JPS59169403A - 湛水施肥直播機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洪水圃場に土中播種と同時に土中施肥を行なう
湛水施肥直播機に関する。

従来、湛水直播機は実公昭５８−２１６８号公報、特開
昭５７−１８６４０４号公報等により既に知られている
が、湛水直播機により播種する圃場は代掻した泥土中に
行なうので、耕盤の凹凸その他の要因により機体が蛇行
すると共に播種した種籾が移動し易く、かつ種籾から発
根した新根は弱いので、濃度の高い肥料に新根が接触す
ると、著しい生育障害を起すため播種と同時に施肥を行
なうことができず、播種とは別行程として、例えば播種
後肥料を田面に散布していたが、二重手間になって生産
コストが著しくアップすると共に初期生育が悪く、しか
も根張りが悪いので転び苗か発生し減収になる等の欠点
があった。

本発明は泥土中に播種した種籾か移動しても、機体が蛇
行しても、施肥した肥料か種籾に接触して新根が肥料障
害を起すことかない状態に、施肥と播種とを同時に行な
うことができ、しかも初期生育及び根張りが良く、転び
苗を生ずることがなく、ひいては増収になる湛水施肥直
播機を提供せんとするものであって、種籾を泥土に播種
する直播機において、種籾落下口を土中に浅く侵入する
ように設け、該種籾落下口の近傍に施肥ノズルを設ける
と共にこの施肥ノズルの吐出口を種籾落下口付近に間隔
をおいて臨ませて播種と同時に施肥を行なうように構成
したことを特徴とするものである。

以下、図面に示す実施例について説明すると、ｌは左右
一対の前輪２，２と左右一対のスイングチェンケース３
．３に軸支された後輪４．４を備えた機体であって、前
部にエンジン５とハンドル６を設け、後部に座席７を有
している。

８は施肥播種部の機枠であって、下方に前部が両側方へ
張り出したフロート９を設け、該フロート９の中間部に
立設した取付金１９を機枠８に支軸１０で上下傾動自在
に枢支し、前部を２木のリンク１１、１１で昇降可能に
連結しであるのでフロート９は支軸１０を中心として田
面の凹凸に沿って上下傾動し、前記機枠８の前部に固定
した縦枠１２はトップリンク１３とロアリンク１４．１
４とにより前記機体１に昇降自在に連結してあり、図示
しないが機枠８はトップリンク１３に結合した油圧シリ
ンダーにより昇降する。

そして、フロート９の後部の幅が狭くなっている部分の
両側には、作溝突条１５と分流板１６を有すると共に中
間部に受金１８を立設した債状の滑走体１７がそれぞれ
配設してあり、前記取付金１８の前方部へ熔接した横軸
２０の両端部に垂設された左右一対の受板２１，２１に
、前記受金１８を螺着することにより滑走体１７がフロ
ート９と一体状に支持されており、該滑走体１７の後部
に穿設した切欠部１？ａには上部が左右に拡開した種籾
落下口２２を熔接し、滑走体１７の後部上面に立設した
支持金２３には種籾落下口２２の後方に左右から臨む覆
土板２４．２４の前部が枢着しである。

また、前記機枠８には繰出ロールと籾タンク２５を有す
る播種装置２θとが装着してあり、その吐出口から垂下
した導管２７は前記種籾落下口２２上に臨んでいる。

更に、前記操縦席７の両側には下部がパイプで連通した
一対の肥料タンク２８．２８が取付けてあり、その下部
に連設されているポンプ２８の２つの吐出口２９ａ　、
　２９ａはそれぞれホース３ｏ及び３方弁３１を介して
施肥ノズル３２．３２に接続してあり、該施肥ノズル３
２の基部に突設した取付板３３は長孔を有していて前記
横軸２０から前方へ突設した受板３４に角度調節可能に
螺着されており、前記施肥ノズル３２の吐出口は第２図
に示すように進行方向からみると、種籾落下口２２の外
側方又は内側方へＡだけ偏位すると共に第３図にも示す
ようにＢだけ深い位置に開口しており、上記３方弁３１
の後部のポートはホース３５により肥料タンク２８の上
部に接続しであるので、ポンプ２８により圧送される肥
料の施肥ノズル３２からの排出量を３方弁３１でｍ節し
て余剰になった肥料はホース３５を通って肥料タンク２
８に還流する。

次ぎに作用について説明すると、肥料タンク２８．２８
にはペースト状肥料を入れ、籾タンク２５には、酸素発
生剤（例えば過酸化力ルシュウムを主成分とする過酸化
石灰）をコーティングした種籾を充填して機体を前進さ
せると共にポンプ２９及び播種装置２Ｂの繰出ロールを
駆動すると、一方では、分流板１６が泥土上面の藁屑や
堆肥を掻き分けたり、下方へ押し込んだりして作溝突条
′１５の前部から排除し、作溝突条１５は泥土面に浅い
溝を形成し、播種装置２６から繰出された種籾は、導管
２７及び種籾落下口２２に案内されて前記溝に落人し、
覆土板２４．２４は播種された種籾に左右から覆土する
。

他方、ポンプ２８により圧送されるペースト状肥料は施
肥ノズル３２から溝に播種された種籾よりＢだけ深くか
つＡだけ側方に偏位した位置の泥土中に施肥される。

このような湛水施肥直播作業中、機枠８は縦枠１２に前
後方向の軸を持ってローリング可能に支持されているの
で、滑走体！？、施肥ノズル３２及び種籾落下口２２は
フロート９と共に円面の凹凸に順応した姿勢になるよう
になっているが、施肥ノズル３２及び種籾落下口の上下
動を完全には排除することができないし、また、機体の
走行方向はマーカーや走行指標を用いても完全な直進走
行とすることは困難であり蛇行するが、播種位置と施肥
位置とは常に所定の間隔を隔てることとなり、種籾から
発根直後の根が肥料焼けを起すことがなく、それが伸長
すると早期に肥料に到達し、早く生育する。

更に次ぎの施肥播種行程における施肥播種位置が前の行
程の施肥播種位置に接近しても施肥位置は播種位置より
深いので、施肥した肥料が播種した種籾に異常接近する
ことがない。

前記実施例では１つのフロート９の両側に一対の施肥ノ
ズル３２、種籾落下口２２を設りすた例について説明し
たが、それらを複数組横方向に配列して多数条の施肥及
び播種を行ない得ることは勿論である。

本発明は前述のように種籾を泥土に播種する直播機にお
いて、種籾落下口を土中に浅く侵入するように設け、該
種籾落下口の近傍に施肥ノズルを設けると共にこの施肥
ノズルの吐出口を種籾落下口伺近に間隔をおいて臨ませ
て播種と同時に施肥を行なうように構成したので、施肥
と土中播種とを同時に行ない得て、作業能率を略２倍に
アップすることができ、作業中、耕盤の凹凸その他の要
因によりに走行方向が蛇行したり装置が上下動しても播
種位置と施肥位置との間隔が変化せず、発根直後の根が
濃度の高い肥料に接触して焼けることがなく、上記板は
伸長するとすぐ近くに肥料があるため、苗の生育を早め
ることができる。

しかも、前述の従来法より苗の根張りが良くなって転び
苗が発生せず、収量を上げることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
湛水施肥直播機の側面図、第２図は要部の背面図、第３
図は同上側面図、第４図は同上分解斜視図である。 １・・機体、　８・・機枠、　　９・・フロート、１５
・・作溝突条、　　　　１７・・滑走体、２２−一種籾
落下口、　３２−−施肥ノズル第２図 第３図 第４図 りρ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 種籾を泥土に播種する直播機において、種籾落下口を土
   中に浅く侵入するように設け、該種籾落ドロの近傍に施
   肥ノズルを設けると共にこの施肥ノズルの吐出口を種籾
   落下口付近に間隔をおいて臨ませて播種と同時に施肥を
   行なうように構成したことを特徴とする湛水施肥直播機
   。