JPS5916132Y2 - 排気微粒子集塵装置 - Google Patents
排気微粒子集塵装置Info
- Publication number
- JPS5916132Y2 JPS5916132Y2 JP15640280U JP15640280U JPS5916132Y2 JP S5916132 Y2 JPS5916132 Y2 JP S5916132Y2 JP 15640280 U JP15640280 U JP 15640280U JP 15640280 U JP15640280 U JP 15640280U JP S5916132 Y2 JPS5916132 Y2 JP S5916132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- heating element
- electric heating
- electrode
- dust collection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrostatic Separation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関の排気微粒子を除去するための電気
集塵装置の改良に関する。
集塵装置の改良に関する。
内燃機関、特にディーゼル機関の排気微粒子を除去する
ために電気集塵装置を用いることが考えられている。
ために電気集塵装置を用いることが考えられている。
しかし、集塵電極が金属板で構成されている通常の電気
集塵装置をディーゼル機関の排気微粒子集塵装置として
用いた場合には、排気微粒子の大半が固有抵抗の低いカ
ーボンブラックであるため、集塵電極上に堆積した排気
微粒子が速やかにその電荷を放電して逆極性に帯電し、
クーロン力により空間に引きもどされるという再飛散の
現象が起こりやすく、また堆積した排気微粒子の処理が
面倒なため、長時間使用すると集塵電極上の排気微粒子
の堆積量が多くなり、電極間距離が実質的に縮まって集
塵性能の低下を来たし、高効率で集塵を続けることが困
難である。
集塵装置をディーゼル機関の排気微粒子集塵装置として
用いた場合には、排気微粒子の大半が固有抵抗の低いカ
ーボンブラックであるため、集塵電極上に堆積した排気
微粒子が速やかにその電荷を放電して逆極性に帯電し、
クーロン力により空間に引きもどされるという再飛散の
現象が起こりやすく、また堆積した排気微粒子の処理が
面倒なため、長時間使用すると集塵電極上の排気微粒子
の堆積量が多くなり、電極間距離が実質的に縮まって集
塵性能の低下を来たし、高効率で集塵を続けることが困
難である。
本考案は上記の点にかんがみてなされたもので、集塵電
極の外表面を高耐熱誘電体で構成し、内部に埋設した電
気発熱体を接地導体として用いるとともに、該電気発熱
体により集塵電極の外表面を加熱して堆積した排気微粒
子を焼却できるようにして、上記問題点の解決を図った
ものである。
極の外表面を高耐熱誘電体で構成し、内部に埋設した電
気発熱体を接地導体として用いるとともに、該電気発熱
体により集塵電極の外表面を加熱して堆積した排気微粒
子を焼却できるようにして、上記問題点の解決を図った
ものである。
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
第１図〜第３図は本考案の一実施例を示す図である。
第１図に示すように、一定間隔をおいて平行に配置され
た集塵電極１と、集塵電極１の中間に配置された放電電
極２とで集塵空間が構成される。
た集塵電極１と、集塵電極１の中間に配置された放電電
極２とで集塵空間が構成される。
集塵電極１の端部からは端子３，４が出ており、第２図
に示すように、端子３はアース５に接続され、端子４は
スイッチ６、メインスイッチ７を介して電源（バッテリ
）８に接続される。
に示すように、端子３はアース５に接続され、端子４は
スイッチ６、メインスイッチ７を介して電源（バッテリ
）８に接続される。
一方、放電電極２には高電圧発生装置９により電源電圧
を昇圧、整流して得られる直流高電圧が印加される。
を昇圧、整流して得られる直流高電圧が印加される。
印加電圧の極性は正、負いずれでもよい。
集塵電極１は、第３図に一部切断して示すように、リボ
ン状の電気発熱体１０の外表面を高耐熱誘電体（セラミ
ック等）１１で被覆して板状に形威し、電気発熱体１０
の両端部を端子３，４に接続して構成されている。
ン状の電気発熱体１０の外表面を高耐熱誘電体（セラミ
ック等）１１で被覆して板状に形威し、電気発熱体１０
の両端部を端子３，４に接続して構成されている。
第１図において、内燃機関の排気ガスは矢印Ｘ方向から
集塵空間に流入し、矢印Ｙ方向に流出する。
集塵空間に流入し、矢印Ｙ方向に流出する。
第２図において、メインスイッチ７が゛オンにされると
、高電圧発生装置９から放電電極２にたとえば負の高電
圧が印加される。
、高電圧発生装置９から放電電極２にたとえば負の高電
圧が印加される。
スイッチ６がオフ（実線図示の状態）にされている時、
集塵電極１内の電気発熱体１０が接地導体となって高耐
熱誘電体１１からなる集塵電極の外表面に正の電荷が誘
導される。
集塵電極１内の電気発熱体１０が接地導体となって高耐
熱誘電体１１からなる集塵電極の外表面に正の電荷が誘
導される。
集塵空間に導入された排気微粒子は放電電極２のコロナ
放電により発生したイオンと衝突して負極性に帯電し、
クーロン力によって集塵電極１の外表面に付着堆積する
。
放電により発生したイオンと衝突して負極性に帯電し、
クーロン力によって集塵電極１の外表面に付着堆積する
。
ここで、集塵電極１の外表面は高耐熱誘電体で構成され
、その表面抵抗が高いため、堆積した排気微粒子の放電
が遅く、集塵電極が金属板で構成されている場合のよう
に堆積した排気微粒子が逆極性に帯電してクーロン力に
より再飛散する現象が起こりにくい。
、その表面抵抗が高いため、堆積した排気微粒子の放電
が遅く、集塵電極が金属板で構成されている場合のよう
に堆積した排気微粒子が逆極性に帯電してクーロン力に
より再飛散する現象が起こりにくい。
スイッチ６をオン（鎖線図示の状態）にすると、電源８
から流入する電流番たよって電気発熱体１０が発熱し集
塵電極１の表面、を高温に加熱する。
から流入する電流番たよって電気発熱体１０が発熱し集
塵電極１の表面、を高温に加熱する。
このため、表面に堆積した力＝ボンブラック、未燃焼炭
化水素等の排気微粒子はすべて燃焼、焼却され、排気微
粒子の堆積量が多くなって集塵性能が低下するのを防止
できる。
化水素等の排気微粒子はすべて燃焼、焼却され、排気微
粒子の堆積量が多くなって集塵性能が低下するのを防止
できる。
電気発熱体１０の発熱量は、排気温度等の処理条件に応
じて集塵電極表面温度が排気微粒子を焼却するに十分な
温度となるように設定する。
じて集塵電極表面温度が排気微粒子を焼却するに十分な
温度となるように設定する。
排気微粒子の焼却は、集塵中に適当な時間間隔で行なっ
てもよいし、常時継続して行なってもよい。
てもよいし、常時継続して行なってもよい。
以上説明したように本考案による排気微粒子集塵装置は
、接地導体を兼ねた電気発熱体の外表面を高耐熱誘電体
で被覆して表面抵抗を高めた集塵電極を用い、内部の電
気発熱体により集塵電極を加熱して表面に堆積した排気
微粒子を焼却できる構成としたため、集塵電極上に堆積
した排気微粒子が逆極性に帯電して再飛散するのを防い
で、固有抵抗の低いカーボンブラック等の排気微粒子を
高効率で捕集することができ、かつ捕集した排気微粒子
の処理が容易で、集塵性能を良好に維持できる排気微粒
子集塵装置を簡単な構成により実現することができると
いう効果を有する。
、接地導体を兼ねた電気発熱体の外表面を高耐熱誘電体
で被覆して表面抵抗を高めた集塵電極を用い、内部の電
気発熱体により集塵電極を加熱して表面に堆積した排気
微粒子を焼却できる構成としたため、集塵電極上に堆積
した排気微粒子が逆極性に帯電して再飛散するのを防い
で、固有抵抗の低いカーボンブラック等の排気微粒子を
高効率で捕集することができ、かつ捕集した排気微粒子
の処理が容易で、集塵性能を良好に維持できる排気微粒
子集塵装置を簡単な構成により実現することができると
いう効果を有する。
第１図は本考案による排気微粒子集塵装置の電極配置を
示す斜視図、第２図はその電気系統を示す接続図、第３
図は本装置に使用される集塵電極の一部切断した斜視図
である。 １：集塵電極、２：放電電極、３，４：端子、５：アー
ス、８：加熱電源、９：高電圧発生装置、１０：電気発
熱体、１１：高耐熱誘電体。
示す斜視図、第２図はその電気系統を示す接続図、第３
図は本装置に使用される集塵電極の一部切断した斜視図
である。 １：集塵電極、２：放電電極、３，４：端子、５：アー
ス、８：加熱電源、９：高電圧発生装置、１０：電気発
熱体、１１：高耐熱誘電体。
Claims (1)
- 電気発熱体の外表面を高耐熱誘電体で被覆した集塵電極
と排気微粒子に荷電するための放電電極を備え、上記電
気発熱体は一端にアースに接続される端子を、他端に加
熱電源に接続される端子を具備し、該電気発熱体の発熱
により集塵電極上に堆積した排気微粒子を焼却できるよ
うにしたことを特徴とする排気微粒子集塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15640280U JPS5916132Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | 排気微粒子集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15640280U JPS5916132Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | 排気微粒子集塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5782951U JPS5782951U (ja) | 1982-05-22 |
| JPS5916132Y2 true JPS5916132Y2 (ja) | 1984-05-12 |
Family
ID=29515565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15640280U Expired JPS5916132Y2 (ja) | 1980-11-04 | 1980-11-04 | 排気微粒子集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916132Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6028348B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2016-11-16 | 富士電機株式会社 | 電気集塵装置 |
-
1980
- 1980-11-04 JP JP15640280U patent/JPS5916132Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5782951U (ja) | 1982-05-22 |
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