JPS59160909A - 耐薬品性ケ−ブル - Google Patents

耐薬品性ケ−ブル

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Publication number
JPS59160909A
JPS59160909A JP3173483A JP3173483A JPS59160909A JP S59160909 A JPS59160909 A JP S59160909A JP 3173483 A JP3173483 A JP 3173483A JP 3173483 A JP3173483 A JP 3173483A JP S59160909 A JPS59160909 A JP S59160909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
cable
ethylene
protective coating
coating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3173483A
Other languages
English (en)
Inventor
秀美 西山
健一 大谷
蛭川 寛
一秀 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP3173483A priority Critical patent/JPS59160909A/ja
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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐薬品性ケーブルに係り、特に、特別の方法
で製造されたエチレンとα−オレフィンとの特定の線状
エチレン共重合体を主体として保護被覆層を構成した耐
薬品性ケーブルに関するものである。
従来、電線ケーブルの絶縁材料、保護被覆材料にポリエ
チレンが可成り以前から用いられ、とりわけ、保護被覆
材料、いわゆるシース材料としてポリエチレンが、耐熱
性、耐候性、耐熱老化性、耐オゾン性、耐油性、耐薬品
性、耐水性等の諸性能をバランスよく備えている点がら
、制御用、計装用、動力用ケーブル等に幅広く利用され
ている。
しかして、上述の緒特性のうちで、 (イ)絶縁体を保護するという目的に合う性質を特に重
視し、例えば、耐ストレスクラツキング性、可撓性を必
要とする分野には、低密度ポリエチ・レンシースが当て
られ、 (→ 又、耐油性、耐薬品性、耐熱性を必要とする分野
には、高密度ポリエチレンシースが当てられるように大
別されて来た。
しかしながら、上述のシースの性能について、近年のケ
ーブル敷設環境及び使用条件等の複雑化に伴なって、以
下の問題点がさらにクローズアップされて来た。すなわ
ち、 ■ 化学工業の発達に伴ないほとんどの工場が、化学薬
品、油を使用するようになり、これにょリケーブルが特
に劣化し易い傾向にある。よってシース材には、耐ES
CRすなわち耐ストレスクランキング性はもとより、耐
薬品性、耐油性が必要不可欠のものとなって来ている。
■ さらに、近代化された工場では、今までより狭い敷
地に今までの数倍の生産能力を持った大型のプラントが
建設されており、いきおいケーブルの施設される面積は
圧縮される傾向にある。
従ってケーブルは複雑な応力が作用する状態で敷設され
るようになるため、一層優れた機械特性はもとよりシー
ス成形時に残留する歪を抑え、かつ外部から作用する応
力に対しては強固であることが要求される。
本発明は上記の如きケーブルに対する最近の要求に鑑み
てなされたもので、本発明の目的は、シース押出成形時
に残留する歪を最小限にし荷酷な敷設状況下でも強固な
機械的性質を保持すると共に、特に耐薬品性、耐E、S
OR性に優れたケーブルを提供することである。
本発明者等は鋭意研究の結果、特定のエチレンとα−オ
レフィンとの共重合体を主体とした材料をケーブルの保
護被擁層に適用することによって、上述の問題点を一挙
に解決して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の耐薬品性ケーブルは、密度が0.9
81〜.0.9409/Cm8(7)範囲内で、温Il
l 90″C荷重2.16kgの条件下のメルトインデ
ックス値M11が0.1〜3.5 g/10m1nであ
り、がっ湿度190″Cで荷重12.5 IC9の条件
下のメルトインデックス値MI2により示されるMII
ll (7)値が、14.0〜80.0である中低圧法
で得られるエチレンと炭素数が4以上のα−オレフィン
との線状エチレン共重合体を主体とした材料で、ケーブ
ルの保論被覆層を構成したことを特徴とする。
前記線状エチレン共重合体は、短鎖分岐をエチレンと適
当な比率のα−オレフィンの共重合によって得られる点
に特徴を有しており、従来の低・高密度ポリエチレンと
比較して短鎖分岐数、短鎖分岐長さ、分岐点間距離等が
異なる。これにより、例えば、耐ESOR及び機械的強
度・等に優れた物性を発揮するものと考える。又、押出
成形時に発生する歪は、線状エチレン共重合体が体積収
縮率が少なく、かつ結晶厚みが厚くなることの交互作用
に起因し、歪の残留が妨げられ、結果として歪を最小に
することができる。
密度及びメルトインデックスが前記範囲内に限定される
理由は、密度がO093l 9/cm’3より小さくな
ると、溶剤(キシレン)中での膨W4が激しくなって耐
薬品性が不十分となり、0 、9409/Cm8を越え
ると、剛性が増大し得られるケーブルの可撓性及び安剥
き性を損ね取扱及び作業上欠点が現われるようになるた
めである。
メルトインデックス(MI)が0.1未満では、押出加
工性に侍点を有し、製品の外観が悪くなり、3.5を越
えると、耐ESORが不十分となるため不可である。又
、上記範囲内でかつ、メルトインデックスーにて190
°C×荷重2.161?9で測定したMI値と190°
C×荷重12.5に9にて測定したメルト70−値との
比が14.0〜30.0である理由は、14.0未満で
あると、押出加工性に劣り製品外観にサメ肌を生じ易く
なり又、30.0を越えると含有する低分子量成分の影
響で耐薬品性、耐ESORが不十分となる為である。
さらに、前記両範囲内に同時に限定されるケーブルは、
曲げ応力や、ねじり応力が作用する苛酷な敷設条件下、
及び界面活性剤、溶剤等に触れる便用条件下において、
十分な性能を保持し続けるものである。これは、応力が
複雑に働く場合の耐ストレスクラツキング性、耐ソルベ
ントクラツキング性に対して、従来の低・高密度ポリエ
チレン保誇被覆ケーブルでは実現できながったものであ
る。すなわち、使用される線状エチレン共重合体が、材
料としての本質的な特性はもとより、二軸方向に張力を
加えた場合の機械的性質に対して十分な引裂き強さ及び
伸び特性を示すもので、これより応力の加わった状態で
の耐ESOR,耐ソルベントタラツキング性を良好にす
るものと考えられる。例えば、ねじり応力等が作用する
場合でも強固な特性を保持できる。
以上の如く、本発明の耐薬品性ケーブルは従来一長一短
であった低・高密度ポリエチレン保護被覆ケーブルのそ
れぞれの短所を解消できるばかりか、長所をさらに向上
させ、荷酷な条件下においても安心して敷設することが
可能となり、その工業的価値は極めて大きい。
前記の本発明にて使用される線状エチレン共重合体とは
、エチレンとα−オレフィンをフィリップス法、チーグ
ラー法あるいはそれを改良した中低圧法において製造さ
れるものであり、市販されているものとしては、例えば
、三井石油化学工業株式会社製商品名ネオゼックス、ウ
ルトゼックス、又、日石化学株式会社製商品名リニレッ
クス、デュポンカナダ社製商品名スフレア等がある。又
、これに耐候性を有する目的でカーボンを配合すること
ができる。その他、ほかのポリオレフィン系樹脂とのブ
レンド及び補強剤、増量剤、難燃剤等の配合は、線状エ
チレン共重合体の上述の特性を損わない範囲内で可能で
ある。
以下本発明を比較例と対比しつつ実施例について説明す
る。
比較例1 外径14隨に製作した介在層付架橋ポリエチレン絶縁電
線の外周に、低圧法で製造した高密度ポリエチレン密度
d=0−95697重cm8、メルトインデックスII
 = 1.0のものに、カーボンを1重量係添加した組
成物を65勧φ、L/D = 24押出機にて、押出温
度190’C,スクリュー回転数5Or、p。
mにて押出して、肉厚2.Qmmの保護被覆層を形成し
た。而して得たケーブルについて、次の如き各項目の試
験を行ない、後述の比較例、実施例と共11にまとめて
それらの各評価結果を第1表に挙げた。
ケーブルのハンドリング性として、 1) 保護被覆層の曲げ弾性率(ASTMD747)。
2) 保護被覆層の皮剥ぎ性(ナイフ刃入れ皮む1き性
)。
残留歪として、 δ) 保護被覆層の残留歪(熱収縮率)。135°Cタ
ンクバス中に2時間放置後、ケーブルの長さ方向の熱収
縮率。
耐薬品性として、 4) 保護被覆層のトルエン中の膨部率o50°Cのト
ルエン中に8時間放置後の膨部率。
5) 保護波NMのソルベントクラツキング性(ワイヤ
ーテスト法)。
ケーブルをそれ自体の周りに10回転しつかり巻き付は
ノツチ探さQ、5+amを刃入れし、常温キシレンに浸
漬しクラックの発生状況(、F2O,)を調べた。
耐ESORとして、 6) 保護被覆層のESCR(ワイヤーテスト法)。
ケーブルをそれ自体の周りに10回転しつかり巻き付は
ノツチ深さ0.5闘を刃入れし、50°Cのリボレック
ス(界面活性剤ライオン油脂製商品名)10%溶液に浸
漬し、クラックの発生状況(F1a )を訓べた。
比較例2 高圧法で製造した低密度ポリエチレン密度d=0.92
09Am8、II = 0.7を用い、前記比較例1と
同様にして保護被覆層を成形したケーブルを得た。
・その試験による評価結果を第1表に挙げた。
比較例8 低密度ポリエチレン96重i%にエチレン酢酸ビニル共
電合体(密度d = 0.950、MI’=−2゜0、
VA含量25 % )、10重量係を配合したものを使
用し、他は前記比較例1と同様にして保護被覆層を成形
したケーブルを得た。その評価結果を第1表に挙げる。
比較例4 前記比較例1の低圧法で製造した高密度ボリエ”0チレ
ンd = 0.956、XI = 1.0を50重量係
と、前記比較例2における高圧法で製造した低密度ポリ
エチレン(1= 0.920、舅I = 0.7を50
重量係とを配合したものを使用した。第1表参照。
比較例6 低圧法で製造したエチレン・α−オレフィン共重合体(
1= 0.980、II = 2.0  MFR= 2
1.8を材料としてケーブルの保護被覆層を成形した。
第1表参照。
比較plIJ 6 低圧法で製造したエチレン−α−オレフィン共重合体d
 = 0.945 、MI = 1.0、MFR= 1
9.4のものを使用した。第1S参照。
比較例7 低圧法で製造したエチレン・α−オレフィン共重合体d
=o。940、MI = 0.08、MFR= 15.
5のものを使用した。第1表参照。
比較例8 (IfEE法で製造したエチレン・α−オレフィン共重
合体d = 0.930、MI = 4.0、MFR=
 18.7のものを使用した。第1表参照。
比較例9 低圧法で製造したエチレン・α−オレフィン共重合体d
 = 0.935 、MI = 0.8、MFR= 1
3.5のものを使用した。第1表参照。
比較例10 低圧法で製造したエチレン・α−オレフィン共重合体(
1= 0.985、MI = 2.0、MFR= 85
.8のものを使用した。第1表参照。
実施例1 低圧法で製造したエチレン・α−オレフィン共重合体で
密度cL = O−9359Am8、メルトインデック
スII = 0.4、MFR= 20.5のものを用い
、目’fJ記比較例1と略々同様にして保畿被#層を成
形したケーブルについて同様の試験を行ない、各評価結
果を第1表に挙げた。
本実施例1では特に耐薬品性に優れ総合計価も良好であ
り、本発明の顕著な効果が認められた。
前記実施例1における線状エチレン共重合体85重量係
に対して、前記比較例1における高密度ポリエチレン音
度d = 0−9569Am3、Mi = 1.0を1
5$i%配合したものを用いた場合にも第1表に示すよ
うに、耐薬品性、総合評価共に良好であり、本発明の顕
著な効果が認められた。
実施例8 前記実線例1における線状エチレン共重合体85重量係
に対して、前記比較例2における低密度ポリエチレンd
 = 0.9209Am8、II = 0.7を15重
量係配合したものを用いた場合にも第1表に示すように
、耐薬品性、総合評価共に良好であり、本発明の顕著な
効果が認められた0実施例4 hjt記実施例1における線状エチレン共重合体85重
量係に対して、水酸化アルミニウム5重量係、水酸化マ
グネシウムIO重量係を配合したものを用いた場合にも
第1表に示すように、耐薬品性、総合評価共に良好であ
り、本発明の顕著な効果が認められた。
備考: 皮剥ぎ性(皮むき性)×:悪い。
○:良好。
Lo:元の長さ、L1FMM縮後の長さ。
Wl:膨潤後の重量、 Wo:膨潤後80℃にて10時間減圧乾燥後の重量、
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す断面略図である。 1・・・ケーブル     2.3.4・・・コアー5
・・・保誇シース層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 密度が0.981〜0.9409Am&の範囲内で
    、温度190°Cで荷重2.16 kgの条件下のメル
    トインデックス値MIIが0.1〜3.5であり、かつ
    温度190°Cで荷重12.5 kgの条件下のメルト
    インデックス値MI2により示されるMI2/M11の
    値が14.0〜80.0である中低圧法で得られるエチ
    レンと炭素数が4以上のび一オレフィンとの線状エチレ
    ン共重合体を主体とした材料で、ケーブルの保護被覆層
    を構成したことを特徴とする耐薬品性ケーブル。
JP3173483A 1983-03-01 1983-03-01 耐薬品性ケ−ブル Pending JPS59160909A (ja)

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JP3173483A JPS59160909A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 耐薬品性ケ−ブル

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