JPS5918631B2 - セラミックヒ−トパイプの製造方法 - Google Patents
セラミックヒ−トパイプの製造方法Info
- Publication number
- JPS5918631B2 JPS5918631B2 JP52021736A JP2173677A JPS5918631B2 JP S5918631 B2 JPS5918631 B2 JP S5918631B2 JP 52021736 A JP52021736 A JP 52021736A JP 2173677 A JP2173677 A JP 2173677A JP S5918631 B2 JPS5918631 B2 JP S5918631B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- metal
- intermediate sheet
- capillary grooves
- metal layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセラミック製コンテナ内に金属の作動流体を封
入したヒートパイプの構造および製造方法の改良に関す
る。
入したヒートパイプの構造および製造方法の改良に関す
る。
セラミックは金属と比べ耐熱性、耐腐食性に優れ、高温
の腐食性流体中で使用されるヒートパイプのコンテナ用
材料として極めて適した特性を有する。
の腐食性流体中で使用されるヒートパイプのコンテナ用
材料として極めて適した特性を有する。
しかしながら一般にセラミックは液相の金属との濡れ性
が悪く、作動流体として気相および液相状態のカリウム
、ナトリウム、リチュウムなどの金属を用いた場合、ウ
ィック表面がセラミツりでは毛管引力が生じ々いのでウ
ィック本来の機能を果たすことができない。
が悪く、作動流体として気相および液相状態のカリウム
、ナトリウム、リチュウムなどの金属を用いた場合、ウ
ィック表面がセラミツりでは毛管引力が生じ々いのでウ
ィック本来の機能を果たすことができない。
このため従来は、コンテナがセラミック製のヒートパイ
プは金属メツシュなどのウィック材料を別途形成し、セ
ラミックコンテナ内壁に敷設する方法が取られていた。
プは金属メツシュなどのウィック材料を別途形成し、セ
ラミックコンテナ内壁に敷設する方法が取られていた。
しかるに斯る方法はヒートパイプが円筒型などの単純な
構造の場合を除いてウィックの装設が困難であるうえ、
ウィックとセラミック内壁面との密着性が得難く、さら
にウィック装設後、面積の大きい開孔部を封止する手間
がかかる欠点があった。
構造の場合を除いてウィックの装設が困難であるうえ、
ウィックとセラミック内壁面との密着性が得難く、さら
にウィック装設後、面積の大きい開孔部を封止する手間
がかかる欠点があった。
本発明は叙上の欠点を改良し、作動流体である液相金属
と濡れ性が良いウィックをセラミックコンテナ内壁面と
確実に密着形成でき、しかも製造容易でコストが低下で
き、さらに複雑な外形を有するセラミックヒートパイプ
の製造に適した構造を有するセラミックヒートパイプの
製造方法を提供することを目的とする。
と濡れ性が良いウィックをセラミックコンテナ内壁面と
確実に密着形成でき、しかも製造容易でコストが低下で
き、さらに複雑な外形を有するセラミックヒートパイプ
の製造に適した構造を有するセラミックヒートパイプの
製造方法を提供することを目的とする。
本発明は溝状のウィック表面を金属化面とすることを骨
子とするものであり、以下本発明を図に示す一実施例に
基づき詳細に説明する。
子とするものであり、以下本発明を図に示す一実施例に
基づき詳細に説明する。
本発明のセラミックヒートパイプの製造方法にかかる任
意の平面形状をした溝板状セラミックヒートパイプ１は
、第３図に示す如く焼結セラミック製コンテナ５′、６
′、７′の内壁に設けられている毛細溝からなるウィッ
ク６３の壁面にタングステン、モリブデンなど融点の高
い金属膜６１が布設され、内部に作動流体としてカリウ
ム、ナトリウム、リチュウム、鉛、インジウム、銀など
比較的融点の低い金属を封入した構成を有する。
意の平面形状をした溝板状セラミックヒートパイプ１は
、第３図に示す如く焼結セラミック製コンテナ５′、６
′、７′の内壁に設けられている毛細溝からなるウィッ
ク６３の壁面にタングステン、モリブデンなど融点の高
い金属膜６１が布設され、内部に作動流体としてカリウ
ム、ナトリウム、リチュウム、鉛、インジウム、銀など
比較的融点の低い金属を封入した構成を有する。
′本発明にかかるセラミツ、クヒートパイプ１の製
造方法を第１図、２図、３図に基づき説明する。
造方法を第１図、２図、３図に基づき説明する。
長方形のセラミックグリーンシート５０に矩形の打抜き
孔５１゛を穿設して中間シート５を形成する。
孔５１゛を穿設して中間シート５を形成する。
第２図ａに示す如くセラミックグリーンシート５０と同
一平面形状を有するセラミックグリ、−ンシート６０の
、上記中間シート打抜き孔５１と当接する下面部分に、
第２図すの如くタンゲス、テン、モリブデンなどの高融
点金属またはその化合物の粉末ペースト膜６１をスクリ
ーン印刷、へケによる塗布などにより布設し、該ペース
ト乾燥後、刻み歯をペースト膜面に押し当て、第２図Ｃ
に示す如く、多数の毛細溝６３を刻設し、さらに該毛細
溝６３形成面に小孔６２を穿設して上蓋シート６を形成
する。
一平面形状を有するセラミックグリ、−ンシート６０の
、上記中間シート打抜き孔５１と当接する下面部分に、
第２図すの如くタンゲス、テン、モリブデンなどの高融
点金属またはその化合物の粉末ペースト膜６１をスクリ
ーン印刷、へケによる塗布などにより布設し、該ペース
ト乾燥後、刻み歯をペースト膜面に押し当て、第２図Ｃ
に示す如く、多数の毛細溝６３を刻設し、さらに該毛細
溝６３形成面に小孔６２を穿設して上蓋シート６を形成
する。
上記上蓋シート６と同一の方法によりセラミックグリー
ンシート上面に多数の毛細溝７３を刻設した下蓋シート
７を形成する。
ンシート上面に多数の毛細溝７３を刻設した下蓋シート
７を形成する。
次に第１図に示す如く中間シート５、上蓋シート６およ
び下蓋シート７を重ねて熱圧着（６０〜７０℃）して積
層体８となし、この積層体８を水素雰囲気中で焼結（１
５００〜１５５０６Ｃ）して一体化し、ウィックである
毛細溝面を金属化面としたセラミックコンテナを製造す
る。
び下蓋シート７を重ねて熱圧着（６０〜７０℃）して積
層体８となし、この積層体８を水素雰囲気中で焼結（１
５００〜１５５０６Ｃ）して一体化し、ウィックである
毛細溝面を金属化面としたセラミックコンテナを製造す
る。
次に上＝ｂト孔６２からコンテナ内の空気を排除した後
、作動流体であるカリウム、ナトリウムなどの金属を液
相化して所定量注入し、該小孔６２をメタライズなどに
より封止する。
、作動流体であるカリウム、ナトリウムなどの金属を液
相化して所定量注入し、該小孔６２をメタライズなどに
より封止する。
第１図に示す如く、ヒートパイプ１の蒸気通過空間とな
る中間シート打抜き孔５１が２以上の場合には、上蓋シ
ート６、下蓋シート７の毛細溝６３．７３生交差する毛
細溝６４または７４を刻設しておくと、一つの小孔６２
から全蒸気通過空間に一度に作動流体を注入できる。
る中間シート打抜き孔５１が２以上の場合には、上蓋シ
ート６、下蓋シート７の毛細溝６３．７３生交差する毛
細溝６４または７４を刻設しておくと、一つの小孔６２
から全蒸気通過空間に一度に作動流体を注入できる。
本発明にかかるセラミックヒートパイプのウィックの断
面形状はクサビ型、矩形々ど刻み歯の押１圧によシ所望
の形状および大きさが得られる。
面形状はクサビ型、矩形々ど刻み歯の押１圧によシ所望
の形状および大きさが得られる。
本発明は叙上の構成を有し、セラミックコンテナ内壁の
溝状ウィック表面を金属化面としているので、ウィック
面とセラミックコンテナ内壁と強固に密着され、しかも
ウィックの形成は容易である。
溝状ウィック表面を金属化面としているので、ウィック
面とセラミックコンテナ内壁と強固に密着され、しかも
ウィックの形成は容易である。
また所定部分に高融点金属などの粉末ペースト膜を布設
したセラミックグリーンシートの積層により薄く、且つ
複雑な平面形状をしたセラミックヒートパイプのウィッ
ク面を金属化面とすることができ、極めて製造容易でコ
ストが低下できる。
したセラミックグリーンシートの積層により薄く、且つ
複雑な平面形状をしたセラミックヒートパイプのウィッ
ク面を金属化面とすることができ、極めて製造容易でコ
ストが低下できる。
第１図、第２図および第３図は本発明にかかるセラミッ
クヒートパイプの製造方法の説明図である。 図中１・・・セラミックヒートパイプ、５・・・中間シ
ート、６・・・上蓋シート、７・・・下蓋シート１，６
１・・・金属粉末ペースト膜、６４，７４・・・毛細溝
。
クヒートパイプの製造方法の説明図である。 図中１・・・セラミックヒートパイプ、５・・・中間シ
ート、６・・・上蓋シート、７・・・下蓋シート１，６
１・・・金属粉末ペースト膜、６４，７４・・・毛細溝
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ セラミックグリーンシートに所定の打抜き孔を設け
、中間シートを形成し、前記中間シートに対応した平面
形状を有するセラミックグリーンシートの下面に前記中
間シートの打抜き孔に対応した高融点金属または金属化
合物の粉末ペーストを付着し、金属膜または金属層を形
成し、ペースト乾燥後前記金属膜または金属層に多数の
毛細溝を設けて上蓋シートを形成し、前記中間シートに
対応した平面形状を有するセラミックグリーンシートの
上面に前記中間シートの打抜き孔に対応した高融点金属
または金属化合物の粉末ペーストを付着し、金属膜また
は金属層を形成し、ペースト乾燥後前記金属膜または金
属層に多数の毛細溝を設けて下蓋シートを形成し、前記
上蓋シート、中間シート、下蓋シートを積層して圧着し
積層体を製造し、該積層体を焼結一体化して気密なウィ
ック付コンテナを作り、コンテナ内に作動温度で気相お
よび液相を呈する金属を封入するセラミックヒートパイ
プの製造方法。 ２ セラミックグリーンシートに所定の複数の打抜き孔
を設け、中間シートを形成し、前記中間シートに対応し
た平面形状を有するセラミックグリーンシートの下面に
前記中間シートの複数の打抜き孔に対応した高融点金属
または金属化合物の粉末ペーストを付着し、金属膜また
は金属層を形成し、ペースト乾燥後前記金属膜または金
属層に多数の毛細溝、・および該毛細溝と交差する多数
の毛細溝を設は上蓋シートを形成し、前記中間シートに
対応した平面形状を有するセラミックグリーンシートの
上面に前記中間シートの複数の打抜き孔に対応した高融
点金属または金属化合物の粉末ペーストを付着し、金属
膜または金属層を形成し、ペースト乾燥後前記金属膜ま
たは金属層に多数の毛細溝、および該毛細溝と交差する
多数の毛細溝を設けて下蓋シートを形成し、前記上蓋シ
ート、中間シート、下蓋シートを積層して圧着し積層体
を製造し、該積層体を焼結一体化して内部に複数の気密
な空室が並設されたウィック付コンテナを作り、コンテ
ナ内に作動温度で気相および液相を呈する金属を封入す
るセラミックヒートパイプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52021736A JPS5918631B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | セラミックヒ−トパイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52021736A JPS5918631B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | セラミックヒ−トパイプの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53106961A JPS53106961A (en) | 1978-09-18 |
| JPS5918631B2 true JPS5918631B2 (ja) | 1984-04-28 |
Family
ID=12063353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52021736A Expired JPS5918631B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | セラミックヒ−トパイプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5918631B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014115052A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Fujikura Ltd | 扁平型ヒートパイプ |
| JP5759606B1 (ja) * | 2014-09-30 | 2015-08-05 | 株式会社フジクラ | ヒートパイプ |
| EP4300573A1 (en) * | 2021-02-26 | 2024-01-03 | Kyocera Corporation | Thermal device |
| EP4300572A1 (en) * | 2021-02-26 | 2024-01-03 | Kyocera Corporation | Thermal device |
| WO2023234042A1 (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-07 | 京セラ株式会社 | 熱デバイス |
| WO2024019108A1 (ja) * | 2022-07-22 | 2024-01-25 | 京セラ株式会社 | 放熱基板及びベイパーチャンバー |
-
1977
- 1977-02-28 JP JP52021736A patent/JPS5918631B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53106961A (en) | 1978-09-18 |
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