JPS59185236A - 連続垂直掘削排土工法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は垂直掘削工事、特に大規模の竪穴掘削等におい
て地盤面下を連続的に掘削し、掘削土砂を連続的に地表
に排出する連続掘削排土工法およびその装置に関する。

〈１〉従来技術の欠点 従来地下掘削工事において掘削土砂を地上に搬出するに
は一般にパケットエレベータが広く用いられているが、
これは例えば下部土砂積載部と垂直搬送部と上部土砂排
出部を鉄骨等で一体構造に組立て、これを掘削現場に設
置し掘削土砂を下部土砂積載部に投入し、回動するチェ
ーンに一定間隔で取付けられたパケットで連続的に地上
に搬送し上部土砂排出部で排出する構造のものである。

この構造の垂直搬送装置は地下鉄道工事や下水道工事等
のごとく一定の深度で水平に掘削が行われる場合には装
置の変更なく工事の継続が可能で便利であるが、大規模
構造物の基礎工事等のように大深度の地盤掘下げを行う
場合には地盤の掘下げに伴って垂直搬送部を下部に継足
し延長しこれと共に下部土砂積載部も下部に移設しなけ
ればならない。

従来この継足しは垂直搬送部を一時吊持し下部土砂積載
部を取外し別の場所に仮置し、垂直搬送部構造を継足し
再び下部土砂積載部を取付ける等の末法が行われ、この
為犬き々労力を要し、また掘削工事の中断等労力、工事
費の増大を招いていた。

〈２〉本発明の目的 本発明は蒸上の実情に鑑みなされたもので、本発明によ
れば垂直搬送部構造は上部土砂排出部と、ことから張出
された水平移送端部から吊下げられた下部土砂積載部ま
で直接無端チェーンを張架１〜でいるので、構造自体の
継足しを必要とせず、また下部土砂積載部は無限軌道に
より自走する装置上に設けられており、これ自体の取外
し昇殿は等の手間を要せず吊下げ機構におけるチェーン
ブロックの運転のみにより、単にチェーンの継足しおよ
び搬送容器の補充取付けが行われて搬送装置の下部延長
がなされ、かつこのチェーンの継足しは上部土砂排出部
における搬送工程終端部の移動によって対応させるもの
であるから、安全、容易に高能率な掘削搬出が可能とな
るものである。

〈３〉本発明の実施例について 以下に本発明の連続垂直掘削排出工法の一実施例につき
その概略を第１図に基づいて説明すると、１は掘削地点
の地表面で、まず地盤の掘下げに伴う湧水を阻止する必
要があるときには掘削現場の周囲に現場の地質条件に応
じた止水壁を潜設する。

一方、掘削予定エリアの外側において無限軌道′式自走
装置２上に載置された上部土砂排出部３の水平移送部分
４の端部を掘削地盤と対面するように張出させ、その端
部から例えばチェンブロックなどによる吊下げ機構７に
よって無限軌道式自走装置５上に載置された下部土砂積
載部６を地盤に垂下している。

より具体的には、先ず掘削予定エリアを通常の掘削機に
よって地盤を掘削し′はじめるが、頭初は通常のベルト
コンベアなどにより排土を続け、例えば約１０ｍ位まで
の掘削を行って下部土砂積載部６の設置を行う。

なお、上部土砂排出部３を支持する無限軌道台車２の自
走と、下部土砂積載部６を支持する無限軌道台車５の自
走とを連動させることができる。これは特に石炭の露天
掘り作業の場合には、極めて有用な発明である。

一方、上部土砂排出部３は、無限軌道式自走装置２上に
設けられた横長枠組の中に組込まれた水平移送部分４を
主体としたものから成りたつている。

水平移送部分４は、単に運搬および排出の機能を有する
のみでなく、チェーンの伸縮の際のチェーンの緊長度を
一定に保つ機能をも有している。

すなわち、第２図によって説明すると、原動機３ｂによ
って駆動されチェーン８・・・を回動する末端鎖車３ａ
は台車３Ｃ上に設置され、台車３ｃは上部土砂排出部３
の上面に並設されたレール３ｄ上に載り、上部土砂排出
部３の左端に固設された原動機３ｅによって正逆駆動さ
れる鎖車３ｆと右端に固設された鎖車３ｇに掛回された
台車移動用チェーン３ｈによって左または右方へ牽引移
動しうるようになっている。

この台車３Ｃは通常搬送時は上部土砂搬送部３のほぼ中
央り位置にあり、下部土砂積載部６が当初設置レベルか
ら例えば４ｍ上昇される時はこれに追従してＤ位置から
左方４ｍのＥ位置に移動され、当初設置レベルから６ｍ
降下される時はＤ位置より６ｍ右方のＦ位置に移動され
てチェーン８・・・の緊張を一定に保ち鎖車よりの脱落
等の不具合を防止する。

下部土砂積載部６の深度を変更したら吊下げ機構７を停
止させ次の降下に備えてチェーン８・・・の継足しおよ
び搬送容器９の補充取付けを行う。

これには後述するごとく下部土砂積載部６の上部に取付
けられたチェーン継足し足場においてチェーン保持機構
１１を用いてチェーン８を保持して保持部の直上で切断
し、次に掘削すべき６ｍ分のチェーンを切断部の上方の
チェーン８・・・各条に継足す。そして上部土砂排出部
３の右端Ｆ位置に移動せられていた台車３Ｃを６ｍ左方
のＥ位置に復せば継足しチェーンは引上げられて、その
下端は切断保持されたチェーン上端に一致１〜容易に保
合接続できる。このチェーン引上げに伴って遂次搬送容
器９を追加取付けていく。

このようにして、次の掘削排土工程が準備され、順次以
上のごときサイクルを繰返して所定深度づつ段階的に掘
下げて予定深度に達して掘削工事を完了するのである。

次に第３および第４図は、下部土砂積載部６の概要を示
したもので、無限軌道車台５は上部吊上げ支枠６ａと床
枠６ｂを上下に配して斜材および縦材で組立てた鉄骨構
造体で、床枠６ｂ上にはホッパ６Ｃｔ＋たスクリューフ
ィーダや鎖車等が配設され、吊上げ支枠６ａ上部には後
述するチェーン保持機構１１が設けられている。

下部土砂積載部６の上下移動はクレーン等適宜の吊下げ
機構７を用いており、具体的にはチエンブロック等の吊
上げ機械を掛は吊上げ吊下しを行えば非常に簡便である
。また前記上部上−砂排出部３の移動台車３Ｃとその移
動用原動機およびその他鎖車、チェーン等に設計的に必
要な強度と駆動力を与えておき、台車の移動によってト
ータルシステム的に下部土砂積載部６の移動を行うこと
も可能である。

次に、チェーンの保持機構１１について第５図に基づい
て説明すると、保持機構１１は下部土砂積載部の吊上げ
支枠６ａの上部にチェーン８・・・を取・囲んで設けら
れた立方形鉄骨枠組構造のチェーン継足し足場の中に組
立てられたもので、上下鉄骨枠の間に対向して立設され
たネジ柱１１ａとこれに螺合されたナラ）　ｌｌｂによ
って支承されてネジ柱１１ａ上を上下摺動しうる一対の
ノ・ンガ１１Ｃと、この上面の半円凹部に支承されて両
ハンガＩＩＣに掛渡された二本の受棒ｌｉｄお′よびこ
れに掛渡されるチェーン８・・・の並列条数により二本
乃至四本のかんぬき１１ｅで構成され、このようなチェ
ーン保持機構がチェーン８・・・の並列垂直部に対応し
て３組設けられる。

チェーン８・・・を切断、継足す際はナツトｌｌｂを回
してハンガＩＩＧの位置を調節し図示のようにチェーン
のリンクの間隔にかんぬ”％　ｈｅを挿通し、ナラ）　
ｌｌｂを若干上昇方向に回すとかんぬきｌｉｅよね下方
のチェーンの荷重は前記チェーン保持機構１１によって
支持されかんぬきｌｉｅ上方直近のチェーンは張力が著
しく緩和されるのでチェーンのピンの抜去は安全、容易
に行われる。

またチェーン継足し後はナラ）　ｌｌｂを下降方向に回
すとかんぬきｌｉｅに掛つ込ている荷重は取除かれかん
ぬきｌｉｅは容易に抜去することができる。

〈４〉本発明の効果について 以上詳述したように、本発明による連続掘削排土工法お
よびこれに使用する装置は従来の工法および装置のごと
く、地盤の掘下げに伴ない一定深度掘下げ毎に下部土砂
積載部を取外し、垂直搬送部構造を下部に継足し延長し
再組立てし、１次の掘下げを行う非能率性を排除し、こ
れを搬送構造の一部となすと共に掘削の下部延長に伴う
下部土砂積載部下面の掘削およびその降下は核部の取外
し移転等の手間を要せず、この際のチェーンの継足しは
下部土砂積載部下面に設けられたチェーン保持機構によ
り容易、かつ安全に行われ、更に下部土砂積載部の上下
或いはチェーン継足しに伴うチェーン長の伸縮は上部土
砂排出部に設けられた末端鎖車の移動台車で対応される
ものであるから全掘削工程が一体構成の下に連続的に高
能率に行われ、工期短縮ひいてはコスト低減に役立ち、
特に大規模垂直掘削工事において極めて大なる効果を具
現するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による連続垂直排土工法及び装置の一実施
例を示し、第１図は本装置の全体概要及び工法を説明す
る概略側面図、第２図は上部土砂排出部の構造の概要を
示す側面説明図、第３図は下部土砂積載部の正面図、第
４図は下部土砂積載部の側面図及び第５図はチェーン保
持機構の斜視説明図である。 ２・・・上部無限軌道台車　　３・・・上部土砂排出ｉ
ｔ　　　ａｉ・・・ホッパ−３ｊ・・・ベルトコンベア
　　４・・・水平移送部　　５・・・下部無限軌道台車
　　６・・・下部土砂積載部　−８・・・チェーン　　
９・・・搬送容器　　１１・・・チェーン保持機構 第４図 第３図 手続補正書（方式） １．事件の表示　特願昭５８−５７０１２号２、発明の
名称　連続垂直掘削排土工法及びその装置３、手続をす
る者 事件との関係　特許出願人 名　　称　晋行機工株式会社 ４、代理人 居　　所　東京都板橋区大和町１４番１５号日鋼ビル　
晋行機工株式会社内 （１）願　書 （２）明細書 （３）図　面 （４）代理権を証明する書面 ６、補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　所定の深さまで掘削排土を行う連続掘削排土工法
   にあって、 無限軌道車台に載置された上部土砂排出部をその水平移
   送部分端が掘削地盤上方に突出するように支持し、 前記突出された水平移送部分端部から吊下げ機構によっ
   て無限軌道車台に載置された下部土砂積載部を垂下接地
   させ、 前記上部土砂排出部、前記下部土砂積載部及びそれらの
   間の垂直移送部分にわたって移送パケットを付備した・
   無端チェ７を張架させて掘削土砂を地表に搬出排出させ
   ることを特徴とする連続掘削排土工法。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記垂直移送部分
   のチェーン長の伸縮を前記上部土砂排出部の前記水平移
   送部分に設けた鎖車の移動によって対応させたことを特
   徴とする連続掘削排土工法。 ３、特許請求の範囲第２項において、掘削深度の変更の
   際、前記垂直移送部分のチェーン長の伸長を前記無端チ
   ェーンと下部土砂排出部吊下げ機構に設けたチェーン固
   定手段に固定した状態で行うことを特徴とする連続掘削
   排土工法。 ４、特許請求の範囲第２項において、掘削場所の変更の
   際には、前記上部土砂排出部および下部土砂積載部の無
   限軌道車台の自走によりこれを行うことを特徴とする連
   続掘削排土工法。 ５、所定深さまで掘削排土工法を行う連続掘削排土装置
   にあって、 無限軌道車台上に載置され水平移送部分を有する上部土
   砂排出部と、 無限軌道車台上に載置され土砂積載手段およびチェーン
   伸縮作業設備を有する下部土砂排出部と、 前記上部土砂排出装置から張り出された水平移送部分の
   端部から前記下部土砂排出装置を吊下げ接地する吊下げ
   機構と、 前記上部土砂排出部、前記下部土砂積載部およびそれら
   の間の垂直移送部分にわたって張架され移送パケットを
   付備した無端チェーンとを備えたことを特徴とする連続
   掘削排土装置。 ６、特許請求の範囲第５項において、前記垂直移送部分
   のチェーン長の伸長を前記上部土砂排出部の前記水平移
   送部分に設けた鎖車の移動によって対応させたことを特
   徴とする連続掘削排土装置。 ７、％許請求の範囲第５項において、前記チェーン伸縮
   作業設備は前記下部土砂積載部吊下げ機構に設けたチェ
   ーン固定手段を有することを特徴とする連続掘削排土装
   置。