JPS5918455B2 - アクチノイド金属をその溶液から回収する方法 - Google Patents
アクチノイド金属をその溶液から回収する方法Info
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- JPS5918455B2 JPS5918455B2 JP51076487A JP7648776A JPS5918455B2 JP S5918455 B2 JPS5918455 B2 JP S5918455B2 JP 51076487 A JP51076487 A JP 51076487A JP 7648776 A JP7648776 A JP 7648776A JP S5918455 B2 JPS5918455 B2 JP S5918455B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は低濃縮ウラン核燃料の製造またはウラン核燃料
の回収の際に得られる重ウラン酸アンモニウムの沈澱を
分離した水溶性化学種を含む溶液からウランとトリウム
を回収する方法に関する。
の回収の際に得られる重ウラン酸アンモニウムの沈澱を
分離した水溶性化学種を含む溶液からウランとトリウム
を回収する方法に関する。
ウランの回収が問題になる一つの重gr1分野はウラン
核燃料、特に低濃縮ウラン核燃料製造の過程にある。
核燃料、特に低濃縮ウラン核燃料製造の過程にある。
低濃縮ウラン核燃料製造の代表的な工程は、濃縮UF6
を加水分解してUO2F2とHFを含む溶液とし、これ
にアンモニアを加えて重ウラン酸アンモニウム(ADU
、 (NH4)2 U207に近い組成と考えられて
いる)を沈澱として集め、これを還元焙焼してIJO2
となし、さらにこれをペレットに成形することからなる
が、ADUの沈澱を集める際の沢洗液に相当量のウラン
化合物が含まれている。
を加水分解してUO2F2とHFを含む溶液とし、これ
にアンモニアを加えて重ウラン酸アンモニウム(ADU
、 (NH4)2 U207に近い組成と考えられて
いる)を沈澱として集め、これを還元焙焼してIJO2
となし、さらにこれをペレットに成形することからなる
が、ADUの沈澱を集める際の沢洗液に相当量のウラン
化合物が含まれている。
このP洗液にはウランのみならずウランの崩壊生成物で
あるトリウムその他の元素も微量ながら含まれている。
あるトリウムその他の元素も微量ながら含まれている。
この沢洗液は、これまでのところ、P洗液に水ガラスを
加えて攪拌し、生ずる沈澱を沢別回収することによって
処理されているが水ガラスを加えて生ずる懸濁液(沈澱
)の沢過は甚だ厄介であって、多大の時間と経費を要す
る工程である。
加えて攪拌し、生ずる沈澱を沢別回収することによって
処理されているが水ガラスを加えて生ずる懸濁液(沈澱
)の沢過は甚だ厄介であって、多大の時間と経費を要す
る工程である。
本願発明者等は、前記沢洗液に水ガラスを加えて生ずる
ウランを含む懸濁物が、カチオン界面活性剤を加えて攪
拌する浮選法によって回収できることを見出した。
ウランを含む懸濁物が、カチオン界面活性剤を加えて攪
拌する浮選法によって回収できることを見出した。
またウランと同じアクチノイド族金属であるトリウムに
ついて同様の実験を行ない、この金属もウランと同様に
前記の方法によって回収できることを確認した。
ついて同様の実験を行ない、この金属もウランと同様に
前記の方法によって回収できることを確認した。
このように金属イオン(いかなる形にせよ)の水ガラス
による捕捉物を浮選によって選別捕集した例はこれまで
に知られていない。
による捕捉物を浮選によって選別捕集した例はこれまで
に知られていない。
前記のP洗液中にウランがどのような形で存在している
かは必ずしも明確には知られていない。
かは必ずしも明確には知られていない。
ウラニルの錯体の形で存在すると考えられているが懸濁
の形で存在するものもある。
の形で存在するものもある。
トリウムについても略同様である。
また水ガラスを加えた時に生ずる懸濁物がどのようなも
のかも明確には分っていない。
のかも明確には分っていない。
しかしこの懸濁物がカチオン界面活性剤を添加してバブ
リングする時、泡に付着して浮上することは再現性をも
って確認された。
リングする時、泡に付着して浮上することは再現性をも
って確認された。
ウランとトリウムについて確認されたこの捕集法は化学
的性質の酷似するアクチノイド金属一般に適用できると
考えられる。
的性質の酷似するアクチノイド金属一般に適用できると
考えられる。
即ち、本発明によれば、アクチノイド元素を含む溶液(
塩酸、硝酸、硫酸、フッ化水素酸、等の溶液および懸濁
液)を強アルカリ性にし、適量の水ガラスを加えて攪拌
し、カチオン界面活性剤を加えて攪拌し、この液に空気
をバブリングし、浮上する懸濁物を捕集することからな
るアクチノイド金属の回収法が提供される。
塩酸、硝酸、硫酸、フッ化水素酸、等の溶液および懸濁
液)を強アルカリ性にし、適量の水ガラスを加えて攪拌
し、カチオン界面活性剤を加えて攪拌し、この液に空気
をバブリングし、浮上する懸濁物を捕集することからな
るアクチノイド金属の回収法が提供される。
アルカリ化剤としては水酸化アルカリ金属、水酸化アン
モニウム、炭酸アルカリ、炭酸アンモニウム等が使用さ
れる。
モニウム、炭酸アルカリ、炭酸アンモニウム等が使用さ
れる。
到達すべきアルカリ度はpH8,5以上好ましくは9〜
10,5の程度である。
10,5の程度である。
水ガラスの使用量は、S + 02として28〜30$
W/Wのケイ酸ナトリウムを含む市販品で被処理液1t
につき1〜39程度である。
W/Wのケイ酸ナトリウムを含む市販品で被処理液1t
につき1〜39程度である。
浮選剤として使用できるカチオン界面活性剤はドデシル
アンモニウム・アセテート、オクタデシルアンモニウム
・クロリド(オクタデシルアミン塩酸塩)、ヘキサデシ
ルジメチルベンジルアンモニウム・クロリド、ドデシル
ピリジニウム・クロリド、ヘキサデシルトリメチルアン
モニウム プロミド等であり、好ましいものは炭素原子
数12〜18のアルキルアミン塩である。
アンモニウム・アセテート、オクタデシルアンモニウム
・クロリド(オクタデシルアミン塩酸塩)、ヘキサデシ
ルジメチルベンジルアンモニウム・クロリド、ドデシル
ピリジニウム・クロリド、ヘキサデシルトリメチルアン
モニウム プロミド等であり、好ましいものは炭素原子
数12〜18のアルキルアミン塩である。
次に実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例 1
前述の低濃縮ウラン核燃料製造工程から出るP洗液50
01rLlを採取した。
01rLlを採取した。
この液はUを93.4mVt、NH4FをIM/7.N
H4OHをIM/、/、の濃度で含み、そのpHは9.
8であった。
H4OHをIM/、/、の濃度で含み、そのpHは9.
8であった。
この液に水ガラス(8102として28%のケイ酸ナト
リウムを含む市販品)を29/lの濃度になるように加
えて30分間はげしく攪拌し7たのち、ドデシルアンモ
ニウム・アセテート(ラウリルアミン酢酸塩)を78■
/lの濃度になるように加え、15分間攪拌した後、常
温で空気を103 ml/minの割合で吹き込んで浮
選を行い、浮上物31威が得られた。
リウムを含む市販品)を29/lの濃度になるように加
えて30分間はげしく攪拌し7たのち、ドデシルアンモ
ニウム・アセテート(ラウリルアミン酢酸塩)を78■
/lの濃度になるように加え、15分間攪拌した後、常
温で空気を103 ml/minの割合で吹き込んで浮
選を行い、浮上物31威が得られた。
このなかのウラン含有量を化学分析によって測定したと
ころ、46.4”@、収率99.4%で、原試料より1
6倍に濃縮されていることがわかった。
ころ、46.4”@、収率99.4%で、原試料より1
6倍に濃縮されていることがわかった。
実施例 2〜10
次にウランまたはトリウムを種々の酸に溶解した液を塩
基性にした試料について実施例1と同様の操作を行った
。
基性にした試料について実施例1と同様の操作を行った
。
実施条件と結果は次の表にまとめて記載しである。
トリウムも化学分析によって定量した。
1、すべての実施例を通じて
(リ 水ガラス添加後 30分間強力に攪拌した。
(2)浮選試薬添加後 15分間攪拌した。
(3)温度は常温。
2、略記した浮選試薬の名称は次の通りである。
Claims (1)
- 1 低濃縮ウラン核燃料の製造またはウラン核燃料0同
収の際に得られる重ウラン酸アンモニウムの沈澱を分離
したウランとトリウムの水溶性化学種を含む溶液にp
H8,5以上の強アルカリ性の状態でS r 02とル
で28〜30チのケイ酸ナトリウムを含む市販の水ガラ
スを被処理液11につき1〜3gを添加して攪拌した後
に、カチオン性界面活性剤を添加して攪拌を行ない浮上
物を補集することからなるウランとトリウムの回収法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51076487A JPS5918455B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | アクチノイド金属をその溶液から回収する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51076487A JPS5918455B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | アクチノイド金属をその溶液から回収する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS532319A JPS532319A (en) | 1978-01-11 |
JPS5918455B2 true JPS5918455B2 (ja) | 1984-04-27 |
Family
ID=13606561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51076487A Expired JPS5918455B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | アクチノイド金属をその溶液から回収する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918455B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05190901A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-07-30 | Sharp Corp | 半導体発光素子とその製造方法 |
KR20200011934A (ko) * | 2017-05-30 | 2020-02-04 | 도레이 카부시키가이샤 | 세퍼레이터 |
-
1976
- 1976-06-30 JP JP51076487A patent/JPS5918455B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05190901A (ja) * | 1992-01-17 | 1993-07-30 | Sharp Corp | 半導体発光素子とその製造方法 |
KR20200011934A (ko) * | 2017-05-30 | 2020-02-04 | 도레이 카부시키가이샤 | 세퍼레이터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS532319A (en) | 1978-01-11 |
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