JPS591706B2 - アミノフエニルテトラゾ−ル誘導体及びその塩 - Google Patents
アミノフエニルテトラゾ−ル誘導体及びその塩Info
- Publication number
- JPS591706B2 JPS591706B2 JP12232780A JP12232780A JPS591706B2 JP S591706 B2 JPS591706 B2 JP S591706B2 JP 12232780 A JP12232780 A JP 12232780A JP 12232780 A JP12232780 A JP 12232780A JP S591706 B2 JPS591706 B2 JP S591706B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aminophenyl
- tetrazole
- salts
- reaction
- compound
- Prior art date
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- Expired
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式（Ｉ）
ｑＮ（）
ＮＨＣＯρ
（但し、式中Ｒは水素原子、又は、アセチル基を示す。
）で示されるアミノフェニルテトラゾール誘導体及びそ
の薬学上適当なカチオンとの塩に関する。
の薬学上適当なカチオンとの塩に関する。
本発明に係る一般式（Ｉ）で示される化合物は優れた抗
アレルギー作用を有し、且つ経口投与によつても活性を
保持し、医薬品として有用である。この化合物（Ｉ）を
医薬品として製剤化する場合使用目的により、又は、溶
解性を調節するため薬学上適当なカチオンとの塩にする
ことが出来る。本発明で利用する薬学上適当なカチオン
は、通常利用されている低毒性のものから使用目的に合
わせで適宜選択することが出来、例えば、Ｎａ、に等の
アルカリ金属、Ｃａ、Ｍｇ等のアルカリ土金属、その他
適当な金属あるいは、アンモニア、トリエチルアミン、
トリス（ヒドロキシメチル）アミノメタン等のカチオン
を代表例として挙げることが出来る。本発明の化合物は
下記の反応式で示される方法により製造することができ
る。すなわち、本発明の化合物（Ｉ）は一般式（Ｑで示
されるアミノフェニルテトラゾールと一般式叫で示され
る化合物とを適当な溶媒中で塩基の共存下反応させるこ
とにより製造することが出来る。
アレルギー作用を有し、且つ経口投与によつても活性を
保持し、医薬品として有用である。この化合物（Ｉ）を
医薬品として製剤化する場合使用目的により、又は、溶
解性を調節するため薬学上適当なカチオンとの塩にする
ことが出来る。本発明で利用する薬学上適当なカチオン
は、通常利用されている低毒性のものから使用目的に合
わせで適宜選択することが出来、例えば、Ｎａ、に等の
アルカリ金属、Ｃａ、Ｍｇ等のアルカリ土金属、その他
適当な金属あるいは、アンモニア、トリエチルアミン、
トリス（ヒドロキシメチル）アミノメタン等のカチオン
を代表例として挙げることが出来る。本発明の化合物は
下記の反応式で示される方法により製造することができ
る。すなわち、本発明の化合物（Ｉ）は一般式（Ｑで示
されるアミノフェニルテトラゾールと一般式叫で示され
る化合物とを適当な溶媒中で塩基の共存下反応させるこ
とにより製造することが出来る。
（但し、式中Ｒは水素原子、又は、アセチル基を、Ｘは
・・ロゲン原子を示す。）上記の反応に使用する溶媒は
特に限定されるものでなく、通常の有機合成反応に使用
する不活性有機溶媒を使用することが出来、例えばクロ
ロホルム、メチレンクロライド、ベンゼン、トルエン、
キシレン、メタノール、エタノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ピリジン、ジメチルホルムアミド等が使
用出来る。
・・ロゲン原子を示す。）上記の反応に使用する溶媒は
特に限定されるものでなく、通常の有機合成反応に使用
する不活性有機溶媒を使用することが出来、例えばクロ
ロホルム、メチレンクロライド、ベンゼン、トルエン、
キシレン、メタノール、エタノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ピリジン、ジメチルホルムアミド等が使
用出来る。
又、水性混合溶媒も使用出来、例えば、水−メタノール
、水一エタノール、水−テトラヒドロフラン等が使用出
来る。化合物（ホ）の使用量は化合物（３）に対して１
．０〜１．２倍モルが適当であり、冷却下ないし室温で
滴下撹拌すれば容易に反応して目的化合物（１）が得ら
れる。
、水一エタノール、水−テトラヒドロフラン等が使用出
来る。化合物（ホ）の使用量は化合物（３）に対して１
．０〜１．２倍モルが適当であり、冷却下ないし室温で
滴下撹拌すれば容易に反応して目的化合物（１）が得ら
れる。
塩基としては有機塩基のみならず、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等の無機塩基も使用出来る。
酸カリウム等の無機塩基も使用出来る。
反応混合物中の目的化合物（）は、必要に応じ、適宜反
応液を濃縮した後、水を加え稀塩酸、稀硫酸等で酸性化
することにより結晶として析出させ分離することが出来
る。ここに得られた化合物（）は再結晶により高純度品
にすることが出来る。以下本発明を実施例により説明す
る。実施例 １ アセチルサリチル酸６．１７、塩化チオニル１２ｍ１、
無水ベンゼン２０ｍ１１の混合物を４時間還流した後、
減圧下に溶媒を留去してアセチルサリチル酸クロライド
を得る。
応液を濃縮した後、水を加え稀塩酸、稀硫酸等で酸性化
することにより結晶として析出させ分離することが出来
る。ここに得られた化合物（）は再結晶により高純度品
にすることが出来る。以下本発明を実施例により説明す
る。実施例 １ アセチルサリチル酸６．１７、塩化チオニル１２ｍ１、
無水ベンゼン２０ｍ１１の混合物を４時間還流した後、
減圧下に溶媒を留去してアセチルサリチル酸クロライド
を得る。
５−（２−アミノフエニル）テトラゾール５．４６７、
炭酸ナトリウム３．０５ｙに水２００ｍ１を加えて溶解
し、氷水冷却下に前記の酸クロライドの無水テトラヒド
ロフラン溶液を滴下攪拌する。
炭酸ナトリウム３．０５ｙに水２００ｍ１を加えて溶解
し、氷水冷却下に前記の酸クロライドの無水テトラヒド
ロフラン溶液を滴下攪拌する。
滴下後、徐々に反応温度を室温にまで上昇させ、２時間
反応させた後、反応液を稀塩酸で弱酸性として析出する
沈殿を濾別し、目的物５−（２−アセチルサリチロイル
アミノフエニル）テトラゾールを得る。収量８．５９７
、収率７８．４％、エタノールより再結晶したものの融
点１７９−１８０℃、元素分析 Ｃｌ６Ｈｌ３Ｎ５Ｏ３
として、計算値 Ｃ５９。
反応させた後、反応液を稀塩酸で弱酸性として析出する
沈殿を濾別し、目的物５−（２−アセチルサリチロイル
アミノフエニル）テトラゾールを得る。収量８．５９７
、収率７８．４％、エタノールより再結晶したものの融
点１７９−１８０℃、元素分析 Ｃｌ６Ｈｌ３Ｎ５Ｏ３
として、計算値 Ｃ５９。
４４Ｈ４．Ｏ５Ｎ２ｌ，６６実測値 Ｃ５９．ｌ７Ｈ４
．ＯｌＮ２ｌ，５９核磁気共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ
−Ｄ６、６０ＭＨ２）２．１３ｐｐｍ（Ｓｌ３Ｈ） ６
．９０〜８．７７ｐｐｍ（ｍ、８Ｈ） １１．０３ｐｐ
ｍ（プロードＳｌｌＨ） １１．６７ｐｐｍ（ＳｌｌＨ
）実施例 ２ ５−（３−アミノフエニル）テトラゾールより、実施例
１の方法に準じて５−（３−アセチルサリチロイルアミ
ノフエニル）テトラゾールを得る。
．ＯｌＮ２ｌ，５９核磁気共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ
−Ｄ６、６０ＭＨ２）２．１３ｐｐｍ（Ｓｌ３Ｈ） ６
．９０〜８．７７ｐｐｍ（ｍ、８Ｈ） １１．０３ｐｐ
ｍ（プロードＳｌｌＨ） １１．６７ｐｐｍ（ＳｌｌＨ
）実施例 ２ ５−（３−アミノフエニル）テトラゾールより、実施例
１の方法に準じて５−（３−アセチルサリチロイルアミ
ノフエニル）テトラゾールを得る。
収率７１．４％、アセトンーノルマヘキサンより再結晶
したものの融点１６３−１６４℃、元素分析 Ｃｌ６Ｈ
ｌ３Ｎ５Ｏ３として 計算値 Ｃ５９．４４Ｈ４．Ｏ５Ｎ２ｌ．６６実測値
Ｃ５９．３９Ｈ３．９３Ｎ２ｌ．３６核磁気共鳴スペク
トル（アセトン−Ｄ６、６０ＭＨ２）２．２３ｐｐｍ（
ｓ、３Ｈ） ７．２０〜８．７０，，ｎ１（ｍ、８Ｈ）
９．７０ｐｐｍ（ｓ、１Ｈ）実施例 ３５−（４−ア
ミノフエニル）テトラゾールより実施例１の方法に準じ
て５−（４−アセチルサリチロイルアミノフエニル）テ
トラゾールを得る。
したものの融点１６３−１６４℃、元素分析 Ｃｌ６Ｈ
ｌ３Ｎ５Ｏ３として 計算値 Ｃ５９．４４Ｈ４．Ｏ５Ｎ２ｌ．６６実測値
Ｃ５９．３９Ｈ３．９３Ｎ２ｌ．３６核磁気共鳴スペク
トル（アセトン−Ｄ６、６０ＭＨ２）２．２３ｐｐｍ（
ｓ、３Ｈ） ７．２０〜８．７０，，ｎ１（ｍ、８Ｈ）
９．７０ｐｐｍ（ｓ、１Ｈ）実施例 ３５−（４−ア
ミノフエニル）テトラゾールより実施例１の方法に準じ
て５−（４−アセチルサリチロイルアミノフエニル）テ
トラゾールを得る。
収率７１．５％、エタノールより再結晶したものの融点
２７１−２７３℃、核磁気共鳴スペクトル（ＤＭＳＯ−
Ｄ６、６０ＭＨ２）２．３３ｐｐｍ（Ｓｌ３Ｈ） ７．
１０〜８．７７ｐｐｍ（Ｒｒｌ、８Ｈ） １０．８７ｐ
ｐｍ（ｓ、１Ｈ）１３．２７ｐｐｍ（プロードＳｌｌＨ
）実施例 ４ ５−（２−アミノフエニル）テトラゾール２．８７にピ
リジン１５ｍ１を加えて溶解し、氷水冷却下にサリチル
酸クロライド３．０７のベンゼン溶液を滴下攪拌する。
２７１−２７３℃、核磁気共鳴スペクトル（ＤＭＳＯ−
Ｄ６、６０ＭＨ２）２．３３ｐｐｍ（Ｓｌ３Ｈ） ７．
１０〜８．７７ｐｐｍ（Ｒｒｌ、８Ｈ） １０．８７ｐ
ｐｍ（ｓ、１Ｈ）１３．２７ｐｐｍ（プロードＳｌｌＨ
）実施例 ４ ５−（２−アミノフエニル）テトラゾール２．８７にピ
リジン１５ｍ１を加えて溶解し、氷水冷却下にサリチル
酸クロライド３．０７のベンゼン溶液を滴下攪拌する。
滴下後、徐々に反応温度を室温にまで上昇させ、３時間
反応させる。反応終了後、減圧下に濃縮し残留物に水及
び稀塩酸を加え、生成した沈殿を濾別して目的物５−（
２−サリチロイルアミノフエニル）テトラゾールを得る
。収量３．３ｙ１収率６７．５％、メタノール−アセト
ンより再結晶したものの融点２１３−２１４℃、核磁気
共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ−Ｄ６、６０ＭＨ２）６．
９２〜８．７５ｐｐｍ（ｍ、８Ｈ） １１．６３ｐｐｍ
（ＳｌｌＨ）実施例 ５ ５−（３−アミノフエニル）テトラゾールより実施例４
の方法に準じて５−（３−サリチロイルアミノフエニル
）テトラゾールを得る。
反応させる。反応終了後、減圧下に濃縮し残留物に水及
び稀塩酸を加え、生成した沈殿を濾別して目的物５−（
２−サリチロイルアミノフエニル）テトラゾールを得る
。収量３．３ｙ１収率６７．５％、メタノール−アセト
ンより再結晶したものの融点２１３−２１４℃、核磁気
共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ−Ｄ６、６０ＭＨ２）６．
９２〜８．７５ｐｐｍ（ｍ、８Ｈ） １１．６３ｐｐｍ
（ＳｌｌＨ）実施例 ５ ５−（３−アミノフエニル）テトラゾールより実施例４
の方法に準じて５−（３−サリチロイルアミノフエニル
）テトラゾールを得る。
収率６５，５％、メタノール−アセトンより再結晶した
ものの融点２５５−２５６℃（分解）元素分析 Ｃｌ４
ＨｌｌＮ５Ｏ２として、計算値 Ｃ５９．７８Ｈ３．９
４Ｎ２４．９Ｏ実測値 Ｃ５９，９９Ｈ３．８９Ｎ２４
．８Ｏ核磁気共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ−Ｄ６、６０
ＭＨ２）６．８７〜８．８７ｐｐｍ（Ｍｌ８Ｈ） １０
．８６Ｐｐｍ（ＳｌｌＨ） １２．２０ｐｐｍ（プロー
ドシグナル）実施例 ６５−（４−アミノフエニル）テ
トラゾールより実施例４の方法に準じて５−（４−サリ
チロイルアミノフエニル）テトラゾールを得る。
ものの融点２５５−２５６℃（分解）元素分析 Ｃｌ４
ＨｌｌＮ５Ｏ２として、計算値 Ｃ５９．７８Ｈ３．９
４Ｎ２４．９Ｏ実測値 Ｃ５９，９９Ｈ３．８９Ｎ２４
．８Ｏ核磁気共鳴スペクトル（４）ＭＳＯ−Ｄ６、６０
ＭＨ２）６．８７〜８．８７ｐｐｍ（Ｍｌ８Ｈ） １０
．８６Ｐｐｍ（ＳｌｌＨ） １２．２０ｐｐｍ（プロー
ドシグナル）実施例 ６５−（４−アミノフエニル）テ
トラゾールより実施例４の方法に準じて５−（４−サリ
チロイルアミノフエニル）テトラゾールを得る。
収率６３．３％、融点２９７−２９８℃（分解）核磁気
共鳴スペクトル（ＤＭＳＯ−Ｄ６、６０ＭＨ２）６，９
７〜８．４３ｐｐｍ（Ｍｌ８Ｈ） １０．８５ｐｐｍ（
ＳｌｌＨ）参考例 ラツト受身皮膚アナフイラキシ一検定（ＰＣＡ）を次の
ように行なつた。
共鳴スペクトル（ＤＭＳＯ−Ｄ６、６０ＭＨ２）６，９
７〜８．４３ｐｐｍ（Ｍｌ８Ｈ） １０．８５ｐｐｍ（
ＳｌｌＨ）参考例 ラツト受身皮膚アナフイラキシ一検定（ＰＣＡ）を次の
ように行なつた。
ウイスタ一系雄性ラツトの背部皮内に稀釈した抗血清（
青色斑の面積が１００ｍ７ｉ前後となる様適宜稀釈、０
。
青色斑の面積が１００ｍ７ｉ前後となる様適宜稀釈、０
。
１ｍ１／Ｓｉｔｅ）を注射して受身的に感作し、４８時
間経過後に抗原ＤＮＰ−Ａｓｃａｒｉｓ（ブタ回虫より
精製した蛋白質との結合物）２即を含む１．０％エバン
スプル一０．５ｍ１を静脈内に注入する。
間経過後に抗原ＤＮＰ−Ａｓｃａｒｉｓ（ブタ回虫より
精製した蛋白質との結合物）２即を含む１．０％エバン
スプル一０．５ｍ１を静脈内に注入する。
抗原及びエバンスブル一注射３０分後に放血致死、青色
斑の径を測定する。被験薬は抗原投与前に経口投与（０
。５％ＣＭＣ懸濁液）または静脈内投与（Ｎａ塩水溶液
）し、次式により抑制率を算出した。
斑の径を測定する。被験薬は抗原投与前に経口投与（０
。５％ＣＭＣ懸濁液）または静脈内投与（Ｎａ塩水溶液
）し、次式により抑制率を算出した。
５−（３−アセチルサリチロイルアミノフエニル）テト
ラゾールの５０％抑制投与量は、経口投与では３８．９
即／Ｋｇ、静脈内投与では２．１即／Ｋｇである。
ラゾールの５０％抑制投与量は、経口投与では３８．９
即／Ｋｇ、静脈内投与では２．１即／Ｋｇである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一般式（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・（ I ）
（但し、式中Ｒは水素原子、又は、アセチル基を示す。 ）で示されるアミノフェニルテトラゾール誘導体及びそ
の薬学上適当なカチオンとの塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12232780A JPS591706B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | アミノフエニルテトラゾ−ル誘導体及びその塩 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12232780A JPS591706B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | アミノフエニルテトラゾ−ル誘導体及びその塩 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5746971A JPS5746971A (en) | 1982-03-17 |
| JPS591706B2 true JPS591706B2 (ja) | 1984-01-13 |
Family
ID=14833217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12232780A Expired JPS591706B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | アミノフエニルテトラゾ−ル誘導体及びその塩 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS591706B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4845231A (en) * | 1988-02-12 | 1989-07-04 | American Home Products Corporation | Tetrazoles and their use as hypoglycemic agents |
| AU2013207510A1 (en) * | 2012-01-06 | 2014-07-31 | The Regents Of The University Of California | Compositions, methods of use, and methods of treatment |
-
1980
- 1980-09-05 JP JP12232780A patent/JPS591706B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5746971A (en) | 1982-03-17 |
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