JPS59196983A - ブロワ−の放熱器付サイレンサ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ルーツブロワ−等のブロワ−の、熱ガス体を吸込む吸込
口、又は圧縮ガス体の吐出口に、放熱器付サイレンサー
を連結して設置することは公知である。又、サイレンサ
ーを構成する消音管に、吸込み気体もしくは圧縮気体を
冷却する冷却管及乃至冷却装置を組合わせる組合せの態
様は多く存在する。

然しなから、かかる熱ガス体の吸込量が比較的路いとか
、圧縮機能か低い機種においても、７１ｃｇ／　ｃ　亀
２〜２０ｋｇ／ｃｎ２の高能力を持つブロワ−に使用す
る放熱器付サイレンサーを使用することが多く、冷却能
力が大き過ぎ、従ってコスト高のものか使用されること
が多いから、経済的に極く不利である。

他方、ドライ・クリーン・エヤーが食品業者、高級塗業
者等に多く使用されるようになり、これ等は多くの場合
１　ｋｇ　／　ｃ　ｍ２〜３１Ｌ、ｇ／Ｃ狼２の圧縮能
力をもつルーツブロワ−等のブロワ−により充足できる
ものであり、大損りで経済的に不利な冷却器乃至冷却装
置をサイレンサーに付属させる必要がなくなっている。

しかしルーツブロワ−等の二軸もしくは三軸式ブロワ−
は、レシプロ式ブロワ−に比してガス圧縮熱の発生が多
く、大略的に０．１に９／ｃ？の圧縮毎に約１０℃上昇
するから、２−／ｃ葺２の圧縮圧力を得るためには、約
２００℃と上昇するので、効率のよい冷脚器が必要であ
り、しかもサイレンサーにより騒音を有効に低下させね
ばならない。

他方サイレンサーには、圧縮騒音を吸収する吸音式と、
圧縮ガスを内径の大きい消音管に通す膨張式とがあり、
夫々の消音能力を測定した結果０．１１ｃｙ／ｃｗ＋２
付近の圧縮圧力における騒音低下率は吸音式が優位を示
すが、１〜２．Ｏｈ／ｃｍ２の圧力においては膨張式が
極く有利であることが判明した。

本発明はかかる測定結果を基礎にして膨張式のサイレン
サーを構成し、さらに冷脚器としては、市販品に以って
廉価に入手でき、しかも消音効果においても、フレキシ
ブル構造であることと管肉厚が薄いため有利なフレキシ
ブルホースを用いることを発明の要旨とするものであっ
て、冷却効果及び消音効果が共にすぐれていて、比較的
低圧のブロワ−に見合う簡易且つ廉価な放熱器付サイレ
ンサーを提供することを目的とするものである。

本発明の好適な一実施例を添付図面について説明する。

第１図は放熱器サイレンサー３を２　ｋｇ／　ｃ　狙”
の圧縮能力を持つルーツブロワ−１の吐出口２に連結し
た態様の実施例を示す。

前記サイレンサー３は第２図に拡大して示すように大径
の消音管４を、第１消音管５と第２消音管５ａとに分割
したものであって、その各々の対称の端壁６．６ａの中
心に、吐出口２及び圧力ガス誘導パイプに連結するフラ
ンジ付第１誘導管１２、＋２ａを内部に通す。各第１誘
導管１２．１２ａの内端に対しては間隔９．９ａを生じ
させて端壁７．７ａを設け、その各端壁７．７ａを大き
な環状のパツキン１０を介してねし固定により連結を施
し、各端壁７．７ａにって隔壁８を構成して、第１室１
１と第２室１１ａとにする。

前記の端壁７には偏心位置に第１室１１の内側と第２室
１１ａの内側とに第１誘導管１２．１２ａとに対して差
違い状をなして突出する第２誘導管１３を取付け、隔壁
８に同様な第２誘導管１３ａを取付ける。それらの第２
誘導管１３．１３ａは第３図の断面図により明瞭にした
ように二個ずつを９０°の角間隔で環形の配列になるも
のである。

第１室１１と第２室１１ａとには、第１消音管５と第２
消音管５ａの各内壁に取付けた棒状、管状等サポータ１
４．１４ａを軸方向に複数個ずつ取付ける。

また第１室１１と第２室１１ａの内部に第４図によって
例示するステンレス鋼製０．４〜０．６岨厚程度の極（
肉薄のフレキシブルパイプ１５．１５ａを、第１誘導管
１２．１２’ａの外周と、サポータ１４．１４ａの内周
とに接して第３図に例示する少しゆるいピッチで二重螺
形に巻きつける。フレキシブルパイプ１５．１５ａは夫
々を一本としたもので、両端に取付けたニップルを両消
音管５．５ａの外側に突出して送水嘴１６．１６ａと、
排水嘴１７．１７ａを構成する。

この構成によりサポータ１４．１４ａ間、フレキシブル
パイプ１５．１５ａの各螺形ピッチ間、その他の第１消
音室５、第２消音室５内において前記パイプ１５．１５
ａの外周部分に流体通路１８．１９．２０及び１８ａ、
２０ａを生ずる。

フレキシブルパイプ１５．１５ａは必ずしも第１、第２
室１１、Ｉｌａの画室に挿入することなく、例えば第１
室１１のみ、又は第２室１１ａのみにすることができる
。又、フレキシブルバイブ１５．１５ａは第２．３図に
示す自由屈曲でなくてもよく、その他の自由屈曲を施す
こともできる。

２２はサポータ１４．１４ａに内接して螺形にしたフレ
キシブルパイプ１３．１３ａの支え杆である。フレキシ
ブルパイプ１５．１５ａは第１誘導管１２．１２ａと第
２誘専管１３．１３ａとにステンレス鋼針金等で縛りつ
けて移動を生じないようにする場合もある。

本実施例において吐出管２がら第１誘導管１２に圧送さ
れる圧縮ガスは、その内端口から第１消音管の内空に出
て膨張し、流体通路１８．１９．２０を矢線の通り抜け
、その間に冷却水を通したフレキシブルパイプ１５の第
４図に例示した凹凸のしわ状壁面に触れ、該パイプが市
販の肉薄品であることと相俟って有効に熱交換し、この
冷却された圧縮ガスは細い第２誘導管１３．１３ａにっ
て、拡大断面積の第２室１１ａに導かれ、第１室１１と
は逆順に通路１８ａ、１９ａ、２０ａ、を矢線のとおり
に通り、その間にフレキシブルパイプ１５ａの外側に触
れて消音と冷却とをさらに進められて、第１誘導管１２
ａの内端から第２室１１ａの外部に流去する。

本発明は前記に例示した構成になり、ブロワ−の吸込口
又は吐出口に対応する比較的細い内径の第１誘導管１２
の管路から広い断面積の第１室１１に入って流れ速度を
急激に弛めてから、第２誘導管１３．１３ａの細い管路
を通って再び広い断面積の第２室に入る流速変化と、第
１室１１のフレキシブルパイプ１６、第２室１１ａのフ
レキシブルパイプ１６ａ　（一方の室だけにフレキシブ
ルパイプが挿入しである場合も含む）に冷却水か通して
あり、かつ該バイブの表面積が大きく肉薄でもあること
と相俟って騒音の一部を冷却水中に拡散して消音効果を
高め、さらに充分冷却されて細い内径の第１誘導管１２
ａが構成する管路から第２室１１ａの外部に流過するも
のであり、フレキシブルパイプは屈曲が自由であるから
挿入のために予め成形をする必要もなく、組付を簡便に
して廉価提供を可能にする。

第１図例に於て、吸込側の吸込空気量を１０１３／　ｍ
　ｉ　ｎ、吐出側の圧縮能力を１．６に９／ｃｍ２、吸
込側空気温度１１６　’Ｃ８吐出温度１８０℃なる場合
、冷却水の入口水温１３°Ｃ１通水量２０ｔ！、／ｍｉ
ｎ、出口温度１９°Ｃと測定しされた時、第１誘導管１
２ａからの吐出温度は２３℃であった。

消音効果は吐出管２の騒音レベル１２５６ＢＡであった
のに対し、第１誘導管１２ａの出口の騒音は９２ｄＢＡ
と低下していた。

前記の諸数値は本発明の一例であって、諸元の相異から
本発明の全体に当て嵌めるのは適切でないが、本発明に
よれば、比較的安価な市販品のフレキシブルパイプを進
用することにより、価格レベルの比較的低いブロワ−に
連結使用するに適応する放熱器付サイレンサーを提供で
きる効果をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサイレンサーの接続例を示した側面図
、第２図は要部を例示した中心部縦断側面図、第３図は
第２図Ａ−Ａ線断面図、第４図はフレキシブルホースの
一部の断面図である。 ４−消音管　１１−第１室　１１ａ＝第２室１２．１２
２→第１誘導管 １３．１３ａ→第２誘導管 １５．１５ａ＋フレキシブルパイプ １６．１６ａ→送水嘴　１７．１７ａ−排水構出願人　
株式会社　ア　ン　し　ッ　ト第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対称の端面から第１誘導管を夫々の内部に挿入した大径
   の消音管に、前記第１誘導管の各内端に対して間隔を生
   じさゼた隔壁を設けて第１室と第２室とを構成し、前記
   隔壁には偏心位置において第１室と第２室を連通ずる複
   数個の第２誘導管を挿通ずると共に、第１室及び第２室
   の夫々もしくは一方の室の第１誘導管及び第２誘導管の
   外周部に、フレキシブルパイプを自由屈曲して挿入し、
   該パイプの両端には消音管の外面に突出する冷却水送水
   嘴と排水嘴とを設け、そのフレキシブルパイプと、第１
   誘導管及び第２誘導管の外周の間に流体通路を構成して
   なるブロワ−の放熱前付サイレンサー。