JPS5916959B2 - 塗料の調色製造方法 - Google Patents

塗料の調色製造方法

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JPS5916959B2
JPS5916959B2 JP52032800A JP3280077A JPS5916959B2 JP S5916959 B2 JPS5916959 B2 JP S5916959B2 JP 52032800 A JP52032800 A JP 52032800A JP 3280077 A JP3280077 A JP 3280077A JP S5916959 B2 JPS5916959 B2 JP S5916959B2
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JP
Japan
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paint
color
paints
mixing
base
Prior art date
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JP52032800A
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English (en)
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JPS53118429A (en
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謙一 奥住
春吉 鈴木
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YOKOHAMA KASEI KK
Original Assignee
YOKOHAMA KASEI KK
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Publication date
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗料の色あわせ方法に関し、特に目的とする色
彩の塗料を経済的に連続生産する方法に関する。
塗料にて塗装することには単に物品の保護効果のみなら
ずその色彩による美装効果もあるのであり、そのため種
々の色彩の塗料が必要となるが、従来、目的とする色彩
の塗料(指定色塗料)を能率的経済的に調色製造する方
法がないのが実状である。
即ち従来の塗料調色法は注文数量に適した容量の塗料調
合槽の中に指定色塗料の調色製造のために必要とする各
色塗料を仕込み、これを攪拌フ 混合し試行錯誤的に不
足の色塗料を加えて修正してゆくことにより色合わせが
行われる。この様にして調色された塗料を缶に詰めて出
荷する訳であるが、この方法には次の様な問題点がある
。第1に、種々の目的とする色彩の各種の塗料を調合槽
ヲ にて調合するため、l回の調合ごとに調合槽を洗浄
しなければならない。このため水、溶剤又は薬剤などを
消費すると共に汚染廃液の処理設備が必要となる等公害
防止上かなりの経済的負担がかかる。また、開放で調色
作業を実施するため危険物フ による火災予防や有機溶
剤による中毒予防などの安全衛生の配慮を要する。第2
にある指定色塗料の調合を始めるとその調合が完了して
調合槽の洗浄が終つてからでないと他の指定色塗料の調
合ができず、多数色の調色を同時に行うには多数個の5
容量に異なる調合槽を必要とし、非能率的であるばか
りではなく、その間の時間的損失が犬きい。第3にこの
方法によると必要量以上の調色塗料が生産されることが
多く、この場合、余剰の調色塗料が残品となる。この余
剰塗料を他の指定色塗料O の製造に用いることもでき
るが、この場合色合わせの作業が増々複雑となる。以上
の如く従来の調色法は経済的、時間的、物質的損失がか
なり大きい。本発明は上記の如き従来法による問題点を
解決5 する新しい塗料の連続調色法であり、その1つ
は、石油缶の如く比較的小さな開口部を有しベース塗料
が詰められ且つ密封されている流通用缶の封を開き、該
缶中に調色機を用いて所要量の着色剤を添加し、該缶を
密封し、次いで該缶を搬送式塗料振とう攪拌機にかけ機
械的振動を与えながら搬送することにより該缶内部の塗
料を攪拌混合せしめることを特徴とするものであり、他
の1つは、石油缶の如く比較的小さな開口部を有しベー
ス塗料が詰められ且つ密封されている流通用缶の封を開
き、該缶中に調色機を用いて所要量の着色剤を添加し、
該缶を密封し、次いで該缶を搬送式塗料振とう攪拌機に
かけ回転を与えながら搬送することにより該缶内部の塗
料を攪拌混合せしめることを特徴とするものである。
ここで用いるベース塗料とはエマルジヨン塗料、油性塗
料、ラツカ一塗料及び合成樹脂塗料などの各種の塗料で
ある。
指定色が淡彩色又は中彩色の場合ほ白ベース塗料を用い
、この塗料中の白色顔料は一定の着色力を持つ様に配合
されている。濃彩色の場合は有彩色ベース塗料を用い、
この塗料中の着色顔料は一定の着色力を持つ様に配合さ
れている。この様なベース塗料は通常石油缶の如く比較
的小さな開口部を有する缶に詰められ密封されて広く流
通している。着色剤は顔料、界面活性剤、増粘剤、沈殿
防止剤及びグリコール類を主な成分としたものであるが
、本発明の実施のために特に作られた着色剤が好ましい
これは一搬の有彩色塗料に比べて着色顔料の含有量が大
きく、着色力が大きく、光沢や乾燥性に影響が少なく、
発色性、貯蔵安定性に優れ、長期保存しても顔料の沈殿
、皮張り及び粘度上昇などの欠陥がなく、調色機での計
量、供給に適した品質のものであり、水性系油性系、合
成樹脂系塗料のうち同種の塗料か2種以上の塗料に相溶
し共用して使用できる様に作られている。ここにいう同
種の塗料とは例えばエマルジヨン塗料に属するものどう
しのことをいい、このなかにも樹脂組成の違いにより酢
ビ系、酢ビアクリル系、アクリル系などのエマルジヨン
塗料のあることは一般に知られている。2種以上の塗料
とはエマルジヨン塗料と合成樹脂調合ペイントの様に全
く組成形態の異る塗料や、合成樹脂塗料のなかで樹脂組
成や硬化方法の違う異種塗料のことをいう。
本発明の実施のため好適に用いられる調色機は着色剤を
保存する貯蔵タンクに接続されており、任意の容量の着
色剤を正確に計量供給できるポンプを有しているもので
ある。ポンプとしては定量ピストン式ポンプが好適であ
るが、回転式小型定量ポンプやベローズ型定量小型ポン
プも少量の計量には適する。調色機は手動で必要量の着
色剤を設定し供給できると共に目的とする色彩の調色配
合表をカード化し電子制御装置と連動させ自動的に必要
量の着色剤を計量供給できるものであるのが好ましい。
本発明において好適に使用される調色機の定量ピストン
ポンプは、たとえば1CC.10CC、100ccの独
立した定量ポンプで必要量の着色剤を夫々のピストン式
ポンプの供給回数を組合わせて任意の必要量の共用着色
剤を供給せしめる様にしたものである。
工程を電子計算機でコントロールする場合には以下の様
にして行う。先づ、予め目的とする色ごとに絨準となる
べきベース塗料量(通常は石油缶に詰められるベース塗
料の量)に対し共用着色剤の添加量をどの位にすべきか
を実験により定めておく。石油缶に詰められたベース塗
料に対し、たとえば共用着色剤オーカ一91CC及びフ
タロシアニンブルー63CCを添加してある目的色塗料
を調製する場合は次の様に行われる。上記の共用着色剤
の配合量を予めパンチカードに記録しておく。このカー
ドを調色機電子制御装置に入れて調色機を始動させると
、ベース塗料缶の開口部がオーカ一の供給口の下に来た
時に調色機の計量ポンプが作動してオーカ一を10CC
ポンプで9回、1CCポンプでl回吐出供給する。更に
、塗料缶が移動して開口部がフタロシアニンブルーの供
給口の下に来ると調色機の計量ポンプが作動してフタロ
シアニンブルーを10CCポンプで6回、1ceポンプ
で3回吐出供給する。尚、この際調色希望缶数を予め入
力しておき、搬送されてくる所定缶数に同一供給量を順
次吐出し、所定缶数が全て終了した時に調色機を停止す
る様にするのが好ましい。本発明の実施のため好適に用
いられる搬送式塗料振とう攪拌機は塗料缶を一缶毎に収
容できる搬送式のホルダーを有しており、塗料缶搬送中
にこのホルダーに機械的振動が与えられる様な機購又は
塗料缶搬送中にこのホルダーに回転が与えられる様な機
構を有する。一例として第1図にその概略説明図を示す
如く2本の並行せる波形軌条1,2をもつコンベア上を
たとえば18e缶を横転姿勢にて収容しうるホルダー3
の支持ガイド4を滑走させる様にした振とう機があげら
れる。この際2本の相対する波形軌条をその山と谷とが
対向する様に互い違いに固定することにより塗料容器は
搬送時に横転状態でその天板と地板の位置において交互
に上下運動を行う。なお5は調色済塗料搬出用コンベア
である。(矢印はコンベアの進行方向を示す)又、別法
として塗料缶を横転姿勢にて保持して回転せしめながら
搬送する如き振とう攪拌機でもよい。
本発明方法の実施により、上記の如き流通過程にあるベ
ース塗料缶の封を開き、そこに目的とする色彩を得るた
めに必要な色の着色剤を所要量(この量はベース塗料の
量に比べ極めて少ない量である)添加し、缶を密封し、
この缶を上記搬送式塗料振とう攪拌機のホルダーに載せ
て搬送すると缶内部のベース塗料と着色剤とが攪拌混合
されて均一な目的とする色彩をもつた調色塗料が得られ
る。
この際の振とう周期や振とう時間はベース塗料の種類や
粘稠度更に着色剤との相溶度等により適宜調節される。
臥下本発明の実施例を示す。
実施例: 次の組成囚をもつ合成樹脂調合ペイントのベース塗料(
淡彩色用)をD口充填した石油缶のキャツプを開口し、
この中に共用着色剤を配合量(B)の通り調色機を用い
て計量供給する。
この配合量は日本塗料工業会塗料用標準色見本帳昭和5
0年度版F6−445色の必要量である。調色機のポン
プはオーカ一の場合10ceを9回、1CCをl回作動
させて供給し、フタロシアニンブルーの場合10CCを
6回、1CCを3回作動させて供給した。
次に石油缶の口をキヤツプで閉じ、搬送式塗料振とう攪
拌機で1分間当り70回の振動を与えて5分間搬送し攪
拌混合を行つた。以上の工程を経て調色された合成樹脂
調合ペィントは目的とする色彩である日本塗料工業会塗
料用標準色見本帳昭和50年度F6−445の色となつ
た。同時に連続して同一配合量にて調色配合した5缶の
塗料の色を色差計を用いて測色しロッド間の色差を調べ
たところ、第10ツトを基準としたときのΔE値はいづ
れも0.13〜0.35の範囲にあり肉眼による色判定
でも殆んど差異は認められなかつた。以上の如き本発明
方法によれば指定色塗料は出荷に適する缶に詰められた
状態で調色されるので、調合槽が不用であり、これを洗
浄する必要がない。
又必要な量だけの缶入り指定色塗料を生産することがで
き、余分に生産されることがない。更に本方法は搬送式
塗料振とう攪拌機にて搬送しながら調色を行うので連続
的に作業ができ、別の指定色塗料の調色製造への切換え
もベース塗料及び着色剤を適宜選定することにより時間
的損失なしに直ちに行える。以上の如く、本発明は、ベ
ース塗料自体が既に流通用の缶に詰められて流通してお
り、且つ調色におけるベース塗料は限られた種類のもの
であり、これに添加する着色剤を適宜選択することによ
り目的の色が得られることを利用し、ベース塗料缶を一
種の調合槽として利用し、しかも搬送しながら調色を行
うので、経済的、安全衛生的、時間的、物質的に最も理
想的な塗料の調色製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用される搬送式塗料振とう攪
拌機の一例を示す概略説明図である。 1,2:波形軌条、3−ホルダー、4:支持カー ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石油缶の如く比較的小さな開口部を有しベース塗料
    が詰められ且つ密封されている流通用缶の封を開き、該
    缶中に調色機を用いて所要量の着色剤を添加し、該缶を
    密封し、次いで該缶を搬送式塗料振とう攪拌機にかけ機
    械的振動を与えながら搬送することにより該缶内部の塗
    料を攪拌混合せしめることを特徴とする、該ベース塗料
    缶自体を調合槽として使用する塗料の連続調色製造方法
    。 2 石油缶の如く比較的小さな開口部を有しベース塗料
    が詰められ且つ密封されている流通用缶の封を開き、該
    缶中に調色機を用いて所要量の着色剤を添加し、該缶を
    密封し、次いで該缶を搬送式塗料振とう攪拌機にかけ回
    転を与えながら搬送することにより該缶内部の塗料を攪
    拌混合せしめることを特徴とする、該ベース塗料缶自体
    を調合槽として使用する塗料の連続調色製造方法。
JP52032800A 1977-03-26 1977-03-26 塗料の調色製造方法 Expired JPS5916959B2 (ja)

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JPS53118429A JPS53118429A (en) 1978-10-16
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