JPS59155044A - プリプレグおよび積層体 - Google Patents

プリプレグおよび積層体

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JPS59155044A
JPS59155044A JP2778283A JP2778283A JPS59155044A JP S59155044 A JPS59155044 A JP S59155044A JP 2778283 A JP2778283 A JP 2778283A JP 2778283 A JP2778283 A JP 2778283A JP S59155044 A JPS59155044 A JP S59155044A
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resin
group
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curable resin
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JP2778283A
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Inventor
信之 武田
貴幸 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱特性、機械的特性、絶縁性などの電気特
性に優れ、かつ難燃性lこ優7″した硬化型樹脂組成物
を含浸固化させたプリプレグ、および該プリプレグを積
層し、プレスキュアーして得られる前記緒特性ζこ優れ
た積層体ζこ関する。
近来、エレクトロニクス産業の発展に伴ない電子部品の
配線および結線には、印刷回路積層板が広く利用されて
いる。電子技術の高度化に伴ない、この印刷回路用積層
板lこは、′P3R性などの電気特性のみならず、耐熱
特性、機械的性、寸法安定性、銅箔などの金属箔耐剥離
性、ハンダ耐熱性、貯蔵安定性、難燃性などの緒特性(
こ高い信頼性が要求されている。
従来、印刷回路用積層板は、ガラス繊維、アスベスト繊
維、炭素繊維、合成繊維などのクロス状またけマット状
の耐熱性基材に硬化型樹脂含有フェノを含浸させ、必要
(こ応じて風乾させた後刀口熱乾燥し、半硬化状態とし
たプリプレグを複数枚重ねてプレスキュアーし、その結
果得られる多層積層板の両面またげ片面に銅箔などの金
属箔を積層した積層板面上にフォトレジストで回路を印
刷し、さらにこれをエツチング処理する方法で通常作製
されている。さらにこれを多層に積層したものが多層印
刷回路積層板である。
従来の印刷回路用積層板廖板およびそのプリプレグを構
成する硬化型樹脂としては、エポキシ樹脂、レゾール型
フェノール樹脂などが使用されていた。これらの硬化型
樹脂から構成されたプリプレグおよび印刷回路積層板は
前述の諸物件、とくに熱変形温度、ハンダ耐熱性、耐熱
曲げ強度などの耐熱特性および機械的特性が充分ではな
く、これらの諸物件が高度に要求される分野の印刷回路
積層板には利用し難かった。これらの従来の硬化型樹脂
から形成されたプリプレグおよび印刷回路積層板の前述
の欠点を改善するものとして、硬化型樹脂としてポリビ
スマレイミド樹脂を使用した印刷回路積層板が提案され
ており、性能面では優れているが、ポリビスマレイミド
樹脂は著しく高価であるので、性能および経済性の両方
に優れたプリプレグおよび印刷回路用積層板の開発が要
望されている。
本発明者らは、このような認識のもとに、耐熱特性、機
械的特性、電気的特性(こ優れたプリプレグおよび印刷
回路用積層板の開発全目的として検討したところ、硬化
型樹脂、二官能性フェノール類成分単位を主成分とする
実質上線状の高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂
および難燃剤を含有する硬化型樹脂組成物を硬化型樹脂
成分として使用してプリプレグとし、さらに該プリプレ
グから形成された積層体とすることにより前記目的を達
成することを見出し、本発明lこ到達した。本発明によ
れば、本発明のプリプレグおよび該プリプレグから形成
された積層体は、熱変形温度、高温における曲げ強度、
機械的強度、耐衝撃強度、寸法安定性、金属箔耐剥離性
とくに高温における耐剥離性、ハンダ耐熱性、貯蔵安定
性、難燃性に優れるとともに絶縁性などの電気特性(ど
も優れているという特徴を有している。
本発明を概説すれば、本発明は、 (,4)硬化型樹脂、 (B)構成フェノール類成分として二官能性フェノール
類成分を主体とし、数平均分子量(Mn)が1500以
上でありかっ実質上線状の高分子量ノボラック型置換フ
ェノール樹脂、および CC)難燃剤、 を含有する硬化型樹脂組成物をクロス状またはマット状
基材に含浸せしめてなるプリプレグ、を第一の発明の要
旨とし、さらに、 CA)硬化型樹脂、 CB) 構成フェノール類成分として二官能性フェノー
ル類成分を主体とし、数平均分子量(in)が1500
以上でありかつ実質上線状の高分子量ノボラック型置換
フェノール樹脂、および (C)難燃剤、 を含有する硬化型樹脂組成物をクロス状またはマット状
基材に含浸せしめてなるプリプレグの少なくとも二枚を
積層し、プレスキュアーしてなる積層板、 を第二の発明の要旨とするものである。
本発明のプリプレグまたは積層板を構成する硬化型樹脂
組成物lこ配合される硬化型樹脂(A)としては、硬化
剤および必要tこ応じて硬化促進剤によって硬化させる
硬化型樹脂、熱番こよって硬化させる硬化型樹脂などが
ある。さら(こ具体的(こは種々のエポキシ樹脂、ポリ
ビスマレイミド樹脂、通常のレゾール型フェノール樹脂
などを例示することができる。これらの硬化型樹脂(A
)のうちでは、フェノール性水酸基含有化合物によって
硬化し得る硬化型樹脂(こ本発明を適用すると、得られ
る硬化型樹脂組成物の耐熱特性ならびに機械的特性がさ
ら番こ向上するので好ましい。さら瘉こ具体的にはこれ
らの硬化型樹脂(A)のうちでは、エポキシ樹脂または
通常のレゾール型フェノール樹脂を使用すると前記性能
のさら(こ向上した硬化型樹脂組成物が得られるので好
ましい。さらにエポキシ樹脂を使用すると、耐熱特性お
よび機械的特性がさらに向上した硬化型樹脂組成物が得
られるのでと9わけ好ましい。
前記硬化型樹脂(A)のうちで、エポキシ樹脂に関して
さら憂こ具体的に例示する。本発明の硬化型樹脂組成物
に配合される硬化型樹脂(A)がエポキシ樹脂である場
合ζこ、そのエポキシ樹脂とは1分子中に2個以上のエ
ポキシ基を含有する化合物である。このようなエポキシ
樹脂として具体的tこは、たとえば、ビスフェノールA
1 ビスフェノールF11.1,2.2−テトラキス(
4−ヒドロキシフェニル〕エタンなどのポリフェノール
類化合物のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂;前記ポ
リフェノール類化合物の核水素化物のグリシジルエーテ
ル系エポキシ樹脂;カテコール、レゾルシン、ヒドロキ
ノン、フロログルシンなどの多価フェノール類のグリシ
ジルエーテル系エポキシ樹脂;エチレングリコール、ブ
タンジオール、クリセロール、エリスリトール、ポリオ
キシアルキレングリコールなどの多価アルコール類のグ
リシジルエーテル系エポキシ樹脂;ノボラック型エポキ
シ樹脂;ビニルシクロヘキセンジオキシド、リモネンジ
オキシド、ジシクロペンタジェンオキシドなどの脂環族
系エポキシ樹脂;フタル酸、シクロヘキサン−1,2−
ジカルボン酸などのポリカルボン酸のエステル縮金物の
ポリグリシジルエステル系エポキシ樹脂;ポリグリシジ
ルアミン系エポキシ樹脂;メチルエピクロ型エポキシ樹
脂などがあげられる。
これらのエポキシ樹脂のうちではポリフェノール類化合
物のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂またはノボラッ
ク型エポキシ樹脂を使用することが好ましい。
これらのエポキシ樹脂を含有するエポキシ樹脂組成物に
必要に応じて配合される硬化剤としては、一般にエポキ
シ樹脂の硬化剤として仰られているあらゆる化合物を使
用することができる。たとえば具体的ζこは、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ジプロピレンジアミン、ジエチルアミノ
プロピルアミンなどの鎖状脂肪族系ポリアミン;環状脂
肪族系ポリアミン;脂肪族系ポリアミンアダクト;ケト
イミン:変性脂肪族系ポリアミン;ポリアミドアミン;
芳香族系アミン;芳香族系変性アミン;芳香族系変性ポ
リアミン;第三級アミン系硬化剤;メルカプタン系硬化
剤;酸無水物系、硬化剤;エチレン−無水マレイン酸共
重合体などのようζこ酸無水物基を有する共重合体;ノ
ボラック型またはエポキシ型のフェノール樹脂初期縮合
物などのようにフェノール性水酸基を有する化合物;ジ
シアンジアミド;メラミンなどの化合物をあげることが
できる。
本発明のプリプレグまたけ積層板を構成する硬化型樹脂
組成物に配合される高分子量ノボラック型置換フェノー
ル樹脂(B)は、構成フェノール顛成分として二官能性
フェノール類成分を主体とし、数平均分子量〔N、N−
ジメチルアセトアミド溶媒中で蒸気圧浸透圧法lこよっ
て測定した値CMn))が1500以上でありかつ実質
上線状の高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂であ
る。
本発明において配合成分の前記高分子量ノボラック型置
換1エノール樹脂(A)(以下、単ζこ高分子量ノボラ
ック型樹脂と呼ぶことがある。ンは、全て実質上線状の
ノボラック反復単位からなっていてもよいし、あるいは
数平均分子量が250ないし12000ノボラック型反
復単位のブロック毎に2価の炭化水素基からなる鎖延長
基を該ブーツ21モル当たり0.5ないし1モル未満、
とくに0.6ないし1モル未満となる割合いで交互に含
む高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂であっても
よい。重要なことはこの高分子量ノボラック型樹脂が実
質上線状でしかも1500以上、好1しくは1700な
いし15000の範囲、とくに好葦しくは2000ない
し1ooooの範囲の数平均分子量[Ms)を有するこ
とである。ここで、数平均分子量〔Mn〕はN、N−ジ
メチルアセトアミド溶媒中で蒸気圧浸透圧法ζこよって
測定した値である。また、ここで実質上線状とは、重合
体鎖が直鎖状ないし分枝鎖状を有する線状構造であるこ
とを意味し、網状構造(すなわち、ゲル化物〕を実質上
含丑ないことを意味する。
前記高分子量ノボラック型樹脂CB)の数平均分子量は
前述のとと<1500以上の範囲であるが、該樹脂の数
平均分子量が大きくなると、硬化型樹脂に配合した場合
ζこ耐熱特性および機械的特性、とくに衝撃強度に優れ
た組成物か得られるようになるので好ましい。葦た、該
高分子量ノボラック型樹脂の分子量分布は、数平均分子
量が2000以上の樹脂成分の含有率が通常50重量%
以上であり、好1しくは60重量%以上であり、とくζ
こ好1しくは70重索%以上である。また、数平均分子
量(Mn)に対する重量平均分子量(Mw )の比()
Jw/ un )で表わした分子量分布は好ましくは1
.8ないし20、とくに好ましくは2ないし10の範囲
である。丑た、該高分子量ノボラック型樹脂の融点は、
通常120℃以上、好壕しくけ150℃以上の範囲であ
る。ぼた、該高分子量ノボラック型樹脂は非品性ないし
は結晶性の樹脂である。
前記高分子量ノボラック型樹脂(B)を構成する該ノボ
ラック型反復単位として、さらζこ具体的には、これを
構成する +1)  フェノール類成分が、一般式〔■〕1 (式中、6個のR1のうちの2個は水素原子であυかつ
残りの1個は炭素数1ないし8のアルキル基、炭素数6
ないし10のアリール基、ハロゲン原子あるいは水酸基
を示し、好1しくは炭素数1ないし8のアルキル基を示
し、さらに好1しくはメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基およびオ
クチル基からなる群から選ばれた1mの置換基を示し、
とくlこ好1しくはメチル基を示す。箇た、Rは水素原
子、炭素数1ないし8のアルキル基、ハロゲン原子およ
び水酸基からなる群から選ばれた同一もしくは異なる基
を示し、好1しくけ2個のRのうちの1個が水素原子で
ありかつ残シ01個が水素原子または炭素数1ないし8
のアルキル基全示し、とくに好1しくは2個のRがいず
れも水素原子を示す。)で表わされる少なくとも1種の
二官能性フェノール類成分が70ないし100モル%、
好ましくは80ないし100モル%、とくに好1しくけ
90ないし100モル%の範囲および三官能性フェノー
ル類成分が0ないし60モル%、好ましくは0ないし2
0モル%、とくに好ましくは0ないし10モル%の範囲
(ただし、両フェノール類成分の合計が100モル%に
なるように選ぶ。)からなるフェノール類成分であシ、
1だこれを構成する (11)アルデヒド成分が、一般式[11)%式% (式中、R2は水素原子、メチル基およびハロゲン化メ
チル基からなる群から選ばれた1種の置換基を示し、好
壕しくは水素原子またはメチル基を示し、とくに好丑し
くけ水素原子を示す。)で表わされる少なくとも1種の
アルデヒド成分である。
このノボラック型反復単位において、前記二官能性フェ
ノール類成分は、該樹脂分子中では一般式皿〕 (式中、R1およびRはそれぞれ前記と同一の基を示す
。)で表わされるヒドロキシアリーレン単位として存在
し、その重合体の分子末端では一般式因 (式中、R1およびRはそれぞれ前記と同一の基を示す
。)で表わされるヒドロキシアリール単位として存在す
る。また、同様に樹脂構成分の三官能性フェノール類成
分も該樹脂分子中では前記一般式皿〕と同様にヒドロキ
シアリーレン単位として存在し、該樹脂の分子末端では
前記一般式[JV)と同様ζこヒドロキシアリール単位
として存在する。
また、該高分子量ノボラック型樹脂を構成する前記アル
デヒド成分は、一般式〔■〕 R”−CH<           〔V)(式中、R
2は水素原子、メチル基および)・ロゲン化メチル基か
らなる群から選ばれた1種の置換基を示す。〕で表わさ
れるアルキリデン単位として存在する。1だ、該ノボラ
ック型反復単位の構造は、前記ヒドロキシアリーレン単
位と前記アルキリデン単位とが交互に配列した鎖状構造
である。
さらζこ具体的には、該高分子量ノボラック型樹脂の構
造は、構成成分のフェノール類成分が前記一般式〔l〕
で表わされる二官能性フェノール類成分のみである場合
には該樹脂は直鎖状であシ、三官能性フェノール類成分
の含有量が多くなると分枝鎖状となる場合もある。該高
分子量ノボラック型樹脂を構成する全フェノール類成分
に対する前記アルデヒド成分の比は、全フェノール類成
分1モルに対して通常O0?0ないし1.0モル、好1
しくは0,96ないし1,0モルの範囲である。該高分
子量ノボラック型樹脂は通常メチロール基舘有していな
いが、全フェノール類成分1モルに対して0.01モル
当量以下の微量のメチロール基を含有していても差しつ
かえない。
前記高分子量ノボラック型樹脂(B)を構成するフェノ
ール類成分のうちで、二官能性フェノール類成分は、前
記一般式〔■〕で表わされ、ベンゼン核上に置換反応(
こ対して二個の活性水素原子を有するフェノール類であ
シ、具体的には前記一般式〔l″lにおいてヒドロキシ
ル基に対してオルト位またはパラ位に炭素数1ないし8
のアルキル基、炭素数6ないし10のアリール基、)1
0ゲンまたは水酸基を有するフェノール類である。さら
に具体的(こは、次に示すフェノール類のオルト異性体
またはパラ異性体を例示することができる。たとえハ、
クレゾール、エチルフェノール、n −7−ロピルフエ
ノール、イソプロピルフェノール、n−ブチルフェノー
ル、5ea−ブチルフェノール、  tert−プチル
フェノール、ペンチルフェノール、ヘキシルフェノール
、ヘプチルフェノール、オクチルフェノールなどのアル
キルフェノール;フロロフェノール、クロロフェノール
、ブロモフェノールナトのハロゲン化フェノール、フェ
ニルフェノール、トリルフェノールなどのアリールフェ
ノール那のフェノール類のオルト異性体またはパラ異性
体を例示することができる。凍た、前記一般式[1)で
表わされる他の二官能性フェノール類成分として、2,
5−キシレノール、6,4−キシレノール、2.54シ
レノール、2,5−ジエチルフェノール、2,5−ジイ
ソプロピルフェノール、6,4−ジクロロフェノール、
2,5−ジクロロフェノール、2−.7’−IF−ルー
5−フェニルフェノールなどを例示することができる。
該高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂を構ノJz
する二官能性フェノール成分は、前記フェノール頌成分
のうちの少なくとも1種であシ、2種以上の混合物であ
っても差しつかえない。
前記高分子量ノボラック型樹脂(B)のノボラック型反
復単位を構成する三官能性フェノール類成分は、ベンゼ
ン核上に置換反応(こ対して三個の活性水素原子を有す
るフェノール類であシ、具体的にUフェノール、フェノ
ールのメタ置換体、フェノールの6.s−i換体である
。これらの三官能性フェノール類がメタ位または6,5
−位に有している置換基としては、アルキル基、ハロゲ
ン1だは水酸基である。これらの三官能性フェノール類
のうちで、好適な三官能性フェノール類は一般式(式中
、R1−[、水素原子、炭素数1ないし8のアルキル基
、ハロゲンおよび水酸基なる群から選ばれた同一もしく
は異なる置換基を示す。)で表わされるフェノール類で
ある。さらに具体的には、フェノール、m−クレゾール
、?7L−エチルフェノール、m−n−70ビルフエノ
ール、m−イソプロピルフェノール、’rn−n−ブグ
ルフェノール、m−5ec−ブチルフェノール、m−t
ert−ブチルフェノール、m−ペンチルフェノール、
m−ヘキシに7エ/−ル、m−へブチルフェノール、m
−オクチルフェノール、m−フロロフエ/ −/l/、
m −クロロフェノール、レゾルシンなどのメタ置換フ
エノール類;6,5−キシレノール、6,5−ジエチル
フェノール、6,5−ジイソプロピルフェノール、6,
5−ジブチルフェノール、6.5−ジエチルフェノール
、3.5−ジエチルフェノール、6,5−ジエチルフェ
ノール、6,5−ジオクチルフェノール、3,5−ジク
ロロフェノール、6,5−ジクロロフェノール、などの
6.5−ジ置換フェノール類などを例示することができ
る。
前記ノボラック型反復単位を構成するアルデヒド成分は
前記一般式〔■〕で表わされるアルデヒド類成分である
。これらのアルデヒド成分として具体的には、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、モノクロロアセトアルデ
ヒド、ジクロロアセトアルデヒド、トリクロロアセトア
ルデヒドを例示することができる。これらのアルデヒド
成分のうちでは、ホルムアルデヒドまたはアセトアルデ
ヒドであることが好ましく、とくにホルムアルデヒドで
あることが好ましい。これらのアルデヒド成分は該高分
子量ノボラック型置換フェノール樹脂中では前記一般式
〔V〕で表わされるアルキリデン基として存在している
硬化型樹脂組成物に配合される前記高分子量ノボラック
型樹脂CB)は、前述のごとく前記フェノール類成分単
位とアルデヒド成分単位とからなるノボラック型反復単
位のみから成っていてもよく、さらには前述のごとく数
平均分子量(Afn:)が通常250ないし1200の
範囲のノボラック型反復単位(α)のブロック毎に2価
の炭化水素基からなる鎖延長基または橋絡基(以下、鎖
延長剤成分単位と呼ぶことがある。)を交互に含んで形
成されていてもよい。
前記実質上線状の高分子量ノボラック型樹脂CB)の構
造曇こ関してさらに具体的に説明すると、このタイプの
樹脂は、比較的低分子量でかつ実質上線状のノボラック
型反復単位ブロック(α)および鎖延長剤成分単位(b
lから構成されておυ、該ノボラック型反復単位ブロッ
ク(α)および該鎖延長剤成分単位(b)が交互に配列
して連結することによって高分子量化しておシ、かつ分
子末端に該ノボラック型反復単位ブロック(α)が結合
していることに関して特異である。このタイプの高分子
量ノボラック型樹脂のうちで分子構造の最も簡単な樹脂
は2分子の該ノボラック反復単位ブロック(α)が1分
子の該鎖延長剤成分単位(bJlこよって連結した樹脂
であシ、次いで3分子の該ノボラック型反復単位ブロッ
ク(α)および2分子の該鎖延長剤成分単位(bJが交
互に配列して連結した樹脂、4分子の該ノボラック型反
復単位ブロック(α)および6分子の該鎖延長剤成分単
位(blが交互に配列して連結した樹脂、同様ζこn分
子の該ノボラック型反復単位ブロック(a’rおよび(
n−1)分子の該鎖延長剤成分単位+b+が交互に配列
して連結した樹脂を例示することができる。
硬化型樹脂組成物に配合される前記高分子量ノボラック
型樹脂は、模式的には実質上一般式[VIDZ+Y、−
幻hYp−Z     [V[[:1(式中、Zは前記
フェノール類成分と前記アルデヒド成分との縮合によ多
形成された実質上線状のノボラック型反復単位のブロッ
クを示し、Yは2価の炭化水素基からなる鎖延長剤成分
単位を示し、pは0または1の整数を示し、nは0また
は1以上の数を示す。)で表わされる重合体鎖を有する
ものとして表わされる。該高分子量ノボラック型樹脂に
おいて、前記鎖延長剤成分単位によって前記ノボラック
型反復単位ブロックが交互ζこ結合されている場合には
pは1であり、前記ノボラック型反復単位のみからなシ
鎖延長剤成分単位を実質上(見掛は上)含1ない場合に
はpは0である。
前記高分子量ノボラック型樹脂〔B〕を構成する前記鎖
延長剤成分単位(鎖延長基または橋絡基〕は前述のとと
く二価の炭化水素基であシ、さらには炭素数1ないし1
6の二価の炭化水素基であシ、さらζこ具体的にはアル
キリデン基、アルキレン基、シクロアルキレン基、シク
ロアルキリデン基、アリールアルキリデン基、アリール
アルキレン基、アリーレンビスアルキレン基〔−R”−
Ar−R’−)を例示することができる。アルキリデン
基としては、メチレン基、エチリデン基、プロピリデン
基、ブチリデン基、ペンチリデン基など1[げろことが
できる。アルキレン基として具体的には、エチレン基、
プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン基、ペンチ
リン基、ヘキシレン基などに例示することができる。シ
クロアルキレン基として具体的にハ、シクロペンチレン
基、シクロヘキシレン基、メチルシクロヘキシレン基な
どを例示することができる。シクロアルキリデン基とし
て具体的には、シクロペンチリデン基、シクロヘキシリ
デン基、メチルシクロヘキシリデン基など全例示するこ
とができる。アリールアルキリデン基として具体的には
、ベンジリデン基、0−キシリデン基、m−キシリデン
基、p−キシリデン基などを例示することができる。ア
リールアルキレン基として具体的には、スチレン基、α
−メチルスチレン基、p−メチルスチレン基などを例示
することカテキる。アリーレンビスアルキレン基として
具体的には、O−キシリレン基、m−キシリレン基、p
−キシリレン基などを例示することができる。
これらの鎖延長剤成分単位(b)のうちでは、アルキリ
デン基、アルキレン基、゛シクロアルキリデン基、シク
ロアルキレン基、了り−ルアルキリデン基、アリールア
ルキレン基またはアリーレンビスアルキリレン基である
ことが好ましく、とくζこ炭素数1ないし4のアルキリ
デン基、炭素数2なG1シ5のアルキレン基、炭素数7
ないし9のアリールアルキリデン基、炭素数8ないし1
0のアリールアルキレン基または炭素数8ないし10の
アリーレンビスアルキレン基であることが好ましい。こ
れらの鎖延長剤成分単位(b+の分子量は、通常14な
いし200、好ましくは14ないし170の範囲である
本発明の硬化型樹脂組成物に配合される高分子量ノボラ
ック型樹脂〔B〕は、たとえば次の方法によって製造す
ることができる。すなわち、(A)(+  一般式[I
O に゛ (式中、RおよびR1はそれぞれ前記と同一の基を示す
。〕で表わされる少なくとも1種の二官能性フェノール
類全主体とするフェノール類、または(io前記二官能
性フェノール類を主体とするフェノール成分と一般式〔
■〕 R2−CHo       [II) (式中、R2は前記と同一の基を示す。)で表わされる
アルデヒド成分からなシかつ数平均分子量が250ない
し1200の範囲にあるノボラック型置換フェノール樹
脂と (B)ti+  二官能性および三官能性フェノール類
のジメチロール化物、 (11)  前記二官能性フェノール類を主体とするフ
ェノール類成分と前記アルデヒド成分とからなりかつ数
平均分子量が250ないし1200の範囲にあるレゾー
ル型置換フェノール樹脂、(iH)アルデヒド、(1v
)ケトン、(V)ジオールおよび(vl)シバライドか
らなる群より選ばれた鎖延長剤〔ここで、反応体(A)
がフェノール類(1)である場合には、鎖延長剤(B)
はレゾール型置換フェノール樹脂(11)であるものと
する。〕 とを、 酸性触媒の存在下に、最終ノボラック型置換フェノール
樹脂中のフェノール類成分の少なくとも70モル%を前
記二官能性フェノールが占める割合いでかつN、N−ジ
メチルアセトアミド溶媒中で蒸気圧浸透圧法によって測
定した最終ノボラック型置換フェノール樹脂の数平均分
子量が1500以上の範囲(こ達する1で縮合させるこ
とにより製造される。
硬化型樹脂組成物に配合される前記実質上線状の高分子
量ノボラック型置換フェノール樹脂の配合割合は、前記
硬化型樹脂100重量部に対して通常10ないし200
重量部の範囲であシ、60ないし150重量部の範囲で
配合すると硬化樹脂組成物の耐熱特性および機械的特性
がさらに向上するのでとくに好)しい。
本発明のプリプレグまたは積層板を構成する硬化型樹脂
組成物に配合される難燃剤CC)としては、有機ハロゲ
ン化合物、有機リン化合物、有機アンチモン化合物、有
機ヒ素化合物、有機ビスマス化合物などの有機系難燃剤
が好適に使用され、とくに有機ハロゲン化合物、有機リ
ン化合物、有機アンチモン化合物またはこれらの組合わ
せからなる群から選ばれた難燃剤を使用すると、難燃効
果かさらζこ向上したプリプレグまたは積層板が得られ
るので好ましい。これらの離燃剤CC)の配合割合は、
前記硬化型樹脂(A)および前記高分子量ノボラック型
樹脂CB)の合計量100重量部に対して通常2ないし
60重量部の範囲である。
前記難燃剤CC)のうちで有機ハロゲン化合物とLT具
体的Oこは、1,2−ジクロロエタン、1゜2−ジブロ
モエタン、1,1,2.2−テトラクロロエタン、1.
1,2.2−テトラブロモエタン、ヘキサクロ、ロエタ
ン、ヘキサブロモエタン、ジブロモテトラクロロエタン
、1.2,3.4−テトラクロロブタン、1.2,3.
4−テトラブロモブタン、塩素化パラフィン、臭素化パ
ラフィン、などの脂肪族ハロゲン化化会物;ペンタブロ
モモノクロロシクロヘキサン、ヘキサブロモシクロヘキ
サン、ヘキサクロロシクロヘキサン、ヘキサブロモシク
ロデカン、ヘキサクロロシクロデカン、ヘキサクロロシ
クロペンタジェン、ヘキサブロモシクロペンタジェン、
クロルエンド酸、クロルエンド酸ジアリル、無水クロル
エンド酸、同様′の沃素化合物などの脂環族ノ・ロゲン
化合物;ヘキサブロモベンゼン、ヘキサクロロベンゼン
、ペンタブロモメチルベンゼン、ペンタクロロメチルベ
ンゼン、ヘキサブロモジフェニル、ヘキサクロロジフェ
ニル、ヘキサブロモジフェニルエーテル、ヘキサクロロ
ジフェニルエーテル、ジブロモクレジルグリシジルエー
テル、デカブロモビフェニルエーテル、デカクロロビフ
ェニルエーテル、デカブロモジフェニルオキシド、デカ
クロロジフェニルオキシド、オクタブロモジフェニルエ
ーテル、オクタクロロジフェニルエーテル、トリブロモ
フェノール、トリクロロフェノール、テトラブロモビス
フェノールA1テトラクロロビスフエノールA1テトラ
ブロモビスフエノールF1テトラブロモビスフエノール
AD1ジ′ブロモジクロロビスフエノールA1テトラブ
ロモビスフエノールAのジアセテート、テトラクロロビ
スフェノールAのジアセテート、テトラブロモ−2,2
−ビス(4゜4′−ジメトキシフェニル)フロパン、テ
トラクロロ−2,2−ビス(4,4’−ジメトキシフェ
ニル)プロパン、テトラブロモ無水フタール酸、テトラ
クロロ無水フタール酸、塩素化エポキシノボラック型フ
ェノール樹脂、臭素化エポキシノボラック型フェノール
樹脂、!素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、同様の
沃素化合物などの芳香族ハロゲン化合物を例示すること
ができる。これらの有機ハロゲン化合物の中では、芳香
族ハロゲン化合物を配合すると難燃性に優れるので好萱
しく、葦た、有機塩素化合!Iylまたは有機臭素化合
物全配合すると、難燃性に優れたプリプレグまたは積層
板が得られるので野育しく、とくに有機臭素化合物を配
合するのが好ましい。難燃剤(C)としての前記有機ハ
ロゲン化合物全使用する場合にはその配合割合は、前記
硬化型樹脂(A)および前記高分子量ノボラック型樹脂
(B)の合計重量100重量部に対するハロゲン原子と
して通常1ないし20重量部、好1しくは2ないし10
重量部の範囲である。
前記難燃剤CC)のうちで、有機リン化合物として具体
的(こは、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフ
ェート、トリイソプロピルホスフェート、トリブチルホ
スフェート、トリへキシルホスフェート、1リオクチル
ホスフエート、トリブトキシエチルホスフェート、トリ
フェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、タ
レジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホ
スフェートなどのリン酸エステル;トリス(β−クロロ
エチル)ホスフェート、トリス(β−ブロモエチル)ホ
スフェート、トリス(ジクロロプロピルつホスフェート
、トリス(ジブロモクレジル)ホスフェート、トリス(
ブロモプロピル)ホスフェート、トリス(クロロプロピ
ル)ホスフェート、ヒス(2,6−ジプロモグロビル)
モノ(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、トリ
ス(2゜6−ジプロモグロビル9ホスフェート、ビス(
クロロプロピルウモノオクチルホスフェートなどの含ハ
ロゲンリン酸エステル;ポリホスホネート、ポリホスフ
ェート、芳香族ポリホスフェート、含エポキシホスホネ
ートなどのポリリン酸エステルホスホネート型ポリオー
ル、ホスフェート型ポリオールなどのボIJ IJン酸
ポリオールなどを例示することができる。これらの有機
リン化合物の中でi’j:、含”ロゲンリン酸エステル
、ポリリン酸エステルまたはポリIJン酸ポリオールを
配合すると難燃性に優れた硬化型樹脂組成物が得られる
ので好葦しい。また、難燃剤((1’)として、前記M
機すン化合物を使用する場合(こその配合割合は、前記
硬化型樹脂(A)および前記高分子量ノボラック型樹脂
(、B)の合計重量100重量部ζこ対するリン原子と
して通常1ないし20重量部、好ましくは2ないし10
重量部の範囲である。
前記難燃剤(C)のうちで、アンチモン化合物として具
体的にはトリメチルスチビン、トリエチルスチビン、ト
リフェニルスチビンなどを例示することができる。また
、難燃剤CC)としてこれらのアンチモン化合物を使用
する場合にはその配合割′合は、前記硬化型樹脂(A、
)および前記高分子量ノボラック型樹脂(B)の合計重
量100重量部に対するアンチモン原子として通常1な
いし15重量部、好1しくは2ないし8重量部の範囲で
ある。
本発明のプリプレグまたは積層板全構成する硬化型樹脂
組成物には、前記硬化型樹脂(A)、前記実質上線状の
高分子量ノボラック型樹脂CB)、前記難燃剤CC)の
他に、必要に応じて種々の配合剤が配合される。たとえ
ば、前記硬化型樹脂が硬化剤(こよって硬化しうる樹脂
である場合には該硬化型樹脂に適応した硬化剤、硬化促
進剤、耐熱安定剤、抗酸化剤、滑剤が必要に応じて配合
される。
これらの配合剤のうちで、硬化剤に関しては、本発明の
硬化型樹脂組成物の必須の構成成分である前記高分子量
ノボラック型樹脂CB)が前記硬化型樹脂(A)の硬化
剤となり得る場合にも、該高分子量ノボラック型樹脂以
外の硬化剤を必要に応して配合することができる。また
、前記高分子量ノボラック型樹脂CB)が前記硬化型樹
脂(A)の硬化剤となシ得ない場合−こけ、通常前述の
硬化剤が配合される。これらの必要に応じて配合される
種々の配合剤は、前記硬化型樹脂の種類ならびにその組
成物の用途によって異なシ、従来から公知の配合剤が使
用できる。また、これらの必要に応じて配合される前記
種々の配合剤の配合割合も前記硬化型樹脂の種類および
その用途に応じて異なシ、適宜量が配合される。
本発明全構成する前記硬化型樹脂組成物は、プリプレグ
を調製する際ζこは通常有機溶媒に溶解させたワニスの
状態で使用される。有機溶媒としては該硬化型樹脂組成
物を溶解することのできる溶媒ならばいかなる溶媒でも
使用することができる。
溶媒として具体的(こは、N−メチルピロリドン、N、
N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセトア
ミド、N、N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホ
スホルトリアミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシ
ド、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどのケトン類などを例示することができ
る。ワニスを調製する際の溶媒の使用割合は前記硬化型
樹脂組成物100重量部0こ対して通常25ないし12
5重量部の範囲である。
本発明のプリプレグまたは積層体を構成する基材はクロ
ス状またはマット状の基材である。具体的には、ガラス
繊維、アスベスト繊維、ボロン繊維などの無機繊維から
形成されたクロス状またはマット状の基材、ポリテレフ
タロイル・p−フェニレンジアミン、ポリテレフタロイ
ル・インフタロイル・p−)ユニレンジアミン、ポリイ
ソフタロイル・m−フェニレンジアミンなどの全芳香族
ポリアミド、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン10
、ナイロン12などのポリアミド繊維、ポリアミドイミ
ド繊維、ポリベンズイミダゾール繊維、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリ−1,4−ブチレンテレフタレート
などのポリエステル繊維などの耐熱性重縮合型合成繊維
のクロス状またはマット状基材を例示することができる
本発明のプリプレグは、前記クロス状またはマット状の
基材lこ前記硬化型樹脂組成物のワニスを含浸させ、必
要に応じて風乾した後、加熱乾燥して半硬化状態とする
方法によシ通常作製される。
該プリプレグを作製する際の加熱乾燥の温度は通常12
0ないし160℃、好1しくは160ないし150℃で
ある。該プリプレグ中の前記硬化型樹脂組成物の含有割
合は該クロス状またはマット状の基材100重量部に対
して通常35ないし60重量部、好ブしくに40ないし
50重量部の範囲である。
本発明の積層体は、少なくとも2枚の前記プリプレグを
積層し、プレスキュアーすること(こよシ得られる多層
積層板であり、樹脂成分は架橋硬化、している。プレス
キュアーの際の温度は通常150ないし190℃、好ま
しくは160ないし180℃の範囲であシ、その時の圧
力は通常5ないし30 kg/cIrL2− G、好葦
しくは10ないし20ゆ/crn”−Gの範囲である。
該積層体を構成するプリプレグの枚数は通常2ないし1
6枚、好1しくは9ないし14枚である。該積層体の厚
さは通常0.4ないし6.5朋、好ましくは1.8ない
し3.2mmの範囲である。
本発明の積層体は、両面もしくは片面上に銅、銀、クロ
ム、ニッケルなどの金属箔を積層すること(こよシ印刷
回路用積層板として利用することもできるし、さらにこ
れを多層に積層することにより多層印刷回路用積層板と
して利用することもできる。
次に、本発明のプリプレグおよび積層体を実施例によっ
て具体的に説明する。なお、実施例および比較例におい
て、プリプレグおよび積層板の性能評価は次の方法で行
った。
Jl、S  C64B7 JIS  C6481 また、耐燃性の評価は、BL94の方法に従って行った
。なお、実施例および比較例において使用したノボラッ
ク型フェノール樹脂の性状を表1に示した。
実施例1.比較例1 表1に示した高分子量p−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂(樹脂1)129r、 ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂(三井石油化学エポキシ社製、商品名EPOM
ICR−140)192y、難燃剤トしてブロム化ビス
フェノールA型エポキシ樹脂(犬日本インキ社製、商品
名EPICLON152、臭素含量48重量%)119
rおよび硬化触媒として2−エチル−4−メチルイミダ
ゾールアジン7.6fl’eN−メチルピロリドン29
6?ζこ溶解したワニスをガラスクロス(日東紡社製W
E−18KBZ2)に含浸させ、140℃で9分間乾燥
してプリプレグを得た。このプリプレグの樹脂含有率は
45%、厚さ0.25mmであった。
このプリプレグを9枚、更に両面に銅箔を積層して17
0℃で1時間プレス成形を行って積層板全得た。200
℃で10時間ポストキュアした積層板の物性を表2に示
した(実施例1)。
また、難燃剤のブロム化ビスフェノールAMエポキシ樹
脂を使用せず、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(EP
OIvfICR−140)を255を使用した以外は実
施例1と同様に行った。得られた積層板の物性を表2に
示した(比較例1)。
表 2 比較例2〜5゜ ビスフェノールA型エポキシ樹脂(三井石油化学エポキ
シ社製、EPOMICR−301)40八R−1402
0Pおよびブロム化ビスフェノールA型エポキシ宿脂(
大日本インキ社裂エポキシ樹脂EPICLON 152
)40 Pをメチルエチルケトン209Mこ溶解さセ、
これζこジシアンジアミド4り、ジメチルホルムアミド
152の溶液およびベンジルジメチルアミン0.2r、
メチルセロソルブ159の溶液を混合してワニスを調製
した。これをガラスクロス(日東紡社製ガラスクロスW
E−18に−BZ2)ζこ含浸させ、160℃で8分間
乾燥してプリプレグを調製した。このプリプレグを9枚
、さらに両面に銅箔を積層して170℃で1時間プレス
成形を行った。得られた積層板の物性を表3tこ示した
(比較例2)。
1だ、実施例1において常法で得られるノボラック型フ
ェノール樹脂(表1記載の樹脂7、樹脂8、樹脂?)を
それぞれ使用した以外は実施例1と同様に行った。得ら
れた積層板の物性を表61こ示した(比較例6〜比較例
5)。
実施例2〜4゜ 表1に示した高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂
(樹脂2、樹脂6、樹脂4)を表4に記載したように使
用した以外は実施例1と同様に行った。得られた積層板
の物性を表4cこ示した。
表4 実施例5〜6゜ 実施例1において難燃剤としてのブロム化ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂の代シにブロム化ノボラック型エポ
キシ樹脂(日本化薬社製、BREN−S)全168f、
高分子量p−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂の代υ
ζこ表1記載の樹脂5−、fたは樹脂6を使用した以外
は実施例1と同様Qこ行った。得られた積層板の物性を
表5に示した。
表5 実施例7〜?。
表1に示した高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂
(樹脂10、樹脂11、樹脂12)を14!M、ノボラ
ック型エポキシ樹脂(日本化薬社製商品名EPPN−2
01) 280 f%難燃剤トしてテトラブロムビスフ
ェノールAl20rおよび硬化触媒として2〜エチル−
4−メチルイミダゾール2.82をN−メチルピロリド
ン6662に溶解してワニスを潤製し、実施例1と同様
にして積層板を作成した。得られた積層板の物性を表6
に示した。
表6 実施例10〜12゜ 表1に示した高分子量ノボラック型置換フェノール樹脂
(樹脂16、樹脂14、樹脂15)を14!M、エポキ
シ化オルトクレゾールノボラックエボキシ樹脂(日本化
系社製EOCN−1’03 )290r、難燃剤として
ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(犬日本イン
キ社’A A’P I CL 0N152)105F、
  トリフェニルホスフェート25ノおよび硬化触媒と
して2−メチルイミダゾール2.51をN−メチルピロ
リドン365?#こ溶解してワニスを調製し、実施例1
と同様番こして積層板全作成した。得られた積層板の物
性を表7に示した。
表 7 実施例16〜15゜ 実施例1において離燃剤としてのブロム化ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂の代シヲこブロム化ノボラック型エ
ホキシ街脂(日本化楽社装BREN−8)140?、ト
リフェニルスナビン20?、高分子量p−クレゾール・
ホルムアルテヒド樹脂の代りに表1記躯の樹脂16、切
詰17または樹脂18を使用した以外は実施例1と同様
(こ行った。
得られた積層板の物性を表8Qこ示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11  (A)硬化型樹脂、 CB) m成フェノール類成分として二官能性フェノー
    ル類成分を主体とし、数平均分子量(Mn)が1500
    以上でありかつ実質上線状の高分子量ノボラック型置換
    フェノール樹脂、および CC)難燃剤、 を含有する硬化型樹脂組成物をクロス状またはマット状
    基材に含浸せしめてなるプリプレグ。 f2J  CA)硬化型樹脂、 CB)構成フェノール類成分として二官能性フェノール
    類成分を主体とし、数平均分子量(Mn)が1500以
    上でありがつ実質上線状の高分子量ノボラック型置換フ
    ェノール樹脂、および (C)難燃剤、 を含有する硬化型樹脂組成物をクロス状またはマット状
    基材に含浸セしめてなるプリプレグの少なくとも二枚を
    積層し、プレスキュアーしてなる積層板。
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AT396240B (de) * 1990-06-13 1993-07-26 Isovolta Prepreg verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung
US8173745B2 (en) 2009-12-16 2012-05-08 Momentive Specialty Chemicals Inc. Compositions useful for preparing composites and composites produced therewith

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