JPS59169509A - 気体分離用中空糸膜およびその製造方法 - Google Patents

気体分離用中空糸膜およびその製造方法

Info

Publication number
JPS59169509A
JPS59169509A JP4076683A JP4076683A JPS59169509A JP S59169509 A JPS59169509 A JP S59169509A JP 4076683 A JP4076683 A JP 4076683A JP 4076683 A JP4076683 A JP 4076683A JP S59169509 A JPS59169509 A JP S59169509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
membrane
ethyl cellulose
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4076683A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Yoshizumi
吉住 宣夫
Tatsuo Nogi
野木 立男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP4076683A priority Critical patent/JPS59169509A/ja
Publication of JPS59169509A publication Critical patent/JPS59169509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/08Hollow fibre membranes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は気体分離用中空糸膜およびその製造法に関する
ものであり、特に空気から酸素富化空気を得るために有
効な、気体の透過量が大きく、かつ選択性にすぐれた中
空糸膜およびその製造方法に関するものである。
膜を用いて気体混合物より特定の気体を分離する方法は
すでによく知られているが、空気から酸素富化空気を得
る場合にも、いかに小型の装置で。
いかに大量の気体透過量を得るかが大きな技術課題であ
る。通常均一膜中を通過する酸素(および窒素)の透過
速度QO,,QN2  および分離係数(12)は次式
で表わされる。。
a =+++ ミ1111− pN、  QN。
Q:気体の透過速度(cin ”/cln” 、 s 
e c 、CmHg]P:気体の透過係数(Cm’ 、
cm/am” *sec *cInHg〕α:分離係数 l:膜厚陣〕 つまり、 PO2−’、 PN、、αは膜素材で決定さ
れるファクターであり、PO7およびαの大きい素材の
開発と、その素材の膜厚(7りな小さくする孜術が−1
−( 重要である。史殉実除便用する場合には族の形態も重要
であり、単位体積ゝ当りの表面積が犬さい中空糸膜が平
膜より一般に有利であるとされている。
さて多孔寅中空棟維支持体上に機能ポリマーをコーティ
ングした。いわゆる気体分離用複合中空糸膜としては種
々太目られていゐ。例えば特公昭57−32125号公
報では、セルロース誘導体の非対称性中空繊維にエチル
セルロースやシリコンをコーティングし複合中空糸膜を
得ている。しかし能のものを用いておす、シかしかかる
粗な膜の表面に博くて欠陥のないコーテイング膜を作る
ことができす、高い4紫維持するためには膜厚を大さく
ゼさるを得す2.r、つて複合族の透過速度が小さくな
るという欠点があった。また特開昭53−86684号
公報では、複合膜の分離性能におよぼす支持膜素材の分
離性能や構造について述べているが、もともと支持膜素
材のpo、が比較的小さいのであるから、複合膜の透過
速度が小さくならざるを得なかった。その他、特公昭5
4−17052号公報では酢酸セルロース中空繊維等に
シリコーンをコーティングしたもの、特開昭54−10
2292号公報ではポリプロピレン等の中空糸にポリ−
2,6ジメチルフエノール、エチルセルロースなどをコ
ーティングしたものなどが開示されているが事情はさし
て変らない。
さて、従来よりエチルセルロースは酸素の選択透過性が
高いことからコーティング材料として使われて米た。エ
チルセルロース中空糸膜は製造条件の選択により表面に
均一層を有する(つまり分離係数がエチルセルロース個
有の値に近い)多孔質中窒漆維も製造可能である。しか
し、そうしようとすればどうしても緻密層の厚さが増し
、酸素の透過速度は低下する。
そこで緻密層が薄くなるように製造条件を選ぶと、中空
糸膜の分離係数はエチルセルロース本来の特性より低下
するようになる。つまり薄くて欠陥のない緻密層を作れ
ない。
一方2本発明者らは従来機能膜素材として扱われてキタ
エチルセルロースについて、多孔膜支持体として使用す
ること全考え、中空糸膜化を検討した。その構造形成要
因についぞ詳細に検討した結果、中空糸多孔膜素材とし
て十分な成形性を有し、さらに熱水処理後の中空繊維を
目詰材を含む浴液に浸漬することにより酸素の透過速度
(QO、)が高く2分離係数(α)に優れたエチルセル
ロースを主体としてなる中空糸膜を得9本発明に到達1
−たものである。
すなわち1本発明はエチルセルロース多孔質中cmHg
 (25°C測定)以上のさらに好ましくは1.。
X iQ−cm’ 、cm/c+n”、、sec、cm
Hg (25℃測定)1以上の目詰材を塗布したことを
特徴とするエチルセルロースを主体としてなる気体分離
用中空糸膜であり。
添加剤として非溶媒を含むエチルセルロースの有機溶剤
溶液を2重管型の紡糸口金1を用いて、気体注入方式で
乾湿式紡糸して中空糸膜を形成させ。
熱水処理を施した後、目詰材を0.01〜50重量係含
む溶液に浸漬して、該中空糸j俣の表面を目詰および、
または被覆することを特徴とする気体分離用中空糸膜の
製造方法を提供するものである。
かかる本発明の中空糸膜は9既述の公知例に記さi″L
、た複合中空糸膜に比べ酸素富化性能において優れてお
り、′ 酸素富化空気の透過量を変えずに装置の小型化が可能と
なる。iた本発明の製造方法は気体注入方式 式であり、熱処理後の中空繊維に、引続きまたは乾燥後
に、連続して目詰材の浸漬処理を施すことが可能で、そ
のまま乾燥すれば、凍結乾燥や溶剤置換等の手間のかか
る方法を用いることなく、実用上きわめて有利な方法で
高性能の気体分離膜を製造することができる。
試薬100cps )でよい。
エチルセルロースの溶剤としては特に制限はないが、具
体的にはN〜メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略
す)、ジメチルホルムアミド(以( 下1) M Fと略す)、ジメチルアセトアミド(以下
DMAcと略す)9アセトン、エタノール、ベンゼン、
トルエン、シクロヘキセン等を挙げることができる。
tた冷加剤としては、エチルセルロースの非溶剤であり
、中空糸膜の形成時に多孔化を容易にするものであれば
よいが、更に水洗工程で除去が可能な水浴性物質で、エ
チルセルロースの有機溶剤溶液に対し増粘効果を示すも
のがより好ましい。
具体的にはポリエチレングリコール、エチレングリコー
ル(以下KOと略す)、グリセリン等の多価アルコール
類、トリトンx−ioo等の界面活性剤などがあげられ
る。実際の選択にあたっては溶剤と添加剤の組合せに注
意する必要がある。
紡糸原液は選択した溶剤、添加剤の種類により多少異な
るがエチルセルロース濃1id20〜40重量係が好ま
しい。添加剤量は5%以上で、紡糸原液が紡糸温度で均
一な曳糸性のある溶液であれば50eI)′にで添加し
てもよいが1通常は30%程度以下が曳糸性の点で好ま
しい。
ポリマ濃度が低すぎる場合は原液粘度の低下によシ気体
注入法による中空糸膜の形成が困難になるとともに。吐
出原液流の紡糸性(曳糸性)が低下するので好ましくな
い。逆にポリマ濃度が高すぎる場合は、添加剤量にもよ
るが、得られる中空糸膜の多孔化の程度が小さく9さら
に原液粘度が高いことから紡糸温度を高く設定するため
9乾湿式紡糸法においては乾式部での中空糸族の表面緻
密層の形成が過度に促進されると考えられる。そのため
このような中空糸膜は、酸素透過速度が小さくて好まし
くない。
また本発明の紡糸原液は、溶剤、添刀U剤の組合せやそ
の組成により多少異なるが、原液粘度の温度依存性が高
い。つまり原液温度が低下すると原液粘度は急激に高く
なりゲル化する。この性質は気体注入法で中空糸膜を成
形する場合、非常に有利である。捷たゲル化と共に相分
離し不透明ゲルとなる特徴がある。したがって紡糸温度
(口金温度)の設定も重要である。設定温度が低すきる
と曳糸性がなくなり紡糸状態が不安定となるとともに、
凝固糸は極端に弱くなり取扱い上不利である。
捷た設定(節度が高すぎると原液粘度が低くなpすぎ気
体注入法で中空糸膜を形成させることが困難となる。 
・ 紡糸温度を高めに設定し2口金から押出されたゾル状態
の中空糸のゲル化、相分離が進まないうちに凝固浴に導
くと9比較的表面の緻密な中空糸膜が得られ、逆に紡糸
温度を低目に設定したり。
乾式部(口金面から凝固液面までの距)III:)を長
くしたりすると比較的粗な膜構造の中空糸膜となる。
つまり紡糸温度を高めに設定したり、乾式部を短くシf
C,すすることにより、そのままで選択性を示す(α〉
1)中空糸膜が得られる。
条件により異なるが、紡糸温度は50〜160゛C2乾
式長は0.3 cm〜50 cmの範囲で選択される。
次に凝固浴としては、使用した溶剤の水溶液が好ましく
用いられる。通常、浴組成としては溶剤を5チ以上含む
ものが好ましい。溶剤の比率が少なすぎる場合は凝固時
にいわゆるスキン層の形成が過度に促進される傾向があ
り、高濃度原液を用いた場合と同様に2分離係数(α)
は良好だが。
酸素透過速度の小さい中空糸iKなりやすい。
凝固浴温度については特に制限はないが10〜60℃の
浴温か好ましく用いられる。浴温か高いほど平均的に粗
な膜構造になり、逆に低温浴はど。
前述した高濃度原液から得られる中空糸膜と同様。
表面開孔率が非常に小さい、いわゆる均一膜を形成しや
すいと考えられ1分離係数は太きいが、酸素透過速度の
小さい中空糸膜になる。
また熱水処理温度は50〜100’aの範囲が好ましく
用いられる。この熱水処理工程は凝固で形成された膜構
造を固定化する意味で重要である。
つまり中空糸膜に残存する溶媒や添加剤を除去するとと
もに熱処理を施して、中空糸の乾燥時の寸法変化を抑制
する。この工程は紡糸に直結した目詰材の浸漬処理を可
能にするには欠かせないものである。
本発明に用いられる子チルセルロース多孔質中空繊維は
、ガス分子の平均袖山行程の差によって分離が行なわれ
るのでなく、ガスの膜中への溶解速度、拡散速度の差に
より混合ガスを分離するものであす、1.0以上の分離
係数(QO,/QN2) k示程度の酸素富化性能を示
す中空糸膜である。
このような多孔質中空繊維を酸素透過係数の大きい材料
でピンホール等の欠陥を目詰めすることにより透過量を
保持しながら分離係数を高め、目詰材より分離係数の大
きい膜を得ることに成功したものである。すなわち、a
在化していたエチルセルロースの酸素富化性能が目詰材
により顕在化される。
なお目詰前のエチルセルロース膜の分離係数は本発明の
効果を達成するには10〜25.更に好ましくは10〜
2.0がよい。10以下だと目詰材による酸素富化性能
の顕在化が充分でな(,2,5以上だと、酸素透過量が
小さくなりすぎて、充分な効果が得られない。
本発明の特許請求範囲第1項記載の「エチルセルロース
を主体としてなる気体分離用中空糸膜」の意味は、上述
のような意味であり、全く分離性能のない多孔質支持体
(例えば酸素富化性能の乏しい無機素材や有機高分子素
材からなる支持体)に酸素富化性能の良好な素材をコー
ティングした性能が両立する。かかる効果はエチルセル
ロース単独の中空糸膜では容易に得られないものである
目詰材としては、酸素透過係数がエチルセルロー−4 スと同等以上つまり台X 10  cm”*cm/cm
、、BBc、cn+J(2;(25℃)以上、さらに好
ましくは10 X 10  cm″、cm/c+n” 
、 Sec 、cmHg以上のものが好ましい。具体的
には、繰り返し単位中にシルフェニレン構造単位を含む
重合体、つまりケイ素金主鎖に含む重合体やビニルシラ
ン系重合体 のように側鎖にケイ素を含む重合体などがあげられる。
後者の例として9例えばトリメチルビニルシラン重合体
があげられるが、既に説明した如く本発明に用いる目詰
材としては透過係数の太きいものがより望捷しく、前述
した。シルフェニレン構造単位と70キザン構造単位を
含む重合体の中から好ましく選択される。
つまり本発明に使用される目詰材として用いられる重合
体の中でも特に好ましいのは次式で示さ−Aるシルフェ
ニレン−シロキサンブロック共重合体 CH,CH,CH。
または次式で示されるポリシルフェニレンシロキサン CH,CH。
などであり、好ましい共重合体中の各シーフェンスの長
さm、nはそれぞれ10≦m≦5000゜0≦n≦50
0..0≦n / m≦20である。
n/rnが大きすぎると、ブロック共重合体膜の強度が
低下するために好ましくない。
これらの重合体の中で、具体的には下記の構造式で示し
たシルフェニレン・シロキザン共重合体は製膜性に優れ
ておりr PO,−22X 10  Cm”、Cm/’
Cm’、 sec 、cmHg  と大きな酸素透過係
数を有しており。
特に好ましく用いられる。
(n−380,n7m−7) これら目詰材の溶媒としては、上記重合体を溶解する溶
媒であればよいが、具体的には塩化メチレン、トリクロ
ロエチレン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素、
テトラヒドロフラン、シオキザンなどのエーテル化合物
、シクロヘキサン。
インペンタン、n−ヘキザン、トルエンナトノ炭化水素
化合物、アセトン、シクロヘキサノンなどのケトン化合
物などが望ましい。
18已’/f3 剤中、特にシクロヘキサン、トルエン
クロロホルムが好ましく用いられるが、支持中空糸1換
ヲ溶解しないように、インペンタンやn−ヘキサン等と
混合して用いられる。
目詰処理に用いられる目詰材の希薄溶液の濃度は[1,
01〜50重量係、より好ましくは0.1〜2重量係の
範囲にあるのが望せしい。この範囲よりも低い場合は目
詰効果が十分でなく、またこの範囲よりも高い場合には
厚さムラが生じやすくなる。
目詰材の希薄溶液への浸漬処理は、熱水処理後の中空繊
維を一度巻取り、その後に行なってもよいが、紡糸に直
結して、連続処理する事が好ましい。
浸漬時間は溶液の濃度にもよるが通常1分以下好ましく
は10秒以下である。処理時間が長いと溶液の取り込み
量が増し、目詰および、または被覆量が増大し好ましく
ない。つまり厚い均一な膜厚の被覆を形成させることは
、気体透過量の低下を招く。
被覆膜厚ば、均一である必要はなく1通常厚い部分でも
3μ以下が好ましい。更に好ましくは1μ以下、更に最
も好ましくは01μ以下である。
浸漬処理の終了した中空糸膜は非接触型の乾燥機で少な
くとも表面乾燥されるのが望ましい。必要なら更に熱風
、熱ローラ等で乾燥され、\巻き」二げられる。乾燥温
度は通常50〜80゛0の範囲で選択される。
得られた中空糸膜の性能評価はガラス管小型モジュール
を用いて行なった。具体的には、外径OD (xm )
 + e動部7(cm)の中空糸膜kn(本)束ねて作
製した小型モジュールに、ボンベよす1.Okg/−’
・GK調圧した酸素を供給し、中空糸膜を透過してモジ
ュールよりでてくる単位時間当りの酸素流量q (ml
/ 5=e=e )を薄膜式流量計を用いて測定した。
透過方向は中空糸外表面から内表面であり。
中空糸膜の外表面積を有効膜面積として酸素透過速度Q
O,(m/m’、hr、atm )  f次式より算出
した。
QO2=      、   X O,6[m7m’、
hr、atm  ]n・π・0]〕・l また窒素透過速度QN2も同様の方法で評価測定を行な
い、これらの値より分離係数(α−化02/QN、、)
を算出した。なおこれら性能評価は20°Cで行なった
cps )245部を111MP’315部に140 
’cで攪拌溶解した。同温度で攪拌を続けながら、KG
140部を滴下混合し均一な溶液を得た。この溶液は1
10°Cでゲル化し、実質的に曳糸性を示さなくなった
。この原液を130°Cのホツノく−から150’Oに
保たれた孔径5μのポーラスフィルターで濾過しつつ2
重管型の中空糸用口金(1,2mn+φ−08圧φ)を
通して空気中に1.3’g/minの割合で吐出した。
同時に中空糸内部には窒素を注入圧15皿H,Oで注入
した。この時の紡糸温度(口金温度)は120 ’aで
吐出糸条の乾式長は50[11[+1に保持した。次い
で50%NM:p水溶液からなる10’Oの凝固浴に8
0CII浸漬した後、水洗し、更に90℃で約1秒熱水
処理を施した。そして引続き連続して目詰材の0.5 
%溶液に約05秒浸漬した後、非接触タイプの熱風乾燥
筒に通して、35°Cの熱風と向流で接触させ乾燥し2
0 m / mi’nの速度で巻き取った。また目詰材
の溶液に浸漬しないものを、非処理中空糸膜として同様
に乾燥し巻き取った。得られた中空糸膜は処理の有無に
無関係で、外径291μ、膜厚57μ、真円度(短径/
長径)98係であった。
さらに浴組成、熱水処理条件、目詰処理条件を変えずに
、原液濃度、乾式長、浴温度等を変更して同様の方法で
得た中空糸膜の性能および参考例として非処理膜の性能
を表1に示した・なお原液濃度の変更により上記溶解温
度、原液吐出量等は適宜変更している。。
また用いた目詰材の希薄溶液は、下記の構造式に示した
重合体であるシルフェニレン・シロキサン共重合体をシ
クロヘキサンに溶解して10係の溶液を調整し、この均
一溶液をインペンタンで希釈して目詰材濃度05乃にし
たものを用いた。
CH,CH,、CH。
(n−580,n/m=7 )’  a−2,0Po 
 =2.2  x  10 (cm” 8cm/cm” *EleC、ciHg)実
施例7〜15 実施例1で用いたエチルセルロース210部をNMP3
50部に120℃で攪拌溶解し、更に80140部を滴
下混合し均一な溶液を得た。この浴液は87°Cでゲル
化し、実質的に曳糸性を示さなくなった。
この原液を実施例1と同様の方法で、紡糸温度10D’
a、乾式長20mmで中空紡A金より吐出し9種々の浴
組成の凝固浴(50’c )中に浸漬した。水洗後の中
空糸膜を50℃又は80°Cの熱水浴で50秒処理した
後、連続して目詰材の浴液に約03秒浸漬した後、40
°Cの熱風で乾燥し巻き取った。
得られた中空糸膜の性能および参考例として目詰処理を
施さずに乾燥1巻取った中空糸膜の性能を表2に示した
。なおこれら実施例における目詰れば膜厚の厚い部分で
り、 03μ〜0.8μの範囲にあった。表中の目詰材
Iは実施例1で用いたものであり目詰材II、Iは次の
構造の重合体である。
n  =  1 9 、  n/m=1       
 α=239 Po2=4.5  x iO (cm” 1cm/cm” HseQ 1cmHg )
α =2.7 3 Po、=酋x10−9 (C1l+ ’ 、Cm/Cm’ * S e O+C
mHg )実施例16 実施例1で用いたエチルセルロース210部iDMF5
85部に120°Cで攪拌溶解した。同一温度で攪拌を
続けなからB12O3部を滴下混合し均一な溶液を得た
。この溶液は70°Cでゲル化し、実質的に曳糸性を示
さなくなった。
この原液を1.0mmφ−0.70φの二重管渠中空−
も金を通して、紡糸温度85℃、乾式長5肛で吐出した
。次いで30%DMF水溶液からなる3D’cρ凝固浴
に浸漬した後、水洗し、更に80℃で50秒熱水処理を
施した。そして引続き連続して実施例1で用いた目詰材
0)の0.3 %溶液に約01秒間浸漬した後、非接触
タイプの熱風乾燥筒に通して、55℃の熱風と向流で接
触させ乾燥し巻き取った。
得られた中空糸膜は外径309μ、膜厚47μで真円度
は99係であった。この中空糸膜の性能は、 Qo、 
= 0.82 (Tn/m’、hr、atm ) 、 
a’= 3.5であった。一方、目詰処理を行なわずに
、同様に乾燥し巻取った非処理中空糸膜の性能はQO、
= 6j m7m”。
hr、atm  、 a = 1.1であった。この中
空糸膜を用いて膜面積0.24 m’の小型モジュール
を作製し。
中空糸膜の外面に11気圧の空気を供給し、中空糸膜の
中空部よりダイヤフラム型真空ポンプで排気し、01気
圧に保持したところ、酸素濃度68係の酸素富化空気が
1.917m1nの流量で得られた・なおこの時の回収
率は約20係であった。
【図面の簡単な説明】
図12図2はそれぞれ実施例11,130目詰処特許出
願人  東 し 株 式 会 社手  続  補  正
  街 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第40766号 2、発明の名称 気体分離用中空糸膜およびその製造方法3、補正をする
者 事件との関係   特 許 出 願 人4、補正命令の
日付    自発 5、補正により増加する発明の数  なし6、補正の対
象 明細書中「図面の簡単な説明」の欄 7、補正の内容 (1)本願明細書第25頁第9〜10行の「の目詰め処
理膜の」を「で目詰め処理された中空繊維の断角形状鄭
ホす」と補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +1)  エチルセルロース多孔質中空繊維に酸素透j
    ダ 過係数が−Qa−×10−9cm’cm/am2・se
    c−anHg (25℃)以上の目詰材を塗布したこと
    を特徴とするエチルセルロースを主体としてなる気体分
    離用中空糸膜。 (2)目詰、ttノ酸素透過係数が1.[]×10−8
    cm’aTL/cm’sec−cmHg (25℃)以
    上である特許請求の範囲第1項記載の気体分離用中空糸
    膜。 (3)  目詰材が繰り返し単位中にシルフェニレンと
    シロキサン構造単位 −3i−0− を含む重合体である特許請求の範囲第1項記載の気体分
    離用中空糸膜。 (4)  エチルセルロース系中空糸膜を、 目詰材0
    、01〜50重量%含む溶液に浸漬して、該中空糸膜を
    目詰めおよび/まだは被覆することを特徴とする気体分
    離用中空糸膜の製造方法。
JP4076683A 1983-03-14 1983-03-14 気体分離用中空糸膜およびその製造方法 Pending JPS59169509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076683A JPS59169509A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 気体分離用中空糸膜およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4076683A JPS59169509A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 気体分離用中空糸膜およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59169509A true JPS59169509A (ja) 1984-09-25

Family

ID=12589744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4076683A Pending JPS59169509A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 気体分離用中空糸膜およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59169509A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220703A (ja) * 1985-03-25 1986-10-01 Agency Of Ind Science & Technol 混合液の分離用膜
EP0207721A2 (en) 1985-06-27 1987-01-07 A/G Technology Corporation Anisotropic membranes for gas separation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5386684A (en) * 1976-11-15 1978-07-31 Monsanto Co Multiicomponent membrane for gas separation
JPS57122906A (en) * 1981-01-22 1982-07-31 Toray Ind Inc Selective permeable film

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5386684A (en) * 1976-11-15 1978-07-31 Monsanto Co Multiicomponent membrane for gas separation
JPS57122906A (en) * 1981-01-22 1982-07-31 Toray Ind Inc Selective permeable film

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220703A (ja) * 1985-03-25 1986-10-01 Agency Of Ind Science & Technol 混合液の分離用膜
EP0207721A2 (en) 1985-06-27 1987-01-07 A/G Technology Corporation Anisotropic membranes for gas separation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2885712B2 (ja) 非対称単一膜用高分子溶液およびそれを用いる非対称単一膜
US4933085A (en) Method of manufacturing an integral asymmetrical membrane
US20080197071A1 (en) Nano Composite Hollow Fiber Membrane and Method of Manufacturing the Same
JPH05212255A (ja) 中空繊維膜
JPH02151636A (ja) 等方性の微孔性ポリスルホン膜の製造法
US5733657A (en) Method of preparing membranes from blends of polymers
US6017474A (en) Highly permeable polyethersulfone hollow fiber membranes for gas separation
JPH11253771A (ja) ポリスルホン系中空糸膜の製造方法及びポリスルホン系中空糸膜
JP2000325765A (ja) 耐溶剤性微孔質ポリベンゾイミダゾール薄膜
AU658885B2 (en) Fiber spinning process and product thereof
JPS59169509A (ja) 気体分離用中空糸膜およびその製造方法
JPS59166208A (ja) 気体分離膜の製造法
JPH06210146A (ja) 中空糸不均質膜及びその製法
JPS6118402A (ja) 気体分離用中空糸膜およびその製造方法
JPS6333871B2 (ja)
JPS59169510A (ja) 異方性中空糸膜
JPH0832295B2 (ja) 複合中空糸膜の製造方法
JP2818352B2 (ja) 中空糸膜の製造方法
JPS6229524B2 (ja)
JPH04267934A (ja) 中空毛管膜の製造方法、ガス分離膜用支持膜及び非対称性完全ガス分離膜
JP3317876B2 (ja) 中空糸型血液浄化膜の製造方法
JP2818355B2 (ja) 中空糸膜の製造方法
JP2000107577A (ja) 選択透過性中空糸膜の製造方法
JP2818359B2 (ja) セルローストリアセテート中空糸膜の製造方法
JPH02152528A (ja) 多孔質中空糸の製造法