JPS5916826B2 - 液体の塗布方法 - Google Patents

液体の塗布方法

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JPS5916826B2
JPS5916826B2 JP9707779A JP9707779A JPS5916826B2 JP S5916826 B2 JPS5916826 B2 JP S5916826B2 JP 9707779 A JP9707779 A JP 9707779A JP 9707779 A JP9707779 A JP 9707779A JP S5916826 B2 JPS5916826 B2 JP S5916826B2
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JP
Japan
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liquid
bubbles
solution
amount
coated
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JP9707779A
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English (en)
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JPS5621667A (en
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敏雄 大久保
敦 西野
和則 曽根高
忠視 鈴木
康弘 竹内
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶液、乳化液または分散液を被塗布物に塗布
する方法に関するもので、特に多数の穴を有する触媒担
体に触媒塩溶液を塗布するのに適した塗布方法に障する
従来、被塗布物に溶液などの液体を塗布する方法として
、液体を霧状として吹き付ける噴霧法、液体中に被塗布
物を浸漬する含浸方法が知られて9 いる。
しかし、これらの方法では塗布量の規制が難しく、たと
えば噴霧法においては被塗布物に付着する溶液の量は噴
霧した量に対して、50〜70%程度であり、噴霧角度
等の関係から一度に立方体5 全面の塗布が不可能であ
つた。
また微少量の噴霧が困難であつた。一方含浸法は一度に
全面が塗布される利点があるが、被塗布物の状態あるい
は材質により含浸量が異なり、たとえば金属表面とセラ
ミックス等の多孔体では液の含浸量が10〜’0100
倍も異なわ、塗布量が少なく一かつ塗布表面が大なる時
、含浸法はすぐれた方法ではない。本発明は、上記従来
例の欠点を除き、液体の塗布量の管理の容易な液体の塗
布方法を提供することを目的とする。本発明はまた液体
の量が少ないι5 場合でも被塗布物の表面にほぼ均等
に液体を塗布できる方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、多数の穴を有する被塗布物の前記穴
の壁面に優先的に液体を塗布する方法を提供することを
目的とする。■0 本発明は、溶液、乳化液または分散
液に界面活性剤を添加し、前記液体中に空気等のガスを
吹き込んだり、急激な撹拌や超音波振動を与えたクして
気泡を生成させ、この気泡を被塗布物の表面に付着させ
た後、この気泡を破泡させることによつ15て、前記液
体を被塗布物表面に塗布することを特徴とする。
また、第2の発明は多数の穴を有する被塗布物の前記穴
の壁面に塗布する方法で、被塗布物の片面を液体の気泡
層に接触させ、被塗布物の他面側を減圧にして穴の壁面
に気泡を付着し、発泡させる方法である。
本発明の方法によれば、液体を気泡として付着するので
、液体の絶対量が少ない場合でも見掛体積が増大し、多
表面積の被塗布物に塗布することができ、しかも気泡の
付着効果によつてほぼ均等に塗布することができる。
すなわち、噴霧法による塗布むらや、含浸法による局部
的な含液量の不均等が生じない。従つて、塗布量の管理
が容易となる。また、噴霧法では困難な小さな穴の壁面
にも容易に塗布することができる。本発明は、液体中の
洛質あるいは分散物を被塗布物に塗布する方法として有
用であり、特に後述の実施例のように白金等の触媒を担
体に担持させる場合の触媒金属塩の塗布方法として適し
ている。
前記の気泡を破泡するには、乾燥によるのが一般的であ
る。以下本発明を実施例にもとづいて説明する。
第1図において1は液槽であり、界面活性剤を含む溶液
2が注入されている。溶液2はスクリユ一攪拌機3、あ
るいはポンプ4により、空気を液中に噴出することによ
り、洛液を攪拌泡立てる。その結果、液槽の溶液2の上
部に気泡層5が形成される。気泡層の厚さ、漬の大きさ
は添加する界面活性剤の種類、添加量、撹拌機等により
決定される。添加する界面活性剤の種類は用いる溶質に
より選択されるが、一般的には陰イオン界面活性剤とし
て、脂肪酸ソーダ石けん、アルキルベンゼンスルホン酸
、陽イオン界面活性剤としてアルキルアミン塩、非イオ
ン系界面活性剤として、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ゾルビタンモノラウレートあるいは両性界面活
性剤としてブチルステアレート等が使用できる。
特に界面活性剤の起泡性の良いものとして、アルキルア
ミン塩酸塩、ラウリン酸ジエタノールアミド系がすぐれ
た結果を示す。以上のようにして得られた気泡層5に被
塗布物6を埋没させ、しかるのち取り出すと、第2図の
如く表面が泡5により覆われる。
第3図ぱ穴7を有する被塗布物6に塗布した状態を示す
もので、被塗布物の穴7の内部にまで気泡は浸入してい
る。この種の穴を有する被塗布物に溶液を塗布する場合
、被塗布物の表面状態あるいは穴径の大きさ等により、
浩液は均一に濡れなく、また穴径が小さいと表面張力に
より穴内表面が溶液で濡らされない場合があるが、本発
明では起泡剤として使用している界面活性剤の効果で被
塗布物表面の濡れが良く、均一塗布が可能であり、しか
も泡は図の如く物体表面に保持される。このことは重点
的に穴の内面に溶液を多量に塗布する目的に適しており
、通常の塗布法では細かい場所への塗布は難しいが、本
発明では逆に細かい穴に塗布することが可能な効果を有
している。さらに、もし過剰の泡が付着しているときは
、第4図の如く、風8を送リ、風圧でもつて、過剰の泡
を除くことが簡単にできる特徴も有している。具体例と
して、1重量%の金属塩、たとえば、塩化白金酸を含む
水溶液をケイ砂とアルミン酸石灰とを主成分とする触媒
担体に塗布する例を説明する。
この担体は、厚さ15mm1直径1501imの円板状
で、穴径2〜5mmの穴が開孔率50%で設けられてい
るものとする。この触媒担体を金属塩水溶液に浸漬する
含浸法によると、約18ccの液を吸収する。
つまり触媒担体に180mgの金属塩が付着したことと
なる。このことは金属塩を180mg付着するためには
18ecf)溶液を含浸すればよいことを意味する。触
媒担体の見掛けの体積が(150mm/2)2×π×1
5mm=265ccであり、その開孔率が50%である
から触媒担体を溶液に完全に含浸するには約130ec
以上の液量が必要である。一方、本発明の方法によれば
、130cc/18cc=7.2の気泡率にして塗布す
ればよい。前記金属塩水醇液に界面活性剤としてアルキ
ルアミン塩酸塩を3重量%添加し、攪拌して気泡径約0
.5〜1m71tの気泡層を約50關の厚さに形成し、
その気泡100ccを取つて消泡時その体積を測定する
と8.1ccであつた。このことは気泡率12.3倍で
あることを示している。上記見かけ体積の増大効果は触
媒体製造法において非常に重大である。
その理由は一般に触媒担体は触媒効果を最大に発揮する
ため比表面積の大きいもの(多孔体)が選ばれ、特に酸
化アルミニウム(At2O3)がその用途に合致し、一
般の触媒担体として用いられている。しかし比表面積が
大きいものは吸収量が多く、液含浸時に多量の液を吸収
する。しかし触媒効果は触媒担体の表面が特に有効であ
り、内部特に深部の触媒は触媒効果に関与しない。従つ
て、触媒は担体の表面層にのみ有効に付着すればよく、
特に白金触媒の如く高価な触媒の場合には内部に触媒を
付着することは非常に不経済であり、コスト高となると
ともに省資源に逆行する。特に市販白金触媒の場合、白
金の添加量は0.1〜0.05重量%と低く、必要は処
理白金洛液は微量でぁる。
本発明の気泡を利用する方法によれば微量の白金溶液を
10〜100倍に見かけ上増大させることができるので
、製造上の管理、品質上のバラツキの範囲を小さくする
効果がある。さらに本発明の方法によれば触媒体の触媒
効果の一番効果的な通気孔内面に重点的に塗布すること
ができる。第5図はその一例を示すもので、触媒担体6
の通気穴7に触媒塩溶液を塗布するとき、触媒担体は担
体保持具9により下面が気泡層5に埋没するように保持
し、保持具の通気口10を減圧装置に連結するか、溶液
2側を加圧することにより、気泡は容易に担体通気穴中
に充満する。
担体表面は一面に気泡に覆われるが通気穴内は気泡で満
たされ、単位面積当たり触媒の付着量が多くなる。前記
の1重量%の白金塩溶液に3重量%の界面活性剤を添加
して泡径0.5〜1m7!Lの気泡を生成させ、担体保
持具9の通気口10側を20mmH20の吸引圧力で吸
引して白金塩溶液を担体に塗布した後、乾燥、熱処理し
て得た触媒体について白金量を分析したところ、担体下
面の白金付着量1に対し、穴7の内壁面の付着量は2.
3の比率であつた。以上のように本発明によれば、次の
ような効果がある。(1)塗布する液体の容積を見かけ
上増大できるので、液管理が容易になるばかりでなく、
塗布量のばらつきを小さくすることができる。
(2)細かい穴にまで塗布することができるとともに、
気泡の自己保持力により細孔中の液保持量が増加し、孔
の内壁面への塗布量を多くすることができる。
(3)溶液のみでなく乳化剤の塗布にも適用でき、さら
に固体粒子の分散液についても気泡の粉体保持力を利用
して適用することができる。
(4)気泡の重量が小さいため、わずかの圧力で容易に
気泡を運搬できるので、複雑な形状の物体へも容易に塗
布できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において気泡を生成させた液槽
を示す縦断面図、第2図および第゛3図は被塗布物に気
泡を塗布した状態を示す縦断面略図、第4図は被塗布物
の穴に塗布された過剰の気泡を除去する状態を示す縦断
面略図、第5図は穴を有する被塗布物に塗布する状態を
示す縦断面略図である。 2・・・・・・溶液、5・・・・・・気泡、6・・・・
・・被塗布物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶液、乳化液または分散液に界面活性剤を添加して
    気泡を生成させ、この気泡を被塗布物の表面に付着させ
    た後、気泡を破泡させることによつて、前記液体を被塗
    布物表面に塗布することを特徴とする液体の塗布方法。 2 溶液、乳化液または分散液に界面活性剤を添加して
    気泡を生成させ、この気泡層に多数の穴を有する被塗布
    物の片面を接触させるとともに、被塗布物の他面側を減
    圧にして前記穴の壁面に気泡を付着させ、前記気泡を破
    泡させることにより前記穴の壁面に前記液体を塗布する
    ことを特徴とする液体の塗布方法。
JP9707779A 1979-07-30 1979-07-30 液体の塗布方法 Expired JPS5916826B2 (ja)

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JPS5621667A JPS5621667A (en) 1981-02-28
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