JPS59174670A - アセテ−ト繊維用接合剤 - Google Patents

アセテ−ト繊維用接合剤

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JPS59174670A
JPS59174670A JP58049428A JP4942883A JPS59174670A JP S59174670 A JPS59174670 A JP S59174670A JP 58049428 A JP58049428 A JP 58049428A JP 4942883 A JP4942883 A JP 4942883A JP S59174670 A JPS59174670 A JP S59174670A
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dimethyl
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fiber
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JP58049428A
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Shiyougo Oda
小田 將吾
Tsudoi Oga
大鋸 集
Yasunori Toshi
都志 保則
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Daicel Corp
Original Assignee
Daihachi Chemical Industry Co Ltd
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアセテート繊維用接合剤に関するものであり、
更に詳しくはアセテート繊維の結束成形の際、接合剤と
して2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールの低
級脂肪酸ジエステルを利用することに関するものである
本発明に使用する2、2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオールの低級脂肪酸エステルは繊維の接合剤としての
用途は知られていない。
本発明は、かかる化合物が特にアセテート繊維の接合剤
として有用なことを見出しなされたものである。
さて、アセテートm維は接合剤を利用して、各種結束成
形体を製造することができる。その代表的なものに、た
ばこ煙濾過体やザインペンのインキ吸蔵用中芯等に利用
される繊維ロッドが挙げられる。このロッドの製造につ
いて述べると、接合剤とはl1Mのトウ(TOW)から
ロッドを製造する場合に使用されるものであり、その機
構は、それが添加されると繊維にランダムに接触し、接
触した部分は繊維を溶解し、その溶解した点で繊維を相
互に結合させて三次元網状構造を形成することによりロ
ッド形状を保持せしめ、且つ適度の硬度を付与すること
にある。接合剤の添加方法はアセテートmar〜ウヘ接
合剤が均一に付着し得ればいづれの方法でも良いが一般
にはスプレーガンあるいはウィックによるトウの上下両
面に付着させる方法などが取られている。
さて、アセテート繊維ロッドの接合剤として要求される
特性は次のごとくである。
(1)室温で硬化可能なこと。
(2)硬化時間(繊維が固定化するだめの時間)が短い
こと。
!3) 8条の接合が十分であること。
(4)硬いm維ロッドを製造できること。
(5)繊維ロッド切断端面に毛羽立ち、陥没がないこと
(6)非粘着性であること。
(7)製品の香喫味がすぐれていること。(特にタバコ
フィルター用) (8)人体に無害であること。
このように接合剤として要求される特性は多数である。
従来の接合剤として公知のものには、ポリオールエステ
ル系化合物、アルコキシアルキルフタレート系化合物等
がある。具体的には、例えばポリオールエステル系化合
物としてはグリセロールトリアセテート、1,3−ブチ
レングリコールジアセテート、トリエチレングリコール
ジアセテート同ジプロピオネート等がある。アルコキシ
アルキルフタレート系化合物としてはジメトキシエチル
フタレート、ジエ1−キシエチルフタレート等がある。
その他クエン酸トリエチル等も使用できる。
しかしこれらの化合物は先に列挙した接合剤に要求され
る特性から見た場合一長一短である。現在工業的に使用
されているグリセロールトリアセテートは硬化時間が長
いという欠点がある。トリエヂレングリコールの低級脂
肪酸エステルは硬化速度は早いが香喫味が不十分であり
、クエン酸トリエチルエステルは硬化の際室温以上の高
温が必要である。 かくして、本発明によれば、一般式
:〔東およびR′はメチル基またはエチル基〕で示され
る2、2−ジメチル−1,3−プロパンジオールの低級
脂肪酸エステルからt【るアセテート繊維用接合剤が提
供される。
本発明による接合剤は硬化が室温でかつ短い時間で可能
であること、並びにタバコ用フィルターに使用される場
合は、タノ、\コの香喫味を損なうことなく十分に満足
するものであることなどの特徴を有する。
本発明に使用する化合物は、たとえ、ば次の反応式に従
って製造することができる。
2H 01!8′aHs 反応は公知のエステル化反応の手段を用いて行うことが
できる。即ち、このエステル化反応はたとえば2,2−
ジメチル−1,3−プロパンジオ−、ル1モルに対しそ
れぞれ酢酸又は/及びプロピオン酸を2乃至4モル、水
との共沸溶剤及びエステル化触媒を同時に仕込み、通常
のエステル化、反応を行なう。水との共沸溶剤としては
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等を用い、エ
ステル化触媒としては塩酸、硫酸、パラトルエンスルホ
ン酸等が好適である。反応完結後、アルカリ中和にて触
媒及び未反応の酸を除去し、減圧下での溶剤回収工程を
経て、真空蒸溜による精製で2゜2−ジメチル−1,3
−プロパンジオールのエステル茨得ることができる。回
収した酢酸又はプロピオン酸は精製した後、連続的に繰
り返し使用することができや。
このような2.2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
ルのジエステルを単独で使用することは重o勿論、他の
公知の接合剤と混合して、アセテート繊維接合剤として
使用することも考えられるが、その場合の公知の接合剤
としては、たとえば既に述べたポリオールエステル系化
合物、アルコキシアルキルフタレート系化合物などがあ
る。ポリオールエステル系化合物としては例えばグリセ
ロールトリアセテ−1〜、1,3−ブチレングリコール
ジアセテ−1〜など、アルコキシアルキルフタレート系
化合物としてはたとえばジメトキシエチルフタレート、
ジェトキシエチルフタレートなどが挙げられるが、特に
これらに限定されるものではない。
本発明の接合剤の対象とするアセテート繊維は、通常1
=16デニールの連続繊維を3.000〜100.00
0本集め、25mmの長さに90110〜30個の均一
な捲縮を付した帯状のトウ(TOW)と呼ばれるもので
あるが、本発明は特にこれらの条件に限定されるもので
はない。なお、このアセテート繊維は、アセデル化度3
7.3〜42.3%もしくは結合酢酸量52〜59%の
酢化度を有するものが好ましい。
また本発明に使用される接合剤の繊維重量に対する添加
量は1〜20重量%が好ましく、添加量を増加すると繊
維が溶解して俗にケロイドと称する箇所が増加したり、
またコスト高となる等の欠点があり、3〜10重量%が
J:り好ましい。
更に前記の公知接合剤を混合してもよく、その場合、本
発明の接合剤全体に対する割合は40〜99重間%が好
ましい。
次に参考までに本発明に使用される化合物の22−ジメ
チル−1,3−プロパンジオールジアセテートと2.2
−ジメチル−1,3−プロパンジオールジプロピオネー
トの製造法の例を挙げる。
温度計、撹拌棒、滴下ロート、コンデンサーと分離器と
を上下に接続した装置を備えた2Qの4つ目フラスコに
、2.2−ジメチル−1,3−プロパンジオール312
!;I(3モル)、酢酸420Q(7モル)、ベンゼン
300(l及び硫酸0.6gを同時に仕込んだ。反応温
度80〜100℃で加熱撹拌しながらエステル化反応で
生成した生成水を系外に分離し、反応を完結させた。反
応混合液はベンゼン、酢酸を請人後、再度ベンゼンを追
加して炭酸ソーダ水で中和し、た。中和後混合液はベン
ゼンを請人し、粗製品536gを得た。得られた粗製品
は真空度3QmmH(]で蒸溜精製し、沸点115〜1
18℃の溜升て508gの精製ジアセテートが得られた
。同製品は止車1,015 (20/ 20℃)、屈折
率1.4191  (25℃)を示づ。
参考例 2.2.−じとエニン」んタニルニ、ニLニ一
旦ユユ二(月−奏者例1と同様の装置を用い2.2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール208o  (2,
0モル)、プロピオン酸311(1(4,2モル)、ベ
ンゼン300g及び硫酸1.0gを仕込み、反応温度8
0〜105℃で生成水を連続的に系外に分離させながら
、5時間加熱撹拌し、反応を完結させた。
反応混合液を冷却後、20%カセーrソーダ水溶液にて
触媒の硫酸及び未反応の酸を中和し、水層を分前した後
、温度100℃真空度20mmHgの条件にて反応溶剤
のペンゾールを請人し、428gの粗製品を得た。粗製
品を真空度1 nv l−10で蒸溜精製し、沸点93
〜95℃の溜升ひ/110(Iの精製ジブピオネ−j〜
が得られた。同製品は比重1.419 (20/ 20
℃)、屈折率1.4030  (2!i’C)を示ず。
更に2,2−シメヂルー1,3−プロパンジオールの酢
酸とプロピメン酸との混合エステルも上記製造方法によ
って製造可能である。
以下、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジ
アセテートと2,2−ジメチル−1,3−プロパンジA
゛−ルジプロビΔネートの2つの化合物を使用しIC実
施例について述べるが本発明はこれらによって限定され
るものではない。
実施例1〜6 フイラメントデニール4.トータルデニール43.00
0.捲縮数26(25mm長あたり)のアセテート繊維
トウを開繊し、2.2−ジメチル−1,3−プロパンジ
オールの低級脂肪酸ジエスデルすなわちジアセテートお
よびジプロピオネートとこれらのジエステル化合物と他
の公知の化合物との等重量混合物を繊維M吊に対し、4
〜8重量%添加し、紙巻きプラグへ持上げる装置によっ
て巻上げて、ロンド状とし、該紙巻きプラグを120、
mm長に切断したのち、重量、通気抵抗、円周(第−表
記載省略)及び巻上げ後1時間と24時間、20℃で放
置したあと紙巻きプラグの硬度を測定した。測定結果を
第1表実施例1〜6に示す。
実施例1〜6によって明らかなように本願発明の2.2
−ジメチル1,3−プロパンジオールジアセテートおよ
び同ジプロピオネートは、アセテート繊維用接合剤とし
て卓越した早期硬化性と到達硬度を示した。
比較例1〜4 実施例1〜6と同一のアセテート繊t1it )−ウを
開繊し、接合剤を全ったく使用せずにロッド状にした紙
巻きプラグと公知の化合物であるグリセロール1〜リア
セテートおよびトリエチレングリコールジアセテートを
夫々単独で用いた場合の紙巻プラグを作成し、実施例1
〜6と同様条件において特性値を測定した。実施例と比
較して硬化が遅く、且つ、到達硬度も又悪い事が示され
る。結果を第1表に併記した。
次に第1表の測定項目について説明する。
(1)ロッド重量(単位二g/本) 繊維ロン61本の重量 (2)通気抵抗(単位:mmH20) i2omm長の繊維ロッドに空気を17.5m Q/秒
通気したときの抵抗を水柱(mm)で表示したものであ
る。
(3)ロッドの硬度 水平に置いたテストピース上に直f〒42mmΦの円板
を介して30.0gの荷重を10秒間かけた場合に生ず
るテストピースの変形量を0.1111m単位で読みと
った数値をもって見掛けの硬度としている。
該硬度値は人なる程柔らかく、小(キクなる程堅いごと
を示している。時系列の変化を知るために1時間後ど2
4時間後との硬度を示した。早く硬度値が小さくなる程
硬化時間は短く、作業性は良い。
(4)香喫味 香喫味の判定は市販のハイライ1−の゛ノイルタ一部を
取除いて、本発明のロッドで同等の通気抵抗をn1るた
ばこを作り10名の試喫者が両者を比較した。本発明ロ
ッドを附したたばこがうまく感じた者が、過半数を占め
る場合にはQじるしを附した。
たばこフィルター用アセテート#1mロッドの良否の判
定は主に(3)のロッド硬度と(4)の香喫味との2点
より行なうことができる。
以上のような測定項目の試験を行ない、次のような結果
を得た。
実施例1〜6のロッドの硬度は1時間後に実用的に充分
秀れた値である硬度10以下に達しているが、比較例2
〜3では実施例1〜6の1時間後の値に達するのに24
時間を要している。
香喫味に関しては実施例1〜6はすぐれているが、比較
例4は劣っている。
以上の結果より、本発明に使用される2−メチル−1,
3−プロパンジオールの低級脂肪酸ジエスデルは従来品
にtヒベてすぐれた接合剤であることが判る。
なお本発明による接合剤はここに例示するアセテ−+−
’m mロッドの製造以外にアセデートlli雑のシー
ト、不織布、クロス、パイプ、フィルターなどの結束成
形用に単独または公知の接合剤と併用して繊紐重早に対
して1〜20千巾%の添加量で広く用いることかできる
515−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔RおよびR′はメチル基またはエチル基〕で示される
    2、2−ジメチル−1,3−プロパンジオールの低級脂
    肪酸エステルからなるアセテート繊維用接合剤。
JP58049428A 1983-03-24 1983-03-24 アセテ−ト繊維用接合剤 Granted JPS59174670A (ja)

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JPS59174670A true JPS59174670A (ja) 1984-10-03
JPH0326232B2 JPH0326232B2 (ja) 1991-04-10

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748771A (ja) * 1993-06-18 1995-02-21 Rhone Poulenc Rhodia Ag マルチ幅ファイバーストリップ、およびこれを製造する方法およびこの方法を実施するための装置
CZ297655B6 (cs) * 1997-11-21 2007-02-21 Reemtsma Cigarettenfabriken Gmbh Filtr pro tabákové výrobky

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748771A (ja) * 1993-06-18 1995-02-21 Rhone Poulenc Rhodia Ag マルチ幅ファイバーストリップ、およびこれを製造する方法およびこの方法を実施するための装置
CZ297655B6 (cs) * 1997-11-21 2007-02-21 Reemtsma Cigarettenfabriken Gmbh Filtr pro tabákové výrobky

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