JPS5916691Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPS5916691Y2
JPS5916691Y2 JP18152278U JP18152278U JPS5916691Y2 JP S5916691 Y2 JPS5916691 Y2 JP S5916691Y2 JP 18152278 U JP18152278 U JP 18152278U JP 18152278 U JP18152278 U JP 18152278U JP S5916691 Y2 JPS5916691 Y2 JP S5916691Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
cooling water
passage
refrigerant
tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP18152278U
Other languages
English (en)
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JPS55100883U (ja
Inventor
信光 茂呂
Original Assignee
富士重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP18152278U priority Critical patent/JPS5916691Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として自動車に用いられる熱交換器に関する
ものである。
自動車において、水冷式エンジンの冷却水用ラジェータ
と、車室内冷房用コンデンサは、従来は全く別個に設計
し製作され、それぞれ単独でエンジンルーム内に、ラジ
ェータは車体メーカの組立ライン上で、又コンデンサは
ディーラ等のサービス工場で(排気量の大きい高級車等
はまれに両者共組立ライン上で)組付は装着されるのが
一般的である。
しかし近年自動車のデラックス化が進むにつれて、クー
ラ等も標準装備が一般的となり、軽自動車でもクーラ付
のものが増える傾向があり、従来通り別個に製作された
形状の異なるクーラ用コンデンサをオプションパーツと
して別個に取付ける方策を採っていると、部品類のコス
ト及び取付作業性等の面で問題が生じると共に、エンジ
ンルーム内の空間を狭め、点検、整備等の作業性の悪化
をまねく原因ともなってしまい、極めて不都合である。
本考案は上記のような問題に対処し得る熱交換器を提供
するもので、単一の熱交換器のコア厚味のうち冷却空気
の流れに対して前側約ユ程度をカークーラ用コンデンサ
の冷媒通路用とし、後側の残り約1程度を機関の冷却水
通路用とするよう、1つの水管内を2つの独立した通路
としてそれぞれの通路を2種の流体が並行して流れるよ
う構成すると共に、上記木管の金山にわたって連続一体
に伝熱フィンを装備し、これらを炉中ロー付にて一体構
造に構成することにより、コンテ゛ンサとラジェータの
両機能を備えた熱交換器を得るものである。
以下本考案の具体的実施例を図面を参照して説明する。
第2図において1は水管となる板体で、該板体1には長
手方向に複数のスリットが設けられ、該板体1の上下両
面にプレー1−2.2を接合することにより、該スリッ
ト部が流体通路1a及び1bとなり、該1aと1bの間
のスリットは空間部1CとなるチューブAが構成される
プレート2にはその両端部に一方の流体通路1aの両端
部に連通ずる穴2a及び他方の流体通路1bの両端部に
連通ずる穴2bがそれぞれ設けられる。
尚板体1はアルミ又はアルミ合金にて形成され、プレー
ト2はアルミブレージング板材(アルミ又はアルミ合金
を芯材としその両面にアルミロー材をクラッドしたもの
)にて形成される。
一方の流体通路1aはコンデンサの冷媒用通路となり、
他方1bはエンジンの冷却水通路となるが、両流体通路
1aと1bはその流路面積がほぼ1:2程度となるよう
並列に形成される。
第3〜5図において3はアルミ合金製押出型材を適当長
さに切断加工して構成したスペーサブロックで、前記プ
レート2の穴2a、2bにそれぞれ適合する冷媒用通路
3a及び冷却水通路3bが形成され、該通路3aと3b
の間には中空部3Cが形成されている。
そして上記のように板体1をプレート2,2にて挾んだ
状態にて構成されたチューブAを、その両端部にスペー
サブロック3を介して第1図に示すように多数積み重ね
、スペーサブロック3により形成された各チューブA同
志の間隙内に、アルミ又はアルミ合金製帯状板材をジグ
ザグ状に折曲形成した伝熱フィン4を介装させ、最上端
のチューブAの上面及び最下端のチューブAの下面には
コーナブロック(アルミ又はアルミ合金製押出型材によ
り構成される)5を介して端面プレート6.6′を組付
け、これらを炉中ロー付にて一体構造の熱交換器を構成
する。
上記において上方部及び下方部のスペーサブロックは、
その外面部に相手側部材(例えば自動車車体側のブラケ
ット等)へ取付けるための取付穴32を有する耳部31
を一体に形成しな押出型材を使用し、又エンジン冷却水
の入口及び出口となる接続ジョイン) 7.7’を取付
けるべき穴を設けておく。
又コーナブロック5及び端面プレー) 6.6’にはク
ーラ用冷媒配管用の入口及び出口継手8,8′を接続す
るためのねし穴9,9′を設けておく。
炉中ロー付作業は、先ず前記のようにチューブA、スペ
ーサブロック3.伝熱フィン4.コーナフロック5.プ
レー)−6,6’等を治具上に組合せたものを炉中に入
れ、炉内全体が1O−5Torr程度の真空状態となる
よう真空引きし、その状態を保持したまま加熱しく約6
00℃レベルで約10〜20分間)、その後約500℃
以下まで炉冷し、次に真空引きを停止した後N2ガスを
送給して強制冷却する方策がとられるのが普通である。
本考案の場合は、先ず炉中に入れ真空引きをした時点で
はすべての部品が末だロー付けされていないので、チュ
ーブAに形成された空間部1C及びスペーサブロック3
の中空部3C内も真空状態となり、その状態のままで加
熱ロー付けされるので、空間部1C及び中空部3Cはロ
ー付完了後は真空の断熱層となる。
以上のように構成した本考案によれば、伝熱フィン4部
を流れる冷却空気に対し前面側には、クーラ用冷媒が継
手8よりスペーサブロック3の冷媒通路3aを通って流
入する冷媒用流路1aが形成されると共に、後方側には
接続ジヨイント7よリスペーサブロック3の冷却水通路
3bを通ってエンジン冷却水が流入する冷却水用流路1
bが形成され、且つ両通路3aと3b間及び両流路1a
と1b間は真空状態にある中空部3C及び空間部1Cが
形成されているので、両流路は互に熱的にほとんど隔絶
された状態でそれぞれクーラ用のコンデンサ及びエンジ
ン冷却水用のラジェータとしての機能を果し得るもので
ある。
但しカークーラのコンデンサ部分 温度は約60℃程度であり、エンジン冷却水温度は約9
5℃程度であるから、先に冷却空気に当る熱交換器前面
側をクーラ用の冷媒流路とし後方側を冷却水流路とする
ことが肝要であり、このようにすることによりコンデン
サ部分及びラジェータ部分の両機能を共に満足させるこ
とができるものである。
又ラジェータ部分を通過する冷却空気はコンデンサ部分
により幾分温度が高くなるが、コンデンサ部分を前約+
程度とし、後1程度をラジェータ部分とすることにより
エンジン冷却に支障を与えないだけの機能を確保するこ
とができるものである。
以上のように本考案によれだ1個の熱交換器でカークー
ラのコンデンサ及びエンジン冷却水用のラジェータの両
機能を果すことができるので、従来エンジン冷却水専用
のラジェータと車室内冷房用のコンデンサとをそれぞれ
別部品として構成しこれらを別々に取付けていたものに
比し、取付作業の大巾な簡易化をはかることができ、大
幅なコストダウンをはかり得ると共に取付スペースを大
巾に減少させることができ、特に小型自動車においてエ
ンジンルーム内の点検、整備性の向上をはかり得る点極
めて効果的である。
又図示実施例のようにスペーサブロックは押出型材を用
いて構成し、流路はスリットを設けた板体とプレートの
組合せによりチューブを構成し、すべてを炉中ロー付に
て一体構造とした構成を採ることにより、製作費は単一
の機能しか有しない熱交換器とほとんど変らず、又大き
さも単一機能のものとあまり変らず、極めて経済的で且
つ小型コンパクトとなる点等、実用的に多大の価値を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ2口、ハは本考案の熱交換器の斜視図、正面図
及び側面図である。 第2図はチューブを構成する板体及びプレーI・の分解
斜視図である。 第3図は第1図のX部の縦断正面図、第4図は第3図の
Y−Y断面図、第5図は第4図のZ−Z断面図である。 A・・・・・・チューブ、1・・・・・・板体、1a・
・・・・・冷媒用流路、1b・・・・・・冷却水用流路
、1C・・・・・・空間部、2・・・・・・プレート、
2a、2b・・・・・・穴、3・・・・・・スペーサブ
ロック、3a・・・・・・冷媒通路、3b・・・・・・
冷却水通路、3C・・・・・・中空部、4・・・・・・
伝熱フィン。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)コア厚味方向に複数の流路を形成した熱交換器に
    おいて、該複数の流路のうち冷却空気の流れに対して前
    側の約士をカークーラ用冷媒流路とし、後側の残り約1
    をエンジン冷却用冷却水流路とし、上記両流路間に断熱
    層を形成したことを特徴とする熱交換器。
  2. (2)複数の流路を形成した熱交換器は、長手方向に複
    数条のスリットを平行に形成した板体の上下面にプレー
    トを重ね合せて該スリットがカークーラ用冷媒流路とエ
    ンジン冷却水流路となるよう構成したチューブと、この
    チューブの各流路の両端部にそれぞれ連通ずる冷媒通路
    と冷却水通路を有する押出型材よりなるスペーサブロッ
    クとを複数段積重ね、各チューブ間に伝熱フィンを介装
    し、これらを炉中ロー付にて一体構造とした構造となっ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の熱交換器。
  3. (3)断熱層は、チューブの冷媒流路と冷却水流路との
    間及びスペーサブロックの冷媒通路と冷却水通路との間
    に形成した真空状態の空間部であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第2項に記載の熱交換器。
JP18152278U 1978-12-28 1978-12-28 熱交換器 Expired JPS5916691Y2 (ja)

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JP18152278U JPS5916691Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28 熱交換器

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JP18152278U JPS5916691Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28 熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS55100883U JPS55100883U (ja) 1980-07-14
JPS5916691Y2 true JPS5916691Y2 (ja) 1984-05-16

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JP18152278U Expired JPS5916691Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28 熱交換器

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DE19536115C2 (de) * 1995-09-28 2001-03-08 Behr Gmbh & Co Mehrfluid-Wärmeübertrager mit Plattenstapelaufbau
WO2017099259A1 (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社ティラド アルミ製egrクーラのフランジ部冷却構造

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JPS55100883U (ja) 1980-07-14

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