JPS591672Y2 - ミシンの給油装置 - Google Patents

ミシンの給油装置

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Publication number
JPS591672Y2
JPS591672Y2 JP13552476U JP13552476U JPS591672Y2 JP S591672 Y2 JPS591672 Y2 JP S591672Y2 JP 13552476 U JP13552476 U JP 13552476U JP 13552476 U JP13552476 U JP 13552476U JP S591672 Y2 JPS591672 Y2 JP S591672Y2
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JP
Japan
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sewing machine
oil
lubricating
machine head
cover
Prior art date
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Expired
Application number
JP13552476U
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English (en)
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JPS5354251U (ja
Inventor
四郎 坂倉
Original Assignee
ブラザー工業株式会社
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Publication date
Application filed by ブラザー工業株式会社 filed Critical ブラザー工業株式会社
Priority to JP13552476U priority Critical patent/JPS591672Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミシンの給油装置に関し、特にミシン頭部をミ
シンテーブルに載置固定された油受は若しくはミシンテ
ーブルに前記油受けの上部を覆うように装着し、そのミ
シン頭部の各潤滑部に前記油受けに貯蔵された潤滑油を
潤滑ポンプにより供給するようにしてなるミシンの給油
装置に関するものである。
従来この種の給油装置においては例えば第1図に示すよ
うに油受け1の内部全体に潤滑油2が貯蔵され、その潤
滑油2がミシン頭部3に取着された潤滑ポンプ4により
ミシン頭部3の各潤滑部に供給されていた。
ところが従来の給油装置においては油受け1の上方が開
放しているため糸クズ等の塵埃が入り潤滑油が汚れる一
因となっている。
又、潤滑油の中に混った糸クズ等を取り除くことは極め
て面倒であるためますます潤滑油が汚れ、その汚れた潤
滑油がそのまま潤滑ポンプ内に吸込まれるため潤滑ポン
プ内に糸クズ等の不純物が詰ってポンプ能力が低下する
ことがあった。
また更に、油受けはミシンテーブルに固定されており潤
滑油がその油受けの内部全体に貯蔵され油受けの上方が
開放しているので、ミシンテーブルを移動すると、振動
、衝撃によって油受けの内部より潤滑油が外方に飛散す
ることがあった。
更に潤滑ポンプがミシン頭部側に取着されているためミ
シン頭部を横転させた状態より使用状態に起立させる際
に、潤滑油が外部に飛散されテーブル上面等を汚したり
する欠陥を有していた。
一方、前記ポンプ能力の低下を防ぐため、ろ過装置を設
けたものがあるが、潤滑ポンプとろ過装置とがそれぞれ
別部材に取付けられているため、それらの取外し及び取
付けは別個に行わねばならず、それらの清掃及び補修は
煩しいものであった。
本考案はかかる欠陥を解消するため従来の装置を改良し
たもので、油受は内の潤滑油の飛散を防止すると共に少
なくとも潤滑ポンプが侵潰される油受は部分に糸クズ等
が入らないようにし、更に、潤滑ポンプ等の清掃及び補
修が容易なミシンの給油装置を提供するものである。
以下に本考案を具体化した一実施例を示す第2図乃至第
4図を参照してその詳細を説明する。
図中11はミシンテーブルで、その中央部には略矩形状
の開口12が形成されている。
13はその間口12中に配置された油受けで、その四隅
に形成された突片14が前記開口12中に設けられた段
部15に載置固定されている。
16は前記油受け13の上部を覆うように前記ミシンテ
ーブル11の開口12中に装着されたミシン頭部で、後
側が前記開口12の後方側に設けられた固定軸17に取
外し可能に支承され、手前側が前記油受け13の突片1
4上に緩衝材18を介して支持され、第4図に示すよう
に前記固定軸17の周りに横転し得るようになっている
19は前記油受け13の内部に貯蔵される殆んどの潤滑
油20を貯蔵する貯油部、21はその貯油部19に向っ
て次第に低くなるように傾斜した傾斜面22を有する受
は部で、ミシン頭部16の各潤滑部(図示せず)に供給
されその潤滑部から落下してくる潤滑油20が前記貯油
部19に流入するように形成されており、前記貯油部1
9と共に前記油受け13を構成している。
23は前記貯油部19の上方を閉塞するように前記油受
け13の内部にビス23 aによって着脱可能に取付け
られた合成樹脂製の覆体で、その上側にフィルター24
がまた前記傾斜面22の最も低い位置に対向する部分に
別のフィルター25が一体に設けられている。
尚前記フィルター25の下端は前記傾斜面22に設けら
れた凹部26に挿入されている。
27は前記覆体23の下面に取付けられた潤滑ポンプで
、駆動軸28の回転に基いて潤滑油を圧送する通常の潤
滑ポンプであり、そのポンプの吐出側に連結されたビニ
ールパイプ29及びポンプの駆動軸28が前記覆体23
に設けられた開口30より上方に突出している。
31は前記ミシン頭部16内に支承されミシン主軸(図
示せず)に連動して作動的連結された作動軸で、ミシン
頭部16を起立させた際その軸線が前記駆動軸28の軸
線と一致するように構成されている。
32はその作動軸31と前記駆動軸28との間に配設さ
れた摩擦クラッチで、前記駆動軸28の上端に取着され
たテーパ状の凸部33を持った突出体34と、前記作動
軸31の下端に取着され前記凸部33と係合するテーパ
状の凹部35を持った可撓性を有する係合体36とより
なり、それらは解離し得るように連結されそれらの間の
摩擦によって前記作動軸31の運動を駆動軸28に伝達
するものである。
尚、係合体36は第2図に示すように作動軸31の下端
に設けられた小径部37に移動可能に挿嵌され、その小
径部37に取着されたキー38によって回動しないよう
になっており、更に作動軸31の段部39と係合体36
との間に捲装されたバネ体40によって作動軸31の下
端方向に押圧されている。
41は前記ミシン頭部16の各潤滑部(図示せず)に連
結されたビニールパイプで、その一端部に連結された筒
状の連結具42によって前記ビニールパイプ29と連結
されている。
尚それらのビニールパイプ29.41はそれらを連結し
たままでも前記ミシン頭部16を第4図に示すように横
転し得るようになっている。
以上のような構成よりなり、ミシン頭部16が第2図に
示すように起立された状態においては作動軸31と駆動
軸28とが摩擦クラッチ32により連結され、この状態
においてミシンが駆動されるとミシンの主軸(図示せず
)と連動して回転される作動軸31の運動が摩擦クラッ
チ32を介して駆動軸28に伝達されて潤滑ポンプ27
が作用し、その潤滑ポンプ27の作用により貯油部19
の潤滑油がビニールパイプ29.41を介してミシン頭
部の各潤滑部に供給される。
尚、各潤滑部から落下してくる潤滑油は油受け13内に
落下し、覆板22の上側に落下した潤滑油の殆んどはフ
ィルタ24を通って貯油部19に流入し、また受は部2
1の傾斜面22の上面に落下した潤滑油はその傾斜面2
2に沿って流れフィルタ25を通って貯油部19に流入
するようになっている。
次にミシン頭部16を第4図に示すように横転させると
作動軸31と駆動軸28とは摩擦クラッチ32の突出体
34と係合体36とが切離されて解離されるようになっ
ている。
再びミシン頭部16を使用状態にするにはミシン頭部1
6を第2図のような状態に起立させれば、摩擦クラッチ
32の突出体34と係合体36とが連結され作動軸31
と駆動軸28とが連結される。
この時係合体36はバネ体40によってその凹部35が
突出体34の凸部33に圧接される。
尚、ミシン頭部16をミシンテーブル11より取外す場
合にはビニールパイプ29.41のいずれかを連結具4
2より抜けばミシン頭部16を取り外すことかで゛き、
しかもその際に、ビニールバイブ41内に溜っている潤
滑油は簡単に抜は出る。
また、油受け13内の潤滑油20を新しいものと取換え
る際に、古い潤滑油を抜き出すにはミシン頭部16を横
転させた後、覆体23を取付けているビス23 aを取
外して覆体23を取外し、その貯油部19の古い潤滑油
を適宜のポンプ等により汲出せばよい。
また更に、フィルター24.25及び潤滑ポンプ27の
清掃、補修は、上記操作によって、フィルター24.2
5及び潤滑ポンプ27を覆体23ごと取外してから行え
ばよい。
このように、本考案においては、潤滑油20を貯蔵する
貯油部19の上方を覆体23により閉塞し、更に、フィ
ルター24、25を介し潤滑油が貯油部19に流入する
ようにしたので、貯油部19の潤滑油の中に糸クズ等の
不純物が入ることがなく、更にそれらの糸クズ等の不純
物の大半は、前記傾斜面22や覆体23の上面に滞って
いるので容易に除去されるものである。
更に貯油部19の上方が覆体23によって覆われている
ので油受け13内に潤滑油20が入ったままミシンテー
ブルを移動しても移動時の振動や衝撃によって潤滑油2
0が油受け13の外方に飛散することが殆どない。
また覆体23に潤滑ポンプ27が取着されているのでミ
シン頭部16を横転した状態より起立させた場合にも潤
滑油20が従来のように外方に飛散することがない。
また、油受け13に着脱可能に取付けられた覆体23に
対し、フィルター24.25を一体に設けると共に潤滑
ポンプ27を取付けたので、それらフィルター24.2
5及び潤滑ポンプ27を覆体23ごと取外し得、それら
の清掃及び補修が迅速かつ容易に行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給油装置を示す縦断面図、第2図乃至第
4図は本考案の一実施例を示すもので、第2図は縦断面
図、第3図は油受けを取外して示す平面図、第4図はミ
シン頭部を横転させた状態における横断面図である。 図中11はミシンテーブル、13は油受け、16はミシ
ン頭部、19は貯油部、21は受は部、23は覆体、2
7は潤滑ポンプ、28は駆動軸、31は作動軸、32は
摩擦クラッチ、34は突出体、36は係合体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.ミシンテーブル11に載置固定された油受け13と
    、 その油受け13若しくは前記ミシンテーブル11に前記
    油受け13の上部を覆い且つ一水平軸線17の周りに横
    転可能に装着されたミシン頭部16と、前記油受け13
    の内部に貯蔵された潤滑油20をミシン頭部16の各潤
    滑部に供給するための給油装置とを備えたミシンにおい
    て、前記油受け13は、その油受け13内に貯蔵される
    殆どの潤滑油20を貯蔵する貯油部19と、ミシン頭部
    16の各潤滑部に供給されてその潤滑部から落下してく
    る潤滑油20を受けその潤滑油20が前記貯油部19に
    流入するように形成された受は部21とにより構成され
    ることと、 少なくとも前記貯油部19の上方を閉塞するように前記
    油受け13に着脱可能に取付けられた覆体23と、 その覆体23に一体に設けられ前記貯油部19に流入す
    る潤滑油20をろ過するためのフィルター24、25と
    、 前記覆体23の上方に駆動軸28が突出するようにその
    覆体23に取付けられた潤滑ポンプ27と、前記駆動軸
    28と前記ミシン頭部16の主軸とを作動的に連結する
    ための接離可能な連結手段32と、 前記潤滑ポンプ27とミシン頭部16の各潤滑部とを連
    結するための屈曲可能なパイプ29.41と、前記ミシ
    ン頭部16は、前記パイプ29.41を連結した状態で
    も横転可能であることとからなることを特徴とするミシ
    ンの給油装置。 2、前記連結手段32は前記駆動軸28と前記ミシン頭
    部16のミシン主軸とを前記ミシン頭部16を使用状態
    に起立させた際連結し、前記ミシン頭部16を横転させ
    た際それらの連結を解離するクラッチ32であることを
    特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記載のミ
    シンの給油装置。 3、前記クラッチ32は前記潤滑ポンプ27の上方に延
    びる駆動軸28に取着されたテーパ状の凸部33と、ミ
    シン主軸と連動して作動的に連結された作動軸31の下
    端に取着され前記凸部33と係合するテーパ状の凹部3
    5を持った係合部36とにより構成された摩擦クラッチ
    32であることを特徴とする前記実用新案登録請求の範
    囲第2項記載のミシンの給油装置。
JP13552476U 1976-10-07 1976-10-07 ミシンの給油装置 Expired JPS591672Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13552476U JPS591672Y2 (ja) 1976-10-07 1976-10-07 ミシンの給油装置

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JP13552476U JPS591672Y2 (ja) 1976-10-07 1976-10-07 ミシンの給油装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5354251U JPS5354251U (ja) 1978-05-10
JPS591672Y2 true JPS591672Y2 (ja) 1984-01-18

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ID=28744403

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JP13552476U Expired JPS591672Y2 (ja) 1976-10-07 1976-10-07 ミシンの給油装置

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