JPS59156937A - 温度分布測定用光フアイバ - Google Patents
温度分布測定用光フアイバInfo
- Publication number
- JPS59156937A JPS59156937A JP58028870A JP2887083A JPS59156937A JP S59156937 A JPS59156937 A JP S59156937A JP 58028870 A JP58028870 A JP 58028870A JP 2887083 A JP2887083 A JP 2887083A JP S59156937 A JPS59156937 A JP S59156937A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- temperature
- core
- glass
- temp
- Prior art date
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- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、温度分布を測定するためのセンサとして用い
られるthA 度分布測定用光ファイバに関する。
られるthA 度分布測定用光ファイバに関する。
光ファイバを用いて温度の分布を測定する方法のひとつ
として、そのレーリー散乱損失の温度依存性を利用する
ことが考えられており、このレーリー散乱損失を利用し
たセンサとしては、主に液体物質を光フアイバ内にコア
として封入した液体コア光ファイバが研究されている。
として、そのレーリー散乱損失の温度依存性を利用する
ことが考えられており、このレーリー散乱損失を利用し
たセンサとしては、主に液体物質を光フアイバ内にコア
として封入した液体コア光ファイバが研究されている。
この液体コア光ファイバの一例として、HARTOG
A、G、とPAYNE D、N、 が発表した、ヘキ
サクロロブタジェンをコアの材料として用いたシリカク
ラツド光ファイバがある。(文献:HARTOG A、
G、、PAYNE D、N、、”Remotemeas
urement of temperature d
istribu−tion using an opt
ical fibre、”Digest of Eu
ropean Conference on Opti
calCommunication、 21〜24.
p、215−219,8ef)t。
A、G、とPAYNE D、N、 が発表した、ヘキ
サクロロブタジェンをコアの材料として用いたシリカク
ラツド光ファイバがある。(文献:HARTOG A、
G、、PAYNE D、N、、”Remotemeas
urement of temperature d
istribu−tion using an opt
ical fibre、”Digest of Eu
ropean Conference on Opti
calCommunication、 21〜24.
p、215−219,8ef)t。
1982、)L/かし、このような液体コア光ファイバ
の場合、センサとしその感度は良好であるが、高温(約
200℃以上)ではコアを形成する液体が分解してしま
うので、高い温度の測定をする、ことができない。しか
も、その製造には特別な装置を必要とするうえ製造でき
るファイバ長も短か(、またコアを形成する液体が流出
するのを防ぐために光ファイバの両端末を密閉しなけゎ
、ばならず、その取り扱いは面倒である。
の場合、センサとしその感度は良好であるが、高温(約
200℃以上)ではコアを形成する液体が分解してしま
うので、高い温度の測定をする、ことができない。しか
も、その製造には特別な装置を必要とするうえ製造でき
るファイバ長も短か(、またコアを形成する液体が流出
するのを防ぐために光ファイバの両端末を密閉しなけゎ
、ばならず、その取り扱いは面倒である。
このような液体コア光ファイバに対して前記したHAR
TOG A、G・らは同じ論文中で固体物質(組成は不
明)Icよってコアを形成した固体コア光ファイバを温
度測定用センサとして用いた比較実験例を示しており、
その中で[温V(こ対する感度が低い。」と述べている
。本発明の発明者らは、一般的な光ファイバ(コアが1
0mo l % Gem、と2 mof % P、 0
.とがドーパントとして添加された石英ガラスからなり
、クラッドが1.5mo1%GeO。
TOG A、G・らは同じ論文中で固体物質(組成は不
明)Icよってコアを形成した固体コア光ファイバを温
度測定用センサとして用いた比較実験例を示しており、
その中で[温V(こ対する感度が低い。」と述べている
。本発明の発明者らは、一般的な光ファイバ(コアが1
0mo l % Gem、と2 mof % P、 0
.とがドーパントとして添加された石英ガラスからなり
、クラッドが1.5mo1%GeO。
と3mo1%B、0.とがドーパントとして添加された
石英ガラスからなる光ファイバ)(こついて、そのレー
リー散乱損失係数と温度との関係を調べたところ、第1
図に示すように、温度を室温の20℃から連続使用可能
な耐熱温度である700″Cまで変化させてもレーリー
散乱損失係数は約104の変化しか示さなかった。従っ
て、温度が1℃変化しても、レーサー散乱損失係数は僅
かに約1.5X 104 dBμmlゾ細しか変化せず
、感度が低いのでこのような光ファイバを温度分布測定
用のセンサに用いることはできないことを確認した@本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液体コア光
ファイバでは測定することができない約200℃以上の
高温度の範囲を良い精度で測定することができる温度分
布測定用光ファイバを提供することを目的とするもので
ある。
石英ガラスからなる光ファイバ)(こついて、そのレー
リー散乱損失係数と温度との関係を調べたところ、第1
図に示すように、温度を室温の20℃から連続使用可能
な耐熱温度である700″Cまで変化させてもレーリー
散乱損失係数は約104の変化しか示さなかった。従っ
て、温度が1℃変化しても、レーサー散乱損失係数は僅
かに約1.5X 104 dBμmlゾ細しか変化せず
、感度が低いのでこのような光ファイバを温度分布測定
用のセンサに用いることはできないことを確認した@本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液体コア光
ファイバでは測定することができない約200℃以上の
高温度の範囲を良い精度で測定することができる温度分
布測定用光ファイバを提供することを目的とするもので
ある。
以下、図面を参照して、この発明を説明する。
第2図は、本発明の光ファイバの一例を示すもので、四
中符号lはMCVD法(こよって作成した温度分布測定
用光ファイバである。この温度分布測定用光ファイバ1
の中心部分はコア2とされており、このコア2の外周に
はシリカ(8i0.)を主成分とするクラッド3と、出
発母材管から形成さむ、た石英ジャケット層4と、これ
らを採掘するプライマリコート層5とが1it(次被覆
されている。
中符号lはMCVD法(こよって作成した温度分布測定
用光ファイバである。この温度分布測定用光ファイバ1
の中心部分はコア2とされており、このコア2の外周に
はシリカ(8i0.)を主成分とするクラッド3と、出
発母材管から形成さむ、た石英ジャケット層4と、これ
らを採掘するプライマリコート層5とが1it(次被覆
されている。
上記コア2は、測定対象温度においてレーリー散乱によ
って発生する散乱光の強度が高い温度依存性を示すもの
で、各種のドーパントを添加して、徐冷温度が測定対象
温度以下となるようにPJ!4整されたガラス蚤こより
て形成されている。このコア2に用いられるガラスとし
ては、例えば第3肉に斜線で示したような、B、O,(
65〜95mo1% )とPb0(0〜35 mo 1
%)と5iOs (0〜35 mo 3%)とからなる
徐冷温度約250〜450℃のガラス、又、このガラス
にさらにlQmo1%程度のZnOを添加して徐冷温度
をさらに50″0稈度下げたガラス、さらにBt Os
(10mo1%)とPtOs(12mo1%)とGe
m、 (10mo1% )と810.とからなる徐冷温
度約350℃のガラスなどがあり、さらにまた以上のガ
ラスGこ少量のI’J、OやAI!、0.などを加えた
ガラスも良好な結果を得ることができる。その他に徐冷
温度が約510〜550℃の硼珪酸ガラス、徐冷温度が
約470〜530°0のソーダ石灰ガラス、徐冷温度が
約410〜460℃の鉛ガラスなどをコア2の材料ガラ
スとするこ々もできる。
って発生する散乱光の強度が高い温度依存性を示すもの
で、各種のドーパントを添加して、徐冷温度が測定対象
温度以下となるようにPJ!4整されたガラス蚤こより
て形成されている。このコア2に用いられるガラスとし
ては、例えば第3肉に斜線で示したような、B、O,(
65〜95mo1% )とPb0(0〜35 mo 1
%)と5iOs (0〜35 mo 3%)とからなる
徐冷温度約250〜450℃のガラス、又、このガラス
にさらにlQmo1%程度のZnOを添加して徐冷温度
をさらに50″0稈度下げたガラス、さらにBt Os
(10mo1%)とPtOs(12mo1%)とGe
m、 (10mo1% )と810.とからなる徐冷温
度約350℃のガラスなどがあり、さらにまた以上のガ
ラスGこ少量のI’J、OやAI!、0.などを加えた
ガラスも良好な結果を得ることができる。その他に徐冷
温度が約510〜550℃の硼珪酸ガラス、徐冷温度が
約470〜530°0のソーダ石灰ガラス、徐冷温度が
約410〜460℃の鉛ガラスなどをコア2の材料ガラ
スとするこ々もできる。
ここで、レーリー散乱と徐冷温度と温度測定の関係につ
いて説明する。
いて説明する。
レーリー散乱は、物質昏こ入射した光が物質中に存在す
る非常に微細な密度のゆらぎや組成のゆらぎによって光
が散乱されることであり、このレーリー散乱によって発
生する散乱光の強さは、密度や組成が時間的、空間的に
揺ぐ卯度に比例する。
る非常に微細な密度のゆらぎや組成のゆらぎによって光
が散乱されることであり、このレーリー散乱によって発
生する散乱光の強さは、密度や組成が時間的、空間的に
揺ぐ卯度に比例する。
この密度や組成が揺ぐ頻度は物質の温度に対応するので
、散乱光の強さを測定すればその物体の温度を知ること
ができる。
、散乱光の強さを測定すればその物体の温度を知ること
ができる。
ガラスの徐冷温度とは、ガラスの粘度が2.5×101
8ポアズとなる温度のことであり、この温度付近からは
、ガラスを形成する粒子が動き易くなるので、粒子の運
動の激しさは温度の上昇とともに急激に増大することと
なり、密度や組成の揺らぎは高い温度依存性を生じる。
8ポアズとなる温度のことであり、この温度付近からは
、ガラスを形成する粒子が動き易くなるので、粒子の運
動の激しさは温度の上昇とともに急激に増大することと
なり、密度や組成の揺らぎは高い温度依存性を生じる。
このため、上記のようなガラスによって形成されたコア
畳こ光パルスを入射すると、その入射した光パルスによ
って生じるレーリー散乱光の強度は温度によって大きく
変化し、各部に発生したレーリー散乱光のうち、入射端
に返送される後方散乱光の強度を測定すれば光ファイバ
の叶かれている各位置の温度を知ることができる。
畳こ光パルスを入射すると、その入射した光パルスによ
って生じるレーリー散乱光の強度は温度によって大きく
変化し、各部に発生したレーリー散乱光のうち、入射端
に返送される後方散乱光の強度を測定すれば光ファイバ
の叶かれている各位置の温度を知ることができる。
上記コア2を被覆するクラッド3は、フッ素(F)や酸
化ボロン(Bxis)などがドーパントとして添加され
て、コア2との比屈折率差が1〜3%とされ、さらに徐
冷温度が若干下げらゎた石英ガラスIこよって形成され
ている。ここで徐冷温度を若干下げるのは、軟化温度の
低いコア2と軟化温度の高い石英ジャケット層4との緩
衝層としての機能を持たせるためである。
化ボロン(Bxis)などがドーパントとして添加され
て、コア2との比屈折率差が1〜3%とされ、さらに徐
冷温度が若干下げらゎた石英ガラスIこよって形成され
ている。ここで徐冷温度を若干下げるのは、軟化温度の
低いコア2と軟化温度の高い石英ジャケット層4との緩
衝層としての機能を持たせるためである。
石英ジャケット層4は、この湯度分布測定用光ファイバ
l fセンサとして使用に供する場合には、内部のコア
2、クラッド3が熱によって軟化するため、こわらを保
持、保穫するものである。MCVD法によってこの温度
分布測定用光ファイバ1のプリフォームを作成した場合
には、出発母材管がこの石英ジャケット層4となる。
l fセンサとして使用に供する場合には、内部のコア
2、クラッド3が熱によって軟化するため、こわらを保
持、保穫するものである。MCVD法によってこの温度
分布測定用光ファイバ1のプリフォームを作成した場合
には、出発母材管がこの石英ジャケット層4となる。
石英ジャケット層4の外周に被覆さゎ、たプライマリコ
ート層5は、ガラスによって形成された石英ジャケット
144とクラッド3とコア2とからなるファイバを保譲
強化し取扱いを容易にするために施されるものである。
ート層5は、ガラスによって形成された石英ジャケット
144とクラッド3とコア2とからなるファイバを保譲
強化し取扱いを容易にするために施されるものである。
この温鹿分布測定用光ファイバlは高温で使用されるの
で合成樹脂等ではこの光ファイバを保峠することがでな
いことおよび測定温度の変化に対する感度を良くするた
め、このプライマリコートff15は金属によって形成
することが好ましい。金属−によってプライマリコート
層5を形成する方法としては、ディップ法、真空fA7
ef法、高周波スパッタ法および減圧CVD法、さらに
これらの方法によって薄く金属膜を形成した後番こメッ
キを施す方法などもあり、用いることのできる金属や合
金は、AI!、Ni、8iSCu等多種類に及ぶ。
で合成樹脂等ではこの光ファイバを保峠することがでな
いことおよび測定温度の変化に対する感度を良くするた
め、このプライマリコートff15は金属によって形成
することが好ましい。金属−によってプライマリコート
層5を形成する方法としては、ディップ法、真空fA7
ef法、高周波スパッタ法および減圧CVD法、さらに
これらの方法によって薄く金属膜を形成した後番こメッ
キを施す方法などもあり、用いることのできる金属や合
金は、AI!、Ni、8iSCu等多種類に及ぶ。
次に実施例によって、本発明をさらに詳しく説明する。
M CV D法を用いて、バイコールガラスヨリする出
発母材管内壁に、Fを2molチ、B103を3mo1
%含む石英系ガラスからなるクラッド層を堆積させた。
発母材管内壁に、Fを2molチ、B103を3mo1
%含む石英系ガラスからなるクラッド層を堆積させた。
このクラッド層の内面に、Gem、 −110m01%
%p、o11を12m0I%、B、 O,を10mol
チ含む石英ガラスからなるコア層を堆積させた後コラプ
スしてプリフォームとした0このプリフォームと檗た部
分を200 ’Q以下に冷えないように保温しながら次
の紡糸工程に移り、通常の方法で紡糸した後、ディップ
法によってA/を被覆してプライマリコート層1を形成
し、温度分布測定用光ファイバ1を作成した。
%p、o11を12m0I%、B、 O,を10mol
チ含む石英ガラスからなるコア層を堆積させた後コラプ
スしてプリフォームとした0このプリフォームと檗た部
分を200 ’Q以下に冷えないように保温しながら次
の紡糸工程に移り、通常の方法で紡糸した後、ディップ
法によってA/を被覆してプライマリコート層1を形成
し、温度分布測定用光ファイバ1を作成した。
ここで、出発母材管の材料に選んだバイコールガラスは
、従来出発母材管の材料として用いている石英ガラスに
比べ軟化温度が約200 ”Q低いものである。ここで
バイコールガラスを選択した理由は、コア、クラッドと
して堆積されるガラスの軟化@度は低いので、石英ガラ
スでは軟化温度の差が大きすぎ、コラプス工程において
中空部分が均−齋こ縮小せず、出来上るプリフォームが
偏平になるなど変形する可能性が大きいためである・ま
た、ここでプリフォームを保温して200 ”0以上(
こ保っ理由は、プリフォーム内部GCGt大きな虫が残
留しており、プリフォームが冷えるき割れを生ずる可能
性が高いためである◇なお、このプリフォームが紡糸さ
れ光ファイバとされた後は歪−によって割n、を生ずる
ことはない。
、従来出発母材管の材料として用いている石英ガラスに
比べ軟化温度が約200 ”Q低いものである。ここで
バイコールガラスを選択した理由は、コア、クラッドと
して堆積されるガラスの軟化@度は低いので、石英ガラ
スでは軟化温度の差が大きすぎ、コラプス工程において
中空部分が均−齋こ縮小せず、出来上るプリフォームが
偏平になるなど変形する可能性が大きいためである・ま
た、ここでプリフォームを保温して200 ”0以上(
こ保っ理由は、プリフォーム内部GCGt大きな虫が残
留しており、プリフォームが冷えるき割れを生ずる可能
性が高いためである◇なお、このプリフォームが紡糸さ
れ光ファイバとされた後は歪−によって割n、を生ずる
ことはない。
ここで得られた温度分布測定用光ファイバ1のコア2の
直径は50μm、クラッド3の外径は80μm石英ジ石
英ジャケット外径は2.50μm1プライマリコ一ト層
の厚さは20μmであり、コア2を形成するガラスの徐
冷温度は350 ”0であり、コア2とクーラッド3間
の比屈折率差は1.8チであった0 この温度分布測定用光ファイバ1のレーリー散200m
の温度分布測定用光ファイバ1のうち、100mを室温
(201fこ#き、残り100mをコイル状蚤こ巻いて
内径1.5mのポット型加熱炉の中に入れた◎室温に置
いた方の端面がら波長0.85μmの光パルスを入射し
て得られる後方散乱波形を観測した。第4因は観測さゎ
、た後方散乱波形の一例である。この第4図中、室温部
分と高温部分との境(ファイバ長100fHの位lt)
に発生した後方散乱光強度のギャップの大きさΔαは、
この温度分匍測定用光ファイバ1の室温に置かわた部分
のレーリー散乱損失係数をA1、高温に置かれた部分の
レーリー散乱損失係数をA、とすれば、 Δα=10 ”Rto・2Δ・ 1 で示すことができる。あらかじめ、室温に!dかれた時
の、温度分布測定用光ファイバ1のレーリー散乱損失係
数A、を測定しておけば、ΔαからA。
直径は50μm、クラッド3の外径は80μm石英ジ石
英ジャケット外径は2.50μm1プライマリコ一ト層
の厚さは20μmであり、コア2を形成するガラスの徐
冷温度は350 ”0であり、コア2とクーラッド3間
の比屈折率差は1.8チであった0 この温度分布測定用光ファイバ1のレーリー散200m
の温度分布測定用光ファイバ1のうち、100mを室温
(201fこ#き、残り100mをコイル状蚤こ巻いて
内径1.5mのポット型加熱炉の中に入れた◎室温に置
いた方の端面がら波長0.85μmの光パルスを入射し
て得られる後方散乱波形を観測した。第4因は観測さゎ
、た後方散乱波形の一例である。この第4図中、室温部
分と高温部分との境(ファイバ長100fHの位lt)
に発生した後方散乱光強度のギャップの大きさΔαは、
この温度分匍測定用光ファイバ1の室温に置かわた部分
のレーリー散乱損失係数をA1、高温に置かれた部分の
レーリー散乱損失係数をA、とすれば、 Δα=10 ”Rto・2Δ・ 1 で示すことができる。あらかじめ、室温に!dかれた時
の、温度分布測定用光ファイバ1のレーリー散乱損失係
数A、を測定しておけば、ΔαからA。
を求めることができる。
ポット型加熱炉の温度を20℃から600°0までの間
を変化させて、各温度において光パルス法によって得ら
れる後方散乱波形を観測して、ΔαからA、の温度依存
性を算出したところ第5図に示す結果を得た。この図か
ら約350℃以上になると、この温度分布測定用光ファ
イバ1のレーリー散乱損失係数は、1°C当り、通信用
光ファイバの約40倍、6 X 10−”dBμm’/
−変化し、高イ温度依存性を持つことが確認できた0な
お、このレーリー散乱損失係数の変化は可逆的であった
。
を変化させて、各温度において光パルス法によって得ら
れる後方散乱波形を観測して、ΔαからA、の温度依存
性を算出したところ第5図に示す結果を得た。この図か
ら約350℃以上になると、この温度分布測定用光ファ
イバ1のレーリー散乱損失係数は、1°C当り、通信用
光ファイバの約40倍、6 X 10−”dBμm’/
−変化し、高イ温度依存性を持つことが確認できた0な
お、このレーリー散乱損失係数の変化は可逆的であった
。
このように、この温度分布測定用光コアイノz# 1は
、コア2を高温でも分解しないガラスによって形成した
ので高温をも測定することができ、又このガラスを測定
対象温度よりも低い徐冷温度を有するものとしたので、
測定温度においては、レーリー散乱損失係数が高い温度
依存性を示すから感度の良いセンサとなる。さらに、既
存の光フアイバ製造装置を用いて製造することができる
ので、設備を共用できるとともに、長距離用のセンサも
容易に作ることができる。さらにまた、この温度分布測
定用光ファイバ1のコア2は室温においては固体である
から、これを敷設する際に、両端末部分を室温部分に設
置しておけば、コアを形成するガラスは流出することが
なく、液体コア光ファイバのよう(ζ両端を封する必要
がなく取り扱いも便利である〇 なお、以上の説明(こおいては製造方法としてMCVD
法を示したが、この方法に限ぎらず、二重ルツボ法、ロ
ッドインチューブ法、VAI)法外付けCVD法などを
用いても製造することができる。中でもロッドインチュ
ーブ法は、@6図に示すように、別々のコア材6とクラ
ツド管7と石英ジャケット管8とを紡糸炉9内で加熱し
て一体化する方法なので、前記したようなコア2、クラ
ッド3、石英ジャケット層4を形成するそれぞれの材料
の間の軟化温度の差による割れを防止するためにプリフ
ォームを紡糸するまでの間保温する、という作柴が不要
となるので温度分布測定用光ファイバの製造方法として
適している。また、実施例では石英ジャケット層4を設
けた温度分布測定用光ファイバ1(こついて示したが、
石英ジャケット層4の持つ耐熱性をクラッド3に付与し
ておけば、石英ジャケット層4は特別設ける必要はない
。
、コア2を高温でも分解しないガラスによって形成した
ので高温をも測定することができ、又このガラスを測定
対象温度よりも低い徐冷温度を有するものとしたので、
測定温度においては、レーリー散乱損失係数が高い温度
依存性を示すから感度の良いセンサとなる。さらに、既
存の光フアイバ製造装置を用いて製造することができる
ので、設備を共用できるとともに、長距離用のセンサも
容易に作ることができる。さらにまた、この温度分布測
定用光ファイバ1のコア2は室温においては固体である
から、これを敷設する際に、両端末部分を室温部分に設
置しておけば、コアを形成するガラスは流出することが
なく、液体コア光ファイバのよう(ζ両端を封する必要
がなく取り扱いも便利である〇 なお、以上の説明(こおいては製造方法としてMCVD
法を示したが、この方法に限ぎらず、二重ルツボ法、ロ
ッドインチューブ法、VAI)法外付けCVD法などを
用いても製造することができる。中でもロッドインチュ
ーブ法は、@6図に示すように、別々のコア材6とクラ
ツド管7と石英ジャケット管8とを紡糸炉9内で加熱し
て一体化する方法なので、前記したようなコア2、クラ
ッド3、石英ジャケット層4を形成するそれぞれの材料
の間の軟化温度の差による割れを防止するためにプリフ
ォームを紡糸するまでの間保温する、という作柴が不要
となるので温度分布測定用光ファイバの製造方法として
適している。また、実施例では石英ジャケット層4を設
けた温度分布測定用光ファイバ1(こついて示したが、
石英ジャケット層4の持つ耐熱性をクラッド3に付与し
ておけば、石英ジャケット層4は特別設ける必要はない
。
さらに実施例においては、コラプス時の変形を防止する
方法として、出発母材管をバイコールガラス製とする方
法を示したが、コラプス時、中空部分の減圧を行ない変
形を防止する方法もあり、この方法によれば通常用いて
いる石英ガラスを用いることもできる。
方法として、出発母材管をバイコールガラス製とする方
法を示したが、コラプス時、中空部分の減圧を行ない変
形を防止する方法もあり、この方法によれば通常用いて
いる石英ガラスを用いることもできる。
以上説明したように、本発明の温度分布測定用光ファイ
バは、コアを形成する材料にドーパントを加えて測定対
象温度以下の徐冷温度とされたガラスを用いたので、高
0A蚤こおいても使用することができ、かつ良い精度を
有するセンサおなる。
バは、コアを形成する材料にドーパントを加えて測定対
象温度以下の徐冷温度とされたガラスを用いたので、高
0A蚤こおいても使用することができ、かつ良い精度を
有するセンサおなる。
第1因は通信用光ファイバのレーリー散乱損失係数と温
度との関係を示すグラフ、第2図は本発明の温度分布測
定用光ファイバの一実施例の断面図、第3図は、本発明
の温度分布測定用光ファイバのコアに用いられるガラス
の組成の一例を示すもので、8io、−B、0.−Pb
Oの三成分系の状態図、第4図および第5図は本発明の
温度分布測定用光ファイバの一実施例について測定した
内容を示すもので、第4図は光パルス法(こよりて観測
さ11、た後方散乱波形、!3g51g1はレーリー散
乱損失係数と温度との関係を示すグラフ、第6図はロッ
ドインチューブ法の説明画である。 1・・・・・・温度分布測定用光ファイバ、2・・・・
・・コア、3・・・・・・クラッド、4・・・・・・石
英ジャケット層。 出願人藤倉電線株式会社 第4図 Otoo 200免フ1イ/ぐ&
rm) ?L7L (”C) 第6図
度との関係を示すグラフ、第2図は本発明の温度分布測
定用光ファイバの一実施例の断面図、第3図は、本発明
の温度分布測定用光ファイバのコアに用いられるガラス
の組成の一例を示すもので、8io、−B、0.−Pb
Oの三成分系の状態図、第4図および第5図は本発明の
温度分布測定用光ファイバの一実施例について測定した
内容を示すもので、第4図は光パルス法(こよりて観測
さ11、た後方散乱波形、!3g51g1はレーリー散
乱損失係数と温度との関係を示すグラフ、第6図はロッ
ドインチューブ法の説明画である。 1・・・・・・温度分布測定用光ファイバ、2・・・・
・・コア、3・・・・・・クラッド、4・・・・・・石
英ジャケット層。 出願人藤倉電線株式会社 第4図 Otoo 200免フ1イ/ぐ&
rm) ?L7L (”C) 第6図
Claims (2)
- (1) コア、クラッド型のガラス系温度分布測定用光
ファイバにおいて、コアを形成するガラスに酸化ゲルマ
ニウム(GeO,)、五酸化リン(Plug)、酸化ボ
ロン(Bt’s)、酸化鉛(PbO)、酸化亜鉛(Zn
O)などのドーパントを添加してその徐冷温度が所望の
測定温度範囲の下限以下となるようにしたことを特徴と
する温度分布測定用光ファイバ。 - (2) コアを形成するガラスの徐冷温度よりも高い徐
冷温度を持つガラスによってクラッドおよび/又は石英
ジャケット層を形成したことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の温度分布測定用光ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58028870A JPS59156937A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 温度分布測定用光フアイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58028870A JPS59156937A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 温度分布測定用光フアイバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59156937A true JPS59156937A (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=12260411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58028870A Pending JPS59156937A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 温度分布測定用光フアイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59156937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104434050A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-03-25 | 苏州全润医疗科技有限公司 | 一种体温计 |
-
1983
- 1983-02-23 JP JP58028870A patent/JPS59156937A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104434050A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-03-25 | 苏州全润医疗科技有限公司 | 一种体温计 |
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