JPS5915596A - 耐水、撥水性を有する段ボ−ル原紙の製造法 - Google Patents

耐水、撥水性を有する段ボ−ル原紙の製造法

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JPS5915596A
JPS5915596A JP11846982A JP11846982A JPS5915596A JP S5915596 A JPS5915596 A JP S5915596A JP 11846982 A JP11846982 A JP 11846982A JP 11846982 A JP11846982 A JP 11846982A JP S5915596 A JPS5915596 A JP S5915596A
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JP
Japan
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water
base paper
wax
coating
corrugated board
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JP11846982A
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晃 中村
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CHIYODA SHIGIYOU KK
CHIYODA SHIGYO
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CHIYODA SHIGIYOU KK
CHIYODA SHIGYO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐水、撥水性を有する段ボール原紙の製造法に
係る。従来広く用いられている耐水、撥水性を有する段
ボール原紙は、大旨原紙抄紙時Gこ原紙メーカーにおい
て耐水処理剤の添加、撥水剤のコーティングが行われて
いる。一方段ボール加工メーカーにおいては段ボール原
紙にロールコート法、スプレー法又はカーテンコート法
等を用いてパラフィンワックスと合成樹脂等の混合物、
合成樹脂の有機溶剤液やエマルジョン等をその表面に塗
布して本目的を達成しているものが数多く知られている
が、例えば、パラフィンワックス主成分の溶融コーティ
ングの例を見ると、このワックス加工原紙を用いて段ボ
ールシートを製造する際原紙がコルゲート装置を通過時
、熱盤の温rtiが/乙O〜/ざOoCの高温でありワ
ックスが溶融して原紙層内部に浸透する為、耐水、撥水
性が低下する。この為ワックス主成分の溶融コーティン
グの塗工量が10〜50り/m′と多くなり、ワックス
の原紙層内部への浸透により表面か黒ずみ、−尖粧性を
そこなう、又故紙の再生利用が困難となる。
いずれにしても今未だ充分満足すべき効果を有する耐水
、撥水性を有する段ボール原紙が得られず目下の開発急
務となっている。
本発明は上記の欠陥を解除した耐水、撥水性を有する段
ボール原紙の製造法であって、その要旨は原紙にワック
ス系エマルジョン700重量部に対し合成樹脂7〜.2
0重量部を混合した塗工液を塗布して高性能の耐水、撥
水性を維持し得る段ボール原紙を提供するものである。
以下本発明につき具体的に説明すると本発明にJIJい
るワックス系エマルジョンとしては、市販のパラフィン
系ワンクスエマルジョンの如き各M 周知のものが用い
らi]る。又合成樹脂としてはポリビニルアルコール、
塩化ビニリデンエマルジョン、ポリエチレンエマルジョ
ン、アイオノマーラテックス、合成ゴムラテックス等の
合成樹脂が用いらネル。そこでiiJ 記の如くワック
ス系エマルジョン固形分700重は部、合成樹脂7〜2
0部を混合して塗工液とする。
この際1−. ;fjJ混合液に想到するには後述に説
明する表/〜表1の合成樹脂添加量と吸水撥水性、塗工
fitと吸水撥水性等測定結果の各々の表示より、総合
的判断から明らかな如く合成樹脂7部以下では皮膜形成
性が弱く高温乾燥時(加]二時)段ボール原紙の紙中に
塗工液が浸透し、所期の耐水、撥水性を得ることができ
ない。又20部を越えると合成樹脂の性能が強く現われ
ワックス自体の特徴である耐水、撥水性が充分に発揮で
きない等の現象を見出した。径って、十述の如き塗工液
の塗工法は常法に従って、原紙に対して/〜10り/ 
m’塗布する。
この場合/ 9 / m’以下の塗1′、購では合成樹
脂皮膜のピンホールがさけられず、コルゲータ−熱盤通
過時、ワックスが原紙層内部に浸透し、光分な耐水、撥
水効果を得ることができない。逆に109/m′以上で
はコーティング上程での生産性の低下、段ボール製1′
MIl程において滑りゃすく作業性が顕しく悪化する。
さらに故紹、の再生利用が困髄である。
次に乾燥条ビ1−は加速度jO〜/!;Om/mvにお
いてgO〜/ざOCが望ましい。この1品((1範囲に
おいては、ワックス及び合成樹脂の粒Eは水分蒸発、相
互近接、融着段階を経て透明な連続皮膜を形成する。j
OC以下では融着まで進行せず/ざ00以上ではワック
スが高温の為分解し、所期の耐水、撥水性が得られない
上述の如きワックス系エマルジョン固形分100重量部
、合成樹脂7〜20部の混合物を原紙−Lに塗布した場
合の皮膜の形成は塗工直後においてはワックスと合成樹
脂とが混在している状態であるが、高温乾燥後において
は第1図の如くワックスは原紙層の内部に一部浸透し繊
維を被覆していると同時に表1J¥i1に均一のワック
ス層を形成している。−〕j合成附脂は原紙層内部への
浸透が少ないので原紙表面1−に均一の皮膜を形成して
いる。
以下実施例によって本発明を具体的に説明する。
試験lj法 /撥水度 JIS−P−,1/37 !、吸水度 J I S−P−g/110 (接触時間
2分) 3濾水度 JIS−1)−4/J/ 試料を、1crn角に断裁し、家庭用ミギサーにて7%
パルプ懸濁液を作る 攪拌時間は3分、1分、7分とした 配合部数はいずれも固型分換算 実施例 ワックスエマルジョンIm度30%)ioomヤーバー
にて塗上!■約39 / m’を塗工して、乾燥器中約
/110Cにて3分間乾燥I7た。
この様にして得られた混:料について撥水度、吸水度を
測定し第1表の結果を得た 第1表 表/より明らかのように、撥水度において未IJII 
]ニライナーがII O〜、2に対して、いずれもR1
0を示す良好な結果を得た。
吸水度においては未加工ライナーに対して半分以下の結
果であり、又P V A添υl@増IJ1]にともない
吸水度は低下している。このことよりI) V Aの皮
膜形成の進行状況が判明する。
実施例2 ワックスエマルジョン700 部にP V A /、 
5 部配合して塗工液とし、耐水にライナーに2〜jり
/m′m下塗下乾燥器中約/ 20 ’Oにて3分間乾
燥した。
第2表 第2表より明らかの様に、吸水度は塗工量2〜39/m
2において塗工量の増加にともない吸水性は向]二して
いる。
実施例3 ワックスエマルジョン100部に合成ゴムラテックス(
濃度SO%)をθ〜75部配合して塗工液とし、耐水に
ライナーにマイヤーバーにて約2、 g 9 / m’
塗塗工、乾燥器中約/ J O’030秒、さらに/乙
OCのアイロン、にて70秒加熱して試料とした。
第3表 第3表より明らかのように、合成コ゛ムラテ′ンクス添
加においても撥水度はいずれもR10であり、添加蹴O
〜lS部の範囲において合成コ゛ムラテ゛ンクス添加喰
の増加にしたがい、吸水度はイ氏下する傾向である。
実施例t ワックス塗工ライナーの故紙再生利用σ〕難易麿をみる
ため濾水度を測定した。
試料は本発明による、ワックスエマルジョン700部合
成ゴムラテックス70部混合液を耐水にライナーに塗工
量3り塗工した。
Jt M K 利はパラフィンワックスの溶融コーティ
ングによる塗工量約/3り/ m’を耐水にライナーに
塗工したもの及び未加工耐水I(ライナーとした。
第1表 第4表より明らかのように本発明実施品は未加工耐水ラ
イナーの濾水度に近似し、パラフィンワックス溶融コー
テイング品にくらべ離解しやすく故紙再生利用の面にお
いても優れている事がわかる。
以上の結果段ボール加11 J−、の高温加熱時におい
てもワックスは原紙層中に過度に浸透せず、耐水、撥水
性は熱履歴の後も低Fすることはない。
従ってワックスが1紙層内部へ浸透する量が少ないので
原紙表面が黒ずむことがなく事nijに原紙表面に印刷
を施しである場合、顕しく美粧効果か向」−すると共に
段ボールシート貼合時においても水溶性澱粉接着剤が充
分に原紙層の中に浸透し強固な接着強度が得られる等多
大な効果を有する実用価値大なる耐水、撥水性を有する
段ボール原紙の製造法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1表〜第3表は合成樹脂混合液と吸水、撥水塗工量と
吸水、撥水性等を測定しその結果を表示した図表。 第弘表は故紙の再生利用の難易度を判定するため濾水度
を測定した図表。又第1図は本発明によるワックスエマ
ルジョン、合成樹脂混合液を段ボール原紙に塗工し、g
O〜/ f O’Cで乾燥した説明図である。 尚、図中lは段ボール原紙、2は合成樹脂皮膜、3はワ
ックスを各々示すものである。 特許出願人 千代田紙業株式会社 (他2名) 手  続  補  正  書 昭和57年l/月(日 特許庁長官 若杉和夫 殿 /、事件の表示 昭和57年特許願第11ざII乙ワ号 3、補正をする者 代表取締役 吉川へ部 ゲ、捕i1Eの対象 明細書の図面の簡単な説明の欄、並びに発明の詳細な説
明の欄 F+fi市の内容 (]−)図面の簡単な説明の欄の[第1表〜第3表は・
・・した図表。第を表は・・・測定した図表。又」と記
載されている上から第5行目「・・・図表。又jまで全
部削除しIA図面の簡単な説明を「第1図は本発による
ワックスエマルジョン、合成樹脂混合液を段ボール原紙
に塗工し、ど0〜/gO℃で乾燥した説明図である。尚
図中/は段ボール原紙、2は合成樹脂皮膜、3はワック
スを各各示すものである」と訂正する。 2)発明の詳細な説明の欄の第乙頁上から第1行目、[
度を測定し第1表の結果を得た」の次に[尚、第1表〜
第3表は合成樹脂添加量と吸水、撥水塗工量と吸水、撥
水性等を測定しその結果を表示した図表。第q表は故紙
の再生利用の難易度を判定するため濾水度を測定した図
表]の語句を挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ワックス系エマルジョン700重量部に対して合成樹脂
    /°〜20重鼠部を配合してなる水性エマルジョンを常
    法により、段ボール原紙表面上に塗布し、加温下で乾燥
    することを特徴とする耐水、撥水段ボール原紙の型造法
JP11846982A 1982-07-09 1982-07-09 耐水、撥水性を有する段ボ−ル原紙の製造法 Pending JPS5915596A (ja)

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US6794016B2 (en) 1999-12-27 2004-09-21 Oji Paper Co., Ltd. Recyclable water-resistant corrugated fiberboard sheet
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