフト2の軸線X対しては
傾斜している2つの軸線Y1゜Y2の各々に同軸な円形
軸受面3a 、4aを形成している。
この軸受面3a、4aの囲りにはボール軸受組立体7が
固定されており、その外側レースはピストン組立体8
a > 8 bに固定されている。
ピストン組立体8a、8bは連結部材すなわち“橋かげ
“部材10a、10bとこの橋かげ部材にシャフト20
両端で固着されたピストン9とによって構成されている
第9図の上側の2つのピストンは互に対向して燃焼シリ
ンダー11内に収容されており、もう一方の第9図の下
側の2つのピストンは互に対向してチャージシリンダー
12内に収容されている。
2つのシリンダー11゜12は一つのシリンダーブロッ
ク84を構成してシャフトに固着され、それと一緒に回
転する。
このシリンダーブロック84の片側は第9図の右側でカ
ップ形鋳物80の内面から内側に突出している環状フラ
ンジ850近くまでのびており、その反対側、第9図の
左側ではカップ形の金属板製の側面カバー86がシリン
ダーブロック84に固定されており、この側面カバー8
6はピストン組立体8aと側面カバー81の間に配置さ
れてピストン組立体8aを含む閉空間87を構成してい
る。
偏心部材3はシャフト2の内側端部を支持するロール軸
受88用のハウジングを形成し且つ空気−燃料混合物の
入口通路89を形成して、チャージシリンダー12へ通
じるシャフト2内の通路90と連通されている。
偏心部材3の外側端部は側面カバー81を介してカップ
形外側フランジ91の内側までのびており、外側フラン
ジ91はリード弁92を介して空気−燃料入口マニホー
ルド93へと通じている。
燃焼シリンダー11には一列の排気ポート94が形成さ
れており、これらのポートは第9図の右上側のピストン
9がこのシリンダーの中心から最も離れた時に露出され
て排ガスがシリンダーから放出され、鋳物80の内面に
形成された環状凹部95を介して排気マニホールド96
へと放出される。
燃焼シリンダー11の他端に形成された人口ポート97
は第9図の左上側のピストンがシリンダー11の中心か
ら最大距離離れた時に空気−燃料混合物が閉空間87か
らシリンダー11内に流入できる様になっている。
チャージシリンダー12の左側のピストン(第9図)に
はポート9aが形成されており且つ中空で、第11図に
示す様な取外し自在のクラウン9bが取付けられている
このピストンには既に述べたのと同じリード弁98が設
げられており、このリード弁は多孔裏板98aとリード
板98bとによって構成されており、シリンダー12内
で圧縮された燃料−空気混合物をシリンダーから空間8
7へと送り出す役目をする。
リード弁98は更にリード板98bのリードが裏板98
aから過度に離れて曲らないようにするための当接面を
形成するためにリード板98bから彎曲したリーブ98
dを有する剛性板98cによって構成されている。
シリンダーブロック84が回転すると、点火プラグの入
力端子が鋳物80の内壁に固定された電極(図示せず)
の近くを周辺部の適当な位置で周期的に通過する。
入力端子を介して高電圧が電極に与えられ、それによっ
て点火プラグの電極ギャップに火花が発生し、燃焼シリ
ンダー内の燃料空気混合物が点火される。
シリンダーブロック84にはT形のガーダ一部と円形周
縁部とを有するフライホイル100が備えられており、
その一部101に側面カバー86が固着されて℃・る。
この部分101には2つのボア102が形成されており
、各ボッ1020反対側にはそれに対向するピストン組
立体の橋かげ部材10a、lObにボア103が形成さ
れている。
対向する各ボア102,103の間にはクランク棒10
4がのびており、ボア壁面とクランク棒端部との間には
ボール軸受が設けられている。
このクランク棒104はトルク伝達部材を構成して、ピ
ストンとシリンダー壁面との間に実質的な負荷を与えず
にピストン組立体をシリンダーブロックと一緒に回転さ
せることができる様にする役目をしている。
チャージ用ピストンが最大距離離れると、空気−燃料混
合物が入口リード弁92と入口通路90を介してチャー
ジシリンダー12内へ流入する。
この2つのピストンが再び移動を始めると、空気−燃料
混合物が左側のチャージ用ピストン(第9図)内のリー
ド弁98を介して閉空間87を通って放出され、そこか
ら入口ポート97を介して燃焼シリンダー11へと送ら
れる。
同時にこの燃焼シリンダー内で前回に燃焼した排ガスが
排気ポート94を通って放出される。
凹部95は排ガスがタービン作用をしてシリンダーブロ
ン2840回転を助けるような形状と方向を向いている
燃焼シリンダー11内に新しい空気−燃料混合物がチャ
ージされると、2つのピストンが再び接近してそれを圧
縮する。
前記の高圧電極は適当な時期にシリンダー内に火花を発
生して、内部の燃料空気混合物に点火し、2つのピスト
ンを外方に押してエンジンを回転させる様な位置に取付
けられている。
既に述べた様に、シリンダーブロック84とシャフト2
はピストン組立体と一緒に回転するが、ピストンを往復
運動させるためにはピストン組立体はシャフト2とシリ
ンダーブロック840回転軸線と同一平面で且つ傾斜し
た各軸線Y1 、Y2の囲りを回転する。
即ち、先きに説明したエンジンと同様に、ピストンは軸
線Y1 、Y2が軸線Xを横切る点5,6を中心とする
各円弧に沿って往復動しながら回転する。
この弓状運動に一致させるために、このエンジンにも第
5〜7図のエンジンに用いられたのと同じ手暗が設けら
れている。
即ち、第11図に示す様に、各ピストンには球面状中空
ピストンリング13が取付けられており、このリング1
3はピストンの周縁凹部15内に収容され、この凹部1
5の床とピストンリング13との間にはバネ部材18が
挿入されている。
従って、ピストンリングは全体としてピストンに対して
放射方向に移動できる。
この移動に必要な量は小さく、例えば燃焼シリンダー容
量が約350CCの大きさにした場合の第8〜11図の
エンジンで、その値は平均位置の前後約0.36 mm
である。
第5〜7図に示すエンジンでは直線状ロール軸受の間を
結合しているクランク棒部材68の代りに、別の手段を
用いてピストンとシリンダー組立体がシャフトと一緒に
回転するのを防止することもできる。
例えば、2つのトルク反動部材を用い、その各々をエン
ジンの固定部材とピストン組立体の各連結部材10との
間に結合する。
このトルク反動部材は偏心部材の軸線Yl 、Y2が軸
線Xと交叉する点5,6を通る軸線の周りを相対的ピボ
ット運動できるように連結部材10に枢着されると同時
に、互に実質的に直交する上記点5,6を通る2つの枢
着軸線の囲りを回動するようにエンジンの固定部材に枢
着される。
各トルク反動部材はシャフト2に対して同軸状に配置さ
れたリングの形にすることもできる。
このリングはその外周上の直径方向両端でエンジンのケ
ーシングに枢着されると同時に前記2点からリングの外
周方向に1/4だげ離れたリング外周の直径方向両端で
連結部材10に枢着される。
あるいは第12図に示す様に、クランク棒68の代りに
ヒンジ継手122で結合された2つの長子部材121に
よって構成される部材120を用いることもできる。
第12図に図式的に示した機械は単一シリンダーで、図
には片方のピストン組立体を含むこの機械の一部しか示
していないが、この機械の原理は第1図及び第5〜7図
に示す機械と同じで、シャフト2には(前記の機械と同
様な偏心部材3,4と同じ作用をする)傾斜部分が備え
られ、図にはその片方4しか示していない。
傾斜部分の囲りに取付けられたピストン組立体は連結部
材10とシリンダー11内を摺動するピストン9とによ
って構成され、このピストンがシリンダー内で往復運動
した時にシャフト2が回転する様になっている。
部分123はエンジンの7・ウジングの固定部分である
連結部材10に形成されたボア124はその軸線、従っ
てその内部を貫通する棒部分121の軸線がシャフト2
の軸線Xを好ましくは傾斜部4の軸線¥1が軸線Xと交
叉する点で通過するようになっている。
もう一方のピストン(図示せず)にも同じ部材120(
図示せず)が設けられている。
第5〜7図の機械の各クランク棒の一端又は第12図の
各ヒンジ部材120の一方、好ましくはシリンダーブロ
ック又は固定ケーシング部分のボアに挿入された一方を
その摺動運動を利用して工ンジンシリンダー内に空気及
び/又は燃料導入用の弁の一部を構成するように設計す
ることもできる。
第12図のヒンジ継手の代りに2つの部分121を自在
継手で結合してこれらの部分121をボアに対して回転
しなくてすむようにすることもできる。
上記の変形、改良は第8図乃至第11図のエンジンにも
同様に適用できる。
このエンジンはシャフトと一緒にシリンダーとピストン
が回転するし、トルクを伝達するトルク部材はピストン
組立体の連結部材とエンジンの固定部材すなわちケーシ
ングとを結合する代りにピストン組立体連結部材とシリ
ンダーとを結合している。
第13図にはピストンとシリンダーが回転する機械のシ
ャフト2と同軸状にリング状のトルク伝達部材131が
設けられている場合を概念的に示している。
第5〜7図のエンジンのシリンダー形成用のボアを内部
に有するシリンダーブロックの代りに、互に分割され且
つ完全に自由な一連の管状部材すなわちスリーブを用い
、これらのスリーブをその内部に収容されたピストンで
のみ支持する様に変形することもできる。
次いで、ピストンとシリンダーの回転を防止するための
トルク反動手段をスラスト吸収ブロックすなわち弾性材
料で作ったパッドの形にして、このパッドを一つ又は複
数のシリンダーの近傍でそれに接触させた状態で且つシ
リンダーがシャフトと一緒に最も回転し易い側でエンジ
ンのケーシング内部に固着する。
シリンダーの上記側面には前記スラストブロックのどち
ら側かに2つの脚部を形成して、シリンダーがシャフト
に対して放射方向には摺動できるがスラストブロックと
前記脚部とシリンダー壁面とを係合させることによって
シリンダーの軸線方向に移動すること及びシャフトの軸
線方向に回転することを防止する。
ボール軸受組立体70代りに他の種類の軸線を用いるこ
ともでき、より好ましいものは例えば図示したボール軸
受、ニードル軸受又は円筒ロール軸受等の転動軸受であ
る。
シャフト2を支持している軸受を変形することもでき、
これらの軸受を軸受7の間に挿入することもできる。
図示した各機械に於て、球状表面を有するピストンリン
グ13を2つ又はそれ以上のインターロック部分又は第
14図に示す様な非インターロック部分にすることもで
きる。
2つの部分を一緒にして中心に段付きスプリントを有す
る単一リングにすることもできる。
この部材はそれ自体を弾性体にするか、又は第5〜11
図に示す様に成形バネリングを挿入してシリンダー壁面
に向けて外側へ押圧する様にすることもできる。
回転シリンダーエンジンの場合には、2つのピストン組
立体とシリンダーとを内部又は外部歯車列によって一体
に結合することもできる。
固定シリンダーエンジンの場合には、シリンダーブロッ
クの両側に大形歯車を形成し且つ各ピストン組立体に固
着された環状部材に中間噛合い歯車を形成して、この中
間噛合係合によってピストン組立体が回転しようとする
傾向を周知の方法で防止することができる。
第15 、16図には更に別のエンジンが示されている
このエンジンは4行程エンジンで、3つの部材によって
構成される主ケーシング151と、中心の中空ケーシン
グ部材と、この中心部材にネジ152で固着された2つ
のカップ状側面カバーとによって構成されている。
2つの側面カバーにはエンジンの対称軸線Xに対して傾
斜し且つ同一平面上にある各軸線Y1 、Y2の囲りに
対称な内向きにのびる軸受突起153,154が形成さ
れている。
この突起153,154上にボール軸受組立体7を介し
て回転自在に取付けられた各ピストン組立体155,1
56は軸受部材10と球状表面を有するピストンリング
13を備えた3つのピストン9とによって構成される。
各ピストン組立体の各ピストンは他方のピストン組立体
の対応するピストンと対向しており、これら対向する2
つのピストンは対応する浮遊シリンダー157内に収容
されている。
ピストン組立体155は左側突起153の中心を通って
エンジンの外へのびて゛いるシャフト2に結合されてい
る。
このシャフトの内側端部と突起154の内側端部には円
錐状凹部158が形成されていて、両者の間には細長い
部材159が支持されている。
この部材159はシリンダーの位置を固定するために各
シリンダーと係合している板バネ部材160を支持して
いる。
各左側のピストン9のクラウンにはポートが形成されて
いて、このポートは各シリンダー内部と左側面カバー内
に形成された環状凹部の形をした排気マニホールド16
1とを連通している。
第15図の右側のピストンにも同様にポートが形成され
ており、このポートは突起154内に形成されたボアの
形をしたマニホールド162と連通している。
外部供給源(図示せず)からこのマニホールド162内
に吸引された空気−燃料混合物は右側ピストンの前記ポ
ートを介してシリンダー内の燃焼室内へと送られる。
ピストンのこれらポートは各ピストンに設けられた弁案
内管164内に支持されたポペット弁163によって閉
じられる。
各弁棒はこの弁案内を貫通し、この端部は適当な橋かけ
部材内に形成されたボア166内を摺動するロール型タ
ペット165と係合している。
各弁棒の端部にはコレット167が固着されており、こ
のコレット167とボア166の底部との間には弁バネ
168が挿入されていて、弁を通常開じるような力が加
えられている。
ピストン組立体の各円筒状部分の囲りにはボール軸受を
介して弁を作動すなわち開くようにタペット165と係
合した環状カム面を有するカムリング169が支持され
ている。
各カムリングはピストン組立体上に回転自在に支持され
た遊星歯車輪171によってピストン組立体と異なった
速度で回転される。
前記遊星歯車輪171は軸受突起153と同軸状に固着
された固定太陽歯車170とカムリングの内面に形成さ
れた歯車と噛み合っている。
カムリングはピストン組立体の速度の1.5倍の速度で
回転して、ピストンに取付けられた排気弁及び吸入弁を
ピストン組立体の2回転中に1回開くようになっている
2つのピストン組立体を一緒に回転させるため、すなわ
ち、各シリンダーの両端の2つのピストンを整合させる
ために、2つのピストン組立体は2つのクランク棒17
2によって連結されており、このクランク棒の端部は第
16図に示す様にボール軸受を介してピストンに固着さ
れた各管状部材173内に係合しており、前記ボール軸
受はクランク棒の端部と管状部材173の壁面との間に
配置されていて、クランク棒が部材173に対して摺動
と回転できるようになっている。
2つのクランク棒は2つのピストン組立体の回転軸線Y
1 、Y2の成す角度に曲げられている。
2つのピストン組立体がその軸線Yl 、Y2の囲りを
回転すると、シリンダーがエンジンの対称軸Xの囲りを
回転し、この回転は前記の機械と同様にシリンダー内の
ピストンの往復運動によって達成されるということは理
解できよう。
クランク軸172で連結する代りに、内部又は外部歯車
継手機構又は自在軸子等で2つのピストン組立体を連結
することもできる。
第17,18,19図に示す2行程エンジンは鋳物のハ
ウジング170とこのハウジング内にボール軸受171
を介して回転自在に取付けられたシャフト2とによって
構成されている。
シャフトにはその軸線Xと同一平面上にある傾斜軸線Y
1゜Y2に対して対称な2つの偏心部材3,4が固着さ
れている。
各傾斜部材の囲りにはポール軸受組立体7が固着され、
各軸受組体の囲りには連結部材10が固着されている。
各連結部材10はその突出部10aに固着されたピスト
ン組立体9によって構成される往復動組立体8の一部を
形成している。
2つのピストン組立体9は互に対向し且つシリンダー組
立体11内に収容されている。
前記のエンジンと同様に、シャフト20回転は2つのピ
ストン組立体9が互に接近したり離れたりする往復運動
によって達成される。
燃焼室11aからピストンの両側の空間11bはガスを
圧縮するために使用され、この空間又は″圧縮室1は燃
焼室用シールリング14より直径の大きなピストン用シ
ールリング14aによってシールされ、燃焼室用シール
リング14が移動するとシリンダー壁面の排気ポートが
開(。
これらリングの燃焼室及び圧縮室及び圧縮室のそれぞれ
両側には環状空間173が設けられていて、この空間は
排気通路174と連通している。
各ピストン組立体は各シールリング14及び14aを有
する2つの同軸状に配置された円筒部分9,9aによっ
て構成されている。
ピストン組立体9の各軸方向ボア172はエンリング・
ウジング170に固着された各シリンダ一部材175に
取付けられた断面球形のシールリング174の囲りに係
合している。
このシールリングはシリンダーボア内のピストンの曲面
経路に追随できるようにその溝内を放射方向に移動でき
るようになっている。
ピストンが第17図の位置にある時に室11a内で燃焼
が行なわれ、リード弁176を介して送られる空気−燃
料混合物が室11b内に導入される。
ピストンが第18図の位置へ移動すると、室11b内の
ガスが先ず圧縮され、次いでピストンがリング174を
通過することによって移送ポート177が開いてガスは
燃焼室11a内へと送られろ。
同時に、リング14が移動してポート178が開いて燃
焼排ガスが排気通路174がら排気される。
点火プラグ179はシリンダ一部材17501つに取付
けられている。
このエンジンのハウジング170はシャフト2の環状シ
ール180によって2つの密封室に分割されている。
この密封室は各ピストン組立体に組合わされた圧縮室の
一部を形成している。
濃い燃料/空気混合物がエンジンの点火プラグ側の室1
1bに供給され、薄い混合物すなわち純粋の空気が他方
の室11bに供給される。
即ち濃厚混合物が点火プラグ付近の燃焼室内に、また薄
い混合物が燃焼室の他の部分に供給される、成層チャー
ジ構成が得られる。
ピストン組立体は各U形トルク反動部材181によって
シャフト2と一緒に回転するのが防止される。
トルク反動部材の基部は枢着継手182によってエンジ
ンのハウジング170の底壁に枢着されており、反動部
材181が枢着している軸線は各偏心部材の軸線Y1゜
Y2がシャフトの軸線Xを通過する点でシャフトの軸線
を通過するようになっている。
U形トルク反動部材のアームの端部は枢着継手183に
よってシャフト20両側で各連結部材10に枢着されテ
ィる。
この枢着継手183によってピストン連結部材10は軸
線Y1 、Y2が軸線Xを通過する点5,6を通過し且
つトルク反動部材の基部がエンジンのハウジングに対し
て枢着されている軸線に垂直な軸線の囲りをトルク反動
部材に対してピボット運動できるようになっている。
または、U形部材181の基部を連形部材10に連結し
、そのアームをハウジング170に連結することもでき
る(図示せず)。
本明細書に記載した各機械はピストンの移動によって開
閉されるようにシリンダー壁面に排気ポートを形成し且
つピストンの移動と無関係に入ロホートを形成すること
によってスチーム(蒸気)で作動するようにすることも
できる。
スチームはシリンダーの外部の弁及び開口を介してエン
ジンの回転によって周期的にシリンダー内に送られる。
第17〜19図の機械では2つの外側の室をスチームが
中心の室から放出される際の2次膨張室として利用する
ことができる。
第20図の2行程内燃エンジンはエンジンのケーシング
210内のボール軸受211によって各軸線Y1 、Y
2の囲りを回転できるように支持された2つのローター
201,202によって構成されている。
各ローターは2叉アームを有し、このアームの先端は球
状ヘッド203で終っており、その内側部材はボール及
びソケットジヨイントを形成し、その外側部材はピスト
ン204を形成するスリーブになっている。
各ローターから来る2つのピストンが一方のシリンダー
11内に収容されており、残りの2つのピストンはシリ
ンダー12内に収容されている。
即ち、ローターが各軸線Y1.Y2の囲りを回転すると
、シリンダー11.12が各軸線Y1 、Y2と同一平
面で且つ傾斜した対称軸線Xの囲りを回転し、その結果
、ピストンがシリンダー内で往復運動する。
球形ヘッド203の一部は205の所でシリンダー内に
露出しており、シリンダーはスリーブ形ピストン204
の囲りに配置されたピストンリング206によって及び
球形ヘッド2030表面が各ピストン204の内面と接
触係合することによってシールされている。
各ローターに形成された内部通路206を通って燃料/
空気混合物がローターの軸線方向から2叉アーム及びロ
ーターの球形ヘッドのポート207を介してシリンダー
内の燃焼室内へ導入される。
一方排ガスは他方のローターの球形ヘッドに形成された
ポート208から放出される。
ローター207.208は各シリンダー内のピストンが
最も離れた時に開口し、それ以上の時は閉じている。
あるいは、ピストンの運動によって開けられてピストン
を介して入口通路と連通ずるような移送ポートをシリン
ダー壁面に形成することもできる。
(図示しない)4行程機構の場合には、球形ヘッド20
3内にポペット弁を配置し、ローターと同軸状に回転す
るカムリングによって3つのシリンダー構造の場合の1
.5倍の回転速度でそれを駆動する。
冷却用空気はローターの遠心ポンプ作用によってエンジ
ンの両端のケーシング内に軸方向から吸引され、ケーシ
ング外周の適当なスロット(図示せず)から放出される
点火プラグ209はローター201の各球形ヘッドに取
付けられ、その接続はエアギャップ又はスイッチを介し
てケーシング210に固定された固定接点212によっ
て行われる。
2つのローターは外部歯車列及びシャフト組立体213
によって一体に連結されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による機械の作動状態を示す説明図。 第2図は本発明の機械に用いられるピストンシールリン
グの部分図。 第3,4図は第2図のシールリングの2つの変形例を示
す図。 第5図は第1の内燃機関の部分断面図。 第6図は第5図のB−B線による断面図。 第7図は第5図のC−C線による断面図。 第8図は第2の内燃機関の部分断面図。 第9図は第8図のA−A線による断面図。第10図はエ
ンジンのロータ一部分が90°回転した時、即ち第8図
のA1−A1からA−Aまで回転した時を示す第9図と
同じ断面図。 第11図は第8〜10図のエンジンに用いられるピスト
ン断面図。 第12.13図は一般的に用いられるトルク反動兼伝達
手段を用いた時のエンジンの概念的部分断面図。 第14図はピストンシールリングの別の変形例の斜視図
。 第15図は第3の内燃機関の部分断面図。 第16図は第15図のエンジンに用いられるトルク伝達
手段の部分側面図。 第17図は第4の内燃機関の部分側面図。 第18図は第17図のエンジンの2つのピストンが最も
離れた時を示す第17図の一部と同じ部分側面図。 第19図は第17図のエンジンの端面図。 第20図は第5の内燃機関の概念的部分側面図。 (参照符号)、2・・・・・・シャフト、3,4・・・
・・・偏心部材、7・・・・・・軸受部材、8・・・・
・・ピストン組立体、9・・・・・・ピストン、10・
・・・・・連結部材、11,12・・・・・・シリンダ
ー、14・・・・・・ピストンリンク、16・・・・・
・摺動面、17・・・・・・球面、21・・・・・・シ
リンダーブロック、22・・・・・・ボア、23.24
・・・・・・側面カバー、26・・・・・・ポール軸受
組立体、27・・・・・・ロール軸受組立体、36.4
0・・・・・・リード弁、41・・・・・・移送室、4
2,43・・・・・ポート、44・・・・・・燃料噴射
器、45・・・・・・点火プラグ、46・・・・・・排
気マニホールド、47・・・・・・水冷空間、51・・
・・・・カーボンシール、53・・・・・・バネ、68
・・・・・・クランク棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダはシャフトの長さ方向軸線に平行でかつこ
    れと間隔をへだてた長さ方向軸線をもつ直線状摺動ボア
    を有し、 ピストン組立体は前記シリンダ内に室を形成するように
    、前記シリンダ内に配置され、かつ周囲に凹部をもつピ
    ストンを有し、前記凹部には、その外周半径が前記シリ
    ンダのボアの半径にほぼ等しい球面の赤道領域の形の単
    一のピストンリングが前記シャフトの長さ方向軸線に近
    づいたり、遠ざかったりし、前記ピストンに対して側方
    に全体として移動することできように部分的に取付けら
    れ、ピストン組立体は更にピストンに堅く連結された連
    結部材と、前記ピストンの前記シャフトの長さ方向軸線
    の周りの前記シリンダに対する移動に抗するためのクラ
    ンク棒と、を有し、 偏心部材は前記シャフトの長さ方向軸線の周りに前記シ
    リンダと相対的に回転するように設けられ、前記偏心部
    材は前記シャフトの長さ方向軸線と垂直に交差していな
    い第2の軸線に沿いかつ前記シャフトの長さ方向軸線に
    対して傾いており、前記ピストン組立体の前記連結部材
    は、偏心部材およびシリンダの前記シャフトの長さ方向
    軸線の周りの相対的な回転と偏心部材およびシリンダの
    第2の軸線の周りの相対的な回転とが前記シリンダ内の
    弓状進路に沿った前記ピストンの往復運動によって達成
    されるように、前記偏心部材に回転自在に連結し、前記
    第2の軸線の周りに偏心部材とピストン組立体とを相対
    的に回転させ、前記球面の前記赤道領域は、前記往復運
    動を通してピストンリングが球面の円周の連続接触線に
    沿いシリンダ壁と接触しており、前記接触線に沿ってシ
    リンダ壁が球面に接していることを特徴とする装置。
JP5417675A 1974-05-06 1975-05-06 ピストン−シリンダ−機械 Expired JPS5920841B2 (ja)

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GB1978474A GB1511232A (en) 1974-05-06 1974-05-06 Piston and cylinder machines
GB1978474 1974-05-06
GB2127374 1974-05-14
GB2127374 1974-05-14
GB4798974 1974-11-06
GB4798974 1974-11-06
GB5049674 1974-11-21
GB5049674 1974-11-21

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JPS50152105A JPS50152105A (ja) 1975-12-06
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JP5417675A Expired JPS5920841B2 (ja) 1974-05-06 1975-05-06 ピストン−シリンダ−機械

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JPS50152105A (ja) 1975-12-06
FR2270440B1 (ja) 1981-04-30
FR2270440A1 (en) 1975-12-05
IT1037883B (it) 1979-11-20
DE2520139A1 (de) 1976-04-15

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