JPS5917261Y2 - 計量米びつ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は計量米びつの改良に関する。

従来、この種の計量米びつとして実公昭５４２４８５７
号公報記載のものが知られている。

このものは、容器本体前面に計量装置の損傷を防ぐため
前扉を開閉自在に設けている。

しかしなか゛ら、この前扉には何ら収納部は設けていな
いから、調味料や食品などの被収納物を収納することは
できないし、また前扉は計量装置を覆うように設けてい
るから、容器本体内の米を計量する都度、前扉を開ける
手間がかかり煩わしいなどの不都合があった。

この考案は、米びつ本体前面に計量桝部の操作部を臨ま
せた計量米びつにおいて、前記米びつ本体には計量桝部
の操作部を避けて被蓋する前扉を開閉自在に設け、この
前扉の裏側には収納部を設けた構成により、上記不都合
を解消したものを提供するにある。

この考案の第１実施例を第１図に基づいて説明すれば、
１は米びつ本体、２は米びつ本体１底部に固着した底板
であり、該底板２上には箱枠体（図示せず）を形成し、
この箱枠体内を米受は器３が出入自在に収納されている
。

米受は器３の上部には、下端部を出口４ａとし上端部を
入口４ｂとした計量桝部４が設けられており、前記出口
４ａと入口４ｂとは、米びつ本体１前面下部に臨ませた
レバ一式の操作部９の操作を介して連通され、計量桝部
４上部と接続したホッパー６から一定量の米が計量され
て米受は器３への供給されるようにしである。

そして、米びつ本体１の上端縁は内方に折り曲げて折曲
部８を形成し、この新曲部８の内径部を米の投入ロアと
しである。

１０はホッパー６内の米の残量確認用の覗窓で゛ある。

前記米びつ本体１前面の片側隅部には、計量桝部４の操
作部９を避けて被蓋する前扉１２．１３を軸や蝶番など
で弧回動自在に枢着している。

この前扉１２．１３の裏側には適宜形状の収納部１１を
ビスなどで設けてあり、該収納部１１に調味料や食品な
どの被収納物を収納できるようにしである。

前扉１２．１３の自由端側の裏側端部にはマグネットを
取り付け、米びつ本体］の前面にはマグネットと吸着す
る鉄などの金属片を取り付け、前記マグネツ１へと金属
片との磁性吸着力によって前記前扉１２．１３が不用意
に開放されないようにしである。

このように前扉１２．１３を設けることによって、各収
納部１１内にゴキブリや塵芥などが侵入するのを防げて
衛生的である。

同図の如く米受は器３の前面をも前扉］３で被蓋した場
合には、外部より米受は器３やホッパー６内へ害虫や塵
芥が侵入するのを防ぐ顕著な利点がある。

また、前記覗窓１０に対応する前扉１２の位置には透明
体からなる覗窓１４を形成して、該前扉１２を閉蓋した
状態でも米びつ本体１内の米の残量を確認できるように
しである。

１５．１６は前扉１２．１３の夫々の把手である。

１７は米びつ本体１の投入１−１７を開閉する天板であ
り、該天板１７の上部にはスライド溝１８を形成して該
溝１８内に盆１９を出入自在に収納している。

なお、前扉は計量桝部の操作部を避けて被蓋する限り、
どこでも、どんな形状でもよく任意である。

例えば、第１図の前扉１２．１３のうち一方をなくして
もよいし、両開き式にしてもよい。

また前扉の裏側に設けた収納部１１も実施例のものに限
らず適宜設計変更できるものである。

操作部９もダイヤル式、その他でもよく任意である。

第２図は第２実施例を示すものであって、このものは、
米びつ本体１の前面下部の左半部を段付状に突出させて
、該突出前面に計量桝部と連結した操作部９と米受は器
３とを臨ませ、かつ前記米びつ本体１の前面下部の右半
分には切欠穴を穿ち小物収納部２０を形成すると共に、
その本体１の前面右側端部には下部前扉２１と上部前扉
２２を一体として軸や蝶番などで枢着し、該下部前扉２
１で前記小物収納部２０を被蓋すべくし、しかも下部前
扉２１の閉塞状態で前記突出前面と同前扉２１との前面
とが同一平面となるようにしてあり、上部前扉２２で米
びつ本体１の前面上部の全部を被蓋すべくしである。

このように構成した下部前扉２１と上部前扉２２の裏側
には適宜に仕切った収納部２３を設けてなるものである
。

第３図は第３実施例を示す。

このものは、同一平滑面とした米びつ本体１前面の中央
部より少し下部左側に操作部９を臨ませ、この操作部９
より上方には米びつ本体１前面上部の全面を被蓋する上
部前扉２４を、下方には米受は器３と小物収納部２０を
含む米びつ本体１前面下部の全面を被蓋する下部前扉２
５をそれぞれ独立して枢着し、上部前扉２４に収納部２
３を、下部前扉２５に収納部２６を設けてなるものであ
る。

この考案は以上の構成からなるものであって、米びつ本
体には前扉を開閉自在に設けると共に、該前扉の裏側に
は収納部を設けて被収納物を収納するように構成しであ
るから、従来のものに比べて前扉の有効利用が達成でき
る。

また、上記収納部を設けた前扉は、計量桝部の操作部を
避けて設けであるから、前記収納部への被収納物の出し
入れは操作部の開閉操作とは独立して行えるため、米び
つ本体内の米を計量する都度、前扉を開ける手間が省け
て便利である。

【図面の簡単な説明】

図は何れもこの考案の実施例を示し、第１図は第１実施
例の縦断面図、第２図は第２実施例の斜視図、第３図は
第３実施例の斜視図である。 １・・・・・・米びつ本体、４・・・・・・計量桝部、
９・・・・・・操作部、１１．２３．２６・・・・・・
収納部、１２．１３・・・・・・前扉、２１．２５・・
・・・・下部前扉、２２．２４・・・・・・上部前扉。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 米びつ本体の前面に計量炉部の操作部を臨ませてなる計
   量米びつにおいて、前記米びつ本体には計量桝部の操作
   部を避けて被蓋する前扉を開閉自在に設け、この前扉の
   裏側には収納部を設けであることを特徴とする計量米び
   つ。