JPS59172085A - 座標入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えば文字・図形などをコンピュータ等の処理
装置に入力する際の端末機器として用いる座標入力装置
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、文字・図形情報などをコンピュータ等の処理装置
に入力する際に、座標データとして入力するための座標
入力装置が多く用いられている。

座標入力装置として、入力板面の表面下に導線を配設し
、その導線に外部から電流を供給し、その導線から発生
する磁界を検出する検出コイルを有し、その検出コイル
に誘起する誘導電圧から検出コイルの位置を知り、座標
値を読みとるといった方式の座標入力装置が考えられて
いる。この場合、導線より発生せられ、検出コイルにて
検出する磁界を磁気的に遮蔽したり、１だ、外部からの
妨害磁界等が存在すれば、正確に検出コイルの位置を知
ることができなくなり、正しい座標値が読みとれないと
いう欠点がある。

発明の目的 本発明は、そのような従来の問題点を除去するものであ
り、外乱磁界の影響による誤動作をなくし、かつ外部へ
不要な磁界を漏らさない構成の座標入力装置を提供する
ことを目的としたものである。

発明の構成 本発明の座標入力装置ばＸ方向およびＹ方向とマトリク
ス状に配設した導線、Ｘ方向もしくはＸ方向の各導線の
うち２本の導線を順次選択する手段、選択された２本の
導線に外部から電流を供給する手段を具備した入力ボー
ドと、その入力ボードの表面上で、前記選択された導線
から発生する磁界を検出する検出コイノペその検出コイ
ルに誘起する誘導電圧を検出する検出手段、その誘導電
圧値の比が所定値になった時に選択されたどちらか一方
の導線に供給されている電流値によって前記検出コイル
の選択された導線からの距離を求めるために２本の導線
間を補間する制御手段を具備し、外乱磁界による影響を
防ぎ、かつ、導線から発生する磁界を外部へ漏らざない
だめのシールド部材を、導線の配設間隔および前記制御
手段にて補間される領域の寸法とから算出される所定の
位置に配したものであり、これにより正確な位置を検出
し、正しい座標値を読みとることができる座標入力装置
を実現可能にしたものである。

実施例の説明 以下、本金明の一実施例について図面を参照しながら詳
述する。第１図（Ａ）、■）は本実施例の位置検出の原
理を示す構成図と、磁界強度分布を示すグラフである。

第１図（Ａ）において、１は距離ｄを隔てて互いに平行
に配設された導線、２は導線１と同一の面上に位置する
検出コイルである。導線１の一方に電流工１を、他方の
導線に電流Ｉ２を供給した時に各導線の囲りに発生する
磁界は電流工。

による磁界をＨｌ、電流工２による磁界をＨ２とすると
次式で表わすことができる。

たたし、ａは定数である。

（１）式を図示すると第１図（Ｂ）のようになる。次に
検出コイル２を第１図で示したごと（ｘ　＝　Ｘｐ　　
なる位置へ配置した時、検出コイル２に磁界Ｈ１によっ
て誘起する誘導電圧ｖ１と、磁界Ｈ２によって１透起す
る誘導電圧ｖ２は次式となる。

ただし、ｂは定数である。

（１）式、（２）式より検出コイル２の位置Ｘｐは次式
となる。

ここで、工１−工２とすれば となり、検出コイル２の位置Ｘｐが得られる。ここで電
流Ｉ、　、　Ｉ２を時分割に供給すれば時系列的に誘導
電圧Ｖ、　、　Ｖ２を求めることができる。寸だ、電流
工＋＋工２の周波数を異にすれば同時に誘導電圧ｖ１．
ｖ２が得られ、検出コイル２の位置Ｘｐを容易に求める
ことができる。

第２図は第１図（Ａ）の導線１の垂直方向の断面図であ
り、供給された電流によって発生する磁力綜３の状態を
示している。

第３図は本発明の実施例の要部概略側面図であり、図中
の６は鉄板などで形成された磁気遮蔽効果のあるシール
ド部材である。ＷＪ４図は本実施例の要部ブロック図で
あり、１は７トリクス状に配設された導線、２は検出コ
イル、８は導線１に電流Ｉ、　、　Ｉ２を供給するだめ
の電流源回路、９は電流”Ｓ　＋　Ｉ２を変化させるた
めの電流スキャン回路、１０は導線を順次選択するだめ
のスイッチ回路、１１は検出コイル２に誘起された誘導
電圧”Ｉ＋ｖ２により、検出コイル２がε流の供給され
ている２本の導線間にあるか否かを判定するための検出
回路、１２は検出コイル２の位１蓄Ｘｐを求めるための
演算回路である〇 以上のように構成された本実施例の座標入力装置＋４’
について、その動作を説明する。まず、スイッチ回路１
０にて電流を供給する２本の導線を選択する。この場合
、選択される２本の導線は１本おきに選択されるものと
する。次に電流スキャン回路９によって電流工１＋　工
２の値を変化させる。次にスイッチ回路１０によって次
の２本の導線を選択し、同様の動作を繰り返す。このよ
うにして導線１に時間の経過にともなって変化する電流
が順次印加される。

一方、検出コイル２には各導線からの誘導電圧が発生す
るが、検出コイル２の直近の両側の導線に電流が供給さ
れた時のみ誘導電圧Ｖ、　、　Ｖ２　　が検出回路１１
によって演算回路１２に出力され、演算回路１２で前述
の（４）式どおり演算され、検出コイル２の位置Ｘｐの
座標値を出力することができる０ ここで、シールド部材６の配設される位置は検出コイル
２で導線１よｐ発生する磁界３を妨げてはならなく、か
つ検出するために必要な磁界は１本おきに導線が順次選
択されるため、検出回路１１によって、選択された２本
の導線の間を補間すべき区間Ｃおよび導線の配設間隔ｄ
から、次のような関係式で表わすことができる。

導線からの距離−ｄ十Ｃ／２　　　・・・・・・・　　
（５）以上のような構造にすれは外乱磁界の影響を防ぎ
、かつ導線から発生する磁界を外部へ漏らさない座標入
力装置が簡単な構成で実現できる。

なお、本実施例では１本おきに導線を選択するものとし
、補間する区間を選択された２本の導線間の中央に左右
対称で、かつ導線間隔と同一寸法に設定するものとした
が、任意の本数間隔で選択した時、すなわち補間区間が
導線の配設間隔と等しくない場合や、補間区間が導線間
の中央から非対称な場合にも補間区間を通過する磁界の
導線がらの最大距離を（５）式から求めれば良いことが
明らかである。

発明の効果 以−にの説明から明らかな二うに、本発明の座標入力装
置は選択された２本の導線の間を補間する区間および導
線の配設間隔から算出される所定の位置にシールド部材
を配置するといった簡単な構成で正確な座標値が得られ
るものである。壕だ、シールド部材によって、隣接する
補間領域に発生している磁界の影響も受けなくなるとい
う効果も得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、■）は本発明の座標検出動作の原理を説
明するだめの概略構成図と磁界強度分布を示すグラフ、
第２図は第１図（Ａ）の要部拡大断面図、第３図は本発
明の実施例の要部拡大側面図、第４図は本発明の実施例
の要部ブロック図である。 １　・・導線、２・・・・検出コイル、６・・・・・・
シールド部材、８・　・電流源回路、９・・・・・・電
流スキャン回路、１０−　・スイッチ回路、１１・・・
・・検出回路、１２　・・演算回路Ｏ 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ＦＴｔ、か１
名第１図 ／ コイルづ之筐 第２図 第３図 第４図 ！

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｘ方向およびＹ方向に所定間隔あけてマトリクス状に配
   設された複数本の導体を有し、かつ上記ｘ−またはＹ方
   向の各導体のうち、２本の導体を順次選択して外部より
   電流を供給するように構成しブこ入力ボードと、上記入
   力ボードの面上に移動可能に位置される座標入力用の検
   出コイルと、上記選択された２本の導体を流れる電流に
   より」二記検出コイルに誘起される誘導電圧をそれぞれ
   独立して検出する検出手段を備え、上記選択された２本
   の導体において、一方の導体を流れる電流の値と他方の
   導体を流れる電流の値が所定の関係となるように上記２
   本の導体に流す電流の値を相対的に変化させ、上記２本
   の導体間に置かれた上記検出コイルにそれぞれの導体に
   よって発生せられる磁界にて誘起される各誘導電圧の値
   の比が所定値になった時の一方の導体の電流値によって
   上記検出コイルの位置を求めるように構成するとともに
   、上記導体を配設する所定間隔および上記選択された２
   本の導体により検出可能となる区間の距離と所定の関係
   となる位置にシールド部材を配置したことを特徴とする
   座標入力装置。