JPS59190647A - 埋設配管の腐食診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）本発明の技術分野 本発明は埋設配管のＩ副食診断装置に関するもので、詳
しくは、土壌とコンクリート建造物を貫通し７で配管さ
れた鋼管例えばガス管、水道管の腐食環境を調査するた
めに、腐食電位、土壌比抵抗、自然腐食速度、管対地電
位、接地抵抗を同時に測定し、この測定値をディスプレ
イ及びプリントアウトすることの出来る配管の腐食診断
装置に関するものである。

（２）従来技術及びその問題点 鉄筋コンクリート建物に付随する設備として、ガス、水
道等の鋼Ｖ却が土壌中に埋設されてし・る場合、土塀中
の鋼の腐食電位１・主−５００〜−８００ｍＶ　　（以
下、電位は全て銅−硫酸銅基準）、コンクＩＪ　−ト中
の調力電位は−１００〜−６００ｍＶ程度であるため、
埋設配管が鉄筋と電気的に接触すると、この電位差２０
０〜７００　ｍＶを駆動力とする大きな電池が形成され
、土中埋設配管が腐食電流の流出サイトとなって、時に
は１ｍｍ／ｙｒ以上の急速な腐食を蒙ることがある。こ
のような腐食形態をマクロセル腐食と称する。従来から
、埋設配管のマクロセル腐其の進行状態を診断する方法
として最も一般的に採用されているのが、管体の一部を
掘り出し、その部分の縞貢損％ｊＷから判断する方法で
あるが、］ル（削場所が限定されること、掘削に多大な
労力を要すること、腐食速度を支配［２ている因子が明
確にならないこと等の難点が多い。また、非掘削診断法
としては確立されている土１４７４比抵抗が低い程、接
地抵抗が低い程、コンクリート／土しχ系マクロセル腐
食の速度が犬鍍いと判宇を行っている。

従来の管灯地電位の測定方法は、埋設配管に電気的Ｖ接
続されたリード線と、地表面に接地された鋼−硫酸銅照
合牝極を、テジタルボルトメーターあるいけペンレコー
ダーといった電位差計に結線１２、軍位差？勃・みルる
方法である。上製比抵抗の測定方法は、測矩土枇中に差
し込んだ前記プローブと同様の構造を有する土壌杖と、
オームメータを結線し、オームメータからの発信音をイ
ヤホーンで聴よ、この音か聰こえなくなったとき（こノ
ド、＋フリノジ千倶ｊか保たれる）のオームメータの表
示値を読み取って土壌比抵抗を求めるものである。接地
抵抗の測定方法は、埋設配管から′ｉ＠′気畝・に接続
されたリード線と、埋設管から約５ｍの距離の土中へ打
ち込まれた照合極用アース棒からのリード線と、約１０
ｍの距離の土中へ・打ち込まれた対極用アース棒からの
リード線を、接地抵抗計に結線し２、接地抵抗計のブリ
ッジ平衡が保たれた時の表示値を読み取って接地抵抗を
求めるものである。

以上のように、管対地電位、土壌比抵抗、接地抵抗の測
定を実施するだけでも、多数の測定装置を必要とする点
、配線、測定レンジの切替え、データの読み取りが複雑
である点等から、イβ・人差の問題、熟練度の問題、作
業環境の間ｉＩ：ｇ等不確定要素が多く、信頼性に欠け
る問題がある。

（３）本発明の目的 本発明は上記のことかＲ１マクロセル腐食環境を正確に
知るために腐共霜′位、土壌比抵抗、自然腐食速度、管
灯地電位、接地抵抗を同時に、然も短詩ｍ」に計器ｐで
測ぜし、この測定１厘を任意にディスプレイ及びプリン
トアウトすることの出来る埋心配管の腐食診断装置を徒
案するのが目的である。

（４）本発明の構成 本発明は上記目的を達成するために、以下に詳記する各
構成要素の組み合わせを採用した。

先端に軟鋼層の試料極を、この試料極の上部には絶縁材
を挾んで軟鋼層の対極照合極兼月極を一本の棒状に構成
して成るプローブ、 吟和硫酸鋼溶液を満たｔ７、この溶液中に銅棒を浸漬す
ると共に、飽和鎖酸銅溶液はラワン材等を介して土Ｉ鴇
と液絡するように構成した絹−硫酸銅照合ｍ極と、 調弄対象の埋設配管と電気的接続を保持された管端子取
出し用リード線（ａ）（ｂ）、１１ｊ５ｊ１色位測定時
には前記プローブの試料極と前記↓１１１１−硫虚鋼照
合電杉に、土壌比抵抗もしくは自然腐食速度測定時には
前言１プローブの試料極と対イ糟照合極兼用極ｗ、ｔｐ
対地軍位測だ時には前記鋼−憾酸姉り照合市、極と前記
Ｖ端子取出し用り〜ド緋（ｂ）に、候地鉱抗＋ｔ１．ｌ
Ｉ定時には前記プローブの対極照合極兼月極と前記銅−
硫酸銅照合ｘｉ：極と前記管端子取出し用リード線（＋
ａｌ（ｂ）に、キーコントロールに−従って結線する自
動スイッチング装置と、土壌比抵抗測定時には前記プロ
ーブの試料極と対極照合極兼用極間に高周波定電流を、
自然腐食速度測定時には前記プローブの試料極と対極照
合極兼用極間に振幅の等しい高周波と低周波を重畳した
定電流を、接地抵抗測定時には前記プローブの対極照合
極兼月極と前記管端子取出ｌ〜用リード線（ａ＋の間に
高周波定電流を、印加する二重パルス発生器及び定電流
雷源と、 腐食電位測定時には前記プローブの試料極とｍｔ１記銅
−硫酸銅照合電極間の電位差を、土壌比抵抗もしくは自
然腐食速度測定時には前記プローブの試料極と対極照合
極兼用極間の電位差を、営対地電位もしくは接地抵抗測
定時には前記管端子取出し用リード線（ｂ）と前記銅−
硫酸鋼照合゛電極間の電位差を、測定する差動式電位差
計、 ｌ副食電位もしくは管灯地電位測定しに、前ｄ己差動式
電位差計のアナログ信号から交流成分のノイズを除去し
デンタル信号に変換１−る、直線成分用積分型Ａ／Ｄｆ
候器、 土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測定時に
、前記差動式惰゛位差計のアナログ出力から直流嘘分を
除去する、直流１ｊ２分キャンセル器、自然腐食速度測
定時に、前記直流成分キャンセル器から出力された交流
ｂｖ分から、前、記二重パルス発生器により印加また低
周波と同周期同位相成分応答耐圧のみを分離しデンタル
信号に変換する、低周波位相検波器及び低周波成分用積
分型Ａ　／　Ｄ変換器、 土壌比抵抗、自然１１話食速度、もしくは接地抵抗測定
時に、前記直流酸分キャンセル器から出力された交流成
分信号から前記二重パルス発生器により開力ｕした高周
波と四周則同位相成分応答′由圧のみを分離しデンタル
信号に変換する、冒周波位相検汲′器及び高周波ｒｙｙ
分用積分型Ａ／Ｄ変換器、自然腐食速度１１１１Ｉ足時
に、前記低周波成分用積分型Ａ　／　Ｄ変換器のデジタ
ル出力から、ｍ１１記高周波成分用４ノ４分型Ａ／Ｄ変
俟器のデジタル出力を差し引く減算器、 土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測定時に
、前記二重パルス発生器から出力されるパルスの周波数
および前記定旬、流′亀源から出力される電流レンジを
切替える、自動レンジ切替、土壌比抵抗測定時には前記
高周波成分用積分型Ａ／Ｄ変換器から出力された応答電
圧を最適範囲に入るよう前記自動レンジ切替を作動させ
、その応答電圧値を前記定電流電源から印加された電流
値とプローブ係数に１の積で除し土壌比抵抗テークへの
換算、単位設定を実行し、自然ｊ副食速度測定時には前
記減算器から出力された応答電圧の低周波成分と高周波
昨分の差を最適範囲に入るよう前ｇ［′自動レンジ切替
を作動させ、前記定電流電源から印加された電流値とプ
ローブ係数に２の槓をこの応答電圧の低周波成分と冒周
波戚分の差で除し自然産業速度テークへの換算、単位設
定を実行し、接地抵抗測定時には前記高周波成分用積分
型Ａ／Ｄ変換器から出力された応答電圧を最適レンジに
入るよう前記自動レンジ切替を作動させ、その応答電圧
値を前記ｖ′出並流電源印加された電流値で除し接地抵
抗データに換算、単位設定を実行し、腐食′電位もしく
は管対地電位測定時Ｃτは前記直輔吸分用積分型Ａ／Ｄ
変換器から出力された電圧値にｍ位設宇を実行する、中
央処理演算装植、中央処丹演質＃　ｆｆ＃から指示され
る測定項目、測定値、先位を表示する、ナイスプレイ及
びプリンター、 贋食雷位もしくは管対地電位測定時には前記直流成分用
積分型Ａ／Ｄ変換器からのデジタル出力を、土塀比抵抗
もしくは接地抵抗測定時には前＝ｇ高ｊ＾１波成分用積
分型Ａ　／　Ｄ変換器からのデジタル出力な、自然腐食
速度測定時には前記減算器からのデジタル出力を、アナ
ログレコーダーに出力するためアナログ信号に変換する
、Ｄ　／　Ａ変換器。

（５）実施例 図は本発明の実施例を示し、符号の１は埋設配管Ａに結
＋雇したＶ端子取出し用リード線（ａｌ　、　（ｂ）、
２は先端に軟鋼製の試料極”ｋｚこの試料極３α）上部
には絶縁材３′を挾んで軟鋼製の対極照合極兼月極４を
更にこの上に指示−５を記した一本の棒状に構５丈して
成るプローブである。

６は飽和硫酸銅溶液を満たし、この溶液中に銅緑を浸漬
すると共に、飽和値は銅溶液はラワン材等を介して土壌
と液絡刊−るように構成した銅−硫酸銅照合電極、７は
銅−硫酸銅照合電極用サポートである。

８は腐食電位測定時ニは前記プローブ２の試料棚６と前
記銅−硫酸鋼照合電極６に、土塀比抵抗も１７＜は自然
腐食速度測定時には前記プローブ２の試料極６と対極照
合極兼用析４に、管対地霜°位測定時には前記銅−硫酸
鋼照合雷極６と前記管端子取出し用リード線（ｂ）に、
接地抵抗測定時には前記プローブ２の対極照合極兼月極
４と前記銅−硫酸銅照合電極６と前記管端子取出し用リ
ード６ｎ（ａｌ（ｂ）に、キーコントロール１１に従っ
て結線する自動スイッチング装置である。

１０は低周波および高周波信号を発生する二重パルス発
生器、９は土壌比抵抗測定時には前記プローブ２の試料
極６と対極照合極兼月極４間に高ｊＭ波定霜流を、自然
腐食速度測定時には前記プローブ２の試料極６と対極照
合極兼月極４間に振幅の等しい高周波と低周波を重畳し
た定電流を、接地抵抗測定時πは前記プローブ２の対極
照合極兼用楡４と前記管端子取出し用リード線（ａ）の
間に高周波定電流を、印加する定電流電源である。

１５は腐食電位測定時には前記プローブ２の試料極６と
前＝ａ禍−硫酸鋼照合電極６間の電位差を土壌比抵抗も
しくは自然腐食速度測定時には前記プローブ２の試料極
３と対極照合極兼月極４間の′巾、位差を、管対地嘗゛
位もしくは接地抵抗測定時には前記ｖ、、ｊＭ子取出■
、用リード線（ｂ）と前記銅−硫酸銅照合電・１女６１
Ｈ］の電位差を、測定する差動式重信差計である。

１６は）島共’１３位もしくは管対地電位測定時に、前
記差動式霜、位差占」θ）アナログ信号から交流成分の
ノイズを除去しデジタル信号に変換する、直流ｈゾ分用
ｗＭ分型Ａ／Ｄ変換器である。

１７は土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗ｕ
ｔｌ１足時に、前記差・１１式電位差割１５のアナログ
出力から直流成分を除去する、直流成分キャンセル器で
ある。

１８は自然腐食速度測定時に、前記直流取分キャンセル
器から出力された交流成分から、前記二重パルス発生器
により印加した低周仮と同周期同位相成分応答電圧のみ
を分離する低周波位相検波器、１９はその出力をデジタ
ル信号に変換する、低周波成分用積分型Ａ／Ｄ変順器で
ある。

２１は土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測
定時に、前記直流ｈ＋ｙ：分キャンセル器１７から出力
された交流成分信号から前記二重パルス発生器１０によ
り印加した高周波と同周期同位相ｆｊＷ分応答電圧のみ
を分離する高周波位相検波器、２２はその出力をデジタ
ル信号に変換する、高周波成分用積分型Ａ　／　Ｄ変換
器である。

２０は自然腐食速度測定時に、前記低周波成分用積分型
Ａ　／　Ｄ変換器１９のデジタル出力から、前記高周波
成分用積分型Ａ　／　Ｄ変換器２２のデジタル出力を差
し引く減算器である。

１１は瑣１］定項目を選矩するというキーコントロール
、１２は設定されたプローブ係数Ｋ　１１　　Ｋ２であ
る。

１ろは土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接工（１シ
抵抗ｄ１１（定時に、前記二重パルス発注器から出力さ
れるパルスの周波敬および前記定電流箱、源から出力さ
れる電流レンジを切替気る、自動レンジ切替である。

１４は土塀比抵抗測定時には前記高周波成分用オβ分型
Ａ／Ｄ変換器２２から出力された応答電圧を最適範囲に
入るよう前記自動レンジ切替１３を作動させ、その応答
電圧値を前記定電１流霜源９から印加された電流値とプ
ローブ係数への指で除し土Ｌ・（比抵抗データへの換算
、単位設定を実行し、自然腐食速度測定時には前記減シ
４器２０から出力された応答電圧の低周波成分と高周波
成分の差を最適ｒ＋ｉｉｉ囲に入るよう前記自動レンジ
切替１３を作動させ、前記定電流電源９から印加された
電流値とプローブ係数４の積をこの応答電圧の低周波成
分と高周波成分の差で除１〜自然腐食速度データへの換
算、単位設定を実行し、接地抵抗測定時には前記高周波
成分用積分型Ａ　／　ｖ変換器２２から出力された応答
電圧を最適レンジに入るよう前記自動レンジ切替１３を
作動させ、その応答電圧値を＃記定電流電源９で印加さ
れた電流値で除し接地抵抗データに換算、単位設定を実
行し、腐食電位もしくは管対地雷位測定時には前記直流
成分用積分型Ａ／Ｄ変換器１６から出力された電圧値に
単位設定を実行する、中央処理演算装置である。

２４は中央処理演算装置１Δから指示される測定項目、
測定値、単位を表示する、ティスプレィ、２５ばこれら
のデータを印字するプリンターである。

２ろは腐食電位もしくは管対地も位測定時には前記直流
成分用積分型Ａ／Ｄ変換器′１６からのデジタル出力を
、土Ｖχ比抵抗もしくは接地抵抗測定時には前記高周波
成分用積分型Ａ／Ｄ変換器２２からのデジタル出力を、
自然腐食速度測定時には前記減算器２０からのデジタル
出力を、アナログレコーダーに出力するためアナログ信
号に変換する、Ｄ　／　Ａ変換器である。

２６はレコーダー、２７は腐食電位、２８は管灯地電位
、２９はΔＥＬ−ΔＥｈ（＝に２・ΔＩＨ／自然腐食速
度）、 ３０はΔＥｈ（−土壌比抵抗・Δ工ｈ−に１）、３１は
ΔＥｈ（＝接地抵抗・ΔＩｈ）である。

実施例は以上の如き構成から成り、次のような手順で夫
々の測定を行なう。

〔腐食電位〕

キーコントロール１１（腐食電位のファンクションキー
をＯＮ）を行うと、自動スイッチング装置８により、測
定土壌に打ち込まれたプローブ２の試料極３とそのプロ
ーブ３から３０ｃｒｎ以内に接地された銅−硫酸銅照合
電極６に結線される。

差動式電位差計１５により試料極３と銅−硫酸銅照合電
極６間の電位差を測定し、直流成分用積分型Ａ／Ｄ変換
器１６によりノイズを除去し、デジタル信号２７に変換
し、中央処理演算装置１４を介して単位設定を行い、デ
ィスプレイ２４、プリンター２５に測定項目、測定値、
単位を表示する。

〔土壌比抵抗〕

キーコントロール１１（土壌比抵抗のファンクションキ
ーをＯＮ）を行うと、測定土壌に打ち込まれたプローブ
２の試料極３と対極照合極兼月極４に結線され、この両
極間に、二重パルス発生器１０、定電流電源９により高
周波（ｆｈ）の定電流（ΔＩｈ）パルスが印加され、差
動式電位差計１５により両極間の電位差を測定し、直流
成分キャンセル器１７、高周波位相検波器２１、高周波
成分用積分型Ａ／Ｄ変換器２２により応答電圧ΔＥｈ３
０が測定される。中央処理演算装置１４により設定され
ているプローブ係％　１２　Ｋ＋を用いて下式に従って
演算、単位設定を行い、 土壌比抵抗〔Ωｍ〕＝ΔＥｈ［ｍＶ）／ΔＩｈ［ｍＡ：
］　＋　ＫｓＫＩ＝　０．１１６　（プローブ２の試料
極３の表面積が４．７６ｃｒｌの場合） ディスプレイ２４、プリンター２５に表示する。

なお、印加電流レンジΔＩｉはピークからピークまでの
値で１０鴫、１０已１０−２．１０−’、　１　ｙ’　
１０ｍＡの６レンジであり、応答電圧ΔＥｈが１８〜２
００ｍＭの範囲に入るよう中央処理演算装置１４、自動
レンジ切替１３で制御される。また、印加電流の周波数
ｆｈ　は、０２〜３．４　ＫＨｚでノイズとの分離を完
全にするためΔＩｈが小さい時程高い周波数を採用する
ように設定されている。

〔自然ｊ副食速度〕

キーコントロール１０（自然腐食速度のファンクション
キーをＯＮ）を行うと、測定土壌に打ち込まれたプロー
ブの試料極３と対極照合極兼月極４に結線され、この両
極間に１０，９により高周波（ｆｈ）と低周波（ｆＬ　
）を重畳した定電流（ΔＩｈ、ΔＩＬ　）パルスが印加
され、この時の両極間の応答電圧を１５により測定し、
１７，２１゜２２で応答電圧の高周波成分ΔＥｈを、１
７，１８゜１９で低周波成分ΔＥしを分離し、減算器２
０でΔＥ、−Ｅｌ、２９を算出する。１４により１２に
設定されているプローブ係％に２を用いて下式に従って
演算、単位設定を行い 自然腐食速度〔ｒｔａｎ　／ｙ　ｒ　〕−に２　’ΔＩ
ｈ［ｍＡＭ（ΔＥＬ−ΔＥｈ　）　（ｍＶ） Ｋ２　＝　２７．３０　（プローブ２の試料極３の表面
積が４．７６ｅｒａの場合） ２４．２５に表示する。

なお、印加電流レンジΔＩｈ（＝ΔＩＬ　）は、１０−
’１０−３．１０　”、　１０−”、　１　、１０ｍＡ
の６レンジであり、応答電圧（ΔＥＬ−ΔＥｈ　）が３
．６〜４０ｍＶの範囲に入るよう、ｆヨは０．１　Ｈｚ
　、　ｆｈは土壌比抵抗測定時と同様に０．２〜３，４
ＫＨ２でΔＩｈ　　が小さい時程高い周波数を採用する
よう１４．１３で制御される。

〔管灯地電位〕

キーコントロール１］（管灯地電位のファンクションキ
ーをＯＮ）を行うと、管端子取出し用リード線ｌの（ｂ
）と地表面へ接地された銅−硫酸銅照合電極６に結線さ
れる。差動式電位差計１３により、１のくｂ）と６との
間の電位差を測定し、１６によりノイズを除去しつつデ
ジタル信号２８に変換し、１４により単位設定を行い、
２４．２５に表示する。

〔接地抵抗〕

＊−コン）ｏ−ル１１（接地抵抗のファンクシヨンキー
をＯＮ）を行うと、管端子取出し用リード線（ａ）（ｂ
）　１　、地表面一、接地された銅−硫酸銅照合電極６
，６から４ｍ以上離れた地点の地中に打ち込まれたプロ
ーブの対極照合極兼月極４に結線される。■の（ａ）と
４との間に、１０．９により高周波（ｆｈ）の定電流（
ΔＩｈ　　）パルスが印加され、この時の１の（ｂ）と
６との間の応答電圧ΔＥｈ３１が１７．２１．２２によ
り得られ、１４で下式に従って演算、単位設定を行い、 接地抵抗〔Ω〕＝ΔＦ：、ｈ　〔ｍｖ）／ΔＩｈ［ｍＡ
］２３．２４に表示する。

なお、印加電流レンジ（ΔＩｈ　）は、土壌比抵抗測定
時と同様、応答電圧ΔＥわが１８〜２００ｍＶの範囲に
入るよう、ｆｈ　　は土壌比抵抗測定時と同様に０２〜
３．４ＫＨｚでΔ■ｈ　が小さい時程高い周波数を採用
するよう、１４．１３で制御される。

以上の測定データからマクロセル腐食の損傷度を推定す
るのであるが、有効と考えられる６項目とその判定法を
次に説明する。

〔腐食電位〕

土壌中の鋼の腐食電位は、−３００〜−８５０ｍＶに分
布しており、一般的に、油気性が良く腐食性の弱い山砂
却は−３００〜−６００ｍＶＸ通気性が悪く含有塩俤濃
度が高いため腐食性の強い粘土、土丹翻ば−７００〜−
８５０ｍＶ　　を示す。

〔土壌比抵抗〕

土壌比抵抗は１０　［１〜１　［１０，０００ＡＣｍに
分布［２ているが、一般的には、２０００．ＱＣｍ以下
の土壌は腐食性が強く、マクロセルの影響を受けた場合
にも腐食常流が流ハやすいため非常に大キな腐食速度を
もたらすものと卯なされる。

〔自然腐食速度〕

得られたデータは初期値であり、経時的にある程度変化
するものと推測されるが、大雑把に１つて、（］、２ｍ
ｍηｒ以上はぼ食性の強い土壌、０．０　［１５ｍｍ／
ｙｒ以下は戻穴性の物い土壊と考えられる。

〔管灯地電位〕

管種、層設環境等によって異なるが、通常−１００〜−
１０００ｍＶであり、−４００ｍｙ以上の場合はコンク
リート／土壌系マクロセルの影響下にあると　　（判断
される。なお、亜鉛メンキ鋼管でマクロセルの影響を受
けていない場合蹟は−９００〜−１２００ｍＶを、陰極
防食下にある埋設管においては一８５０ｍＶ以下を示す
。また、電車軌道からの漏れ電流の影旬≧下では経時的
変動を示す。

〔接地抵抗〕

接地；ＩＪ（杭は、資が、継手種卵、配管状況等によっ
て広いｈｉｉ　Ｉｒｔｌ　Ｋ分布し、でいるが、その値
が１ｏｎ坤士になれば、マクロセルの影響は小さい、も
しくは影響があったとしても電気防食で簡革に対処でキ
ると判断してもよい。

〔雷位勾配〕

？σ対地鎗位は、娃ｌぞの外壁ＩＵ近で急勾配を有Ｕ２
高（廿）？＋１位を示すことが多いため、建屋の夕べ壁
直近と外壁から４〜６ｍ程度離れた地点での管灯　　（
地山１位の２点測定を実施し、その差が大きい場合には
、埋設管からのｖＪ賞電流流出が建屋外壁直近に集中し
ている可能性が犬般いと見なし、さらに厳１〜い評１１
１１・を行うことが必要となる。　　　　　　　　（６
）本発明の効果 （イ）従来の醍１査では、腐食′電位測定には鋼製試料
（リード線が取り出され、土壌中へ打ち込めるもの）、
銅−硫酸銅照合電極、電、位差計が、土壌比抵抗測定に
は土壌杖、オームメーター（交流ブリッジ）が、自然腐
食速度測定にはプローブ（本発明で使用しているもの）
、関数発生器、定電流電源、オシロスコープ、ペンレコ
ーターカ、管灯地雷位測定には管端子取出■−用リード
線、銅−硫酸銅照合電極、電位差計が、接地抵抗測定に
は管端子取出し用リード猫、アース棒２本、接地抵抗計
が必要となるのに対し、本発明によって１台の小型（３
０ｎＸ１００Ｘ２５０ｍｍ）な装置本体、プローブ、銅
−硫酸銅照合電極および管端子取出し２用リード線だけ
で５項目の測定が可能となる。

口）従来の調査では、（イ）で述べたように多数の計器
を使用するため、測定項目によって配線を変更しなけれ
ばならないが、本発明によって配線変更が全く不要とな
る。

・→　従来の脚管では、印加電流レンジの切替えや両宇
レンジの切替えをマニュアルで行なわざるを得す、デー
タ読み取り時には換算が必要となってしまうが、本発明
によってレンジ切替えは全く不要となり“、データも直
読可能となる。

に）以上のようなことがら、従来の稠査ではがなりの技
術レベルを有するものが１調査対象管にっ鍍１時間以上
の調査時間を要し、それでも測定誤差、データ読み取り
誤差等に起因する誤差を避けられノ、Ｃいが、本発明に
よって誰でも１調査対象ｆｙっ艦１５分以内で誤差なく
測定がで艦るようになム

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例と、測定法の説明図である。 １　・　・　・ｖＱＷ子取出し用リード線（ａ）（ｂ）
、２　・・・プローブ、３・・・（プローブ）試料極（
表面積４．７６　Ｃ？７１”　）、４・・・（プローブ
）対極照合極兼月極（径１．３．８ｃｍ、長さ３０ｃｍ
）、５・・・（プローブ）指示線、６・・・シ祠−値酸
銅照合篭極、７・・・銅−値は銅照合電極用ザポート、
８・・・自動スイッチング装置、９・・　・定電流電源
、１゜・・・二重パルス発生器、１１・・・キーコント
ロール、１２・・・プローブ係数Ｋｌ　、　Ｋ２．１３
・・・自動レンジ切替、１４・　・中央処理演算装置、
１５・・・差動式電位差計、１６・・・直流成分用積分
型Ａ／Ｄ変換器、１７・・・直流成分キャンセル器、１
８・・　低周波位相検波器、］９・・・低周波成分用積
分型Ａ／Ｄ変換器、２０・・・減算器、２１・・・高周
波位相検波器、２２・・・高周波成分用積分型Ａ／Ｄ変
換器、２３・・・Ｄ／４変換器、２４・・・ティスプレ
ィ、２５・・・プリンター、２６・・・レコーダー、２
７・・・腐食電位、２８・・・管灯地電位、２９・・・
ΔＥｈ　−ΔＥＬ（＝に２・　ΔＩｈ／自然腐食速度）
３０・・・ΔＥｈ（−土壌比抵抗・ΔＩｈ　＋　Ｋｌ　
）３１・・・ΔＥｈ　　（−接地抵抗・ΔＩｈ　　）特
許出願人　東京瓦斯株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 先端に軟鋼製の試オ・１極を、この試料極の上部には絶
   Ｓ材を挾んで軟鋼製の対極照合極兼月極を一本の棒状に
   構Ｆｉ２して成ろプローブと、飽和硫酸鋼溶液を満たし
   、この溶液中に銅棒を浸漬すると共に、飽和硫酸鋼溶液
   はラワン材等を介１２て土壌と液絡するように構吸した
   銅−＜ｊｊｉ：酸銅照合笛、極と、 調査対象の埋設配管と電気的接続を保持された管ψ晶子
   取出し用リード緋（ａ）（ｂ）と、腐食電位測定時には
   前記プローブの試料極と前記３同−慨酸銅照合電極に、
   土壌比抵抗もしくは自然腐食速度測定時には前記プロー
   ブの試料極と対４照合極兼用極に、管対地電位測定時に
   は前記銅−硫ば銅照合電極と前記管端子取出し用リード
   線（ｂ）ＶＣ１接地は机側定時には前記プローブの対極
   照合極北相極と前記銅−硫酸鋼照合覗極と前記管端子取
   出し用リード線（ａ）（ｂ）に、キーコントロールに従
   って結線する自動スイッチング装置と、土壌比抵抗測定
   時には前記プローブの試料極と対極照合極兼用極間に高
   周波定電流を、自然腐食速度測定時には前記プローブの
   試料極と対極照合極兼用極間に振幅の等しい高周波と低
   周波を重畳した定電流を、接地抵抗測定時には前記グロ
   ーブの対極照合権兼用極と前配管端子取出し用リード線
   （ａ＞の間に高周波定電流を、印加する二重パルス発生
   器及び定電流電源と、 腐食電位測定時には前記グローブの試料極と前記銅−硫
   酸銅照合電極間の電位差を、土壌比抵抗もしくは自然腐
   食速度測定時には前記プローブの試料極と対極照合極兼
   用極間の電位差を、管対地電位もしくは接地抵抗測定時
   には前記管端子取出し用リード線（ｂ）と前記銅−伏酸
   銅照合電極間の電位差を、測定する差動式電位差計と、 腐食電位もしくは管対地電位測定時に、前記差動式電位
   差計のアナログ信号から交流成分のノイズを除去しデジ
   タル信号に変換する、直流ｂｋ分用積分型Ａ　／　Ｄ変
   換器と、 土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測定時に
   、前記差動式電位差計のアナログ出力から直流成分を除
   去する、直流成分キャンセル器と、自然腐食速度測定時
   に、前記直流成分キャンセル器から出力された交流成分
   から、前記二重パルス発生器により印加した低周波と同
   周期同位相成分応答電圧のみを分離しデジタル信号に変
   換すへ低周波位相検波器及び低周波成分用積分型Ａ／’
   Ｄ変換器と、 土用比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測定時に
   、前記直流成分キャンセル器から出力された交流成分信
   号から前記二重パルス発生器により印加した高周波と同
   周期同位相成分応答威圧のみを分離しデジタル信号に変
   換する、高周波位相検波器及び高周波模分用積分型Ａ　
   ／　Ｄ変換器と、自然腐食速度測定１１５．、に、前Ｂ
   ビ低周波成分用々１分型Ａ　／　Ｄ変侠器のデジタル出
   力から、前記高周波５ν分用積分型Ａ／Ｄ変侠器のデジ
   タル出力を差し引く減算器と、 土壌比抵抗、自然腐食速度、もしくは接地抵抗測定時に
   、前記二重パルス発生器から出力されるパルスの周波数
   および前記定電流電源から出力される電流レンジを切替
   える、自制ルンジ切替と、土壌比抵抗測定時には前記高
   周波成分用積分型Ａ／Ｄ変換器から出力された応答電圧
   を最適範囲に入るよう前記自動レンジ切替を作動させ、
   その応答電圧値を前記定電流電源から開力りされた電流
   値とプローブ係数に１の積で除ｔ７土壌比抵抗データへ
   の換算、単位設定を実行し、自然腐食速度測定時には前
   記減算器から出力された応答電圧の低周波成分と高周波
   成分の差を最適範囲に入るよう前記自動レンジ切替を作
   動させ、前記定電流電源から印加された電流値とプロー
   ブ係数に２の積をこの応答電圧の低周波成分と画周波成
   分の差で除し自然腐食速度データへの換算、単位設定を
   実行し、接地抵抗測定時には前記高周波成分用積分型Ａ
   　／　Ｄ変換器から出力された応答電圧を最適レンジに
   入るよう前記自動レンジ切替を作動させ、その応答電圧
   値を前記定電流電源で印加された電流値で除し接地抵抗
   データに換算、単位設定を実行１−１腐食電位もしくは
   管対地′紙位測定時には前記直流０ν゛分用積分型Ａ　
   ／　Ｄ変換器から出力された電圧値に単位設定を実行す
   る、中央処理演算装置と、中央処理演算装置から指示さ
   れる測定項目、測定値、単位を表示する、ディスプレイ
   及びプリンターと、 腐食電位もしくは管対地電位測定時には前記胸流成分用
   積分型Ａ／Ｄ変換器からのデジタル出力を、土塀比抵抗
   もしくは接地抵抗測定時には前記高周波ＩＷ分用積分型
   Ａ　／　Ｄ変換器からのデジタル出力を、自然腐食速度
   測定時には前記減算器からのデジタル出力を、アナログ
   レコーダーに出力するためアナログ信号に変換する、Ｄ
   ／Ａ変換器とから成る配管の腐貢診所装ｒｒＫ、　。