JPS5919677Y2 - 長時間の漂流に耐える軽便救命具 - Google Patents
長時間の漂流に耐える軽便救命具Info
- Publication number
- JPS5919677Y2 JPS5919677Y2 JP2069082U JP2069082U JPS5919677Y2 JP S5919677 Y2 JPS5919677 Y2 JP S5919677Y2 JP 2069082 U JP2069082 U JP 2069082U JP 2069082 U JP2069082 U JP 2069082U JP S5919677 Y2 JPS5919677 Y2 JP S5919677Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating ring
- entrance
- drifting
- lightweight
- long periods
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Tents Or Canopies (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は長時間の漂流に耐える軽便救命具に関するもの
である。
である。
従来の救命胴衣にあっては、船舶の遭難に際し海上脱出
時に各個人が各々着用するが、荒天時において救命ボー
ト等に乗り遅れたりして長時間厳寒の海に漂流しなけれ
ばならないという事態が発生した場合に、従来の救命胴
衣だけでは厳寒の海の寒さと波浪に耐えられないために
救難活動を前にして多数の人命が失われるという問題が
あり、また、荒天中の漂流にあっては、厳寒時でなくて
も目前の強大な風波等による恐怖のために精神的にまい
ってしまうという問題があった。
時に各個人が各々着用するが、荒天時において救命ボー
ト等に乗り遅れたりして長時間厳寒の海に漂流しなけれ
ばならないという事態が発生した場合に、従来の救命胴
衣だけでは厳寒の海の寒さと波浪に耐えられないために
救難活動を前にして多数の人命が失われるという問題が
あり、また、荒天中の漂流にあっては、厳寒時でなくて
も目前の強大な風波等による恐怖のために精神的にまい
ってしまうという問題があった。
本出願人は上記問題解決のため先に長時間の漂流に耐え
る救命具を提案しく実公昭54−21357号)、登録
第1324920号の実用新案を得ている。
る救命具を提案しく実公昭54−21357号)、登録
第1324920号の実用新案を得ている。
該考案は、第6図A、 Bに示すごとく、頭部、両腕部
、胴部及び両足部を有し全身を覆うことができる柔軟性
防水服1の胴部外周に浮環2を結合し、該結合部下方の
胴部と両足部との間の防水服1に人体が横臥できる形状
の拡張部5を設けるとともに該拡張部5をはさんで胴部
と両足部との間にもひも3を長さ調節自在に取付け、が
っ前記浮環2の開口面を覆うことができるテント11を
取外し自在に設けるとともに該テント11にシュノーケ
ル6とシュノーケル環7とを設けてなる長時間の漂流に
耐える救命具を要旨とするものである。
、胴部及び両足部を有し全身を覆うことができる柔軟性
防水服1の胴部外周に浮環2を結合し、該結合部下方の
胴部と両足部との間の防水服1に人体が横臥できる形状
の拡張部5を設けるとともに該拡張部5をはさんで胴部
と両足部との間にもひも3を長さ調節自在に取付け、が
っ前記浮環2の開口面を覆うことができるテント11を
取外し自在に設けるとともに該テント11にシュノーケ
ル6とシュノーケル環7とを設けてなる長時間の漂流に
耐える救命具を要旨とするものである。
前記考案によると、人体の横臥できる形状の拡張部を胴
部と両足部との間の防水服に設けてひもの長さ調節によ
り操作するものであるが、その操作は容易でないので一
度拡張部を使用した以後はこれを復旧して最初の両足部
に足を入れた立姿となり難いという欠点があり、また全
体として大げさな構成となった。
部と両足部との間の防水服に設けてひもの長さ調節によ
り操作するものであるが、その操作は容易でないので一
度拡張部を使用した以後はこれを復旧して最初の両足部
に足を入れた立姿となり難いという欠点があり、また全
体として大げさな構成となった。
本考案はこの点に改良を加えたもので、本考案において
は柔軟性防水服により全身を被覆した人間が浮環内に入
り頭部を浮環上に、身体上部を身体支持用レスト上に各
支持し、また防水服と浮環とをロープにより連結して浮
環が離れないようにすると共に両足部は柔軟性防水服の
浮力により浮上るようになし、また浮環の上部全面に設
けた一部開放可能な飛沫防止用シートにより飛沫を防止
しながら漂流できるようになし、浮環の一部に格納した
非常食や水を使用し、柔軟性防水服内の化学的等の採暖
具により手足等を暖めながら長時間漂流できる軽便救命
具を提案するものである。
は柔軟性防水服により全身を被覆した人間が浮環内に入
り頭部を浮環上に、身体上部を身体支持用レスト上に各
支持し、また防水服と浮環とをロープにより連結して浮
環が離れないようにすると共に両足部は柔軟性防水服の
浮力により浮上るようになし、また浮環の上部全面に設
けた一部開放可能な飛沫防止用シートにより飛沫を防止
しながら漂流できるようになし、浮環の一部に格納した
非常食や水を使用し、柔軟性防水服内の化学的等の採暖
具により手足等を暖めながら長時間漂流できる軽便救命
具を提案するものである。
以下図面について本考案実施の1例を説明すると、1は
ゴム、プラスチック等製の柔軟性防水服で、頭部、両腕
部、胴部および両足部を有し全身を覆うことができる形
状である。
ゴム、プラスチック等製の柔軟性防水服で、頭部、両腕
部、胴部および両足部を有し全身を覆うことができる形
状である。
1aはファスナー等で開閉可能な出入口である。
出入口1aの上側にはゴム等製の帯状片1bが接着等に
より固着せられて出入口1aの全面をカバーする。
より固着せられて出入口1aの全面をカバーする。
2は浮環である。
浮環2はスポンジ等製の中実性でもよく、またゴム、プ
ラスチック等のシート製で機械的又は人工的にふくらま
せる構造のものでもよい。
ラスチック等のシート製で機械的又は人工的にふくらま
せる構造のものでもよい。
浮環2の上部には全面をカバーする飛沫防止シート3が
一部をフックと係合孔等により開閉可能に密閉的に固着
される。
一部をフックと係合孔等により開閉可能に密閉的に固着
される。
4は浮環2の半分にわたり上部から内部にかけて設けら
れた身体支持用レストである。
れた身体支持用レストである。
また5は浮環2と防水服1の一部とを連結するロープ、
6は浮環と連結され重り6′を有する水中抵抗板、7は
同じくパラシュートアンカー、8は同じく重り、9は同
じく浮子である。
6は浮環と連結され重り6′を有する水中抵抗板、7は
同じくパラシュートアンカー、8は同じく重り、9は同
じく浮子である。
また2aは非常食、2bには水を格納する状態を示し、
2Cは飛沫防止シート3の案内用のスタンドである。
2Cは飛沫防止シート3の案内用のスタンドである。
次に本考案の使用方法を説明すると、第4図の状態にお
いて防水服1を着用し、第2,3図に示すごとく海中に
おいて頭部を浮環2の上部に、上半身を身体支持用レス
ト4により支持して横臥し、ロープ5により防水服1と
浮環2とを連結し、両足部の浮力を利用してバランスを
取りながら漂流する。
いて防水服1を着用し、第2,3図に示すごとく海中に
おいて頭部を浮環2の上部に、上半身を身体支持用レス
ト4により支持して横臥し、ロープ5により防水服1と
浮環2とを連結し、両足部の浮力を利用してバランスを
取りながら漂流する。
防水服1内には図示しない採暖具、例えば化学性カイロ
等が予め収納しであるので、これを利用して手足光を暖
める。
等が予め収納しであるので、これを利用して手足光を暖
める。
飛沫防止用シート3は頭部の部分がスタンド2Cにより
ガイドされているので顔にかぶさることがなく安全な呼
吸を保証する。
ガイドされているので顔にかぶさることがなく安全な呼
吸を保証する。
身体支持用レスト4は上半身を支持する外、海水の首部
への侵入を防ぎ、したがって海水を飲まないで呼吸を容
易にするものである。
への侵入を防ぎ、したがって海水を飲まないで呼吸を容
易にするものである。
以上説明するごとく、本考案の軽便救命具は、しかも単
独の長時間の漂流において姿勢を栗にして横臥しながら
救難活動を待つことができ、その間において一応非常食
や飲水、採暖具の使用もできるものであって、特に冬期
に多い遭難事故対策上有効なものである。
独の長時間の漂流において姿勢を栗にして横臥しながら
救難活動を待つことができ、その間において一応非常食
や飲水、採暖具の使用もできるものであって、特に冬期
に多い遭難事故対策上有効なものである。
図面は本考案実施の1例を示すもので、第1図は使用状
態を示す側面図、第2図は同じく平面図、第3図は浮環
の飛沫防止カバー取付前の状態を示す平面図、第4図は
柔軟性防水服の正面図、第5図A、 B、 Cは水中抵
抗板の側面図、平面図および裏面図である。 また第6図A、 Bは従来例を示す一部切断正面図およ
び一部切断側面図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。 1:柔軟性防水服、2:浮環、3:飛沫防止用シート、
4:身体支持用レスト、5:ロープ、6:水中抵抗板、
7:パラシュートアンカー、8:重り、9:浮子。
態を示す側面図、第2図は同じく平面図、第3図は浮環
の飛沫防止カバー取付前の状態を示す平面図、第4図は
柔軟性防水服の正面図、第5図A、 B、 Cは水中抵
抗板の側面図、平面図および裏面図である。 また第6図A、 Bは従来例を示す一部切断正面図およ
び一部切断側面図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。 1:柔軟性防水服、2:浮環、3:飛沫防止用シート、
4:身体支持用レスト、5:ロープ、6:水中抵抗板、
7:パラシュートアンカー、8:重り、9:浮子。
Claims (1)
- 頭部、両腕部、胴部及び両足部を有し全身を覆うことが
できる柔軟性防水服の両脇に設けたロープにより連結さ
れる浮環を設け、該柔軟性防水服にはファスナー等で開
閉自在な出入口を設けると共に該出入口の片側に該出入
口をカバーするゴム等製の帯状片を接着等により取付け
、前記浮環に中空部半分に身体支持用レストを設けると
ともに浮環上部外縁に一部フツクと保合孔により開閉自
在とする外は全周を防水接着した飛沫防止用シートを設
け、更に前記浮環の一部に水中抵抗板を介してパラシュ
ートアンカー並に浮子を設けたことを特徴とする長時間
の漂流に耐える軽便救命具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2069082U JPS5919677Y2 (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 長時間の漂流に耐える軽便救命具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2069082U JPS5919677Y2 (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 長時間の漂流に耐える軽便救命具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58124394U JPS58124394U (ja) | 1983-08-24 |
JPS5919677Y2 true JPS5919677Y2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=30032845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2069082U Expired JPS5919677Y2 (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 長時間の漂流に耐える軽便救命具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919677Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-02-18 JP JP2069082U patent/JPS5919677Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58124394U (ja) | 1983-08-24 |
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