JPS59194181A - 圧力バランス式ボ−ルタツプ - Google Patents

圧力バランス式ボ−ルタツプ

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JPS59194181A
JPS59194181A JP6758983A JP6758983A JPS59194181A JP S59194181 A JPS59194181 A JP S59194181A JP 6758983 A JP6758983 A JP 6758983A JP 6758983 A JP6758983 A JP 6758983A JP S59194181 A JPS59194181 A JP S59194181A
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JP
Japan
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valve
water
external
internal
external valve
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JP6758983A
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Yutaka Yamada
豊 山田
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Individual
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/18Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float
    • F16K31/20Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float actuating a lift valve
    • F16K31/24Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float actuating a lift valve with a transmission with parts linked together from a single float to a single valve
    • F16K31/26Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float actuating a lift valve with a transmission with parts linked together from a single float to a single valve with the valve guided for rectilinear movement and the float attached to a pivoted arm
    • F16K31/265Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float actuating a lift valve with a transmission with parts linked together from a single float to a single valve with the valve guided for rectilinear movement and the float attached to a pivoted arm with a second lever or toggle between the pivoted arm and the valve

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、水槽に水を一定の水位まで供給する圧力バ
ランス式ボールタップに関する。
第1図は従来使用されている圧力バランス式ポールタッ
プを示す。1は弁箱で、その内部下側に内部弁板2が収
められている。内部弁板2は弁軸3に取り付けられてお
り、弁軸3はリンク4、リンク5、レバー6を介してポ
ール7の動きが伝えられる。内部弁板2には内部弁パツ
キン8、内部弁パツキン押え9、内部弁ガイドlOが取
り付けられている。通常内部弁パツキン押え9と内部弁
ガイドlOとは一体構造である。、弁箱1の外部上側に
外部弁板11が弁軸3に装着され、外部弁板11には外
部弁パツキン12、外部弁パツキン押え13、外部弁ガ
イド14が取り付けられている。内部弁パツキン8と内
部弁座15との間のすきまと、外部弁パツキン12と外
部弁座16との間のすきまは同じにし、弁が閉鎖される
とき、内外2つのパツキンはそれぞれの弁座に同時に着
座して、両弁とも漏れを完全に止める。漏れを完全に止
めるため、弁軸3にはポール浮力に比べてかなり大きな
力を弁閉鎖方向に作用させる必要があるので、リンク4
、リンク5およびレバー6により、弁軸3の動きはポー
ル7の動きより非常に小さくしである。特に水槽内の水
位が低く、ホール7が大きく下って弁が全開になった状
態では、リンク4とリンク5を連結するピン18、リン
ク5とレバー6を連結するピン19、レバー6と弁体に
取り付けた支持棒17を連結するピン2oの合工]3個
のピンが、はぼ−直線上に並ぶことになり、この状態で
はポール7が動いても弁軸3はほとんど動かなくなる。
そのため弁が全開した場合でも弁リフI・は比較的小さ
い。
次に従来のボールタップが弁閉鎖時に、衝撃的に閉鎖、
開弁を繰り返し、水撃を発生する理由を説明する。いま
水槽が空になってボールが十分に下がり、弁リフトが最
大になった場合、水流による内部弁に作用する押し下げ
力は、弁箱内ゲージ圧力Pと弁面積Aの積FAよりかな
り小さいが、一方外部弁を押し上げる力は、外部弁板1
1を出た水がそのすぐ外側にある水受け21によって下
の方へ導かれるため、運動量の法則によってFAより著
しく大きい。よって差し引き弁軸には上方へ引き上げる
大きな力が作用する。したがってこの状態で水位が上昇
し、ボール7の浮力によって弁を閉鎖しようとしても、
ボールの浮力が増してからでないと、弁は閉じ始めない
。しかし水槽内の水位が上昇し、ボール浮力が増して弁
が閉鎖し始め、弁リフトが小さくなると、内部弁を押し
下げる力は急激に増加して弁箱内ゲージ圧力Pと弁面積
Aの積FAに近づく。一方外部弁については、流量の減
少によって外部弁から流出する水の運動量変化が少なく
なり、また弁板上の圧力は弁箱内の圧力Pに近づくため
、外部プ「を押し」―げる力は強檄に減少してFAに近
づく。したがって流体力によって弁軸3に1作用してい
た大きな」−向きの力が急激に減少して、釣合状態が近
づくため、それまでボールに作用していた大きな浮力に
よって、弁は衝撃的に一気に閉鎖される。それと同時に
水中に沈んでいたボールは水面から大きく浮き−1−る
ので、すぐ次にボールおよびレバーの自重により、ボー
ルは再び水中に沈み、内部弁および外部弁は再び開かれ
る。水位が−L昇してゴ「が再び開かなくなるまで、こ
のような衝撃的閉鎖と開弁が繰り返され、その都度水撃
による大きな圧力上昇と騒音が発生する。ボールの激し
い−1−下運動および内外両弁から断続的に落下する高
速の水は、ボールを浸している水面に大きな波を起し、
この波がボール7の上下連動を一層激しくさせるので、
これがまた水撃による圧力変動を一層大きくさせるので
ある。
本発明は、」−記事情に鑑みて、極めて簡単な方法によ
り、弁閉鎖時の水撃の発生を根本的に解消し、さらに現
在普及しつつある水撃防止ボールタップの欠点をすべて
取り除いた、理想的な圧力バランス式ポールタップを提
供するものである。以下その一実施例を図により説明す
る。
第2図は本発明の圧力バランス式ボールタップで、■は
弁箱でその内部下側に内部弁板2が収められている。内
部弁板2は弁軸3に取り付けられており、弁軸3はリン
ク4、リンク5、し八−6を介してボール7の動きが伝
えられる。内部弁板2には内部弁パツキン8、内部弁パ
ツキン押え9、内部弁ガイドlOが取り付けられている
。弁箱lの外部上側に外部弁板11が弁軸3に装着され
、外部弁板11には外部弁パツキン12、外部弁パツキ
ン押え13、外部弁ガイド14が取り付けられている。
外部弁板11は弁軸3に対して軸方向に調節できるよう
になっており、弁が閉鎖されるとき、内外2つの弁は同
時に閉鎖され、両弁とも漏れを完全に止めるように、弁
軸3にはボール7の浮力よりかなり大きな力が閉鎖方向
に作用す−5= るようになっている。
次に弁の開閉機構を詳述する。一端にボール7を取り付
けたレバー6の他端は、支持棒17と連結させたピン2
0付近で曲げられている。図は弁が少し開いた状態であ
るが、レバー6が曲げられているので、水槽内の水位が
止水位に達し、弁が閉鎖された場合には、ピン20とピ
ン19を結ぶ線は水平線に対して容度α1だけ傾き、ピ
ン19はピン20より低い位置にある。次に水槽内の水
位が下り弁が全閉した状態ではピン20とピン19を結
ぶ線は水平線に対して角度α2だけ傾き、ピン19はピ
ン20より上にある。レバー6は、角度α1と角度α2
がほぼ等しくなるようにピン20付近で曲げておけば、
第1図の場合に比べて、閉鎖的にポール浮力の弁軸3に
作用する力の倍率が同じ場合でも、全開時の弁リフトを
ほぼ2倍にすることができる。
次に本発明の最も重要な要素である外部弁水受けおよび
内外両弁のパツキン押えについて詳述する。これらを詳
細に示すため、第3図に第2図の 6− 弁箱および内外両弁を拡大して示す。内部弁パツキン押
え9の外径と内部弁座15の内径(内部弁口径)との半
径方向すきま自は、内部弁パツキン押え9が内部弁座内
を容易に摺動できる範囲内で可及的に小さくし、内部弁
パツキン押え9の軸方向厚さ1.は、内外両弁の最大リ
フトの0.5倍から1.0倍程度に厚くする。一方外部
弁パッキン押え13の外径と外部弁座16の内径との半
径方向すきまC2はC1と同様に可及的に小さくし、そ
の厚さtlは内部弁パツキン押えの厚さtlの0.5倍
以下に薄くする。内部弁パツキン押え9の軸方向厚さt
lのうち、下側の厚さβ3の部分だけ外周をtlの角度
で斜めに削り取る。tlの大きさは15度から20度程
度とする。外部弁パツキン押えも同様に軸方向厚さtl
のうち、下側の厚さβ4の部分だけ外周をβ2の角度で
削り取る。β4はtlに近い値とする。角度β2はβ1
とほぼ等しい15度から20度程度とする。場合によっ
てはC2を十分大きくすることもできる。これは厚さt
lをOにした事に相当する。 外部弁11のすぐ外側に
ある外部弁水受け21には、これと一体構造の底板22
を設ける。
上述のような構成の外部弁水受けおよび内外両弁パツキ
ン押え並びに弁開閉機構を持つポールタップが閉鎖する
場合、水流によって弁に作用する力がとように変化する
か述べる。まず水槽内が空になり、ポール7が下った状
態では、弁軸3は押し上げられ、内部弁パツキン8と内
部弁座15との間のすきまである弁リフトLは最大とな
り、tlよりも大きい。この状態では内部弁パツキンと
内部弁座15の間を通った水は、パツキン押え9の下へ
流出した後軸方向に方向を変えて流出する。
一方外部弁パッキン押え13の下面から傾斜した側面に
沿った流れは、外部弁パツキン12と外部弁座16の間
を通って斜め上方へ流出する。外部弁パツキン押え13
の厚さtlは、内部弁パツキン押えの厚さ1.の0.5
倍以下であるので、外部弁からの流出量は内部弁からの
流出量に比べ相当大きい。
外部弁から流出した大流量高速度の水は、水受け21に
よって下方へ導かれ、その際流出水は水受け21を上の
方へ大きなカで押し上げる。水受け21によって下の方
へ導かれた水は、底板22に衝突し、その際底板を下の
方へ大きなカで押し下げる。底板22は水受け21と一
体構造であるので、外部弁から流出した水の運動量変化
に基づく上下方向の力は相殺されることになる。底板2
2に衝突した水は、ここで減速し、一旦上方に向きを変
えた後さらに減速してゆるやかに水槽へ落下する。した
がって外部弁からの流出水による水槽水面の波立ちは非
常に少なくなり、また水槽水面へ流入する際の騒音も極
めて小さくなる。前述のように、内部弁から流出する流
量は、外部弁の流量よりもかなり少ないので、内部弁か
ら流出する水の速度は外部弁から水槽水面に落下する水
の速度よりもかなり大きいけれども、これによる水面の
波立ちは少ない。また内部弁パツキン押え9の厚3 β
4は従来のポールタップに比べて大きいけれども、第2
図に示すように、レバー6をピン20付近で曲げること
により、弁の最大リフトは従 9− 来のものに比べて約2倍の大きさであるため、外部弁か
らの流量は従来のポールタップに比べてかなり大きいの
で、内外両弁からの流量の合計は従来のものに比べて大
きい。
いま水槽の水位が上昇してポール7が押し」−げられ、
それに応じて内部弁パツキン9と内部弁座15との間の
すきますなわち弁リフ)Lが小さくなって、内部弁パツ
キン押え9の厚さtlに達すると、流量は急速に減少し
始める。弁リフ)Lがtl−13になると、内部弁パツ
キン押え9と内部弁座15とのすきまC1は零に近いの
で、ここを通過する流量は零に近くなる。弁リフトLが
tlから1.−β3になる間、内部弁パツキン押え9の
側面の傾斜角βlは15度〜20度と比較的に小さいの
で、この間の流量変化は比較的ゆるやかとなるため水撃
が発生しない。仮に傾斜角βlが大き過ぎると、リフト
Lがt、 −β3に達した時に急に流量が零になり、ま
たβ1が零で内部弁パツキン押え9が厚さ1.の円柱の
場合は、リフトLがtlに達した時に流量が急に零とな
るため、いずれもそれぞれの場−10− 合に水撃が発生する。さらにそれぞれの時点で内部弁に
作用する下向きの力が急激に増加するため、ボールを7
の浮き上りとそれに続く落下とが繰り返えされることに
なる。本発明では内部弁パツキン押え9が厚さ1.のう
ちt3の部分の側面が、適度の大きさの角度βlを持っ
ているため、上述の危険は避けられる。但しより理想的
にするには、t3の部分の形状を、βlの角度の直線で
はなく、凸形の曲面にして、リフトLがtlおよびtl
−t3になるそれぞれの時点およびt3の間、流量変化
を一層ゆるやかにすることができる。
さらに水槽の水面が上昇し、弁リフトが1.−13より
小さくなると、水が内部弁を押し下げる力は弁箱内ゲー
ジ圧力Pと弁面積Aの積PAとなり、一方外部弁を押し
上げる力は、外部弁から流出をする上下方向の運動量変
化が水受け21.底板22によって打ち消されるため、
はぼFAに等しくなる。弁リフトLがさらに小さくなっ
て全閉されるまでの間、外部弁からの流量はリフトLが
tlからtz −t、の間にゆるやかに減少するので、
水撃は発生しない。なお外部弁底板22は第2図および
第3図では内側に縁を設けたL字形をしているが、縁を
取り除いてリング状の平板とすることもできる。
以」二詳述した通り、本発明によるボールタップは、内
部弁側は内部弁パツキン押え9の外径と内部弁座15の
内径とのすきまCIをほぼ零にするとともに、内部弁パ
ツキン押え9の厚さ11を大きくすることによって、内
部弁の不安定特性を解消し、外部弁側は外部弁水受け2
1に底板22を設けることによって、外部弁の不安定特
性を解消し、さらに弁リフトが内部弁パツキン押えおよ
び外部弁パツキン押えの厚さに達する時点の流量変化を
ゆるやかにすべく、それぞれ厚さt3およびt4の間を
角度15度〜20度で削り落すことにより、水撃の発生
を完全に防止することができる、しかも構造簡単で安価
に製造できる。さらにレバー6をピン20付近で曲げて
最大リフトを従来の圧力バランス式ポールタップの約2
倍とし、全開時の流量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧力バランス式ポールタップの縦断面図
、第2図はこの発明の実施例を示す圧力バランス式ポー
ルタップの縦断面図、第3図は第2図と同じくこの発明
のポールタップのうちで、弁箱部分を拡大して詳細に示
す縦断面図である。 ■・・・弁箱、2・・・内部弁板、11・・・外部弁板
、3・・・弁軸、7・・・ポール、6・・・レバー、1
0・・・内部弁ガイド、14・・・外部弁ガイド、15
・・・内部弁座、16・・・外部弁座、9・・・内部弁
パツキン押え、13・・・外部弁パツキン押え、22・
・・外部弁底板、21・・・水受け。 13− 第2図 第8図 自   発  補  正 手続補正書 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第67589号 2、発明の名称 圧力バランス式ボールタップ 3、補正をする者 4、補正の対象 明細書の全文及び図面 5、補正の内容 別紙全文訂正明細書及び図面の様に補正する。 明     細     書 ■6発明の名称 圧力バランス式ボールタップ 2、特許請求の範囲 ポールの浮力により、弁軸を共有する内部弁と外部弁の
2つの弁の開閉を行なうポールタップにおいて、外部弁
水受けに水流により外部弁水受けと反対方向の力を受け
る底板を設けたことを特徴とする、圧力バランス式ポー
ルタップ。 3、発明の詳細な説明 この発明は、水槽に水を一定の水位まで供給する圧力バ
ランス式ポールタップに関する。 第1図は従来使用されている圧力バランス式ポールタッ
プを示す。lは弁箱で、その内部下側に内部弁板2、内
部弁パツキン3、内部弁パツキン押え4、内部弁ガイド
5よりなる内部弁が設けられている。通常内部弁パツキ
ン押え4と内部弁ガイド5とは一体構造である。内部弁
板2は弁軸6に取り付けられており、弁軸6はリンク7
、リンク8、レバー9を介してポール10の動きが伝え
 1− られる。弁箱lの外部上側には、外部弁板11、外部弁
パツキン12、外部弁パツキン押え13、外部弁ガイド
14よりなる外部弁が設けられている。外部弁板11は
弁軸6に装着され、外部弁板11には外部弁パツキン1
2、外部弁パツキン押え13、外部弁ガイド14が取り
付けられている。内部弁パツキン4と内部弁座15との
間のすきまと、外部弁パツキン12と外部弁座16との
間のすきまは同じにし、弁が閉鎖されるとき、内外2つ
のパツキンはそれぞれの弁座に同時に着座して、両弁と
も漏れを完全に止める。漏れを完全に止めるため、弁軸
6にはボール浮力に比べてかなり大きな力を弁閉鎖方向
に作用させる必要があるので、リンク7、リンク8およ
びレバー9により、弁軸6の動きはポール10の動きよ
り非常に小さくしである。特に水槽内の水位が低く、ポ
ール10が大きく下って弁が全開になった状態では、リ
ンク7とリンク8を連結するピン18、リンク8とレバ
ー9を連結するピン19、レバー9と弁箱lに取り付け
た支持棒17を連結するピン202− の合計3個のピンが、はぼ−直線上に並ぶことになり、
この状態ではポール10が多少動いても弁軸6はほとん
ど動かなくなる。そのため弁が全開した場合でも弁リフ
、トは比較的小さい。 次に従来のボールタップが弁閉鎖時に、衝撃的に閉鎖、
開弁を繰り返し、水撃を発生する理由を説明する。いま
水槽が空になってポール10が十分に下がり、弁リフト
が最大になった場合、水流による内部弁に作用する押し
下げ力は、弁箱内ゲージ圧力Pと内部弁面積A、の積P
AI よりかなり小さいが、一方外部弁を押し上げる力
は、外部弁板11を出た水がそのすぐ外側にあろ水受け
21によって下の方へ導かれるため、運動量の法則によ
って(ペルトン水車の羽根形状の原理を参照)FAI 
より著しく大きい。よって差し引き弁軸には上方へ引き
上げる大きな力が作用する。したがってこの状態で水位
が上Aし、ポール10の浮力によって弁を閉鎖しようと
しても、ポール10の浮力が増してからでないと、弁は
閉じ始めない。しかし水槽内の水位が上昇し、ポール浮
力が増 3− して弁が閉鎖し始め、弁リフトが小さくなると、内部弁
を押し下げる力は急激に増加して弁箱内ゲージ圧力Pと
弁面積AIの積FAIに近づく。一方外部升については
、流量の減少によって外部弁から流出する水の遊動量変
化が少なくなり、また外部弁板111の圧力は弁箱内の
圧力Pに近づくため、外部弁を押し上げる力は急激に減
少してPA、に近づく。したがって流体力によって弁軸
6に作用していた大きな上向きの力が急激に減少するた
め、それまでポールに作用していた大きな浮力によって
、弁は衝撃的に一気に閉鎖される。そのため水中に沈ん
でいたポールは水面から大きく浮き−1−リ、次にポー
ルおよびレバーの自重により、ポールは再び水中に沈み
、内部弁および外部弁は再び開かれる。水位が上渭して
弁が再び開かなくなるまで、このような衝撃的閉鎖と開
弁が繰り返され、その都度水撃による大きな圧力上昇と
騒音が発生する。ポールの激しい上下運動および内外両
弁から断続的に落下する高速の水は、ポールを浸してい
る水面に大きな波を起し、この波がポール10の上下運
動を一層激しくさせるので、これがまた水撃による圧力
変動を−・層大きくさせるのである。 本発明は、上記事情に鑑みて、極めて簡単な方法により
、弁閉鎖時の水撃の発生を根本的に解消し、さらに現在
普及しつつある水撃防止ポールタップの欠点をすべて取
り除いた。理想的な圧力バランス式ポールタップの提供
を目的とするものである。該目的を達成するため、この
発明はポールの浮力により、弁軸を共有する内部弁と外
部弁の2つの弁の開閉を行なうポールタップにおいて、
外部弁水受けに水流により外部弁水受けと反対方向の力
を受ける底板を設けた構成とする。以下その一実施例を
図により説明する。 第2図は本発明の圧力バランス式ポールタップの第1実
施例で、lは弁箱でその内部下側に内部弁板2が収めら
れている。内部弁板2は弁軸6に取り付けられており、
弁軸6はリンク7、リンク8、レバー9を介してポール
10の動きが伝えられる。内部弁板2には内部弁パツキ
ン3、内部弁パツキン押え4、内部弁ガイド5が取り付
けられている。弁箱1の外部上側の外部弁板11には、
外部弁を出た水流を下向に導く外部弁水受け21及び該
外部弁水受けに導かれた水流を衝突させるための底板2
2が一体構造で設けられている。 外部弁板11は弁軸6に装着され、外部弁板11には外
部弁パツキン12、外部弁パツキン押え13、外部弁ガ
イド14が取り付けられている。 外部弁板11は弁軸6に対して軸方向に調節できるよう
になっており、弁が閉鎖されるとき、内外2つの弁は同
時に閉鎖され、両弁とも漏れを完全に止めるように、弁
軸6にはポール10の浮力よりかなり大きな力が閉鎖方
向に作用するようになっている。 次に弁の開閉機構を詳述する。一端にポール10を取り
付けたレバー9の他端は、支持棒17と連結させたピン
20付近で曲げられている。図は弁が少し開いた状態で
あるが、レバー9が曲げられているので、水槽内の水位
が止水位に達し、弁が閉鎖された場合には、ピン20と
ピン19を結 6− ぶ線は水平線に対して角度α1だけ傾き、ピン19はピ
ン20より低い位置にある。次に水槽内の水位が下り弁
が全開した状態ではピン20とピン19を結ぶ線は水平
線′に対して角度α2だけ傾き、ピン19はピン20よ
り上にある。レバー9は、角度α1と角度α2がほぼ等
しくなるようにビン20付近で曲げておけば、第1図の
場合に比べて、閉鎖時にポール浮力の弁軸6に作用する
力の倍率が同じ場合でも、全開時の弁リフトをほぼ2倍
にすることができる。 上述のような構成の外部弁水受けおよび内外両弁パツキ
ン押え並びに弁開閉機構を持つポールタップが閉鎖する
場合、水流によって弁に作用する力がどように変化する
か述べる。まず水槽内が空になり、ポール10が下った
状態では、弁軸6は押し−にげられ、外部弁から流出し
た大流量高速度の水は、水受け21によって下方へ導か
れ、その際流出水は水受け21を上の方へ大きな力で押
し上げる。水受け21によって下の方へ導かれた水は、
底板22に衝突し、その際底板22を下の方= 7− へ大きな力で押し下げる。底板22は水受け21と一体
構造であるので、外部弁から流出した水の連動量変化に
基づく」−下方向の力は相殺されることになる。底板2
2に衝突した水は、ここで減速し、一旦−に方に向きを
変えた後さらに減速してゆるやかに水槽へ落下する。し
たがって外部弁からの流出水による水槽水面の波立ちは
非常に少なくなり、また水槽水面へ流入する際の騒音も
極めて小さくなる。また底板22の一部分を多孔板また
は金網状として、その間隙から減速した水を流出させる
こともできる。 第3図は本発明の圧力バランス式ボールタップの第2実
施例で、lは弁箱でその内部下側に内部弁板2が収めら
れている。内部弁板2は弁軸6に取り付けられており、
弁軸6はリンク7、リンク8、レバー9を介してポール
IOの動きが伝えられる。内部弁板2には内部弁パツキ
ン3、内部弁パツキン押え4、内部弁ガイド5が取り付
けられている。弁箱1の外部上側の外部弁板11には、
外部弁を出た水流を下向に導く外部弁水受け21及び該
外部弁水受けに導かれた水流を衝突させるための底板2
2が一体構造で設けられている。 外部弁板11は弁軸6に装着され、外部弁板11には外
部弁パツキン12、外部弁パツキン押え13、外部弁ガ
イド14が取り付けられている。 外部弁板11は弁軸6に対して軸方向に調節できるよう
になっており、弁が閉鎖されるとき、内外2つの弁は同
時に閉鎖され、両弁とも漏れを完全に止めるように、弁
軸6にはポール10の浮力よりかなり大きな力が閉鎖方
向に作用するようになっている。 弁の開閉機構については、第1実施例で詳述したものと
同じである。 次に第2実施例の最も重要な要素である外部弁水受けお
よび内外両弁のパツキン押えについて詳述する。これら
を詳細に示すため、第4図に第3図の弁箱および内外両
弁を拡大して示す。内部弁パツキン押え4の外径と内部
弁座15の内径(内部弁口径)との半径方向すきまC1
は、内部弁パツキン押え4が内部弁座内を容易に摺動で
きる範囲内で可及的に小さくし、内部弁パツキン押え4
の軸方向厚さtlは、内外両弁の最大リフトの0.5倍
から1.0倍程度に厚くする。一方外部弁パッキン押え
13の外径と外部弁座16の内径との半径方向すきまC
ZはC1と同様に可及的に小さくし、その厚さtlは内
部弁パツキン押えの厚さtlの0.5倍以下に薄くする
。内部弁パツキン押え4の軸方向厚さt】のうち、下側
の厚さt3の部分だけ外周なβ1の角度で斜めに削り取
る。βlの大きさは15度から20度程度とする。外部
弁パツキン押えも同様に軸方向厚さtlのうち、下側の
厚さt4の部分だけ外周をβ2の角度で削り取る。t4
はtZに近い値とする。角度β2はβ1とほぼ等しい1
5度から20度程度とする。場合によってはC2を十分
大きくすることもできる。これは厚さtlをOにした事
に相当する。 」−述のような構成の外部弁水受けおよび内外両弁パツ
キン押え並びに弁開閉機構を持つポールタップが閉鎖す
る場合、水流によって弁に作用する力がどのように変化
するか述べる。まず水槽内が−l O− 空になり、ポール10が下った状態では、弁軸6は押し
上げられ、内部弁パツキン3と内部弁座15との間のす
きまである弁リフトLは最大となり、tlよりも大きい
。この状態では内部弁パツキンと内部弁座15の間を通
った水は、パツキン押え4の下へ流出した後軸方向に方
向を変えて流出する。一方外部弁パッキン押え13のf
面から傾斜した側面に沿った流れは、外部弁パツキン1
2と外部弁座16の間を通って斜め上方へ流出する。 外部弁パツキン押え13の厚さtlは、内部弁パツキン
押えの厚さtlの0.5倍以下であるので、外部弁から
の流出量は内部弁からの流出量に比べ相当大きい。 外部弁から流出した大流量高速度の水は、水受け21に
よって下方へ導かれ、その際疏出水は水受け21を上の
方へ大きな力で押し上げる。水受け21によって下の方
へ導かれた水は、底板22に衝突し、その際底板22を
下の方へ大きな力で押し下げる。底板22は水受け21
と一体構造であるので、外部弁から流出した水の運動量
変化に11− 基づく旧下方向の力は相殺されることになる。底板22
に衝突した水は、ここで減速し、一旦」一方に向きを変
えた後さらに減速してゆるやかに水槽へ落下する。した
がって外部弁からの流出水による水槽水面の波立ちは非
常に少なくなり、また水槽水面へ流入する際の騒音も極
めて小さくなる。 前述のように、内部弁から流出する流量は、外部弁の流
量よりもかなり少ないので、内部弁から流出する水の速
度は外部弁から水槽水面に落下する水の速度よりもかな
り大きいけれども、水面までの落差も小さいのでこれに
よる水面の波立ちは少ない。また内部弁パツキン押え4
の厚さtlは従来のポールタップに比べて大きいけれど
も、第2図に示すように、レバー9をビン20付近で曲
げることにより、弁の最大リフトは従来のものに比べて
約2倍の大きさであるため、外部弁からの流量は従来の
ボールタップに比べてかなり大きいので、内外両弁から
の流量の合計は従来のものに比べて大きい。 いま水槽の水位が上昇してポール10が押し」−げられ
、それに応じて内部弁パツキン3と内部弁座15との間
のすきますなわち弁リフ)Lが小さくなって、内部弁パ
ツキン押え4の厚さtlに達すると、流量は急速に減少
し始める。弁リフトLが11−13になると、内部弁パ
ツキン押え4と内部弁座15とのすきまC1は零に近い
ので、ここを通過する流量は零に近くなる。弁リフトL
がtlから11− t3になる間、内部弁パツキン押え
4の側面の傾斜角β1は15度〜20度と比較的に小さ
いので、この間の流量変化は比較的ゆるやかとなるため
水撃が発生しない。仮に傾斜角βlが大き過ぎると、リ
フトLが11−13に達した時に急に流量が零になり、
またβlが零で内部弁パツキン押え4が厚さtlの円柱
の場合は、リフトLがtlに達した時に流量が急に零と
なるため、いずれもそれぞれの場合に水撃が発生する。 さらにそれぞれの時点で内部弁に作用する下向きの力が
急激に増加するため、ポールをlOの浮き上りとそれに
続く落下とが繰り返えされることになる。本発明では内
部弁パツキン押え4が厚’S tlのうちt3の部分の
側面が、適度の大きさの角度βlを持っているため、上
述の危険は避けられる。但しより理想的にするには、t
3の部分の形状を、βlの角度の直線ではなく、凸形の
曲面にして、リフトLがtlおよび1.−t3になるそ
れぞれの時点およびt3の間、流量変化を一層ゆるやか
にすることができる。 さらに水槽の水面が上昇し、弁リフトが1.−13より
小さくなると、水が内部弁を押し下げる力は弁箱内ゲー
ジ圧力Pと弁面積A、の積PAlとなり、一方外部弁を
押し上げる力は、外部弁から流出する水の」−下方向の
運動量変化が水受け21、底板22によって打ち消され
るため、はぼPAlに等しくなる。弁リフトLがさらに
小さくなって全閉されるまでの間、外部弁からの流量は
リフトLがt2から12−14の間にゆるやかに減少す
るので、水撃は発生しない。なお外部有底板22は第2
図および第3図では内側に縁を設けたL字形をしている
が、縁を取り除いてリング状の平板とすることもできる
。 以」二詳述した通り、本発明によるボールタップ−14
− は、外部弁側は外部弁水受け21に底板22を設けるの
みの簡単な構造で、外部弁の不安定特性を解消すること
ができる。また、内部弁側は内部弁パツキン押え4の外
径と内部弁座15の内径とのすきまCIをほぼ零にする
とともに、内部弁パツキン押え4の厚さtlを大きくす
ることによって、内部弁の不安定特性を解消することが
できる。yらに弁リフトが内部弁パツキン押えおよび外
部弁パツキン押えの厚さに達する時点の流量変化をゆる
やかにすべく、それぞれ厚さt3およびt4の間を角度
15度〜20度で削り落すことにより、水撃の発生を完
全に防止することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は従来の圧力バランス式ボールタップの縦断面図
、第2図は本発明の第1実施例を示す圧力バランス式ポ
ールタップの縦断面図、第3図は本発明の第2実施例を
示す圧力バランス式ボールタップの縦断面図、第4図は
第3図の弁箱部分を拡大して詳細に示す縦断面図である
。 1・・・弁箱、2・・・内部弁板、4・・・内部弁パツ
キン−15− 押え、5・・・内部弁ガイド、6・・・弁軸、9・・・
レバー、10・・・ポール、11・・・外部弁板、13
・・・外部弁パツキン押え、14・・・外部弁ガイド、
15・・・内部弁座、16・・・外部弁座、21・・・
外部弁水受け、22・・・外部有底板。 16−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポールの浮力により、弁軸を共有する内部弁と外部弁の
    2つの弁の開閉を行なうポールタップにおいて、外部弁
    水受けに底板を設けたことを特徴とする、圧力バランス
    式ボールタップ。
JP6758983A 1983-04-15 1983-04-15 圧力バランス式ボ−ルタツプ Pending JPS59194181A (ja)

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JP6758983A JPS59194181A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 圧力バランス式ボ−ルタツプ

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JP6758983A JPS59194181A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 圧力バランス式ボ−ルタツプ

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JPS59194181A true JPS59194181A (ja) 1984-11-02

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ID=13349249

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JP6758983A Pending JPS59194181A (ja) 1983-04-15 1983-04-15 圧力バランス式ボ−ルタツプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002510A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Hirayama Setsubi Kogyo:Kk 灌漑用ディスクバルブ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002510A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Hirayama Setsubi Kogyo:Kk 灌漑用ディスクバルブ装置

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