JPS59169525A - 捏和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は供給されてきた原料を捏和し、これを貯えてお
いて次の工程へ供給する捏装置に関する。

原料を捏和する場合、捏和後の材料を直ちに次の工程へ
供給する場合もあるが、一旦貯蔵して次工程の要求に応
じて供給する場合が多い。従来においては、実際に原料
を捏和する捏和機に対して原料貯蔵用の第１の槽と捏和
後の材料を貯蔵する第２の槽の少なくとも２個の槽を必
要とした。しかし捏和機の他に２つの槽を設けることは
スペースの関係上好ましいものではなく、かといって第
２の槽を省略してしまうと予め材料を貯えておくことが
できないので、材料使用に際しすぐには必要な材料が提
供できないという時間的ロスの欠点があった。

本発明は上記の欠点を解消し、単一の槽を原料用と捏和
後の材料用に交互に使用して、例えば夜間に捏和を行っ
てその材料を槽内に充填しておき、昼間にその充填した
材料を用いて作業を行なうことのできる捏和装置の提供
を目的とする。

本発明を図面と共に具体的に説明する。第１図は実施例
の装置全体を示す簡略図、第２図は連続捏和機の詳細を
示す縦断面図で、第３図は第２図のｍ−ｍ断面図である
。

上下に移動する仕切板２により槽内の上下に室Ａ、　Ｂ
を区分して設けた１個の貯蔵槽１と、槽１内の上室Ａに
通ずる通路３をホッパ４からの通路５と連続捏和Ｍ４ｔ
２０への供給通路６との間で切換える第１の弁７と、供
給通路６を経て供給された原料を連続的に捏和して排出
してゆく連続捏和機２０と、前記槽ｌ内の下室Ｂに通オ
る通路９を前記連続捏和機２０からの材料排出通路８と
作業場への通路１０との間で切換える第２の弁１１を有
し、第１の弁７、第２の弁１１、連続捏和機２０、及び
原料供給用のポンプ１２の各動作を制御部１３で自動制
御するようにした装置である。

仕切板２は室Ａと室Ｂを水密に区分する。この仕切＃１
ｌｉ２は槽１に対してフリーで、室Ｂが空の場合には第
１図の破線で示す最低位置にある。そして下室Ｂに捏和
後の材料が装入されるに伴って、装入された材料により
押上げられる。上室Ａへの原料の装入は、上室Ａに通ず
る通路３を第１の弁７の切換へ操作によりホッパ４から
の通路５に接続することにより行なう。また上室Ａから
連続捏和機２０への原料の供給は通路３を第１の弁７の
切換へ操作により供給通路６に接続し、ポンプ１２を作
動させて行なう。なおホッパ４からの通路５は別に直接
上室Ａへ導入するようにしてもよい。

また、第２の弁１１は各通路８，９．１０間で切換えが
自由である。捏和材料としては各種ペイント、接着剤、
化粧品等の粘性物、その他が供される。制御部１３は、
間欠作動のための時計を内蔵させ、シーケンスコントロ
ールできるものとすることができる。

連続捏和機２０について説明すると円筒形固定容器２１
はその中に円柱形ロータ軸２２が貫通している。固定容
器２１とその内壁面に嵌合する固定リング２３にはそれ
ぞれ軸方向の半円形溝が刻まれ、九キー２４が各固定リ
ング２３を固定している。ロータ軸２２とその外周に嵌
合する回転リング２５にはそれぞれ軸方向の半円形溝が
刻まれ、丸キー２６が各回転リング２５をロータ軸に固
着している。固定リング２３と回転リング２５の間には
多数のポール２７−２７が、支持具なしに、殆ど接触し
合うほど密に配設され、挟持されている。これらのポー
ルはロータ軸２２の回転につれて、自転しながら公転す
る。固定リング２３と回転リング２５及びポール２７は
エンジニアリングセラミックでつくられる。最下端の固
定リングの下端には弾性体２８があり、最上端の固定リ
ングは段部２９で変位が規制されていて、各段のポール
とそれを挟むリング２３．２５の間は常に適当な圧力で
密着している。容器２１には前記供給通路６に接続され
る材料入口３０が開口し、ロータ軸２２の根元部は軸受
３１，３２により支持され、ロータ軸２２の投入口出合
部には材料を下方へ押込むスクリュー３３が設けられ、
ロータ軸２２の根元の端は減速機付きモータ３４の出力
軸３５にカンプリングしている。容器２１の反対端には
前記排出通路８へ材料物を吐出するノズル３６が設けら
れている。このノズル３６は混練室の固定容器１の下端
の内径と嵌合し、且つ、弾性体２８の下端を受けている
。そして、ボルトナツト３７の調節により弾性体２８の
押圧力を加減できるようになっている。この連続捏和機
によれば、１個のポールが２個の押圧点を有し、通常は
数百個のポールをそなえているから、数百及至千数百点
に及ふ押圧力が材料に対し同時に作用することになり、
微細なすりつぶしと混合が極めて能率的に行われる。ま
た、混練室が回転リングと固定リングとホールの３種類
の部品のみにより構成されており、しかも、その積み重
ねの段数を定めるだけで混合時間等を加減することがで
きるので、構成が簡素化されると共に、小数の部品点数
で豊富な機種を製造することができる。なお連続捏和機
としては必ずしも上述の捏合機に限る必要はない。

次に本発明の装置による好ましい使用例の１つについて
説明する。例えばペイントや接着剤、化粧品の小分は作
業を行なう場合、ペイントの塗布作業、接着作業を行な
う場合、これらの場合は作業は通常昼間行なわれるが、
混合作業については昼間に行なう必要はない。予め混合
を完了しておいて直ちに作業に掛かる方が能率的である
。従ってこの様な場合は夜間電力を利用して材料の捏和
を夜間の間に無人で行なっておくことにより、工程の合
理化も図れる。かかる考えに基づいて例えば表１の如き
装置の使用ができる。すなわち、昼間の作業が終った後
に、まずホッパ４から通路５、表１ 通路６を通して原料を槽１内に充填する。

この場合仕切板２が下がって槽１内は実質上上室Ａだけ
となる。次に制御部１３の操作により、弁７及び弁１１
を切換えて通路３と通路６、通路８と通路９を各々接続
すると共にポンプに連続捏和機２０を作動させる。これ
により原料が連続捏和機２０を経て連続的に捏和され、
下室Ｂに充填されてゆき、同時にその分だけ仕切板２が
上動されてゆく。仕切板２が最上位まで上がって原料が
なくなった時点でポンプ１２及び連続捏和機の作動が止
められ、捏和作業が完了する。この時点では槽１内は実
質上下室Ｂだけとなり、捏和された材料で充填される。

以上の動作は例えばタイマーを含んだプログラム制御に
より夜間の一定時間から自動的に行なうことかできる。

槽１に貯えられた捏和後の材料は昼間の作業の必要に応
して下室Ｂから通路１０を通って作業場へ供給される。

勿論捏和作業は下室Ｂ内に捏和後の材料が残っている場
合は、使用して減じた分だけ補充する形で行なうことも
できる。この場合は原料の上室への供給は槽１全体とし
ての許容限度量をこえる時点でストップされるようにし
ておけばよい。

以上の構成によりなる本発明によれば、上下移動する仕
切板により原料の貯蔵と捏和後の材料の貯蔵を１つの貯
蔵槽でまかなうことができるので、捏和作業の前後にお
いて原料貯蔵槽と捏和後の材料の貯蔵槽の何れかが空と
なる従来の装置に比較して、有効な空間利用を図ること
ができる。また槽内へは予め捏和しておきたい量だけの
原料を入れておけば、その分だけ捏和されて貯蔵される
ので便利である。その他、本発明を利用すれば夜間電力
を有効に利用できるので省エネルギにもなるし、昼間の
作業が始まる前に捏和を完了しておくことができるので
工程の合理化が図れる。

′４、図面の簡単な説明 第１図は実施例の装置全体を示す簡単図、第２図は連続
捏和機の詳細を示す縦断面図、第３図は第２図のＩ［ｌ
−１１１断面拡大図である。

１−貯蔵槽　　　　２・−仕切板 ３−通路　　　　　４−ホッパ ５、、　６−通路　　　７−第１の弁 ８．９．１０−通路 １１−第２の弁　　１２−ポンプ １３−制御部　　　２０“一連続捏和機Ａ−゛上室　　
　　　Ｂ・−下室 １３１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下移動する仕切板により槽内の上下番こ室を区分して
   設けた１個の貯蔵槽と、槽内の上室に通ずる通路をホッ
   パからの通路と連続捏和機への供給道路との間で切換え
   る第１の弁と、供給通路を経て供給された原料を連続的
   に捏和して排出してゆく連続捏和機と前記槽内の下室に
   通ずる通路を前記連続捏和機からの混合物排出通路と作
   業場への通路との間で切換える第２の弁とを有すること
   を特徴とする捏和装置。