JPS59160503A - 真空分留方法及び装置 - Google Patents

真空分留方法及び装置

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JPS59160503A
JPS59160503A JP59031330A JP3133084A JPS59160503A JP S59160503 A JPS59160503 A JP S59160503A JP 59031330 A JP59031330 A JP 59031330A JP 3133084 A JP3133084 A JP 3133084A JP S59160503 A JPS59160503 A JP S59160503A
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liquid
cooling
distillate
sheet
distilled
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JP59031330A
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エノ・フランク・ウエイン
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/008Liquid distribution
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
    • B01D3/26Fractionating columns in which vapour and liquid flow past each other, or in which the fluid is sprayed into the vapour, or in which a two-phase mixture is passed in one direction

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空分留方法に係る。本発明は特に、被蒸留液
、を減圧容器中を比較的薄いフィルムとして通過させて
液体フィルムの一部を蒸発させ、生成した蒸気を蒸気凝
縮用凝縮表面上に補集して留出液を生成し、その後生成
した留出液と液体フィルムの非蒸発部分即ち残留物とを
別々に容器から回収する方法に係る。
分子蒸留と呼称される上記タイプの蒸留は沸点が極めて
高い重質液を蒸留するのに特に適しており、通常数ミク
ロクンHgの絶対圧下で実施されるが、前記圧は少なく
とも数111m HQの絶対圧下で動作する通常の真空
ユニットでの蒸留に比べて高真空であることを意味する
。従って、分子蒸留は、通常の高真空蒸留ユニットから
の残留物を更に蒸留する際に利用されるのが有利である
。加熱蒸発固体表面とそれに隣接する凝縮表面とを有し
、該蒸発表面に被留出液を導入させることにより短路(
short path)蒸留を真空下で実施することは
公知である。使用される凝縮表面は適当に冷却された固
体表面であっても、また凝縮液体のフィルムから成って
いても良い。蒸発用にそのような加熱固体表面を用いる
場合には、比較的高温の蒸発表面上で液体が分解するた
めに表面上にコークスが形成されるのを防止するよう注
意しなければならない。
コークス形成の問題を解消するために、液体を蒸発温度
に加熱後、液体を蒸発フィルムとしてガイド表面に沿っ
て流動させる方法も提案された。
しかし乍らこの方法は、液体が薄いフィルム状で蒸発表
面上に散布されて、液体中の全ての揮発性成分が蒸発し
残留の液体から離脱され得るように特別の手段を必要と
する。非加熱ガイド表面上にコークスが形成される割合
は加熱ガイド表面を用いた場合に比してかなり減少され
るが、ガイド表面が汚染される問題は残る。極めて重質
の液体を蒸留する場合は特に、蒸留ユニットが簡単に且
つ迅速に分解され得てガイド表面を洗浄若しくは交換し
得るように該ユニットが構成されていなければならない
容量の限られた小型装置を内部が良く手入れし易いJ:
うに構成することは容易であるが、多量の液体を処理す
る目的の大型ユニットの場合には問題がある。大型ユニ
ットの場合、内部を簡単に交換でき且つ該ユニットの排
出能力を損うことなくユニットの手入れができるように
注意を払わなければならない。
本発明の目的は、必要な設備が最小で済む真空蒸留方法
を提供することにある。
本発明による液体の真空分留方法は、被蒸留液を加熱し
、真空下で、加熱された液体を自由落下(free f
allinO) ?&蒸留液の薄いシートの第1列とな
し、一方冷却液を自由落下冷却液の薄いシートの第2列
となし、前記第1列の薄いシートと第2列の薄いシート
とは互いに極めて近接して交互に位置しており、それに
より被蒸留液の一部が蒸発して冷却液の薄いシートへ流
動して留出液を生成し、次いで留出液及び冷却液と液体
の非蒸発部分とを別個に回収することから成る。
被蒸留液用の蒸発表面と凝縮用冷却表面の何れも自由落
下液体のシートから形成されているので、本発明方法は
最小の設備で実施され得る。本発明方法の適当な具体例
では、回収される冷却液の一部と留出液とを冷却、再循
環させて冷却液の薄いシートを形成させる。
更に、本発明は本発明方法を実施するための装置に係る
。本発明の装置は、通常鉛直方向に伸長する排気可能な
容器と、容器の上部にある被蒸留液用入口手段及び冷却
液用入口手段と、容器の下 一部にある残留物用出口手
段及び冷却液と蒸留液用出口手段と、容器の下部にある
残留物及び冷却液と蒸留液を別々に回収するための手段
とから成り、該容器には被蒸留液と冷却液とを別個に分
配して2列の自由落下液体の薄いシートを第1列の薄い
シートと第2列の薄いシートとが互いに極めて近接して
交互に位置するように生成せしめる手段が備えられてい
る。
分配手段は、容器の実質的に全幅に亘って実質的に水平
且つ平行に設けられた樋か°ら構成されても良く、これ
らの樋(溝; gutter)の底部には細長スリット
若しくは小さく例えば円形状の一連の穴から成る液体排
出用開口部が設けられている。
本発明の装置の適当な具体例では、分配手段と液体回収
手段との間に、容器の全長に亘って被蒸留液及び冷却液
を適当な薄いシート状に保持するための再分配手段が備
えられている。これらの再分配手段に更に、冷却液の薄
いシートを冷却覆るための手段及び/又は被蒸留液の薄
いシートを加熱するだめの手段を組合せても良い。
次に、添附図面を参照し乍ら具体例を以って本発明をよ
り詳細に説明する。
最初に示した装置の構成素子を、本発明を逸脱すること
なく次に示した装置の構成兼子の少なくとも1個と置換
させても良い。
第1図及び第2図に於いて参照番号1で示した鉛直方向
に伸長した容器は、内圧が極めて低くても耐え得るよう
に設hlされている。高強度要件を満すために、容器1
は実質的に円形−円筒状側壁2、弯曲頂壁3及び弯曲底
壁4を有していることか好ましい。第1図に示すように
、弯曲頂壁3及び弯曲底壁4は、フランジ接続部により
側壁2に着脱自在に固定されている。容器1の内圧を減
するために管状部材5が容器の壁に挿入されており、該
部材5は約0.001−0.1mm HQの真空を形成
させ得るポンプ手段に接続されている。管状部材は、容
器の下部の液体出口近くに適当に配置されている。前記
したポンプ手段そのものは公知であり本発明の主題をな
すものではないので、図示しなかった。
容器1の上部には、被蒸留液用入口管6及び冷却液用入
口管7が設けられている。容器1の下部には、冷却液と
生じた留出物用出口管8及び残留物用出口管9が設(ブ
られている。入口管6,1は弯曲頂壁3の開口部を貫通
し、容器1の実質的に全幅に亘って伸延している。入口
管6,7の下部には夫々容器に液体を供給するための開
口部1o 、iiが備えられている。これらの開口部1
0.11には夫々実質的に水平に分配用樋12.13が
容器の横断面に亘って実質的に等間隔に配置されている
。夫々被。
蒸留液及び冷却液用価12.13が交互に、即ち樋13
の少なくとも一方に樋12が隣接して配置されている。
ta12及び13の底部14.15はテーパ状で、その
各末端は液体を自由落下液体の薄いシー1状で月1出さ
せるために細長状スリット16.17を有している。
適度な蒸留操作を確保覆るために、これらのスリット1
6.17の位置及び大きざは、数mmという極めて薄い
液体シートが形成され且つシート間の間隔は約1−5 
cmの程度となるように調整されている。
スリット16.17に対して鉛直方向に離隔して、多数
の実質的にV字形の再分配用1118.19が夫々樋1
2.13の下方に配置されている。これらのV字形再分
配器は容器の運転中に流下する液体を再分配するための
ものであって、約5−50cm間隔で配置されているの
が適当である。再分配角樋18.19は、例えば目の細
かいスクリーンを所望のV字形に弯曲または屈曲させて
形成されている。
冷却液シートを回収するために、一連の回収用価20が
分配用t!!i13及び再分配角樋19の実質的に直線
上、実質的に水平方向に等間隔に容器の下部に設置Jら
れている。回収用価20の下端は、冷却液出口管8に連
結して実質的に鉛直方向に配置された管22に液体を吐
出させるために開口している。前記出口管8は弯曲底壁
4の開口部を貫通している。
第1図に示すように、残留物出口管9が弯曲底壁4の最
下部の開口部に設けられている。更に、容器には、生成
された留出物の一部を入口管7に再循環さゼるためにポ
ンプ手段21と冷却手段28とを備えた返送ライン26
が設けられている。
種々の容器の内部を手入れするために、分配用樋12と
それと鉛直方向に配列された再分配用樋1Bとから成る
各列(row) 、及び分配用樋13とそれと鉛直方向
に配列された再分配用樋19と回収1a20とからなる
各列は容器から別個に取りはずされ得る。そのために、
各列は容器の側壁2の内面に固定された支持リング23
に支持されてd−3つ、月つ各列には容器の実質的に全
長に亘って鉛直方向に伸長した端壁24.25が設けら
れている。(再)分配用樋並びに回収用樋も前記端壁2
4.25に固定されている。
従来の高真空ユニットからの減圧残留物(5hort 
residue)の如き重質液体を蒸留スル場合の容器
の作動方法は、以下の通りである。被蒸留液を加熱ユニ
ット(図示せず)を介して源から供給する。前記加熱ユ
ニットで液体温度が例えば約450℃に上昇する。続い
て液体を脱気チャンバ(図示せず)に圧送し、溶解ガス
と含まれているかもしれない高揮発性の炭化水素を除去
する。こうして加熱され脱気された液体を入口管6を介
して容器1の上部即ち分配部に送入ざぜる。ここで容器
内の圧力は管状部材5に接続されたポンプ手段(図示せ
ず)により極めて低圧に維持されている。被蒸留液は入
り管6がら該管6の下部にある開口部10を介して樋1
2に吐出される。圧送速度を調節することによりこの樋
12内の液量を一定に維持し得る。次いで液体はスリッ
ト16を通過して複数の自由落下液体の微細シート(f
ine 5heet)となって容器1の蒸留部に送給さ
れる。
被蒸留液を供給すると同時に、冷却液も入口管7から容
器1に送給され、該管7の下部にある間口部11を通過
して冷却液用ta13に導入される。更に、冷却液はス
リット17を通過して複数の自由落下冷却液のy!l細
シートとなって容器1の実際の蒸留部に送入される。被
蒸留液の高温液体と冷却液の各シートは交互に容器の蒸
留部に位置している。
容器の中間部を通って下方へ流下する間に高温液体部分
が蒸発する。生成した蒸気は高温液体の薄いシートから
離脱して容器内を移動し、高温液体シートに隣接覆る冷
却液のシートと接触して該冷却液の膜(curtain
)上で暑疑集する結果、留出液が生成される。
この工程で、生成される留出物の汚染を防止するために
高温液体シートと冷NJ液シートが相互に混合しないよ
う注意しなければならない。再分配用ta18.19は
不ぞろいな液体が落下するのを防止し液体シートの形状
を修正する役割をなす。
高温液体中の最も揮発性の成分がまず蒸発し高温液体シ
ートから離脱するので、最もwt発性の留出物が冷却液
の膜の上部に形成される。揮発しにくい成分は、容器1
の蒸留部の下方で高温液から抜き取られするであろう。
高温液体シート中の残余の非蒸発性(non−vapo
rized)液体は容器1の底部に回収され、残留物用
出口管9からから排出される。冷却液と生成された留出
物は回収用樋20に回収され、管22゜出口管8を通っ
て容器1から排出される。冷却液と生成された留出物の
一部を蒸留用に再使用すべく、返送ライン26を介して
再循環させても良い。
返送ライン26には冷却手段28が設けられており、こ
こで再循環された液体は容器の蒸留部で適当な凝集表面
を形成し得る程度に冷却される。
冷却液の全部が容器で生成された再循環留出物から成り
得ることに注目されたい。
第3図及び第4図には、本発明の真空蒸留ユニットの第
2具体例が示されている。第3図に示した如く、鉛直方
向に伸長する容器31は、実質的に円形−円筒状側壁3
2.弯曲頂壁33及び弯曲底壁34を有している。前記
弯曲頂壁33及び弯曲底壁34は、7ランジ接続部によ
り容器の側壁32に着脱自在に固定されている。容器の
内圧を下げるために管状部材35が容器の側壁32に挿
入されており、該部材は約1mmH(+以下の真空を形
成し得るポンプ手段(図示せず〉に接続されている。容
器には被蒸留液用入口管36と冷却液用入口管31が設
けられており、両管とも容器の実質的に全幅に亘って伸
延し弯曲頂壁33の開口部から外部に貫通している。各
入口管36.37には容器31の横断面に亘って等間隔
に交互に取りつ【〕られた分配用パイプ38.39が設
()られている。被蒸留液分配用パイプ38と冷却液分
配用パイプ39の下端には夫々、複数の液体分配用開口
部40.41が備えられている。前記開口部40.41
はパイプw3g 、39に形成された実質的に円形の小
さな孔である。
更に、容器31の内部には、実質的に水平且つ鉛直方向
に等間隔に、被蒸留液シートと冷却液シートを再分配さ
せるための波形トレイ42が複数個備えられている。こ
のトレイに付されている波形43.44は、夫々分配用
パイプ38.39の液体排出用開口部40.41に対し
て実質的に直線上に位置している。波形の下端には、液
体排出用の小さな孔45゜46がある。波形トレイ42
は容器の側壁32の内面に固定された支持リング47に
着脱自在に取り付けられている。容器31の底部には、
容器の側壁32の内面に固定された支持リング49上に
支持されて留出物回収用トレイ48が備えられている。
回収用トレイ48には、再分配用トレイ42の波形44
と直線上の位置に波形50が複数個設けられている。波
形50の下端には液体排出用開口部51が設けられてい
る。
前記開口部51は、弯曲底壁34の開口部を貫通してい
る留出物出口管53と一体的に形成された回収管52内
に位置している。
波形回収トレイ48には、さらに残留物即ち容器内で処
理された液体の非蒸発性部分を流づために開口部54が
設けられている。残留物排出用出口管55は弯曲底壁3
4の下方にある開口部と連通している。
第3図から明らかな如く、入口管36.37及び出口管
53.55は夫々容器の側壁32の上方或いは下方に配
置されており、この配置により側壁32から頂壁33と
管36.37、底壁34と出口管53.55を取りはず
して容器を簡単に分解できるという利点が得ら゛れる。
こうすれば容器の残りの部分も十分手入れし易い。各種
トレイは隣接の支持リングを持ち上げることにより簡単
に取りはずせ得る。
生成された留出物を容器に再循環させて冷却液として使
用すべく、ポンプ手段51及び冷却手段58を有する返
送ライン56を出口管53と冷却液入口管37の間に設
けても良い。
重質液体を蒸留すべく、第3図及び第4図に示した第2
具体例の容器を次のように操作する。
被蒸留液を所定の蒸留温度に加熱し所要により脱ガス後
、入口管36を介して容器31に圧送する。
管状部材35に接続されたポンプ手段によって内圧が減
ぜられている容器内で、被蒸留液は分配用パイプ38に
よって容器の横断面全体に分配される。
圧送速度を調整すれば、分配用パイプ38内の圧力は一
定に維持される。更に液体は液体排出用孔4゜を通って
自由落下液体の薄肉噴流(thin jet)の形状で
容器31の蒸留部に送給される。被蒸留液の供給と同時
に、例えば冷却留出液から成る冷却液が入口管37を介
して容器の内部に導入され、次いで分配用パイプ39の
液体排出用孔41を通過し、自由落下液体の複数の薄肉
噴流の形状で容器の蒸留部に送給される。
容器の中間部で、被蒸留液の各噴流が冷却液の噴流に隣
接して位置する液体パターンが生じる。
被蒸留液が実質的に平行な列で区画され、実質的に鉛直
方向のシートが形成され、この時被蒸留液の噴流の各シ
ートは冷却液の少なくとも1枚のシートに極めて近接し
て配置されている。容器31の中間部を通過して流下す
る間に、高温液体の部分が液体中に含まれている熱によ
り蒸発される。こうして生成された蒸気が高温液体のシ
ートを離脱して冷却液のシートの方向へ移動し、該冷却
液上で蒸気が実質的に凝縮され、留出液のみが生成され
る。流下中に高温液と冷却液とは容器の数箇所にある波
形トレイ42で再分配され、適当な液体シートが容器の
全幅に亘って保持され実際の蒸留が行なわれる。生成さ
れた留出物は回収トレイ48の波形50に回収され、次
いで回収管52.留出物出口管53を介して容器から排
出される。高温液体の非蒸発部分は回収トレイ48の開
口部54を通過した後、容器の底部に回収され、底壁3
4の下部にある出口55を介して容器から排出される。
生成された留出物を容器内で冷却液シートを形成するた
めに使用しても良い。この場合生成された留出物の一部
をポンプ手段57により返送ライン56に圧送し、冷却
手段58により冷却した後、冷却液用入口管37を介し
て容器31に導入して再循環させる。再循環された留出
物を液体供給手段(図示せず)を介して供給された未使
用(fresh)の冷却液と混合させても良い。
第1図及び第3図に示した液体再分配用手段の変更例を
第5図に示す。この手段は比較的大型の蒸留容器に対し
て用いるのが有利である。これらの再分配手段は適当な
液体シートを保持すべく冷却液及び被留出液を再分配す
るために、且つ冷却液及び被蒸留液の温度を修正するた
めに有用である。第5図に示した再分配手段は複数の傾
斜中空エレメント60.61から成り、該エレメントは
例えば第1図及び第3図に示した容器の外形と同じ外形
を有する蒸留容器(図示せず)の実質的に全幅に亘って
伸延している。中空エレメント60.61は、実質的に
V字形価の末端に冷却液及び被蒸留液の高温液体用の夫
々通路62.63が形成されるように配置されている。
また、通路62.63は交互に配置されている。冷却液
用通路62と共に樋を形成する中空エレメントは、冷却
水の如き冷却媒体を該エレメント中に循環させるために
供給ライン64及び排出ライン65に接続されている。
被蒸留液用通路63と共に樋を形成する中空エレメント
は、過熱スチームの如き過熱媒体を該エレメント中に循
環させるために供給ライン66及び排出ライン67に接
続されている。
第5図に示した如き再分配用手段を備えた容器を作動さ
せると、通路62.63を通過した液体流は再分配され
て冷却液と被蒸留液の適当なシートに形成されると共に
、夫々冷却、加熱されて蒸留容器の実質的に全長に亘っ
て適切な蒸留温度が維持される。
図示した蒸留容器の場合生成された留出物用に1個の出
口が設けられているが、各種成分を有する留出物を回収
するためにはこれらの容器に鉛直方向に等間隔に複数個
の出口を設けても良い。しかし乍ら、留出物を中間で抜
き取る場合冷却液の適正なシートが容器中に保持される
ように注意しなければならない。このために、留出液を
中間で抜き取る代りに未使用の冷却液を中間で添加する
必要がある。
更に、本発明は液体再分配用手段を備えた蒸留ユニット
に限定されない。容器の全長が比較的短い場合、再分配
用手段を省略しても良い。
最後に、図示した蒸留容器で生じたように、液体の薄い
シートが相互に実質的に平行に伸長し−Cいる必要はな
いことに注目されたい。この代りに、容器の作動中に、
例えば被蒸留液の薄いシートと冷却液の薄いシートが実
質的に同心円筒状に形成されるように分配手段を配置さ
せても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の装置の鉛直方向断面図、第2図
は第1図に示した装置のll−4横断面図、第3図は本
発明の第二の装置の鉛直方向断面図、第4図は第3図に
示した装置のrv −Vl横断面図、第5図は再分配手
段の変更具体例の拡大図である。 1.31・・・−・・・・・容器、6,7,36.37
・・・・・・・・・入口手段、8.9,53.55・・
・・・・・・・出口手段、12.13,38.39・・
・・・・・・・分配手段、18.1’9・・・・・・・
・・再分配手段、42・・・・・・・・・波形トレイ、
60.61・・・・・・・・・中空エレメント。 代理人弁理士今  村    元

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  被蒸留液を加熱し、加熱された液体を自由落
    下被蒸留液の薄いシートの第1列に及び冷却液を自由落
    下冷却液の薄いシートの第2列に、第1列の薄いシート
    と第2列の薄いシー1〜とは互いに極めて近接して交互
    に位置するように真空下で形成し、被蒸留液の一部を蒸
    発させて冷却液の薄いシートに移動させて留出液を生成
    し、次いで留出液及び冷却液と液体の非蒸発部分とを別
    個に回収することから成る液体の真空分留方法。
  2. (2)  冷却液の薄いシートと加熱された被蒸留液の
    簿いシートを液体再分配手段に通すことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)  加熱された被蒸留液の薄いシートを更に液体
    加熱手段に通して加熱することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  4. (4)  冷却液の薄いシートを液体冷却手段に通して
    冷却することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかに記載の方法。
  5. (5)  第1列の液体の各シートと第2列の液体のシ
    ートとが多くとも約5cmの間隔で離隔していることを
    特徴とする特許請求の範囲第1頁乃至第4項のいずれか
    に記載の方法。
  6. (6)第1列の液体の各シートと第2列の液体のシート
    とが少なくとも約ICl1lの間隔で離隔していること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. (7)  冷却液の少なくとも一部が前段階で生成され
    た冷却留出物から成ることを特徴とする特許請求の範囲
    第1頁乃至第6項のいずれかに記載の方法。
  8. (8)  通常鉛直方向に伸長する排気可能な容器と、
    容器の上部にある被蒸留液用入口手段及び冷却液用入口
    手段と、容器の下部にある残留物用出口手段及び冷却液
    と蒸留液用出口手段と、容器の下部にあり留出液及び冷
    却液と残留物とを別個に回収するだめの手段と、から成
    る液体の真空分留装置であって、該容器には被蒸留液と
    冷却液を、第1列の薄いシートと第2列の薄いシートと
    が互いに極めて近接して交互に位置するような自由落下
    液体の薄いシートの2列となすべく別々に分配する手段
    が設けられていることを特徴とする真空分留装置。
  9. (9)  液体分配手段が、実質的に水平に配Uされた
    複数個の下端に液体排出用開口部を有する導管より成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の装置。
  10. (10)  液体排出用間口部が導管の実質的に全長に
    亘って伸長するスリット状開口部より成ることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項に記載の装置。
  11. (11)  液体排出用開口部が各導管内の一連の孔よ
    り成ることを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の
    装置。
  12. (12)  液体分配手段の下方に配置され被蒸留液液
    及び冷却液を夫々被蒸留液の薄いシート及び冷却液の薄
    いシートとなすべく再分配させる中間手段を更に含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項乃至第12頁のい
    ずれかに記載の装置。
  13. (13)  液体分配手段の下方に配置され被蒸留液の
    薄いシートを加熱するための中間手段を更に含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第8項乃、至第12項のいず
    れかに記載の装置。
  14. (14)  液体分配手段の下方に配置され冷却液の薄
    いシートを冷却するための中間手段を更に含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第8項乃至第13項のいずれか
    に記載の装置。
  15. (15)加熱手段が液体再分配手段と一体的に形成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第13項又は第
    14項のいずれかに記載の装置。
  16. (16)  冷却手段が液体再分配手段と一体的に形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第14項又
    は第15項に記載の装置。
  17. (17)  液体再分配手段が下端に液体排出用開口部
    を有する実質的にV字形樋より成ることを特徴とする特
    許請求の範囲第8項乃至第16項のいずれかに記載の装
    置。
  18. (18)t!iが実質的に水平なトレイ内の波形より成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の装
    置。
  19. (19)  分配手段及び回収手段が容器に着脱自在に
    取り付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    8項乃至第18項のいずれかに記載の装置。
  20. (20)  再分配手段が容器に着脱自在に取り付けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第12項乃至
    第19舅のいずれかに記載の装置。
JP59031330A 1983-02-23 1984-02-21 真空分留方法及び装置 Pending JPS59160503A (ja)

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