JPS5916107Y2 - 減温器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種のドレンのような高温流体の温度を低下さ
せる減温器に関する。

従来、高温流体を減温させるため、各種の高温流体をタ
ンクに入れ水のような低温流体を注入し減温していたが
、この方法では流体の減温が均一とならない欠点があっ
た。

そこで本考案、高温流体を均一に減温させうる減温器を
提供することを目的としてなされたものである。

本考案を第１図に示す１実施例に基づいて具体的に説明
する。

側板１、底板２及び蓋板３から容器が形成されている。

側板１の上部側を貫通し容器下方内部で開口するよう高
温流体管６が取付けられている。

側板１の上部には排出管９が取付けられ、排出管９には
温度計１０が取付けられている。

蓋板３には排気管８が取付けられている。

容器内部には中心に開口をもつバッフル４が二枚配置さ
れ、さらにバッフル４の間に側壁１内壁と周辺部との間
に間隔を保ってバッフル板５が配置されて、上方に向っ
て流れる流体の折流通路を形成している。

蓋板３を貫通して、容器内部を上下方向に伸る低温流体
管７が配置され、低温流体管７には低温流体をスプレす
る孔が複数個設けられている。

集められた高温流体は高温流体管６を通り容器底部へ導
入される。

導入された高温流体はバッフル４，５の折流通路を通り
排出管９を経て排出される。

高温流体はバッフル４，５により折流させられ冷却効果
を高めると同時に低温流体管７の管側壁の孔より折流通
路に低温流体をスプレィすることにより、低温流体との
攪拌効果が発生冷却効果が得られる。

減温された高温流体は温水となり、発生した気体は排気
管８を通り容気外へ排出され、温水となった流体は排出
管９を通り容気外へ排出される。

排出される流体は排出管９に設けられた温度計１０によ
り排出温度をコントロールされる。

以上の説明のとおり本減温器により高温流体は均一に減
温される。

以上本考案を１実施例に基づいて説明したが本考案はこ
の実施例だけに限定されるものではなく、例えば、高温
流体管６は側板１の上部を貫通しているが、側板１の下
部を貫通させてもよく、又バッフル４，５は夫々１枚ず
つを交互に設けても、又複数枚を交互に設けてもよい。

要するに本考案は側板、底板及び蓋板とからなる容器の
内部下方で高温流体導入管が開口し前記容器上部に排出
口が設けられ、前記容器内には中央が開口したバッフル
と前記容器側壁近傍が開口したバッフルとを互いに間隔
をもたせて上下方向に交互に配置し、前記容器内部に上
下に伸る低温流体管を配置して同低温流体管に複数個の
スプレ用の孔を設けたことを特徴とする減温器を提供す
るものであり、本減温器によれば、容器底部に高温流体
を供給し、高温流体は底部から上方に向って流れるが、
高温流体の流れは、バッフルにより折流されるので、高
温流体中にスプレされた低温流体が均一に混合されて減
温される。

従って、本減温器は高温流体を均一に減温することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の１実施例の正面断面図である。 １・・・・・・側板、２・・・・・・底板、３・・・・
・・蓋板、４，５・・・・・・バッフル、６・・・・・
・高温流体管、７・・・・・・低温流体管、８・・・・
・・排気管、９・・・・・・排出管、１０・・・・・・
温度計。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 側板、底板及び蓋板とからなる容器の内部下方で高温流
   体導入管が開口し、前記容器上部に排出口が設けられ、
   前記容器内には中央が開口したバッフルと前記容器側壁
   近傍が開口したバッフルとを互いに間隔をもたせて上下
   方向に交互に配置し、前記容器内部に上下に仰る低温流
   体管を配置して同低温流体管に複数個のスプレ用の孔を
   設けたことを特徴とする減温器。